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ダン・アイブスが注目するAI銘柄は? 「AI 30」とトップ5から読み解く、米国の強気アナリストの見ている会社

· 投資の教科書 編集部

ダン・アイブスが注目するAI銘柄は? 「AI 30」とトップ5から読み解く、米国の強気アナリストの見ている会社

この記事で手に入るもの

  • ダン・アイブス氏が2025〜2026年に名前を挙げたAI銘柄の一覧(日付・出典つき)
  • 推奨リスト「AI 30」で、どの銘柄が入って、どれが外れたか
  • 2026年と2027年に向けた「トップ5」の中身と、その変化
  • アナリストの推奨を読むときに、押さえておきたい3つのこと

結論

  1. ダン・アイブス氏は2026年10月6日、2027年に向けたテック株トップ5にエヌビディア、マイクロソフト、パランティア、アップル、クラウドストライクを挙げ、テスラを「破壊的技術の一番のお気に入り」とした(注目と発言)
  2. 2026年1月1日に報じられた2026年のトップ5は、マイクロソフト、アップル、テスラ、パランティア、クラウドストライクで、エヌビディアは入っていなかった(注目と発言)
  3. 推奨リスト「AI 30」には2025年12月1日にコアウィーブ・アイレン・ショッピファイ、2026年10月8日にデル・スペースXを加えた。一方、2025年4月にはテスラの目標株価を43%引き下げた(慎重・否定的)。いずれもアナリストとしての投資判断で、個人の保有の話ではない

米国のテレビや記事で「AI相場の強気派」としてよく名前が出るのが、ダン・アイブス氏です。

アイブス氏の推奨は、X(旧ツイッター)の投稿や報道でほぼすべて公開されています。この記事では、2025〜2026年に挙げた銘柄を時期ごとに整理しました。**どれも、アナリストとしての投資判断(推奨リストや目標株価)**で、本人が個人で持っているという話ではありません。

どんな人か

ダン・アイブス(Dan Ives)氏は、米国のテック株アナリストです。米証券会社Wedbush Securitiesでテクノロジー調査の責任者を約8年務め、2026年7月1日に退社しました。その後、AI分野に特化した投資銀行「Yorkville Ives & Co.」を共同で立ち上げ、パートナーを務めています。

立場と利害:アイブス氏の調査をもとに銘柄を選ぶETF「IVES」(Dan IVES Wedbush AI Revolution ETF)があり、移籍後も本人がその銘柄選びを率いています(運用の助言はWedbush Fund Advisers)。推奨リストを変えると、ETFの中身も入れ替わります。また2025年9月には、暗号資産Worldcoinを持つ上場企業Eightco Holdingsの会長に就くと発表されました。

挙げた銘柄の一覧

会社名 ティッカー 区分 日付 ひとこと
テスラ TSLA 慎重・否定的 2025-04-10(報道日) 目標株価を43%引き下げ
コアウィーブ CRWV 注目と発言 2025-12-01 「AI 30」に追加
アイレン(IREN) IREN 注目と発言 2025-12-01 「AI 30」に追加
ショッピファイ SHOP 注目と発言 2025-12-01 「AI 30」に追加
マイクロソフト MSFT 注目と発言 2026-01-01(報道日) 2026年トップ5、最も持ちたい大型株
アップル AAPL 注目と発言 2026-01-01(報道日) 2026年トップ5
テスラ TSLA 注目と発言 2026-01-01(報道日) 2026年トップ5
パランティア・テクノロジーズ PLTR 注目と発言 2026-01-01(報道日) 2026年トップ5
クラウドストライク CRWD 注目と発言 2026-01-01(報道日) 2026年トップ5
スペースX SPCX 注目と発言 2026-07-01 調査開始、目標株価190ドル
エヌビディア NVDA 注目と発言 2026-08-24 「まだ過小評価」
エヌビディア NVDA 注目と発言 2026-10-06 2027年に向けたトップ5の1位
マイクロソフト MSFT 注目と発言 2026-10-06 同2位
パランティア・テクノロジーズ PLTR 注目と発言 2026-10-06 同3位
アップル AAPL 注目と発言 2026-10-06 同4位
クラウドストライク CRWD 注目と発言 2026-10-06 同5位
テスラ TSLA 注目と発言 2026-10-06 「破壊的技術の一番のお気に入り」
デル・テクノロジーズ DELL 注目と発言 2026-10-08 「AI 30」に追加
スペースX SPCX 注目と発言 2026-10-08 「AI 30」に追加

