FXで馬さん独占取材 「オーダーブック手法」を徹底解説!
(更新 ) · FXで馬

この記事は2020年に公開したアーカイブ記事です。制度・数字・サービスの内容は当時のものです。
「投資家に聞いてみた」シリーズでは、投資家の普段聞けない経験や考えを深堀りします。
今回は3人目のゲスト「FXで馬」さんに独占インタビューを行いました。この記事では、FXで馬さんの過去の経験から、FXで勝つための秘訣などを聞いていきますので、最後まで読んでみてください!
インタビューアーは現役投資家のタカシさんです。

FXで馬さん、今日は色々と掘り下げていきますので、よろしくお願いします!
目次
・「このままでは勝てない」と思った

まず、専業投資経験はどのくらいになりますか?

基本的に小ロットでやられてるんですね。ところで以前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

また面白い経歴をお持ちですね。ではそんな企業幹部だった馬さんはなぜFXを始めることになったのでしょうか?

てっきりFXから始めたものだと思ってました。どのような経緯でFXを始めるに至ったのでしょうか?

ライブドアショックのダメージを受けたとなると、精神的なダメージも大きかったのではないでしょうか?

馬さんは正直ですね(笑)
当時の心境はどうでしたか?
FXで馬「このままでは勝てない」と思いましたね。
今思えば真面目にやってなかったんだと思います。ちょっと取引しては負けて、でもまた気になって取引してまた負けて・・・。「もうアカンな」と思ってました。
でも株よりFXで負けたときが悔しくて、「ちょっと真面目にやってみようかな」と思ったのがFXを本気で始めたきっかけですね。

なるほど。
FXで馬当時やネットで学ぶなどなかったので、まずは自分なりのテクニカルトレードをしました。
はじめは、移動平均線と水平線を使ったライントレードでしたね。そのトレードスタイルをやっているうちに、長期でやるよりもデイトレード、デイトレードよりもスキャルピングが自分には合っているのかなと思うようになり、スキャルピングを一生懸命するようになりましたね。

ではチャートを見る回数も多かったんじゃないですか?
FXで馬そうですね。基本的には利確だけ入れて放置プレイでした(笑)
その頃(2013年くらい)ってインカムゲインって頭がなかったんですよね。それまでボロクソ負けてたんですが、その頃からひたすらドル円をロング入れていましたね(笑)

アベノミクス始まった時期ですからね。
FXで馬そうなんです。「あれ、これひたすら戻り売りロングしたら絶対勝てるんじゃないの」って思いましたね(笑)
そして、底でロングしたドル円のお宝ポジを伸ばしながら上下するところをスキャルピングするという手法を見出したわけです。
これはリアルでポジションもってるからこそ分かることやな、ということを感じましたね。

トレンドがわかりやすかったから、そのような稼ぎ方を見つけることができたということでしょうか?
FXで馬そうです。僕はまだ自分の商売も成功していて資金もあったので強制ロスカットはありませんでしたし、たまたま、そういう優位性がある状況が生まれたので、見つけられたのだと思います。あとはドル円が上がる背景に株価が上昇しているということもあったので、そのような現象を見ることで知識がついていきました。

では、そういった経験を経て、専業トレーダーになるまでの過程を教えてください。
FXで馬一番大きいきっかけが、3ヶ月から6ヶ月くらいでプラス収支が続くようになっていたことです。その頃にはもう年間収支で考えるようになっていました。そして専業へ。
まずは「自己資金を減らさないトレードスタイル」ではじめて、段々「勝つスタイル」に変えていきました。そしてFXに向かうため退路を断ちました。
・専業でルールを破ること=死ぬこと

実際に専業をはじめてみてどうでしたか?
FXで馬実際に家賃も払わなきゃならないし、車の維持費もあるし、そういう意味では大変でした。ただ、専業は環境が甘すぎるとだめですね。僕の場合は、ルールを破ることは死ぬことですから、自分に厳しい状況を作りました。

退路を断ったわけですからね。
FXで馬でも環境作りのバランスは難しかったです。退路を断ったとはいえ、気楽にできるかが大事でした。例えば、女性でいえば、旦那さんが外で働いてくれるから奥さんは家で専業トレーダーができるとか。
ただでさえメンタル削られるのに、「これやっていけるんかな」っていう不安感があったら死んでしまいます(笑)

