8年で1.5億円稼いだFXトレーダーのトレードの勝ちパターン全15選

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(金)8年で1.5億円稼いだFXトレーダーが教える勝率が高いトレードパターン全15選

FXを含めて、全ての投資で成功するために必要なことは、「期待値の高いトレードルールを作ること」です。

期待値の高いトレードルールとは、「チャートがこのようなパターンを描いた時は、過去の規則性の中では○○%の確率で上昇する」というような規則性を利用したトレードのことです(詳細は『ランダムウォーク理論』の中で解説しています)。

トレードは、このようなパターンの引き出しをいくつ持てるか、そして、そのパターンにどれだけの自信を持てるかで成績が決まります。

しかし、そうは言われても、トレードルールとはどのようなものかが漠然として掴めない方も大勢いらっしゃると思います。そこで、本日は、私が毎日のトレードの中で、自信を持って活用しているトレードパターンをご紹介します。

私は、これらのトレードパターンを組み合わせることで、ここまでの8年と7ヶ月間、年間ベースで負けなしで、平均年間利回り167%、総利益1億5千万円以上を稼ぐことができています。月単位で見ても、この間でマイナスになったのは4回だけです。

なお毎日のトレード成績は、『トレード日記』でも公開していますので、ご確認ください。

本日の記事をご覧頂くと、勝ちトレードとはどのようなものかを鮮明にイメージして頂けるでしょう。

目次

ローソク足を活用したトレード

まずは、チャートの基本であるローソク足の見方を徹底することでできるトレード事例をご紹介します。ローソク足の基本は、『チャートをより深くみるためのローソク足の見方』で徹底的に解説しておりますので、あわせてご確認頂ければと思います。

1. ローソク足だけで判断したトレード

それでは事例をご紹介します。下図は、ドル円1分足です。

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まず矢印で示されたローソク足をご覧ください。他のローソク足と比べ、長い陰線になっています。

1.1. 特徴的なローソク足が出たら前後の関係を確認する

このとき、前後の数本のローソク足との関係から、ここで売りが急増し、下げ始めていた相場に拍車がかかっている可能性が浮上します。このようなとき、私は、下げに拍車がかかる可能性が実現することを念頭に、どれ位のペースで安値を更新していくか見極めることを考えます。

1.2. 上昇下降気配が出たら、その反発の圧力を考慮する

そこで、次のポイントとなるのが安値を更新したAです。ここでは、一時的に陽線が出て、下げ圧力に反発していますね。ここまでのローソク足が陰線続きで、強い売り気配を示唆したにも関わらず、下落にストップがかかりました。

つまり、これ以上は、安値更新の勢いがないことが分かります。

これを把握した上で、その次のBの安値更新を見ていきます。陰線が長い下ヒゲを描いていますね。これは、安値更新したにも関わらず、すぐに反発していることを意味します。ここでは、Aと同じように、上昇圧力が出現しているのですね。

そこで安値更新してヒゲが出現したら、買いエントリーができます。Cも同様で、安値更新してヒゲが出たら、買いエントリーです。

移動平均線を活用したトレード

次に移動平均線を活用したトレードです。移動平均線は、ローソク足と並んで、チャートを分析するための二大基礎ツールの一つです。まずは、『チャートの理解が抜群に深まる移動平均線の使い方』で基本をしっかり把握しておきましょう。

それではトレード事例を解説します。

2. ネックラインとトレンドラインを活用したトレード

まずは、3本の移動平均線とネックラインを組み合わせたトレードです。下図は、ドル円の1分足です。

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2.1. まずは200日移動平均線で相場の傾向を確認する

まずは、ローソク足と200EMAの関係性を見ます。

ローソク足が200EMAより上に位置する場合、買い(安く買って高く売る)が基本戦略です。逆に、200EMAより下に位置する場合は、売り(高く売って安く買い戻す)が基本戦略です。

ただし、これらの情報だけでは、トレードの期待値の高さまでは分かりません。

そこで、他の指標も見て、さらに精度の高い判断を目指します。

2.2. 相場の傾向を詳細に知るために他の指標を組み合わせる

そこで、チャートにネックラインとトレンドラインを引いて、エントリーポイントを決めていきます。ネックラインについては『相場はネックラインを作りながら進む』、トレンドラインは『トレンドラインとは?引き方と役割と具体的な使い方』をご覧ください。

下図が、両ラインを引いた状態です。

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水平ラインがネックラインで、斜めのラインがトレンドラインです。ネックラインもサポートラインも、価格のサポートやレジスタンスになるポイントです(参照:『サポート/レジスタンスライン』)。

2.3. 反発の根拠が揃ったところでエントリー

次に矢印の箇所をご覧ください。ここではネックラインとトレンドラインが交差しています。その交差しているポイントにローソク足が接触すると、価格が反発していることがお分りいただけるでしょうか。

これらのポイントで上昇局面では買い注文を、下降局面では、売り注文を出します。利食い損切り幅は、数pips(5pips以内)です。数字で何pipsと決めているわけではなく、利益が出たら薄利で利益確定して、逆行したらすぐに損切りするイメージです。

このパターンの特徴は、トレンドラインとネックラインという二つの根拠が重なっていることで、両者が交差する点で、価格が反発する可能性が高まるということです。

3. ネックラインとのブレイクを活用したトレード

次は、移動平均線とネックラインを組み合わせることによって、ブレイクに乗るトレード戦略です。

下図は、ドル円の1時間足です。ご覧のように、下降トレンドから横ばいになり、その後上昇トレンドとなった相場です。

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3.1. 200日移動平均線で大まかな相場観を掴む

まず、相場の流れは200EMA(赤線)でつかむことができます。

Aの黄色いボックスで囲んだ箇所のように、ローソク足が200EMAより下なら下降トレンドです。Bのように、ローソク足を200EMAが何度も交差するときは横ばい、Cのようにローソク足が200EMAより上なら上昇トレンドです。今回利益を出せるのは、Cの上昇トレンドのときです。

Cの前に、Bの横ばい相場がありますが、ここが見極めのポイントです。

3.2. 下位足の動きを確認する

もっと詳しい値動きを捉えるために、下図の15分足でチャートを見てみます。1時間足のBの箇所を、15分足にしたものです。

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白い水平ラインが複数回、支持帯/抵抗帯となっており、強い根拠となるラインであることが分かります。それでは、果たしてこのBのポイントでエントリーして良いのでしょうか。その判断を下すには、まだまだ根拠となる材料を確認する必要があります。

同時にエントリーの時に、どこで利益確定するのか、どこで損切りするのかも決めて置く必要があります。そのために、エントリー前に、

  • 上位足と下位足の方向性を確認する。
  • 利益確定のポイントを決める。
  • 損切りのポイントを決める。

という3つのことを行いました。続いて解説していきます。

上位足チャート(今回は1時間足)を見て、それから下位足(今回は15分足)を見るのは、デイトレードでは基本です。大きな流れを見てから、もっと細かい流れをチェックするようなイメージです。

