FXで失敗して1000万円以上の大損をした事例と重要な教訓

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「FXだけで生計を立てて豊かに暮らしたい…。」

FXを始めようと考えている多くの方が、このように思われていると思います。私も、「サラリーマンはイヤだ。」という思いが、FXを始めたきっかけでした。

  • 満員電車での通勤
  • 会社の人間関係や無駄な会議
  • 安定しているとはいえ、経済的に夢のない未来

こうしたことに強いストレスを感じていました。そんな状況を打破すべく始めたFXでしたが、現実は厳しいものでした。どれだけ時間をかけても成果が出ず、挙句の果てには、2008年のリーマンショックで1000万円以上の大損です。

今でこそ立ち直って、サラリーマンの時は考えられなかった金額をFXで稼げるようになりました。しかし、当時は目の前が真っ暗になり、絶望しかありませんでした。これからFXを始める人には、私のあのような思いはしてほしくありません。

そのため、この記事では、私がFXで失敗した時の話と、どうすれば失敗して大損することを防げるかを、私の経験から全てお伝えさせていただきます。ぜひ、最後までお読みいただければと思います。

1.私がFXで1000万円の大損をした時の事例

最初に、私がFX初心者の頃に、たった1回のトレードで1000万円もの大損をしてしまった事例をご紹介します。私にとって、この失敗は、心に深く刻まれた何事にも代えがたい経験となっています。今でも、この頃の教訓を忘れないように意識して、日々トレードをしています。

そもそも、私がこの大損をしたのは、FXを始めて数年が経った時のことでした。当時は、勝ちと負けを繰り返し、大きく勝つこともなく、大きく負けることもなく、損益はトントンといった程度でした。その程度のレベルでしかないのも関わらず、「もう自分は稼げる!」と過信してしまい、1回のトレードのレバレッジを大きくしていました。

1000万円の大損をしたのは、そんな時期でした。リーマンショックが起きたのです。下のチャートをご覧下さい。

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2008年9月15日、アメリカのリーマン・ブラザーズ証券が破綻しました。その後、3ヶ月でドル円は約17円もの暴落を記録しました。17円もの暴落は、レバレッジを高めた取引ができるFXにおいては、途方もない水準です。

この時、買いポジションを持っていた私は、「いつまでも下がり続けることなんてない。いずれ戻るはずだ。」と根拠のない願望にすがって、損切りをせずに、ポジションを持ち続けていました。

それどころか、欲が出てしまい、「損失を軽くしよう」「あわよくば大儲けしよう」と、この大暴落相場の中でナンピンをしていたのです。

損切りをすると、大きな損失が確定してしまうため、その辛い現実を直視できなかった私は、代わりにトレードの世界では絶対にやってはいけないナンピンで現実逃避したのです。

気付いた時には、ポジションの大きさは膨れ上がり、私は恐怖のドン底にいました。「頼むから上がって下さい。」と神頼みをするほどの深刻さで、下落が終わるのを待ちました。当然、上がるはずもなく、結局、含み損が抱えきれないレベルにまで膨らみ、強制ロスカット寸前で自ら損切りしました。

このたった1回のトレードで、1000万円以上の損失が確定してしまいました。後から知ったのですが、このような負け方は、FXで全資産を失って借金を抱えるほどの大損をしてしまう人の典型的なパターンだったのです…。

2.初心者がFXで大損する典型的なパターン(プロスペクト理論)

多くのFX初心者が大損を経験してしまう理由は、次の1つだけです。

FX初心者は損切りができない

「たったこれだけの理由でみんなが大損するなんて信じられない。」と思われる方もいると思います。ただし、「本当にこれだけです。」としか言いようがありません。

大損した後は誰もが気付くのですが、多くの人にとっては、「今頃気付いても後の祭りだった」となってしまいます。そうならないためにも、損切りできないことが大損の原因であると肝に命じて下さい。

それでは、なぜFX初心者は損切りできずに大損してしまうのでしょうか?

それは、人間の潜在意識は、元々損切りできない構造になっているからです。このことを理解しておかないと、いつまで経っても大損の可能性を無くすことはできません。

詳しく説明していきますね。

行動心理学の用語で、「プロスペクト理論」というものがあります。これが、FXで大損してしまう元凶なのです。なぜなら、人間の投資心理は、注意していなければ、すぐにプロスペクト理論に縛られてしまうからです。それでは、プロスペクト理論とは何なのでしょうか?

その話の前に、1つ質問させて下さい。

あなたは、次のAとBはどちらに魅力を感じますか?

  • A:100%の確率で10万円手に入る。
  • B:50%の確率で20万円が手に入るが、50%の確率で何も手に入らない。

よろしいですか?それでは、次のCとDではどちらになりますか?

  • C:100%の確率で10万円損する
  • D:50%の確率で20万円損するが、50%の確率で損しない。

選びましたか?

