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ホリエモンが買った株・注目した株は? 発言と開示から読み解く、堀江貴文の銘柄の選び方

· 投資の教科書 編集部

ホリエモンが買った株・注目した株は? 発言と開示から読み解く、堀江貴文の銘柄の選び方

この記事で手に入るもの

  • 堀江貴文氏が「買った」「注目している」と話した銘柄の一覧(日付・出典つき)
  • 大量保有報告書で開示された保有と、その目的
  • 楽天やフジ・メディアHD、LINEヤフーを選んだ理由の要約
  • ニュースから銘柄を考えるときに使える、堀江氏流の「理由の立て方」

結論

  1. 堀江貴文氏は2024年10月から2026年1月にかけて、楽天グループ、モデルナ、メドレー、フジ・メディアHD、KADOKAWA、LINEヤフーを買ったと動画や番組で話した(保有を公表)。大量保有報告書ではINCLUSIVE(2021年3月8日)とGFA(2025年2月28日)の保有が開示されている
  2. エヌビディア(2024年4月6日)、テスラ(2024年6月4日)、スペースX(2026年8月5日)などは、買ったとは言わずに評価を話した銘柄(注目と発言)
  3. 2026年1月15日にKADOKAWAと楽天、2026年10月16日にフジ・メディアHDを値上がり後に売ったと話しており、「慎重・否定的」の多くは売却の記録(トヨタ自動車は2024年6月4日に慎重な見方を示した)

堀江貴文氏は、2024年4月の番組では「上場株は買っていない」と話していました。ところが、経済ジャーナリストの後藤達也氏との共著を出したのをきっかけに、上場株の売買を再開します。

その後は、買った銘柄や売った銘柄を、動画や番組で自分から話すようになりました。

この記事では、堀江氏が公の場で話した銘柄と、法律にもとづく開示(大量保有報告書)で確認できる保有を、日付と出典をつけて整理しました。動画は字幕で発言を確かめ、話した時刻へのリンクも付けています。

堀江貴文氏はどんな人か

堀江貴文氏は、旧ライブドアの元社長で、いまはYouTube「ホリエモンチャンネル」やメルマガ、著書で発信を続ける実業家です。AIについては、書類仕事の多くはAIに置きかわる、という見方を早くから示しています。

立場と利害として、次の点を押さえておく必要があります。

  • ロケット会社の創業者である:2013年にインターステラテクノロジズ(非上場)を立ち上げ、2025年1月時点でも取締役・ファウンダーです。同社には2025年1月、トヨタ子会社のウーブン・バイ・トヨタが出資することで合意しました。宇宙・ロケットは、スペースXと同じ事業の領域です
  • 上場会社の大株主として開示している:INCLUSIVE(7078)とGFA(8783)の株について、大量保有報告書を出しています
  • フジテレビの当事者でもある:2005年、旧ライブドアでフジテレビの親会社だったニッポン放送の株を大量に取得した経緯があります
  • 発言そのものが株価に影響しうる:2024年10月の動画では、自分が買ったこと自体が株価を押し上げる材料になっているかもしれない、という話も出ています

→ 堀江貴文のAI発言録なら:堀江貴文のAI予測(社長のAIの教科書)

挙げた銘柄の一覧

会社名 ティッカー 区分 日付 ひとこと
INCLUSIVE 7078 保有を公表 2021-03-08 大量保有報告書で6.99%。目的は取引関係の強化
楽天グループ 4755 注目と発言 2024-04-06 「自分がKDDIの社長なら買う」
エヌビディア NVDA 注目と発言 2024-04-06 株選びは簡単だった。ただし自分は買っていない
テスラ TSLA 注目と発言 2024-06-04 テスラはソフトウェアの会社
トヨタ自動車 7203 慎重・否定的 2024-06-04 ソフトウェアで追いつけるようには見えない
イーライリリー LLY 注目と発言 2024-06-04 肥満症の薬を使い「買っとけばよかった」
モデルナ MRNA 保有を公表 2024-10-16 下がったので買い増した
楽天グループ 4755 保有を公表 2024-10-16 モバイルが成功しても失敗しても上がる
セルソース 4880 注目と発言 2024-10-16 エクソソームを注目分野に
メドレー 4480 保有を公表 2024-10-17 番組で話した通りに買った
フジ・メディア・ホールディングス 4676 保有を公表 2025-01-18 株主総会で意見をぶつけようと呼びかけ
GFA 8783 保有を公表 2025-02-28 新株予約権で10.11%。目的は純投資
GFA 8783 慎重・否定的 2025-03-03 売却などで6.07%に低下
KADOKAWA 9468 保有を公表 2026-01-15 サイバー攻撃後に買い、倍近くに
KADOKAWA 9468 慎重・否定的 2026-01-15 値上がり後に売却
楽天グループ 4755 慎重・否定的 2026-01-15 値上がり後に売却
フジ・メディア・ホールディングス 4676 保有を公表 2026-01-15 まだ持ち続けている
LINEヤフー 4689 保有を公表 2026-01-15 スマホ新法で恩恵を受けると見て買った
スペースX SPCX 注目と発言 2026-08-05 上場後初の決算で「超優良企業」
モデルナ MRNA 保有を公表 2026-10-16 少額なので売らずに持っている
フジ・メディア・ホールディングス 4676 慎重・否定的 2026-10-16 倍以上になって売った
フジ・メディア・ホールディングス 4676 注目と発言 2026-10-16 下がったらまた買うかも
INCLUSIVE 7078 保有を公表 2026-10-16 大株主欄で5.42%(株探の集計で確認)