上の2つの図を見比べると、200EMA(赤線)は、1時間足では横ばいでしたが、15分足で見ると右肩上がりになっています。そして、抵抗帯になっていたポイントを、Aで上にブレイクしています。ここが上昇トレンドの流れがスタートした重要なポイントなのですが、1時間足だけだと、このトレンドが出るポイントは分かりにくいです。そのため、上位足を見て下位足でも確認をするということが重要なのです。

相場は、Aでブレイクした後、一時的に下落してきて、Bまで下げています。しかし、Aと同じ価格帯で反発しています。これは、レジスタンスラインがサポートラインに役割転換し、強く支持されているからです。ここで下抜けずに反発しているということは、買い圧力が強いことを意味します。

デイトレードでは、このような節目となる価格帯をいかに見つけるかがポイントになります。早く見つけることができれば、ブレイクの前兆をとらえることができます。

では、Bの後どのように推移したのか、再度1時間足をみてみましょう。

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移動平均線がパーフェクトオーダーになり、上昇トレンドの準備ができた段階といえるでしょう。15分足で節目となるポイントで反発し、買い圧力が強い状態のまま、1時間足でパーフェクトオーダーになっています。ここで上位足と下位足の方向が上向きで一致しました。

なお、パーフェクトオーダーは『トレンドを把握するためのパーフェクトオーダーの見方と使い方』でご確認ください。

これにより、ここでは、上昇の強い根拠が揃ったことが考えられます。

3.3. 根拠が出揃ったところでエントリー

仮に、下位足(ここでは15分足)が上向きで、上位足(ここでは1時間足)が横ばいの場合、下位足の上昇がダマシに終わるケースは多いです。上位足と下位足の方向性が一致したときに、その方向へ進む可能性が高くなるものです。上位足と下位足の方向性がバラバラのときは、そこから一方向へトレンドが発生することはないとお考えください。

その時にエントリーすると、何度も損切りする羽目になって冷静さを失うことになりかねません。方向性が一致するまで、待つことは重要です。さて、実際のトレードでは、このパーフェクトオーダーになった時にエントリーしました。

次に、相場はBのポイントで1時間足のレジスタンスラインを強く上にブレイクしました。トレードの基本は損小利大です。目論見が外れて損失が出た時はすぐに損切りしますが、予想通りに相場が動いて利益が乗ってきた時は最大限を目指して伸ばします。

3.4. 利益確定ポイントと損切りポイントの設定

しかし、利益を伸ばすといっても、これも根拠がなければ伸ばそうにも伸ばせません。利益確定の目安をおくことが重要です。それでは目安はどこにおけば良いのでしょうか。下図をご覧ください。

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このように、相場は、”そのトレンドの見方が正しければ”、レンジ幅の2倍の値幅が出ます。これは単純ですが強力な法則です。逆に、2倍の値幅が出ないということは、見方が正しくない可能性が高いです。

レンジ幅とは、ブレイクするまでのモミ幅のことです。今回は、15分足で見たようにDがサポートラインとなり、この前後であるCD間の値幅がモミ幅です。つまり、ブレイク後は、レンジ幅のCD間の値幅と同じだけ上昇します(BC間)。

トレンドが発生したら、どこで利益確定すればいいのか、最初は検討がつかないでしょう。しかし、レンジ幅の2倍を基本にすると、どんな相場でも分かりやすいのでおすすめです。

よく、利益確定の目安を、相場に関係なく、「50pipsで確定する」というように一律の数字で設定する方がいます。これは、よいことではありません。相場ありきの設定ではなく、あなた自身の願望で設定した数字だからです。相場はあなたの願い通りには動いてくれません。

利益確定を50pipsと設定しているとすると、仮に弱いトレンドの場合、50pipsまで到達せずにトレンドが転換してしまうことがあります。そうなると、せっかく含み益が出ていたのに、それがなくなってしまいます。それだけならまだいいですが、含み損に転じてしまうことだって少なくありません。

この場合、正しい見方でチャートを分析して、ブレイクポイントを見つけ、正しいポジションを持つことができました。ここまでできているにも関わらず、利食いの基準が甘いという理由だけで、利益を出せないことになります。また、数か月間レンジ幅を形成していて、それをブレイクしたのであれば、そこから強いトレンドが発生する可能性が高いです。値幅も大きく出ますので、50pipsで利益確定をすると、もっと利益を伸ばせばよかったとなりますね。

どちらにしても、利益確定のポイントは、相場に合わせて決めることが大事です。レンジ幅の2倍に設定すると、利益確定のポイントは相場が決めてくれます。そうやって相場に合わせることで、勝てるときに大きく勝つことができ、理想的なデイトレードのスタイルを築くことができます。

あなたが決めるのではなく、その日の相場が決めることだと割り切って考えてもいいでしょう。

損切りポイントを決める場合も同様です。「20pips逆行したら損切りをする」と数字だけで設定するのは、あまりよろしくありません。「ここを抜けたら、自分がエントリーした時に考えていた方向性が否定される」という節目をチャートで見つけておくことが重要です。

例えば、上述の1時間足チャートだとDの価格帯です。ここを下抜けたら、上昇することがひとまず否定されます。

なお、損切りポイントをDではなく、それよりも早い段階で設定することも可能です。Dは、最大の損切り幅という意味でお考えください。例えば、「Dまでに25EMAを下抜けてローソク足が確定したら損切る」など、様々な設定が可能です。

このように、正しい知識を持って正しい見方ができれば、エントリーする直前に、利益確定までの値幅と損切りの値幅を明確に計算することができます。つまり、事前に損益率を計算できるということです。その損益率をもとに、今から行おうとしているトレードに本当にエントリーすべきかどうか判断できるわけです。また、例え、上昇トレンドが発生すると想定できても、損益率が悪い場合は、「トレードを避けてブレイクするまで様子見した方が適切だな」というような判断もできるようになります。

3.5. 相場に希望を持つのではなく、全ての判断を相場に合わせる

これは、その時その時の相場に合わせたトレードをするという意味で、とても重要な考え方です。

相場は、リーマンショックなどの大変動相場もあれば、ほとんど動かない膠着相場もあります。しかし、その時々の市場の状態を基準に組み立てられたルールは、どのような相場にも活用できます。どのような相場でも通用するルールがあって、はじめて何年、何十年と勝ち続けられるようになるのです。

そして、とにかく負けが少なくなるので、利益が積み重なる感覚が楽しくなります。なお、損益率の考え方については、『FXの損切りルールを決めて勝ち続ける戦略を作る方法』で詳しく説明しています。損切りに関する適切な思考を身に付けるために是非お読みください。

4. ゴールデンクロスとパーフェクトオーダーとサポートライン

次に、移動平均線に加えてゴールデンクロスとパーフェクトオーダーとサポートラインを併用したトレードです。ゴールデンクロスに関しては、『トレンドの転換を見極めるゴールデンクロスの正しい見方と使い方』をご覧ください。

4.1. ゴールデンクロスが現れていることを確認する

Bのポイントで、75EMAが200EMAをゴールデンクロスしています。つまり、この時点で、上昇トレンドになる可能性を考慮に入れることができます。ここで重要なことは、本当に上昇トレンドになるかどうかを見極めることです。

