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金融商品に投資をする際に、重視すべき事項の一つに「利回り」というものがあります。
ただ、1つ1つ金融商品の利回りを確認することで、投資をしていこうとするのは若干面倒な気もします。
そこでこのページでは、利回りの差を一発で見抜くことのできるイールドスプレッドという指標をご紹介します。
言葉自体馴染みの薄いものかもしれませんが、一気に投資効率を向上させる効果がありますので、おさえておきましょう。
イールドスプレッドとは金融商品間の利回りの差をあらわす分析指標です。
基本は債券の利回りを残存期間や債券の格付け(安全性)を考慮した上で、投資先を決定するためのものですが、株式指数(配当利回りや益回り)と債券を比較することも可能です。
ちなみに配当利回りとは、現在の株価に対してがどれくらいあるのかを示す数値、益回りはPERの逆数で割安度合いを示す値のことです。
たとえば配当が1株50円で株価が1,000円だとしたら、その会社の配当利回りは5%ということになります。またPERが20%の企業があるとしたら、その株式益回りは20%の逆数で5%ということになります。
配当利回りに関して詳しくは「投資をするなら確実におさえておきたい配当利回りの基礎知識」
イールドスプレッドは以上のような債券の利回りと株式の利回りを比べる尺度として使用することができます。
一般的には以下の式で求められます。
イールドスプレッド=長期債の利回り-株式益利回り
ということになります。当然のことながら、株式相場に投資をするのであれば、国債などの長期債よりもリスクが高いためリターンが高いものである必要があります。当然、長期債と比較して、利回りが対して変わらないのに株式相場に投資をするのは賢明ではありません。
イールドスプレッドのほかにも、イールドレシオという分析指標がありますのでご説明しておきます。スプレッドは差を計算するものでしたが、レシオは割った値を計算するものです。
イールドレシオ=長期債利回り÷株式益回り
たとえば、10年物の国債が1.5%の利回り、株式益回りが4%だとしたらイールドレシオは1.5÷4で0.375となります。基本的にはこの数値が1倍に近づくほど株式市場が割高だと言えます。
また、イールドスプレッドが差という絶対的な数値だったのに対して、レシオの方は割合で表しているため相対的な判断ができます。
せっかくなのでイールドスプレッドと一緒におさえておきましょう。
株式投資をする際にも債券市場のチェック、そして債券との比較を行うことでより投資戦略の幅も広がっていきます。現在株式市場の優位性が高まっているとはいえ、いずれまた不況がきた場合にスプレッドが小さくなる時がきたら、上記の指標を用いて投資をしていくこともできます。
ぜひ投資に活用してみてください。
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