そうですね(笑)馬さんのYouTubeライブを見ても、熱狂的にやっているというよりかは、相場に対して冷静に向き合っている印象です。
FXで馬エントリーポイントに入ったらそのポジションが利確になるか損切りになるかだけの話なのでね。一番の喜びはエントリーポイントで指値を入れていて、それが拾われたときですね。まずはエントリーできることが僕にとっては大事なんです。
・負けたときほどロットを下げる勇気がいる

では、そんなエントリーにこだわる馬さんから見て、危険だと感じるトレードはどんなことでしょうか?

そうですね、結局はロットの張り方で変わってきますからね。
FXで馬はい。資金管理につきると思うんですよね。フルレバレッジ・フルロットでトレードした結果、最初の3回勝てたら資金が増え、最初の3回で負けたら資金が減るじゃないですか。でもそれはギャンブルですよね。
退場しないよう資金を管理しながら、何百回・何千回取引した結果、勝率がどんどん上がっていくのが投資だと思います。

そうですね。投資にもいろいろ手法はありますが、中長期的に勝ち続けることができて、はじめて投資になると僕も考えます。
FXで馬それに勝っている人から学ぶより、負けている人から学ぶことの方が多かったりします。例えば、ドル円でこっぴどくやられた人がいました。その後、すぐに同じドル円で取り戻そうとするんですよね。その方法で勝っている人を見たことがありません(笑)そこで冷静さが問われますね。

そうですね。FXもスマホでワンタップで取引できる時代ですし、やられたらすぐ取り返そうって感情的になってしまう人は少なくありません。だからこそメンタルコントロールが求められるってことなんでしょうね。

それって誰もが一度は経験することだと思うのですが、そこから抜け出せないと負け続けてしまうってことなんでしょうね。
FXで馬そういうことだと思います。取り戻すために、よりロット数をあげてしまうことがあるのでしょうが、それは危険です。むしろ逆に負けたときほどロットを下げる勇気がいると思いますね。大きく負けたときに二度とやらないならいいですが、この先もずっとFXをやっていくなら、無理しないことが大事です。

退場せず長く関わっていきたいなら守りを徹底しろ、ということですね。
FXで馬はい。身を固めて守っていると必ずチャンスがやってくるんですよ。自分のトレードスタイルにバッチリはまった相場がやってくるんです。でも自分のスタイルに合わない相場ではやらない方がいいです。
ファンダメンタルズ分析で大局を見極める力を養う、あるいは短期的にセンチメンタル分析で今市場はどのように過熱しているのか、ポジションはどっちに偏っているのかを見るべきでしょうね。
よくファンダメンタルズ分析が機能してないわとかいう人いますが、「Twitterなどのニュース見ないでドル円取引している人いるのかよ」っていうと、そんな人いないですよね?今は情報社会なので、みんな知らないうちにファンダメンタルズ分析をやっているんですよね。だから、負ける人ほど自分の持っているポジションに有利になる情報ばかり見ている傾向があります。

そういう方はTwitterでもよく見かけますね。相場で求められるのは臨機応変に転換できる力ですからね。

ちなみに、馬さんはテクニカルとファンダならどちらに比重をおいていますか?
・「オーダーブック・トーレド」手法解説

次に馬さんの手法について具体的に教えていただけますでしょうか?

なぜ逆指値なんでしょうか。
FXで馬為替っていうのは、人に損をさせる動きをさせる性質があるので、今入っている逆指値を狩りにいく動きがあるんですよ。

ドル円のオーダーブック(上図)で説明します。真ん中の黄色の線が現在地ラインで、この図だと一本一本が5pips刻みとなっています。
右下が指値の買い、左上が指値の売りです。一方、左下はロングの逆指値、右上がショートの逆指値です。

この場合、どう分析しますか?
FXで馬このオーダーブックの場合、トレンド的にも一定の値幅内に収まっているといえます。これを見ると、売りは左下の600と書いてあるところまで、買いの場合は右上の109.350円まで進むのではないかと予想できます。
繰り返しになりますが、このような逆指値を狩りにいく動きが頻繁に見受けられるため、このオーダーブックを使った予想を元にエントリーや利確を行います。