それを判断するために、他の指標を見てみましょう。

4.2. ゴールデンクロスから上昇トレンドが発生するかを見極める

結論からお伝えすると、Bのポイントでは、ゴールデンクロスと同時に二つの指標が出ていました。

  • サポートラインでの反発
  • 75EMA・200EMAでの反発

それぞれ解説しますね。

まず、同じBのポイントで、ローソク足チャートは、白い横線であるサポートラインの水準で反発し上昇しています。つまり、ゴールデンクロスが発生したこのポイントでは、同時にサポートラインも機能しているということです。これで根拠が二つになりました。

なおサポートラインについては、『サポートラインとレジスタンスラインとは|引き方と使い方』でご確認ください。

次に、移動平均線単体に注目してみましょう。Bでは、ローソク足チャートが75EMA・200EMAの二本の移動平均線と接触して反発しています。これで根拠が三つになりました。ローソク足が、移動平均線で反発したり反落したりすることの意味は、『移動平均線とは?見方と役割と億トレーダーの私の使い方』の、「3.3. 短期・中期の移動平均線は支持帯/抵抗帯として機能する」の項でお伝えしていますので、おさらいしておきましょう。

これだけの根拠があれば、Bのポイントから相場が上昇トレンドに移行する可能性が非常に高いことがわかります。つまり、上昇トレンドの流れに乗った順張り戦略で利益を積み重ねるというトレード戦略を取る準備ができるということです。

さて、パーフェクトオーダーのときは、トレンドフォローに徹するのが鉄則です。(パーフェクトオーダーのときだけでなく、FXトレード全般にとって、トレンドフォローが基本です。)そして、うまくトレンドの流れに乗るには、トレンド初期の段階で、その動きを見極めることが大切です。

4.3. トレンドを見極めることができればトレンドフォロー

トレンドを早く見極めることができれば、トレンドフォローで、安定して利益を得ることができます。それでは、トレンドを早く見極めるには、どうすれば良いのでしょうか。実例を解説しますね。

下図をご覧ください。

白い横線は、レジスタンスラインです。Aで、ローソク足がレジスタンスラインを上向きにブレイクしました。

ポイントはBです。Aでブレイクしたローソク足は、再びラインの水準に戻ってきて、Bで反発しています。ここで、レジスタンスラインが役割をサポートラインに転換したことを確認できました。

次に、移動平均線にも注目してみましょう。まず、同じBのポイントで、75EMA(青線)が、200EMA(赤線)をゴールデンクロスしています。このとき、同時に、200EMA(赤線)とローソク足が接触して反発しています。

つまり、Bの段階で以下の三つのシグナルを確認できたということです。

  • サポートラインでの反発
  • 75EMAと200EMAのゴールデンクロス
  • 200EMAでの反発

トレンドが上昇する兆候が三つもあるので、Bは、まさに、これからいよいよパーフェクトオーダーになるかどうかとポイントなのですね。ここで買いポジションを持ってもいいぐらい強い根拠が揃っています。

ここでは、特に、パーフェクトオーダーが出ているという根拠だけでトレンドを判断していないことをご確認ください。サポート/レジスタンスラインも、ゴールデンクロスも、長期の移動平均線とローソク足の反発も確認して、三つの要素が揃った時に、ようやくパーフェクトオーダーの可能性が高いと判断し、トレード戦略を立てています。

パーフェクトオーダーが出ていれば、買いなのではなく、このように、より多くの根拠が揃って、強い根拠となった時に、はじめてトレードができるのです。実質時間でいえば、分析九割、トレード一割の意識で取り組みましょう。

4.4. トレンドがどこまで続くかを想定しておく

さて、その後、矢印の箇所で確認できるように、相場はパーフェクトオーダーになっています。ただし、それぞれの移動平均線の角度は緩やかなので、それほど強い上昇はなさそうです。しかし、トレンドは、それを否定する材料が出るまで継続します。逆にいうと、このまま否定材料がなければ、トレンドは直近の高値をブレイクして、さらに加速するということです。

つまり、この時点で、C(直近の高値の水準で引いたラインとチャートがぶつかるところ)でのブレイクを予測できるということです。この見立てがあれば、トレンドフォローで安定して大きな利益を狙うことができます。もちろん、確率的にそうなりやすいというだけで、十回中、何回かは想定を外すこともあります。そのような時は、すぐに損切りです。

このような強いトレンドで、うまく流れに乗れた時は、利益を伸ばせるだけ伸ばすことが大切です。損小利大の考え方ですね。そして、利益を伸ばすために必要なのが利食いポイントの設定です。

結論から言うと、今回のように相場の見方が正しい場合、ブレイク後は直近の値幅の二倍は出ます。チャート上では、そのポイントはDです。私は、あらかじめ、このポイントを想定していましたので、Dに到達したとほぼ同時に利食いしています。

三角持ち合いを活用したトレード

三角持ち合いは、チャートにおいて頻繁に見られるチャートパターンの一つです。後述するヘッドアンドショルダーと並んで、私にとっては、チャンス局面の一つです。詳しくは、『三角持ち合いとは?見方とトレード戦略』をご覧ください。

5. 三角持ち合いの基本的トレード 

それでは、三角持ち合いのブレイクを利用した、具体的なトレード戦略を説明します。三角持ち合いは、非常に有用なチャートパターンです。ここをしっかりと理解して実践して頂ければ、あなたは確かな手応えを得られるはずです。

5.1. 三角持ち合いはトレードスタイルによって戦略が異なる

さて、三角持ち合いのブレイクを活用したトレード戦略は、トレードスタイルによって違いがあります。下の表で分類しているのでご確認ください。

トレードルール 当てはまるトレードスタイル
きれいな形の三角持ち合いを狙う 全トレードスタイルで共通
ブレイク後のダマシは考慮しない スキャルピング
ブレイク後は押し目/戻し目でポジションを持つ デイ/スイング

それぞれ、詳しく見ていきます。

まず、三つのトレードスタイル全てに共通した鉄則は、きれいなチャートで形成された三角持ち合いを狙うことです。下図の三角持ち合いを見てください。

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ブレイクするまで、レジスタンスラインと上昇トレンドラインで、何度も反発していることが分かります。そして、ローソク足の上下動が徐々に狭くなっていき、いよいよ行き場を失ってブレイクしています。

このように、きれいな三角持ち合いは、レンジ幅の中で二つのラインを時間をかけて三度四度と反転します。

レンジ幅の中で何度も反発しているということは、それが長く大きく形成された、きれいな形の三角持ち合いであることを意味します。そのような三角持ち合いの局面では、大半のトレーダーが「もしこれをブレイクしたら大きいトレンドができる」と考えています。大半のトレーダーが同じことを考えて行動するとき、チャートは顕著なパターンを示します。

下図をご覧ください。

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レンジ相場には、「レンジ相場(三角持ち合い)の値幅と時間でブレイクの大きさが決まる」という特徴があります。(参照:『レンジ相場とは|FXで勝つための基礎知識』の中の「レンジ相場のブレイクで知っておくべき三つの知識」)

上図の、AやBの小さな三角持ち合いよりも、色付けした大きな三角持ち合いの方が、はるかに多くのトレーダーに意識されます。そして、大きな三角持ち合いの方が、ブレイクの方向性や、ブレイク後のトレンドが大きさの判断は正確になります。そのような正確な判断ができる相場でトレードを行うことがFXで成功するための鉄則です。