時期ごとの解説

2025年4月:テスラの目標株価を大きく下げる

アイブス氏はテスラの強気派として知られますが、2025年4月上旬には目標株価を550ドルから315ドルへ、43%引き下げました。理由は、マスク氏の政治活動でテスラのブランドが傷つき、将来の顧客を失うおそれがあることでした。

ただし、強気の投資判断(アウトパフォーム)そのものは変えていません。「会社の将来には強気、ただし短期の痛手は認める」という姿勢でした。

2025年12月:「AI 30」を入れ替え

アイブス氏は、AIで勝つとみる30社を「AI 30」というリストにまとめ、定期的に入れ替えています。

2025年12月1日の入れ替えでは、次の3社を加えました。

  • コアウィーブ:AI向け計算能力の需要が、当面は供給を上回るとみる
  • アイレン(IREN):ビットコイン採掘からデータセンターに転じた会社。AIに必要な電力を確保している点を評価
  • ショッピファイ:ネット通販の仕組みにAIを積極的に取り入れている点を評価

代わりに、サウンドハウンドAI、サービスナウ、セールスフォースを外しました。外した3社について「売り」と言ったわけではなく、リストの入れ替えです。

2026年の年初:トップ5にエヌビディアを入れず

2026年1月1日に報じられた顧客向けリポートで、アイブス氏は「2026年のAI銘柄トップ5」にマイクロソフト、アップル、テスラ、パランティア、クラウドストライクを挙げました。

会社 挙げた理由(要約)
マイクロソフト クラウドのAzureの伸びが過小評価されている。大型株で最も持ちたい銘柄
アップル AI戦略が見えにくいが、AIで稼ぎ始めれば1株75〜100ドルの上積み
テスラ 自動運転やロボタクシーで、2026年は大きな年になり得る
パランティア AIソフトの需要は前例がなく、時価総額1兆ドルへの道がある
クラウドストライク AIの広がりでセキュリティー需要が伸びるのを市場が低く見ている

話題になったのは、エヌビディアが入っていなかったことです。ただし本人は、エヌビディアは引き続き有力なテック銘柄の1つだとしたうえで、AI投資の恩恵が広がる先の会社を選んだ、と説明しています。

→ マイクロソフトのトップがAIをどう語っているかは:サティア・ナデラのAI発言録(社長のAIの教科書)

2026年7〜8月:移籍、スペースXとエヌビディア

2026年7月1日、アイブス氏はスペースXの調査を始め、「アウトパフォーム」、目標株価190ドルとしました。スペースXを、衛星通信のスターリンク、ロケットの打ち上げ、AIの基盤を持つ「大手クラウド候補」として見ています。調査開始と前後して、7月1日付でWedbushを退社しました。

8月24日には、エヌビディアの決算を前にCNBCに出演し、市場はまだエヌビディアの成長を低く見積もっていると話したと報じられました。ロボットなどの「フィジカルAI」も、まだ評価されていないとしています。

2026年10月:2027年に向けたトップ5と「AI 30」の入れ替え

移籍先で約50社の調査を始めた10月6日、アイブス氏はXに「2027年に向けたテック株トップ5」を投稿しました。順に、エヌビディア、マイクロソフト、パランティア、アップル、クラウドストライクです。テスラは別枠で「破壊的技術の一番のお気に入り」としました。

AI投資の今の段階を "the 3rd inning of a 9-inning game"(9回まである野球の3回)とたとえ、まだ序盤だという見方です。

続く10月8日には「AI 30」を入れ替え、デルとスペースXを加え、オラクルとペガシステムズを外しました。デルは、AIを動かすサーバーの供給元として位置づけています。

この人の見方の特徴(編集部の整理)