「慎重・否定的」の行の多くは、値上がりした後に売ったという記録です。会社の先行きを悪く言ったものではありません。

2024年前半:「上場株は買わない」と言っていた時期

2024年4月6日の回では、後藤達也氏との番組で、自分は上場株を買っていないと説明しました。同じ1億円なら、上場株より事業に投資した方がずっと大きく増やせる、という理由です(出典)。

それでも、銘柄への見方ははっきり話しています。

  • エヌビディア:ディープラーニングが広がった時点で、大量の計算をこなすGPUの会社はエヌビディアしかなく、株を選ぶのは簡単だったと振り返りました。ただ、事業投資の方が成績が出ると考えて、自分は買っていないとも話しています(出典)
  • 楽天グループ:モバイル事業で資金繰りに苦しむ楽天は、金融などの事業を欲しがる会社に狙われていると説明。自分がKDDIの社長なら買う、と話しました(出典)

同じ回では、個別株を選ぶなら信頼できる人の発信を5〜10人ほど追えばよいとして、中島聡氏のメルマガを例に挙げています。

6月4日の回では、自動車と製薬の業界を取り上げました。

  • テスラ:短期の逆風で下がったテスラ株に魅力はあるかと問われて同意し、テスラは「ソフトウェアの会社」で、自動運転が2〜3年で大きく進むと話しました(出典)
  • トヨタ自動車:製造業の会社で、EVは作れてもソフトウェアでは追いつけるようには見えない、と慎重な見方です。トヨタの全固体電池への期待も高すぎると話しました(出典)。なお、この発言の後の2025年1月に、インターステラテクノロジズはトヨタ子会社からの出資受け入れで合意しています
  • イーライリリー:肥満症の薬(GLP-1)を自分でも使って効果を実感したとして、「俺買っとけばよかった」と話しました(出典)

2024年秋:共著の出版に合わせて、実際に買う

2024年10月には、共著『堀江・後藤流 投資の思考法』(ニューズピックス)の出版に合わせて、番組で話した銘柄を新NISAで実際に買ったと公表しました。本では、買った5銘柄のうち一部の名前を伏せて紹介しています。

  • 楽天グループ:モバイル事業がうまくいけば上がり、うまくいかずにやめることになっても資本の立て直しで上がる、と考えて買ったと説明しました(出典)
  • モデルナ:買った後に株価が下がったので、さらに買い増したと話しています(出典)
  • メドレー:翌日の動画で、番組で話した通りに楽天やメドレーなどを買ったと話しました(出典)
  • セルソース:注目分野として、幹細胞から出る「エクソソーム」という物質を挙げ、それを扱う上場企業としてセルソースの名前を出しました。誤った情報が報道されて株価が下がっている、とも説明しています(出典)

2025年:フジ・メディアHDと、大量保有の開示

2025年1月18日、フジテレビの記者会見の対応を厳しく批判する動画で、「フジ・メディアHDの株買いました」と公表しました。視聴者に向けて、株主総会で意見をぶつけようと呼びかけています(出典)。

同じ時期には、法律にもとづく開示も出ています。

  • GFA:2025年1月24日に第三者割当の新株予約権を引き受け、潜在株を含めて10.11%を保有したと、2月28日に大量保有報告書を出しました。保有目的は純投資です(出典)。GFAの届出書では、行使して得た株は市場の様子を見ながら売る方針だと説明されています(出典)。3月3日の変更報告書では、行使と売却で6.07%に下がりました(出典)
  • INCLUSIVE:2021年3月の大量保有報告書で6.99%の保有を開示しており、目的は「取引関係の強化」です(出典)。株探の集計では、2026年10月時点でも有価証券報告書の大株主欄に5.42%で載っています(出典)

大量保有報告書は、上場会社の株を5%を超えて持ったときなどに出す決まりの書類で、金融庁のEDINETで誰でも読めます。

2026年:利益を確定し、新しく買う

2026年1月15日の回では、番組を通じて買った株の結果を話しました。

  • KADOKAWA:サイバー攻撃で株価が大きく下がった時に、グループのドワンゴの技術力を信じて買い、2か月ほどで倍近くになったと話しました(出典)
  • 売却:KADOKAWAや楽天は値上がりし、フジ・メディアHD以外はすべて売ったと説明しています(出典)
  • LINEヤフー:最近買ったと公表。2025年12月18日に全面施行されたスマホ新法でアプリの扱いが変わり、国内唯一のスーパーアプリであるLINEがいちばん恩恵を受けると考えた、という理由です(出典)