一方、一度二度しか反発していない短く小さな三角持ち合いの小さなブレイクは、長く大きな三角持ち合いと比べて、チャートパターンの顕著さが劣ります。そのため、勝率が落ちてメンタルが崩れていきます。

最初からキレイな形の三角持ち合いのときのみ、トレードすると決めておきましょう。

5.2. ダマシは考慮しない(スキャルピング)

スキャルピングとは、ほんの数秒という短期間で、小さな利益を得られる売買を繰り返すトレード手法です。ポジションの保有時間が極端に短く、すぐ利益確定することが前提です。

そのため、三角持ち合いのブレイク後に、その方向へトレンドが発生するのか、ダマシで反転してくるのかは、さほど影響はありません。仮に、ダマシで反転してきたとしても、既にポジションを決済した後なので問題ありません。

三角持ち合いのブレイクを利用したスキャルピングでよく見られる失敗は、まだブレイクしていない段階で、ブレイクを期待してポジションを持つことです。それではいけません。しっかりと機能するラインを引いて、ブレイクのポイントを正確に判断し、そのポイントでポジションを持つことが重要です。スキャルピングの方は、この点を肝に命じてください。

いずれにせよ、ダマシを考慮しなくて良いのは、スキャルピングの大きなメリットです。

5.3. 押し目または戻し目でポジションを持つ(デイ/スイング)

デイトレードやスイングトレードはポジションを長く持ちます。そのため、ダマシを防ぐ必要があります。そこで、次のような判断をしてください。

  • 三角持ち合いをブレイクしてもすぐに飛び乗らない
  • 上にブレイクした場合は押し目を待ってポジションを持つ
  • 下にブレイクした場合は戻り目を待ってポジションを持つ

この三つを徹底できれば、高確率高利益率のトレードができます。一つずつ説明します。

5.4. 三角持ち合いをブレイクしてもすぐにポジションを持ってはいけない

下図をご覧ください。

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大きな三角持ち合いに注目してください。もし、大きな矢印の箇所でブレイクした時に、飛び乗って買いポジションを持つと、あなたは、どうなるでしょうか。

相場は、その後、上昇しましたが、もう一度ブレイクした価格帯(右側の小さな矢印)まで下がってきています。この時、含み益だったポジションは含み損に変わります。こうなると、あなたは、これがダマシであった可能性を考え、ポジションを決済したくなります。

しかし、決済後に、確かな上昇トレンドが出てしまい、それに乗ることができずに終わってしまいます。

このように、ブレイク後に、すぐに飛び乗るようなポジションの持ち方をしていると、その後はダマシの可能性に怯えながら、様子見することになります。それでは、トレーダーにとって最も重要なメンタルである平常心を失ってしまいます。そんな状態では勝ち続けることができません。

これよりも、もっと確実で、利益を大きく伸ばせる方法は、上昇トレンドでは押し目、下降トレンドでは戻り目を待って、ポジションを持つことです。

5.5. ブレイク後、上昇トレンドでは押し目/下降トレンドでは戻り目でポジションを持つ

これは言い換えると、三角持ち合いのブレイク後にトレンドのスイッチが入るポイントまで待つということです。そのポイントとは、上昇トレンドなら押し目、下降トレンドなら戻り目のことです。(参照:『トレンドとは|FXで勝つための相場の基本』の「2. トレンド相場の二つのルール」)

上昇トレンドの場合を仮定して説明します。もう一度、先ほどの図を見ながらお読みください。

三角持ち合いをブレイクして、本当に上昇トレンドが発生するとしたら、価格が、ブレイクしたラインより下にくることはありません。言い換えるなら、上昇トレンドなら、押し目で確実に反転するということです。そして、そこが、三角持ち合いのブレイク後の上昇トレンドの本当のスタート地点になります。

このような押し目は、非常に頻繁に出現しますので、そこでポジションを持ちましょう。この見方ができるようになれば、上昇トレンドになったとき、上図のように、非常に大きな利益を得ることができます。このようなトレードこそが、FXの鉄則である損小利大のトレードです。

ちなみに、もし、押し目にならずにラインを突き抜けてしまったら、すぐに損切りも、絶対に徹底してください。相場に何か突発的な出来事があった場合などは、三角持ち合いと言えど、下図のように基本と別の動きをすることがあります。

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見えにくいですが、この図はAの箇所で一瞬ブレイクしています。その後、下落して水平ラインを下抜けた後、急激に下落しました。損切りの重要性はお分かりですね。

損切りについて
損切りは、すべてのトレーダーが一番最初に構築すべきトレードルールです。『損切りとは|資産を守るために最も優先すべきトレードルール』をご確認ください。

6. 逆張りとブレイク時の順張り

次は、レンジ相場でよく見られる三角持ち合いパターンのトレードです。

下図は、ドル円1分足です。

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三角持ち合いは、形成されている途中で気付くものです。最初から、今から三角持ち合いができるなどとは分かりません。相場は、トレンドとレンジの繰り返しですので、それまでの経緯をしっかりと見ていると認識しやすくなります。

高値切り下げ、および安値切り上げを確認できれば、三角持ち合いのラインが引けます。持ち合いは、先端付近まで何度も上下に反転することが多いため、ラインにあたって逆張りを狙うことができます。

上図の丸印のポイントです。

また、反転が多いほど、そのあとのブレイクの勢いが強くなり大きな値幅が出ます。ブレイクした時は順張りで利益を狙います。矢印の箇所ですね。ここで売り注文を出すことができます。

三角持ち合いのブレイクを活用した順張りは、一気に値幅が出ます。スキャルピングでも、数十秒で20pipsや30pipsなどの利益が取れるポイントです。

7. ネックラインとトレンドラインを組み合わせたトレード

次に、ご紹介するのは、逆説的になるのですが、エントリー時点では利益確定ポイントを決めずに、相場の流れを見ながら利食いするというパターンです。このようなパターンは、トレンドが反転するポイントを見極めるトレードで見られます。

ここでは、そのようなトレードの例をお伝えします。

下図をご覧ください。豪ドル/米ドルの日足チャートです。

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7.1. トレンドラインで三角持ち合い出現の可能性を先読み

このチャートで、注目すべきはAのポイントです。高値と安値にトレンドラインが引けますので、Aの時点で三角持ち合いの可能性があると想定できます。このような時、実際のどのような戦略が立てられるのでしょうか。15分足を見てみましょう。

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日足のAと15分足のAは、同じポイントです。結果的に、上昇トレンドだった流れがAで反落し、ここから下降トレンドに転換しています。

7.2. 三角持ち合いを確信したらエントリー戦略を練る

では、Aの時点で売りポジションでエントリーすることは可能でしょうか。はい、可能です。

ここで売りポジションでエントリーするときは、例えば、損切りポイントはトレンドラインを上抜けたときに設定します。そして、利益確定のポイントは、これからの値動きで決めます。利益確定の目安が決まっていないので、不安に思うかもしれません。しかし、このように天井で売りポジションを持てると、含み益のまま相場が形成されていくので、どちらにしても勝ちトレードになることは確定です。