ここからは、投資の教科書 編集部の整理です。

事実として言えること

  • 2025〜2026年を通じて、AI相場はまだ序盤だという発言を続けている
  • マイクロソフト、パランティア、アップル、クラウドストライクは、2026年と2027年の両方のトップ5に入っている
  • エヌビディアは、2026年のトップ5からは外れたが、2027年に向けたトップ5では1位に戻った

編集部の推測(確かめられていない読み方)

  • 半導体だけでなく、ソフト・セキュリティー・電力・サーバーなど「AI投資のお金が流れていく先」を広く追っているように見えます
  • 強気の看板を保ちながらも、テスラの目標株価引き下げのように、悪材料ははっきり数字に反映させる人のようです

アナリストの推奨を読むときの3つのこと

  1. 目標株価は「12か月後の見立て」:当たる保証はなく、何度も見直されます
  2. 推奨リストとETFはつながっている:リストを変えるとETFの中身が変わる。立場を知ったうえで読む
  3. 「外した」は「売り」と同じではない:リストから外れた理由が示されないことも多い

AIに整理を頼むなら、次の文面が使えます。

米国のアナリスト、ダン・アイブス氏の「AI 30」リストについて、
次の点を表にまとめてください。
1. 最近の入れ替えで加わった銘柄と外れた銘柄(発表日つき)
2. それぞれの会社が何をしているか(1行)
3. 情報の出典URL
確かめられないことは「不明」と書いてください。

よくある質問

ダン・アイブスが挙げたAI銘柄トップ5は?

2026年10月6日にXへ投稿した「2027年に向けたテック株トップ5」は、順にエヌビディア、マイクロソフト、パランティア、アップル、クラウドストライクです。2026年1月1日に報じられた「2026年のAI銘柄トップ5」は、マイクロソフト、アップル、テスラ、パランティア、クラウドストライクでした。

ダン・アイブスの「AI 30」とは何ですか?

アイブス氏がAIで勝つとみる30社をまとめたリストで、定期的に入れ替えています。2025年12月1日にコアウィーブ、アイレン、ショッピファイを加え、2026年10月8日にはデルとスペースXを加えてオラクルとペガシステムズを外しました。リストから外したことは「売り」と言ったわけではありません。

ダン・アイブスはエヌビディアを推していないのですか?

2026年1月1日に報じられた2026年のトップ5にはエヌビディアは入っていませんでしたが、本人は引き続き有力なテック銘柄の1つだと説明していました。8月24日にはCNBCで市場はまだエヌビディアの成長を低く見積もっていると話したと報じられ、10月6日の2027年に向けたトップ5では1位に挙げています。

ダン・アイブスはテスラに弱気になったのですか?

2025年4月上旬(報道は4月10日)に、マスク氏の政治活動によるブランドへの影響を理由に、テスラの目標株価を550ドルから315ドルへ43%引き下げました。ただし強気の投資判断(アウトパフォーム)は変えておらず、2026年10月6日にはテスラを「破壊的技術の一番のお気に入り」としています。

ダン・アイブスはいまどこに所属していますか?

2026年7月1日にWedbush Securitiesを退社し、AI分野に特化した投資銀行「Yorkville Ives & Co.」を共同で立ち上げ、パートナーを務めています。移籍後も、ETF「IVES」の銘柄選びを本人が率いています。

まとめ

  1. ダン・アイブス氏は、2026年7月にWedbushを退社し、Yorkville Ives & Co.に移った。推奨はアナリストとしての投資判断で、ETF「IVES」の銘柄選びにつながっている
  2. 2026年のトップ5はマイクロソフト、アップル、テスラ、パランティア、クラウドストライク
  3. 2027年に向けたトップ5では、エヌビディアが1位に入り、テスラは別枠の「お気に入り」になった
  4. 「AI 30」は2025年12月にコアウィーブ・アイレン・ショッピファイ、2026年10月にデル・スペースXを加えた

次の1か月で見ておくなら、10月の入れ替えでETF「IVES」の中身が実際にどう変わるかです。推奨の変化が、数字として表に出ます。

※ この記事は、ダン・アイブス氏が公の場で語った内容を記録したもので、投資の教科書が特定の銘柄の売買をおすすめするものではありません。発言は当時のもので、現在の考えや保有とは違う可能性があります。

参考

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