きっとあなたは、最初の質問ではAを、次の質問ではDを選んだと思います。大半の人間がそうだからです。これは、人は、「利益は確実に得たい」と思い、「損失は、ゼロにできる可能性があるなら、リスクを冒してでも回避したい」と思う傾向があるということです。

FXでは、これが大損する行動です。私が、リーマンショックで1000万円の大損を経験した元凶は、まさにここにあります。

買いポジションを持った後に相場が暴落し、含み損がどんどん増えていきました。そこで損失を確定していれば、傷口は浅くて済んだのですが、私は「50%の確率で損しない」に賭けたのです。

そして、ナンピンを行い、損失を確定させるタイミングをどんどん後ろにズラしていきました。それが地獄の始まりでした。実際に大損する局面に直面すると、人は、皆このように、損失を拡大させる行動を取ってしまいます。このことを、いつでも絶対に肝に命じて下さい。

FXで成功するために必要な考え方は、BとCです。つまり、利益は大きくできる可能性を追い、損失はすぐに確定させるという「損小利大」の考え方です。覚えておきましょう。

3.FXで失敗しないために徹底するべき3つのこと

ここまでで、FXで大損することは非常に怖いということと、そして、人間が元々持っている心理はFXで大損するようにできていること、の2つをお伝えしました。

逆を言えば、この2点をしっかり認識して、対抗策を持っていれば、FXで成功できるということです。そのために、あなたが徹底すべきことは3つあります。それぞれ解説させていただきます。

3.1.本格的にトレードを始める前に損切りルールを決める

本格的にFXでトレードを始める時は、その前に損切りルールだけは絶対に必要です。FXに慣れる段階では、数百円単位の損益にしかならないぐらいの小さなポジションで練習することが大切です。

その時に、損切りルールを作り、そのルールを徹底する習慣を付けておきましょう。損切りルールについては、『損切りとは?正しいトレードルールの作り方』で解説していますので、ぜひ参考にして下さい。

3.2.期待値の高いトレードルールを作る

次に、「長く続ければ大きな利益が出ることが分かっている期待値の高いトレードルール」を作りましょう。これも、最初は数百円単位の損益にしかならない小さなポジションで、最低100回以上はトレードをして、真剣に作り上げていきましょう。

あなたのトレードルールが期待値の高いものになっているかどうかは、毎回、次の3つの数字を記録することで判断できます。

  • 勝率:勝トレード数 ÷ 総トレード数
  • 損益率:平均利益(pips) ÷ 平均損失(pips)
  • プロフィットファクター:総利益 ÷ 総損失

詳しくは、『バルサラの破産確率でトレード技術を飛躍的にアップさせる方法』の記事で解説していますので、必ずご確認下さい。「バルサラの破産確率」を使って毎日自分のトレードを分析していれば、トレードルールはどんどん向上していき、想像もできなかったような利益を得られるようになっていきます。

そうなると、1年後、2年後、5年後の姿を明確にイメージできるようになり、モチベーションが上がることでしょう。なぜなら、そうなった時にイメージできる未来の姿は、FXを始めた頃よりも、さらに大きなものになっているからです。そして、その未来を自分の手で勝ち取れることが分かるようになっているからです。

ただし、困ったことに、期待値の高いトレードルールを作り上げるために、楽そうな手法を探して、何回かトレードして勝てないと「この手法はダメだ!」と決めつけて、また別の楽な手法を探して…という負の連鎖に陥る人がいます。

謙虚になって学ぶ姿勢がなければ、たとえ勝てる手法が目の前にあったとしても、それをモノにすることはできません。トレードの責任は、全て自分が負わなければいけません。

3.3.FXの正しい知識を手に入れる

最後は、FXの正しい知識を手に入れることです。損切りルールや期待値の高いトレードルールを作る上でも、正しい知識は必要不可欠です。

FXの仕組みといった基本的な枠組みから、チャートパターンの種類と取るべき戦略といったテクニカル分析の知識や、政府発表や要人発言、世界的事件などのファンダメンタルズが為替レートにどのように影響するかまで、全ての知識を持っておく必要があります。

決してFXを軽く見ないで下さい。何の努力もなく成功できる世界など、この世には存在しません。FXに必要な知識は、当サイトに全てあります。

FXに関する全て内容を理解できるようになるまで、何度でも読み返して下さい。他のどのサイトや書籍よりも遥かに実践的で遥かに役立つノウハウを、私が中心となって書かせていただいています。

賢者は他人の経験に学び、愚者は自分の経験を盲信する

これからFXを行う方は、次の言葉を刻み込んで下さい。

愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。

これは、ドイツの名宰相であるオットー・ビスマルクの言葉です。俗に、「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。」で知られていますが、本当は、「賢者は他人の経験から学ぶ」ということを伝えたかったようです。

私は、FXで失敗して大損したところからスイッチが入って、FXに真剣に取り組むようになりました。そのお陰で、真剣に取り組まなければ勝てるようにはならないことが分かったのです。

ただし、失敗しないに越したことはありません。失敗しないは言い過ぎだとしても、もっと程度の軽い失敗であれば、もっとよかったと思います。

今になって思うのは、FXは結局、どれだけ真剣になれるかで決まるということです。中途半端な気持ちで取り組んでいれば、たとえ、最初はビギナーズラックで勝てたとしても、すぐに私のような大損をしてしまいます。

しかし、モチベーションを持って相応の努力を払えば、トレード成績はどんどん良くなっていきます。それを繰り返せば、1年後、2年後の到達地点は、どんどん高い所になっていきます。

なりたい自分をイメージして、FXでそれを実現させましょう。

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