そのため、利益を最大化するために、利食いは、これからの値動きで決めます。このようなトレードもできるようになると、あなたのトレードスキルは本物と言えます。

いずれにせよ、この場合も損益率が重要です。

ただし、含み損のときは、相場次第で判断を変えることは絶対にしないでください。損切りは、エントリーするときに決めたポイントにきたら必ず行います。そうしないと、大損するのは時間の問題になります。含み損と含み益では、リスクが異なるため取る行動も異なる、という考え方をお持ちください。

さて、こうなると、「そんなピンポイントでエントリーなんてできないよ。」と思われる方もいるかもしれません。しかし、実はピンポイントでエントリーする必要はないのです。エントリーに100%の正解はありません。このことを分かって、損益率を重視するという考え方が浸透していればトレードが、どんどん楽しくなっていきます。

繰り返しですが、エントリーは、「必ずこのタイミングでしなければいけない」というような決まりはありません。そのため、ピンポイントで100%勝てるポイントを探さなければいけないというわけではありません。全てのトレードで100%勝つということはできないのですから、そんなことをしようとしていたら、適切な分析ができなくなります。

重要なことは、リスクとリターンの割合です。相場の方向性が分かったら、利益確定と損切り幅を計算して損益率を出すことを徹底しましょう。

初心者の方は、実際には存在しない「確実に勝てるポイント」だけを探そうとする傾向が極めて高いです。勝てる箇所を探すのは当然のことで、他にもリスクとリターンを考慮し、ポジションを持ちながら判断を変えていくという総合的な判断がトレードでは必要だという考え方で捉えてください。

今回は、より確実な方法を紹介します。「より確実」というのは、反落したのを確認し、さらに下落するポイントが明確に現れるまで待つという意味合いです。下落の想定が正しいことを実際に確認し、それから次の波で下落を取るようなイメージです。

7.3. エントリーポイント①

下図は、上図の15分足と同じチャートです。どこでエントリーできるのか、一つずつ分解していきます。

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まず、Aは日足チャートのトレンドラインで反落したポイントです。まずは、このポイントを認識していることが重要です。この前提があるからこそ、「この後下降トレンドが起こりそうだな」とイメージできるわけです。しかし、この15分足チャートだけを眺めていると、このような下降トレンドを想定することはできません。

しかし、上位足と下位足を両方確認する癖がついていると、「やっぱりAで反落したな。それでは、この後さらに下落していくポイントでトレードしよう」と準備ができます。

7.4. エントリーポイント②

そのために次に注目すべきポイントはBです。ここで、相場は、上昇トレンドラインとネックラインが交差する価格帯を、下抜けています。ここは、もし上昇するなら下抜けてはいけないポイントです。つまり、Aの反落から継続的に観察し、Bを下抜けたとき、上昇する根拠がなくなったと判断できます。上昇する根拠が無くなったということは、これから下落していく可能性がかなり高いことを意味します。

そうなった場合、上昇トレンドラインもネックラインも、それまでの支持帯から抵抗帯へと役割を転換します。さて、この場合、実際にエントリーするポイントはどこになるでしょうか。下図を見てみます。

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結論を言うとABCのどこでエントリーしても良いです。下落することが読めていれば、あとは、あなた自身のタイミングを待つだけです。

それぞれの根拠は、次の通りです。

  • A:ネックラインが抵抗となり、これを上抜け無い限り下落の想定。ポジションを持つ時間は長くなりますが、損切りは短く、利益は最大で取れますので、損益率が良いです。
  • B:ネックラインの抵抗に加え、移動平均線の抵抗も加味します。75EMAがネックラインより下にくるポイントで、さらにローソク足の上値をおさえるポイントです。この場合も損切りは短く、利益が最大で取れます。ただし、Aを様子見としているので、待つ必要があります。
  • C:ABを様子見とし、ブレイクするまで待ちます。ABに比べて利幅は取れませんが、ポジション保有時間が一番短くて効率の良いトレードになります。

この3つでは、リスクとリターンがそれぞれ異なります。損益率を吟味し、リターンよりもリスクが大きいポイントでエントリーしようとしていないか、確認しましょう。

ちなみに、Dもネックラインになっています。大きなネックラインを下抜けたら、次のネックライン(今回はD)で一時的に反転し、戻しをつけてさらに下落していくイメージです。これが、一連のトレンドの流れです。

7.5. 利益確定ポイントの見定め方

また、利益確定のポイントを見てみます。

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今回は、レンジを経ずしてトレンド転換していますね。この場合、反転してからモミ幅になるまでの初動が基準になり、その2倍の値幅を基準にすると分かりやすいでしょう。日足レベルの下降トレンドラインで、強い反落となったので、やはり日足が前提になります。もし15分足だけしか見ていないと、Aのポイントまで値幅を出すイメージはなかなか出ませんね。しかし、日足で考えると、Aのポイントは少しの反落程度にしか見えません。上位足と下位足を観察することで、より自信を持ってポジションを保有することができるようになります。一つの時間軸しか見てなかった、ということが無いようにしましょう。

8. 平均足とブレイク

平均足は、ローソク足よりもトレンドの流れを把握しやすいテクニカルツールです。『平均足の正しい知識と相場の流れに乗るコツ』を先にご確認ください。

このトレードは、以下のような流れです。

  • ローソク足チャートにラインを引き三角持ち合いを見極める。
  • 三角持ち合いをブレイクしたことを確認しポジションを持つ。
  • ブレイク後は細かいダマシに引っかからず利益を伸ばすために平均足を活用する。

なお、三角持ち合いについては、『三角持ち合いのブレイクを見極めるためにやるべき5つのこと』を確認しておきましょう。また、上昇トレンド中に一時的に価格が反落する押し目(=ダマシ)に引っかからないためには、平均足以外にも「相場はN字で進む」という相場の原理を理解しておくことも重要です。それについては、『トレンドとは|FXで勝つための相場の基本』も押さえておきましょう。

それでは、トレード手法を解説します。

8.1. 三角持ち合いの確認

下図は、ドル円の一時間足のローソク足チャートです。

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このようにラインを引いたり、相場環境を把握する細かい分析は、ローソク足チャートで行います。このチャートでは、水平に引いたレジスタンスラインと、右肩上がりの上昇トレンドラインによって、相場が三角持ち合いであることが分かります。

そして、Aのポイントで三角持ち合いをブレイクして、上昇トレンドが発生しています。

単純にブレイクしたAで買いポジションを持ったとします。ローソク足では、ブレイク後の四角の箇所で、途中で陰線が発生しています。結果的に、この陰線はダマシでさら上昇しています。このダマシに引っかかって、そこで利益確定していたら、「もっと利益を伸ばせたはずなのに」と後悔することになります。

8.2. 平均足の確認

それでは、同じ場面を平均足で見てみましょう。

私は平均足にラインを引くことはありませんが、上図のローソク足と比較するため、今回はラインを引いています。

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ブレイク後の四角の箇所で、ローソク足が陰線になっていたポイントも、平均足では陽線のままです。もし平均足をチェックしていたら、ダマシに引っかからずに、さらに利幅を稼ぐことができました。