8月5日には、6月に上場したスペースXの初めての四半期決算を解説し、ほぼ独占状態のスターリンクを持つ「超優良企業」と評価しました。一方で、上場前からの投資家が売れる時期に入るため、それが株価の重しになりうるとも指摘しています(出典)。

最新の10月16日の回では、次のように話しています。

  • モデルナ:少額なので売らずに持ち続けており、がん治療の治験がうまくいって株価が跳ねる時が来ると考えていた(出典)
  • フジ・メディア・ホールディングス:株は倍以上になって売った。ただ、不動産部門を切り離してコンテンツとIP(キャラクターや楽曲などの権利)に集中するしかない点を評価し、他のテレビ局よりいいと思うので、下がったらまた買うかもしれない(出典)

同じ回では、三菱重工などガスタービンを作る会社の株が上がっている理由も解説しましたが、これは注目銘柄として挙げたものではなく、一覧には入れていません。

この人の見方の特徴

ここからは、投資の教科書 編集部の整理です。

事実として言えること

  • 買う理由を一文で言える形にしています。「モバイルが成功しても失敗しても上がる」「スマホ新法で恩恵を受ける」「技術力があるので復旧する」といった形です
  • ニュースで株価が大きく下がった場面(KADOKAWAのサイバー攻撃、フジテレビの問題)で買い、値上がりしたら売る、という動きが目立ちます
  • 指数については、2024年4月の番組で、S&P500やオルカンより日本株の方が伸びしろがあるという考えを示し、2026年10月にも日本株を信じていると話しています

編集部の推測(確かめられていないこと)

  • 発信力が大きい人なので、公表した銘柄に買いが集まり、値動きが大きくなる可能性があります。本人も、自分は注目されているので、インサイダー取引を疑われないよう念を入れていると話しています
  • 公表しているのは一部の売買で、すべての保有を明かしているわけではないと考えられます

よくある質問

ホリエモン(堀江貴文)が買った株は?

2024年10月16日・17日の動画で、楽天グループ、モデルナ、メドレーなどを新NISAで買ったと話しました。2025年1月18日にはフジ・メディアHD、2026年1月15日の回ではKADOKAWAを買って倍近くになったこと、LINEヤフーを最近買ったことを公表しています。

堀江貴文はフジ・メディアHDの株をまだ持っていますか?

2025年1月18日の動画で「フジ・メディアHDの株買いました」と公表し、2026年1月15日の回でもまだ持ち続けていると話しました。2026年10月16日の回では、株は倍以上になって売ったと話し、下がったらまた買うかもしれないとも述べています。

堀江貴文はなぜLINEヤフー株を買ったのですか?

2026年1月15日の回で、2025年12月18日に全面施行されたスマホ新法でアプリの扱いが変わり、国内唯一のスーパーアプリであるLINEがいちばん恩恵を受けると考えて買った、と説明しました。

堀江貴文の大量保有報告書には何が載っていますか?

INCLUSIVE(7078)については2021年3月8日提出の大量保有報告書で6.99%、目的は「取引関係の強化」と開示されています。GFA(8783)については2025年2月28日に潜在株を含め10.11%(目的は純投資)と報告し、3月3日の変更報告書で6.07%に下がりました。

堀江貴文はエヌビディア株を持っていますか?

2024年4月6日の番組で、GPUの会社はエヌビディアしかなく株を選ぶのは簡単だったと振り返りつつ、事業投資の方が成績が出ると考えて自分は買っていない、と話しました。

まとめ

  1. 堀江氏は2024年秋から上場株の売買を再開し、楽天・モデルナ・メドレー・フジ・メディアHD・KADOKAWA・LINEヤフーなどを買ったと公表した
  2. 大量保有報告書では、INCLUSIVEとGFAの保有を開示している
  3. 楽天やKADOKAWA、フジ・メディアHDは値上がり後に売ったと話しており、「慎重・否定的」の多くは売却の記録
  4. ロケット会社の創業者で、宇宙やトヨタとも利害がある。発言を読むときは、その立場も合わせて見る

気になるニュースを見たら、「この会社の株が上がる理由を一文で言えるか」を試してみてください。言えないなら、まだ調べ足りないという合図になります。次の1か月は、公表された銘柄の決算資料や開示を、自分の目で確かめる練習から始めるとよいでしょう。

→ 堀江氏のAIについての予測なら:堀江貴文のAI予測(社長のAIの教科書)

※ この記事は、堀江貴文氏が公の場で語った内容と公的な開示を記録したもので、投資の教科書が特定の銘柄の売買をおすすめするものではありません。発言は当時のもので、現在の考えや保有とは違う可能性があります。

参考

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