PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは|割安株の指標

お金の流れを把握することは非常に大切で、それは家計でも企業でも同じです。

そしてお金の流れに対する株価の割合、どれくらい買われているのかを把握する指標がPCFR(株価キャッシュフロー倍率)といいます。

このPCFR(キャッシュフロー倍率)を知ることができれば、株価の割安度合いをより深く見ることができます。

PCFRとは

PCFR(株価キャッシュフロー倍率)とは、1株あたりのキャッシュフロー(CF)に対して株価が何倍まで買われているのかを示し、PERやPBRと同じように、株価が割安かどうかを判断するための指標です。

ちなみにPERは1株辺りの利益に対して株価が何倍まで買われているかというもの、PBRは1株辺り純資産に対して株価が何倍まで買われているのかを知る指標のことでした。

株価の割安度を判定する上では、PERやPBRがよく使用されるのですが、実はPCFRを使用することで、PERやPBRでは判断しきれない割安度を診断できます。

まずPCFRは一般的には

PCFR=株価÷1株あたりのキャッシュフロー

で求めることができます。

また、1株あたりのキャッシュフロー=営業キャッシュフロー÷発行済み株式総数で求めることもできます。

キャッシュフローを考慮して割安度を判定すると、利益と違って設備投資に伴う減価償却費を考慮に入れた上で株価の割安度を判断できる点がポイントです。

また国により減価償却の仕方が違う場合には、当期利益での比較でなく、減価償却をすでに考慮に入れたキャッシュフローによる比較をします。

上記のようにキャッシュフローを利用することは、利益だけの比較よりもより正確に企業の割安度を診断できるのです。

次は具体的に、企業のPER、PCFRを見ていきます。

PCFRの算出実例

下記図はオリエンタルランドコーポレーション(銘柄コード4661)の財務情報です。ここからPCFRを算出してみましょう。

 

まず1株あたりのキャッシュフローを求めます。

営業CF1228億÷発行済株式数364,690千株をすると、338円となります。

そして、現在の株価は1株10,970円となるため、

PCFR=10970÷338=32.46倍

ということになります。

ちなみにこの企業のPERは43倍となり、かなり割高に見えますが、減価償却費373億円を加えた営業キャッシュフロー(営業CFの増加要因)で計算すると、割安とまでは言えませんが、PCFRの数値はだいぶ下がることになります。

これだけでは少しわかりづらいかと思うので、他社比較で考えてみましょう。

仮に同業他社でPERが30倍、PCFRが32倍の銘柄があったとしたらどちらが割安でしょうか?成長性なども考えると、オリエンタルランドの方が割安だと、判断することが出来ます。

なぜなら、積極的に設備投資をしていることから、今後の利益成長が見込めるためです。

PCFRが低い銘柄への投資は結局どうなのか?

ここで単純に低PCFRつまりキャッシュフロー株価倍率の低い銘柄への投資は成功するのかどうかを考えてみます。

アメリカ株への投資での検証結果ではありますが、低PCFR銘柄への投資を続けていくことで、長期的に見て成果を出すことができるとわかっています。

その検証結果によると、PCFRによる投資成果は次のようになりました。

1951年12月31日に1万ドルを投資した時の全銘柄と大型株と低PCFR上位50銘柄の全銘柄と大型株のリターン(1952年-1996年)

全銘柄、大型株に投資した場合の投資成績ですが、100万ドルがそれぞれ267万ドル、159万ドルになりました。

低PCFRの全銘柄、低PCFRの大型銘柄に投資した場合の投資成績ですが、100万ドルがそれぞれ448万ドル、577万ドルになりました。

上記のデータが示しているように低PCFR銘柄への投資は長期的に見ると成功する可能性が高まるようです。特に低PCFR上位50の大型株のパフォーマンスが良かったようです。

あくまで海外のデータではありますが、投資する際の参考になると思いますので覚えておいても良いでしょう。

参考:『ウォール街で勝つ法則』(amazon)

まとめ

割安指標を使用するときには、ほんとうにその数値が割安なのかどうかを検証する必要があります。

仮に絶対的な数値より算出された数値が低かったとしても、相対的に比べると高いこともありうるからです。特に設備投資を積極的にしているかどうかは企業によって異なるため、今後の成長性を見極めるためにもPCFRは抑えておくとよいでしょう。

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