このように平均足を活用すると、小さなダマシには惑わされなくなります。

もちろん、ローソク足で確認できた陰線が、ダマシではなく本当に反転のサインである場合もあります。その場合は、平均足を見ていたために、決済が遅くなり、利幅が減る場合もあります。そのような場合でも、その一回のトレードではそうなっただけであって、長く続けた場合の期待値はこちらの方が高くなります。

例えば、同じような場面で千回のトレードを行なうとします。

毎回、ローソク足の陰線が発生したときに利益確定していると、大きな利幅を取ることができなくなります。トレードの基本は、損小利大です。

平均足で判断したら、大きな利幅を取れることが何度もあります。千回、万回とトレードを重ねるほど、利幅を伸ばせるときに大きく取った時の方が、トータルの利益額がはるかに大きくなることが実感できるようになります。

トレンドの最中は、細かいダマシは頻繁に発生します。ダマシが本当の斑点であって利幅を減らす場合も、ダマシは単なるダマシで、そのままトレンドが継続して、大きな利幅を得られる場合も両方あります。結論から言うと、ダマシに惑わされずに利益を伸ばす方が期待値が高くなります。。

これは、短期で莫大な利益を出せるトレーダーになるために必要な考え方です。一回一回のトレードではなく、長く続けた場合に、より期待値が高いかどうかで判断することが大切です。

これは手法の解説ではないのですが、注意点として解説しておきます。

8.3. 平均足ではトレンドフォローの順張りで利益を伸ばす

平均足は、トレンド方向を視覚的に見やすくしたものです。そのため、トレンドにさからう逆張りでは基本として活用できません。なぜなら、平均足では、相場反転のサインが出るのが、ローソク足と比べて遅いからです。

例えば、トレンドが継続すれば、上昇トレンドなら陽線が続きます。そして、相場が反転する時に陰線が出ることが多いです。しかし、平均足では、ローソク足に比べて陰線が出るのが遅くなります。

つまり逆張りトレードに、平均足は向かないのです。下図をご覧ください。先ほどと同じ平均足チャートです。

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例えば、Aのポイントで逆張りの売りポジション(上昇トレンド中に売りポジションから入るので逆張り)を持つとします。しかし、平均足は、陰線が出るまでタイムラグがあるので、売りポジションを持った直後に価格が上昇していくという事態が多くなります。

また、たとえうまくいったとしても、利幅はどうしても小さくなるので、利益も望めません。

平均足は、トレンドフォローの順張りで活用して、利幅を伸ばすことに意義があります。上昇トレンドの天井を見極めて、逆張りを行うというようなトレードでは、絶対と言っていいほど勝つことはできません。

ヘッドアンドショルダーを活用したトレード

ヘッドアンドショルダーは、私が最も好きなチャートパターンと言えます。このチャートパターンが形成されるまでには、長い時間がかかり、それだけに一度形成された時の、次の動きは、かなりの確率で一定のパターン通りになります。詳しくは、『ヘッドアンドショルダーの見方とトレード戦略』をご確認ください。

9. ネックラインで判断する基本的なトレード

それでは、ここから早速ヘッドアンドショルダーを活用したトレード手法を解説します。ヘッドアンドショルダーは、数あるチャートパターンの中でも、ゆっくり時間をかけて形成されるものです。

ゆっくり形成されるということは、それだけ多くのトレーダーが意識しており、これ単体で活用するだけでも十分な利益を得られるほど固いパターンになっています。これを覚えるだけでもトレード成績は向上するはずですので、ぜひ実践してください。

なおここでの解説は全て、ヘッドアンドショルダートップを例に行います。内容はヘッドアンドショルダーボトムにもそのまま当てはまるので応用してください。

ヘッドアンドショルダーで利益を出すポイントは、図のGのポイントです。これは大前提となるルールなので、必ず覚えておいてください。詳しく説明します。

プロセス

ヘッドアンドショルダーは、Fのポイントでネックラインを下抜けしたときに完成します。トレードチャンスは、その完成の後のGのポイントです。詳しく説明します。

Fで下抜けたネックラインは、その後、サポートラインからレジスタンスラインに役割を転換します。ヘッドアンドショルダーは、非常に時間をかけて形成されるため、相場を左右する力がとても強いチャートパターンです。そのため、Fのポイントを下抜けることによってレジスタンスラインに役割を転換したネックラインは、非常に強力な抵抗帯として機能します。つまり、Gのポイントで上抜けせずに反落する可能性が非常に高いということです。そのため、Gで反発することを確認して、売りポジションを持つことで、高確率で利益を得られます。

間違っても、Fのポイントで下抜けてヘッドアンドショルダーが完成することを予想してエントリーしてはいけません。ここは、ヘッドアンドショルダーが完成するかどうかを左右するポイントで、結局、ここで反発したためにヘッドアンドショルダーができなかったということも多々あります。ここを下抜けてこそ、ようやく相場において、非常に信頼度の高いチャートパターンであるヘッドアンドショルダーが出来上がるのです。

トレードを行うのは、そのような確度の高いチャートパターンを確認した後です。それでは、Gでエントリーしたら、どこで利益確定を行えばよいのでしょうか。次で説明します。

ネックラインを抜けると、下図のようにヘッドとネックラインの値幅の二倍が出るのが一般的です。

④

この図で、売りポジションでエントリーするポイントはCです。この時、利益確定の目安は、ネックラインを真ん中として、上下に同じ値幅だけ出ているDです。実際のチャートで見てみましょう。

①

青い線がヘッドアンドショルダーです。Aはヘッドで、Bがネックラインです。ヘッドアンドショルダーが完成した後、相場は、またネックラインまで戻し、反落してから下降トレンドにスイッチが入っています。

この時、ABと同じ値幅の分、下落するので利益確定はCで行います。いかがでしょうか。ヘッドアンドショルダーは、このチャートパターンを見つけさえすれば、実践は難しくないことがお分かりいただけると思います。

なお、ヘッドアンドショルダー・ボトムも、形が逆さまになっただけで同様の見方をします。下図をご覧ください。

⑤

ネックラインが水平ではなく、斜めになっています。このようなときは、右側のBを基準にすると良いです。ネックラインを上抜けると、AB間の値幅と同じだけ上昇したポイントであるCが利益確定の目安になります。

実際のチャートで見ると以下のようになります。

⑧

斜めのネックラインは水平のときと比べると、値幅が多少狭くなります。それでも、有効なチャートパターンであり、チャンスであることは変わりません。しかし、ネックラインが斜めになるヘッドアンドショルダーは、水平のときよりも分かりにくく、見落としやすくなりますので注意が必要です。

10. チャネルラインとトレンドラインとの組み合わせトレード 

ヘッドアンドショルダーは、単体でも十分な威力のあるチャートパターンです。しかし、他の指標と組み合わせることで、更に、その確実性を高めることができます。

ここではほんの一例ですが、このように指標を組み合わせたトレードができるようになるということは、あなたが、どんどんFXでの成功に近づいていることを意味します。その時には、金銭面での成功はもちろん、この先何が起きても対応できるぐらいのトレード力がついていることでしょう。