えっと、この場合、逆指値を狩りにいく動きを見せるとしたらどうなりますか?
FXで馬はい、そうですね。ここでもう一度図を見てください。

逆指値はここまできたら損切りするという損切りラインでもあるのですが、ショートの逆指値(右上)の方が、ロングの逆指値(左下)よりも多く注文が入っていることがわかりますね。
つまり、上図では下降トレンドではあるが、上にいく場合は凄まじく上がる可能性があることを示しています。

なるほど、この分厚い壁を突破した場合、損切りが多発してさらに急騰するということが読み取れるのですね!
FXで馬そうです。ただし別方向へいく見方もできます。
次にドル円のポジション状況を見てみましょう。

現在地ラインより右下がロングの含み益が出ている人で、左上がショートで利益を伸ばしている人ですが、この図だと少ないようですね。
左下がショートで含み損を抱えている人ですが、この人たちは一度も救われていないし、マイナススワップでずっと耐えているという状況です。仮にこれが3週間続いたとしたら21日間ですので、単純に考えたら21pips以上は含み損ということになるので、期待値が下がっているということになります。
なので、この場合苦しいのはドル円をショートしている人です。そのような理由から下がりやすいといえます。

オーダーブックってそんな分析の仕方があったんですね。スワップの視点でも考えるわけですね。興味深いです。
・だから僕はオーダーブックしか見ない

では、実際にオーダーブックを分析したとして、実際のエントリーなどの行動はどのようにすればいいのでしょうか。
FXで馬ある価格帯で壁を作りにいくような動きがあったとしますよね。そのような場合は、基本的にそっち(壁)に向かうトレンド相場ですし、トレンド相場が始まると逆張り軍団が大勢集まってきます。
しかし、その逆張りが成功することは少なく、それで勝てる人もまた少数であるといえます。特にボラティリティの低い相場ではその確率が高いです。なので、エントリーはその流れに従って行います。

馬さんなりの統計を持っていますね。ボラティリティの低い相場のときこそオーダーブックの使い所だと思いました。
FXで馬そういうボラティリティの低いときは「資金管理」と「握力」のある人達が成功している相場ですね。その2つを鍛えましょう。
オーダーブックに表示されている指値・逆指値は、テクニカル分析をしている人が入れている指値なんですよ。だからこれはテクニカルの集大成でもあるわけです。だから僕はオーダーブックしか見ません。

なるほど。オーダーブックは可視化された需給だからここに情報がつまっていると。

そういうときは一旦相場から離れるということでしょうか?

チャートは見ないんでしょうか?

そりゃあ驚きですね。ちなみに、なぜオーダーブックを使おうと思ったんですか?

たしかに、言われてみればそうですよね。
FXで馬はい。そんなときにカニトレーダーさんに出逢いました。彼は既に検証を重ねていたので、一緒に検証するようになりました。

その検証を重ねた結果、馬さんがオーダーブックから得た気づきは他にありますか?
FXで馬例えばですが、NYダウや日経が高値をつけていた時期に、その水準なら本来ドル円は113円くらいをつけていてもおかしくないと考えていたのですが、でもその水準までいかない。だから為替は独自に動くものだと気づきました。
あとは、なかなかユーロドルのショートの人って損切りしないんですよね。だから上に上げても壁を作られるとちょっと困らせてきます。
色々なテクニカル分析があるじゃないですか。それってどこかのラインを抜けたら機能しなくなることが多いんです。でもオーダーブックでは、逆指値があるので、1pips単位でどこまで上がるか、どこまで下がるかが明確にわかるんですよね。そこが強いです。
ちなみに、オーダーブックはフィボナッチに似ていて、どちらもトレンド相場に強いという特徴があります。オーダーブックは上昇トレンドに入ったらどんどん上に逆指し値ができていきますが、それを狩り続けます。ドル円にその傾向がありますね。
・資金管理のためのIFO注文

オーダーブックってめちゃめちゃ奥が深くて僕も使ってみたくなりました。
では、馬さんは資金管理についてどのようにお考えでしょうか?
FXで馬3万通貨~5万通貨でトレード通貨で取引していたときと、10万~30万通貨でトレードしていたときとで、年間収支が全然変わらないということです(笑)なので、ロット数をあげることにあまり意味を感じません。