10.1. トレンドラインとチャネルラインを引いて相場を確認

ここでは、ヘッドアンドショルダーと、トレンドライン/チャネルラインを組み合わせて相場を判断しています。『トレンドラインとは|引き方と役割と具体的な使い方』『チャネルラインとは|引き方と効果的な使い方』も確認しておきましょう。
 
それでは、早速下図をご覧ください。

ヘッド&ショルダーズと他の根拠

まず、高値が二つあるので下降トレンドラインを引くことができます。そのトレンドラインを傾きはそのままに下にスライドさせるとアウトラインも引くことができました。

アウトラインが支持線として機能しているAのポイントは、ヘッドアンドショルダーボトムのヘッドの頂点になっています。その後、相場は、ネックラインを上抜けてから反落し、Bで支持されて、上昇のスイッチが入っているのが分かります。実は、このときBのポイントは、下降トレンドラインも支持線として機能しています。

10.2. 根拠が重なるところでトレード

つまり、Bで、上昇トレンドにスイッチが入るサインが、

  • ネックライン
  • 下降トレンドライン

の二つ重なっているのです。このような場合は、Bで買いポジションを持つことができれば、確度の高いトレードになることは間違いありません。あとは、AB間の値幅の二倍の水準まで待って利益確定をするだけです。

実際の相場では、このヘッドアンドショルダー・ボトムにプラスして、他の上昇する根拠やサインを組み合わせ、交差するポイントでトレードする癖をつけると良いです。もし、このような上昇する根拠が強いポイントのみで、冷静にトレードができるようになると、それは常勝トレーダーに急速に近づくことに他なりません。

チャネルラインを活用したトレード

続いて、チャネルラインをメインとして使用したトレードパターンをご紹介します。『チャネルラインとは|引き方と効果的な使い方』も確認しておきましょう。

11. レジスタンスラインとトレンドラインと組み合わせた逆張りトレード

このトレードは、以下のようなプロセスになっています。

  1. チャネルラインをブレイクしたことから上昇トレンドが終わった
  2. その後、しばらくダラダラと上下どちらかに迷った状態が続いた
  3. 一時的な上昇を見せたがレジスタンスラインとトレンドラインが抵抗帯として機能した
  4. チャネルラインの値幅の二倍を利益確定ポイントとして設定して逆張りトレード

それでは、具体的に見ていきましょう。

11.1. チャネルラインのブレイクでトレンドの終わりを確認

早速、下図をご覧ください。

セット2

Aで上昇チャネルラインを下抜けています。上昇チャネルラインをブレイクしたという事実は、あくまでも一つの上昇トレンドが終わったことを意味するだけであって、必ずしも、下降トレンドが始まることを意味するわけではありません。ここは重要なポイントなので注意してください。チャネルラインのブレイクは、単にそのトレンドが終わったということしか意味しません。

さて、その後、相場はしばらくレンジとなりました。

11.2. トレンドの始まりをキャッチする

そして、矢印の箇所で下落のスイッチが入って下降トレンドが始まっています。なぜ、ここが下落のスイッチだと判断できるのでしょうか。なぜなら、ここでレジスタンスラインと下降トレンドラインが交差しているからです。

  • Aのポイントでチャネルラインを下抜けした。(一つの上昇トレンドが終わった。)
  • その後、レンジ相場になった後に、矢印のポイントでレジスタンスラインが抵抗帯として機能した。
  • 同ポイントで下降トレンドラインも抵抗帯として機能した。

このように三つの根拠が揃った時は、今後の相場の方向性は下降トレンドだとかなり高い確度で予測することができます。

まず、チャネルラインを下抜けたときからしばらくは、ダラダラと進んで上下どちらか迷っていた状態(=レンジ)です。そのすぐ後に、一旦は上昇しそうになった相場は、レジスタンスラインとトレンドラインにたたかれたというプロセスを経ています。

ここでは、下落する根拠がいくつか組み合わさっているので、矢印の箇所で売りポジションを持つことが、勝率の高いトレードになります。

11.3. エントリー戦略と利食い損切りポイントの設定

では、ポジションを持ってから、どこで利益確定できるか見てみましょう。下図をご覧ください。

戦略

下降トレンドが正しければ、相場に達成感が出る値幅までトレンドが継続する可能性が強いです。

ここでの達成感が出る値幅は、黄色のチャネルラインを下抜けたときの、ローソク足の安値と、下降トレンドに入る根拠の一つとなったトレンドラインの起点を基準にして引いた青いチャネルラインです。なぜ、ここが基準になるかというと、チャネルラインを下抜けたときのトレンドの値幅の基準が、次の下降トレンドの値幅の最初の基準となるからです。

なお、この、青いチャネルラインは、トレンドラインとアウトラインではなく、サポートラインとレジスタンスラインです。レジスタンスライン側は、何度も反落した事実はなく、高値の価格帯にラインを引いています。トレンドラインと違って、レジスタンスラインとチャネルラインは直近の安値または高値の一点から水平に引くことができます。

トレンドラインは二点以上の安値同士、または高値同士を結ぶ必要がありますが、水平ラインは一点だけでも引くことができます。重要なことは、他の多くのトレーダーが引いていると考えられるラインを引くことです。

結果、相場は青いラインの値幅の二倍のポイントまで下落しました。二倍を達成したら利益確定しておくのが良いでしょう。

12. レジスタンスラインを活用した順張りトレード

次に、チャネルラインを活用した順張りのトレードを見ていきます。なお順張りとは、トレンドの方向に沿ったトレードのことです。

このトレードは以下のようなプロセスになっています。

  1. チャネルラインを引くことで下降トレンドであることを認識する。
  2. チャネルラインとレジスタンスラインの二つの根拠から、反落ポイント(=戻り目)を見つける。
  3. 利益確定ポイントを見つける。

それでは、説明していきます。

12.1. トレンドの確認

下図をご覧ください。

ダウンチャネルライン

まず、相場は、B→A→Cと価格が進みました。このとき、先にBCのアウトラインを引いてから、そのアウトラインを上にスライドさせた黄色のチャネルラインを引くことができます。このチャネルラインから、相場が下降トレンドであることがわかります。

なお、このようにアウトラインから先に引いてチャネルラインを完成させることは、「1.2. チャネルラインの引き方」で説明した原則から外れます。そのため、このチャネルラインが本当に機能するかはまだわかりません。つまり、リアルタイムではDで反落するかどうかは、まだ分からないということですね。結果的には、反落していますが、トレードの渦中では、Dで売りポジションを持つことには自信を持てません。

12.2. 複数の根拠から反落するポイントの目処をつける

そこで、他の根拠を探してみます。

Bの価格帯で水平のラインを一本引きました。すぐ上でもお伝えしましたが、このような水平のラインは、一つの起点からでも引くことができます。見てみると、この水平ライン上の白丸のポイントで、相場は何度も反転しています。つまり、この水平ラインが、サポートライン・レジスタンスラインとして機能しているということです。

Dのポイントでは、この水平ラインとレジスタンスラインと下降チャネルラインが交差しています。相場が動くスイッチが入るのは、同じ根拠がいくつか交差したポイントです。今回は、水平ライン(レジスタンスライン)と下降チャネルラインの根拠が重なりました。そのため、自信を持ってDで売りポジションを持つことができます。

このように、チャネルライン単体だけで判断するのではなく、他の根拠と組み合わせることが重要です。

12.3. 利食い損切りポイントの設定

それでは、次に利益確定のポイントを考えてみます。下図を見てください。

戦略2

まず、下降トレンドラインの出発点を起点として水平ラインを引きました。これと、先ほどの真ん中の水平ラインの値幅の二倍が達成感のあるポイントになります。案の定、ここで相場が反発していますね。

ここで、「2.3. 一つのチャネルラインの中だけでトレードをしないこと」を思い出してください。チャネルラインの順張りトレードでは、多くのトレーダーが、チャネルラインだけを根拠に反落・反発のポイントを見ようとします。

しかし、この例を見ても分かる通り、チャネルラインの下側との接触を待たずに反発していますね。そのため、チャネルラインだけでは、根拠として非常に弱いことがわかります。

13. トレンドが強い時のトレンドラインとの組み合わせトレード

次に、トレンドが強い時の事例を紹介します。

13.1. トレンドの強さを確認する

チャネルラインは、ローソク足の高値と安値をはさんだ形が基本ですが、トレンドが強い場合は、ローソク足が、チャネルラインからはみ出ることがあります。

下図をご覧ください。

推進波動

黄色のチャネルラインを引きました。このチャネルラインは、比較的、細く急なので、トレンドの力が強いと判断できます。このようにトレンドの力が強い時は、Bの箇所で確認できるように一時的にチャネルライン上抜けることがあります。

このように、チャネルラインを抜けたときは、その理由を考えることが重要です。結論から言うと、常に四つの可能性があります。

  • チャネルラインをブレイク
  • 一時的なダマシでその後ブレイク
  • ダマシからトレンド転換
  • 強いトレンドで一時的な推進(今回のパターン)

このうちのどれに当てはまるのかを、それまでのプロセスを分析することや、他のラインと交差するポイントを探すことで、判断することが必要です。判断する根拠がない場合は、それが見つかるまで様子見をしましょう。

13.2. 複数の根拠を組み合わせて反落ポイントを見抜く

この時は、ローソク足がチャネルラインを上抜けたときは、根拠が何もなくトレードを行うことはできません。その後、相場は下がり、上昇トレンドライン(下側のチャネルライン)と接触するところで反発しました。(矢印のポイント)

これにより、水平に引いたラインとチャネルラインの二本が支持線として機能していることがわかりました。なお水平のラインは、白丸のポイントまでに、レジスタンスライン→サポートラインと、複数回、役割転換をしていることから機能していると判断しました。

また、チャネルを上抜けた価格帯であるBの値幅と、それまでのAの値幅も同じですね。仮に、矢印のポイントから上昇のスイッチが入るとすれば、その後、またアウトラインにタッチするまで相場が上昇する可能性も高くなります。

13.3. エントリー判断のポイント

このように、総合的に判断して矢印の箇所で買い注文を入れることができます。

下図をご覧ください。

推進波動2

チャネルラインの波は継続していますので、ABと同じ値幅を取ったり、アウトラインのタッチで利益確定をすることができます。

このように、トレード戦略を立てるときは、チャネルライン一本だけでなく、他の根拠と組み合わせて判断すると良いでしょう。根拠が強いエントリーポイントを探すことで、それは、イグジットポイントも見つけやすくなることにもなります。

平均足を使ったトレード

平均足については、ここまでで何度か出てきました。そして平均足は、これをメインのツールとして投資判断を行える時があります。早速解説していきます。

平均足の正しい知識と相場の流れに乗るコツ』もご確認ください。

 14. 二つ以上の時間軸の平均足を活用したトレード

平均足は、二つ以上の時間軸を組み合わせることで、より正確にトレンドを見極められるようになります。コツは、長い時間軸を見ることです。例えば、15分足でトレードするなら、1時間足や日足などをよく見ることです。結論からお伝えすると、比較する二つ以上の時間軸で、同じ方向のトレンドになる場面こそ、平均足が最大限の威力を発揮するときです。

下図を見てください。まず、日足です。

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押し目をつけてレジスタンスラインを上にブレイクしています。その後、日足で上昇トレンドが発生した可能性を認識できます(黄色い丸の中)。そのため、陽線が続いている間、買いポジションから入ることで利益を積み重ねることができそうです。

それでは、日足のAの白丸のポイントを、1時間足で詳しく見てみましょう。

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まず日足で上昇トレンドであることを確認しています。後は1時間足で、どこでエントリーするかを判断するイメージです。ポイントは、1時間足でもブレイクを待つことです。なぜなら、日足で上昇トレンドですので、1時間足で上にブレイクすれば、そこから上昇トレンドになる可能性が高いからです。

上図ではABCDの4つのポイントでブレイクしています。このブレイクポイントこそ、絶好のエントリーポイントになります。

このように単純に、日足が上昇トレンドだからといって、1時間足の好きなところでエントリーすれば良いというわけではありません。1時間足でも明確な上昇トレンドが発生するポイント、つまりブレイクのポイントを待つことで、高勝率高利益率のトレードになるのです。

なお、実際のトレードでこれを認識をするには訓練が必要です。よく頭に叩き込み、複数の時間軸のチャートをしっかり確認するように癖づけておきましょう。

サポート/レジスタンスラインを活用したトレード

ここまででも何度も出てきている通り、サポートラインとレジスタンスラインは、トレードで非常によく使うテクニカルツールです。これをメインに活用したトレードパターンをご紹介します。『サポート/レジスタンスラインの見方と使い方』にも目を通しておきましょう。

15. 通貨ペアの特徴と組み合わせたトレード

これは、ドルストレートとクロス円の仕組みを利用し、ラインを組み合わせたトレードです。

ドルストレートとクロス円については、『通貨ペアとは?正しい選び方』で解説していますのでご確認ください。

さて、ここでお伝えするトレード事例では、ドル円とポンド円に、似たような強いサポートラインがあり、それをブレイクするタイミングが全く同じものです。

下図は、ドル円15分足です。

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Aの箇所で、サポートラインを下にブレイクしています。

同じ時間帯のポンド円も見てみましょう。

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ドル円のAと同じ時間が、ポンド円のBになります。どちらも、同時にサポートラインを下抜けていますね。

ドル円はドルストレート、ポンド円はクロス円です。

ドルストレートとクロス円は、値動きが連動していますが、全く同じになることは稀です。しかし、このように、ドルストレートとクロス円が同時に強い支持帯をブレイクする場合、強いブレイクになる確率が急激に上がります。

この時に、AやBのポイントでエントリーすると、スキャルピングでも一気に数十pipsといった、普段の何倍もの利益を取れます。普段は数pipsでも、大きく取れるポイントでその何倍も取れると、資金が右肩上がりで増えていきますね。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

結局のところ、どのトレードでも、様々なテクニカル指標を組み合わせることで、より根拠の強い判断をするということは変わりません。このようなトレードを行うには、確かな知識が必要です。

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ぶせな

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専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5000万円、5年目で1億円、2017年2月現在は1億5千万円を超える。 一時的な利益でなく、継続的に利益を上げ続けるために、リスクを抑えることに重点をおき、短期売買を繰り返すスキャルピングと長めに保有するデイトレードを得意とする。

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