元金が100万円で変わらなかったとしたら、「ロット数で勝負してもただリスクを高く取りにいくだけになる」ということなんですね。
FXで馬はい。逆にロット数を下げると儲かったらちょっと嬉しいなという感じにはなりますが、損切りもちょっぴり痛い程度で済むので、それでいいかなと僕は思います。やっぱりロット数を下げて、自分のメンタルに合うやり方で気楽にやるということが、結果的に勝率が上がる秘訣だと思いますね。
人によってリスクの取り方は違うので、これを読んでいる方の資金量やメンタルがどれだけ強いかでロットを決めたほうがいいです。30万失いたくないのに30万でやるというのは危険です。どれだけロットを張るかというところについては、退場しないように時間をかけて手探りで見つけるべきだと思います。

退場しないというところがポイントですね。
FXで馬そうです。勉強している最中に退場してはいけないということです。
ただ、ロットの張り方について注意点がもう一つあります。それは、ロット数を下げるのはいいのですが、メンタル的にデモトレーダーに近いやり方(緊張感がなさすぎる)というのもまたよくないということです。

なるほど。人によってメンタル強度に差があるとは思いますが、どのくらいの基準でロットを張るといいのでしょうか?
FXで馬繰り返しになりますが、「損切りをしたときにちょっぴり痛い」というくらいが良いでしょう。
僕のオーダーブック手法は、逆指値の損切りラインから考えるものになっているので、始めから負けたときにどれくらいの損が出るかがある程度わかります。その損するリスクを受け入れているから安定してできるんです。
みなさんも、「ダメだったときのこと」をまずは一旦考えてみてください。

リスクを許容した上でエントリーをするということですね。そのためにもまずはどれくらい自分にとってリスクのあるポジションになるかを知る必要があるということですね。
FXで馬エントリーして含み損を抱え始めて「さあ、どこに逆指値(損切りライン)を入れようかな」と考えているときに、突然トランプ砲(トランプ大統領がツイッターでつぶやくこと)がきて、大暴落することは大いにあります。
でも、とんでもなく大きな含み損を抱えたその状態で損切りラインを考えることって難しいですよね。手遅れなんです。
だから僕は基本的にはIFO注文でトレードをしています。IFO注文を使うと、エントリー指値と利確指値、損切りの逆指値の3つを同時にセット注文できてしまうのです。


たしかにそうですね。大きく動いて含み損が抱えた状態ってメンタルがやられてると思うんですが、それだけで相場がどっちに動くかわからなくなってしまうことって初心者によくあると思います。
・他人の仕込みを気にしない 検証が全て
FXで馬そうですね。
そして、もう一つ注意してほしいことがあります。それは「他人の仕込み」を気にしすぎないことです。
ツイッターとかYouTubeなどで勝っている人のやり方が気になって気になって仕方ない人は迷走してしまっていると思いますね。まずは自分のやり方を検証しましょう。

わかります。自分の性格にあった手法はありますからね。
FXで馬そうですね。損をしている人でも勝っていたときもあったと思うんですよ。でも、3連敗くらいするとその勝ったときの記憶が消えてしまう。だから、自分のやり方が違うのではないかと思い、人の手法が気になってしまう。
そうなると、手法がコロコロ変わっていって、結局どれで勝っててどれで負けているのかが延々にわからなくなります(笑)

そうですね。元々自分が勝っていたときの手法に戻ってこれればいいですが、そこに行き着く前に退場してしまう人もいますね。


みなさん、検証検証ってよく口をすっぱくして言いますが、本当にその通りですよね。負けたとしても改良していくことで勝率が上がることは少なくないですし。
最後に馬さんが使っている証券口座を教えていただけますでしょうか?

色々と使い分けているんですね。ここまで貴重なお話をありがとうございました!
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この記事を書いた人
FXで馬
専業トレーダー「FXで馬」という名前で活動中。 投資・投機歴約11年(専業歴3年) 2019年6月末よりYouTubeでFX配信開始。 日々生放送で相場について解説をしており、根強いファンが定着しているトレーダー。 FXオンラインサロンを運営、FXセミナーも不定期で開催している。Twitter: @FXdeuma



