積立投資でオススメの証券会社~元証券マンが使っている4社

  • 老後2,000万円問題に備えて準備したいけど、何から始めたらいいかわからない
  • コツコツお金を積み立てて着実に資産を増やすには、どこの証券会社がいいの?
  • iDeCoやつみたてNISAが人気みたいだけど、どこの証券会社がおすすめなの?

このような悩みの方は多いと思います。

特に2020年は、新型コロナウイルスの影響で相場が大幅に下落して、安くなったから投資を始めようとしている方もいるのではないでしょうか?

そこで、この記事では、証券会社で8年の実務経験を積み、現在は積立投資を研究しながら老後の資産形成作りをしている私が、目的別の厳選した証券会社を1社ずつ紹介します。

数ある金融機関の中から、その証券会社を選んだ理由と、私が運用している商品(投資信託)も紹介しているので、あなたの資産形成の第一歩としてお役立ていただければと思います。

執筆者
近藤 章仁

近藤 章仁

株式ディーラーの経験を経て、2016年にエンジュク入社。現在は、iDeCoやつみたてNISA、楽天経済圏、ポイ活、独自の節約術を駆使し、老後2,000万円問題に真剣に取り組む。「モノクロ ザ マネーvol.3」にも登場。実践で得た経験から、皆様に役立つノウハウをお伝えします。ファイナンシャルプランナーと証券外務員資格一種保有。

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はじめに:積立投資とは

積み立て投資とは、ある金融商品を、定期的に、一定の金額、長期にわたってコツコツ投資する方法で、ドルコスト平均法ともいいます。

このドルコスト平均法を使うと、投資信託の場合、価格が安い時に口数(くちすう、株数のこと)を多く買って、高い時は少ない口数を買うことで購入価格が平準化され、価格が少し回復するだけで利益になりやすい効果が期待できます。

積立投資の本質について知りたい方は、
積立投資のすべて(著者:星野泰平、パンローリング社)』がおすすめです。

積立投資の本質について知りたい方は、『積立投資のすべて(著者:星野泰平、パンローリング社)』がおすすめです。

この積立投資は、老後2,000万円問題の不安を解消するきっかけとしても、注目されています。

なぜなら、積立投資は、投資初心者でも、少額で、手間をかけずに、10年や20年といった長期間にわたってコツコツ積み立てることで、高い確率で利益が見込める、再現性が高い運用方法だからです。

次の章からは、この積立投資に焦点を絞り、4つの目的別でおすすめの証券会社を、私の経験からお伝えします。

1.iDeCo(イデコ)なら「SBI証券」

SBI証券

iDeCo(確定拠出年金)でおすすめの証券会社は、SBI証券セレクトプランです。

株式を売買する通常のサービスとは別にiDeCo(イデコ)のサービスがあり、「セレクトプラン」と「オリジナルプラン」の2つのプランが用意されています。

この2つのプランのの違いは、次の通りです。

※それぞれクリックすると、取扱商品の一覧が見れます。

 ※クリックすると、取扱商品の一覧が見れます。

なぜセレクトプランのほうがおすすめなのかというと、信託報酬(投資信託の手数料のこと)が安いインデックスファンド(日経平均などの特定の指標と同じ値動きを目指す投資信託)が数多くラインアップされており、長期的にみると、利益額が大きくなると判断したからです。

具体的には、セレクトプランでは、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)」シリーズを取り扱っています(2章で紹介する、楽天証券のiDeCoでは取り扱いなし)。

ちょっと読みづらいですが、このeMAXIS Slimシリーズのコンセプトは、「他社が同じテーマ(内容)の投資信託の信託報酬を引き下げたら、ウチも同水準を目指して引き下げますよ」という方針を打ち出したもので、常に最低水準のコストで運用してくれるという安心感で人気です。

実際、投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year 2019」というイベント(略してFOY)で、上位5ファンド中、eMAXIS Slimシリーズが4つを占めました。

2019FOYランキング

このeMAXIS Slimシリーズを選んでおけば、他社が信託報酬を引き下げたからといって、コストを削減するために、いちいちその商品に移行(スイッチング)しなくて済みます。

ただし、ごめんなさい。

当初、iDeCoでは、SBI証券のセレクトプランでeMAXIS Slimシリーズを選ぼうと思ったのですが、実際には、それ以外のファンドで私は運用しています(ただし、2章の「つみたてNISA」では、eMAXIS Slimシリーズで運用)。

なぜかというと、eMAXIS Slimシリーズより安い投資信託が1つだけあったからです。

それは、SBIアセットマネジメントが運用する「SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))」で、信託報酬は0.1102%程度となっています。

eMAXIS Slimシリーズで、これと同じコンセプトの投資信託に「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」があるのですが、こちらの信託報酬は0.1144%以内となっており、先ほどの雪だるまより、約0.0042%高くなっています。

《信託報酬の比較》

  • SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)):0.1102%
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):0.1144%

《信託報酬の比較》

  • SBI全世界株式インデックス・ファンド:0.1102%
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本):0.0042%

「eMAXIS Slimシリーズは、最低水準の手数料を目指すんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。正直、私もそれを期待していたのですが、これ以上安くなりませんでした。

そのため、今後引き下げる可能性もあるかもしれませんが、その時点で最も信託報酬が低い「SBI全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式)」を選びました。

次の画像が、私の実際の掛金(毎月積み立てる金額)が載った、SBI証券のiDeCoサービスのログイン後の画面です。

SBI証券の履歴

ただし、商品選びに正解はなく、現在の資産状況、年齢や性格、どれくらいリスクが取れるか、目標とする積立金額によって、どの投資信託で運用したほうがいいか異なります。

しかし、SBI証券のセレクトプランを選んでおけば、信託報酬が低いeMAXIS Slimシリーズをはじめとした低コストの投資信託の中から、自分に合ったファンドが柔軟に選べるので、老後の資産を最大化する環境を整えられます。

iDeCoの口座選びで迷ったら、候補の一つとして、ぜひご検討ください。

>> SBI証券のホームページを見る << 

ちょっと一言!
SBI証券のiDeCoオリジナルプランからセレクトプランのへの変更も可能です。その場合、手続きに2カ月くらいかかります。ただし、手続き期間中は、オリジナルプランで引き落としされ、運用が途切れることはないので、ご安心ください。

2.つみたてNISAなら「楽天証券」

つみたてNISAでおすすめの証券会社は、楽天証券です。

その理由を一言で言うと、毎月の投資信託の積み立ての引き落としを楽天カードでクレジット決済すれば、1%の楽天スーパーポイントが付くからです(100円につき1ポイント)。

つみたてNISAの対象商品は金融庁が指定して決められているので、どこの金融機関でつみたてNISAを始めても、あまり大差はありません差が付くのは、このようなポイントサービスだと思っています。

楽天証券の場合、楽天カードを組み合わせてつみたてNISAを始めるだけで、実質的に、利回り1%が最初から確定していることになります。このアドバンテージは、非常に大きいです。なぜなら、利回り1%の投資を毎月安定して継続することは難しいからです。

さらに、そのポイント分を、そのまま楽天証券でポイント投資することもできる上、楽天市場のショッピングに使うこともできます。

ただし、楽天カードで決済できるのは毎月50,000円までと決められており、ポイント還元も、その1%の500ポイントが上限です。

また、つみたてNISAの投資枠は年間40万円までなので、12ヶ月均等に積み立てると、カード決済できるのは毎月33,000円(33,333円)となります。

そのため、毎月33,000円分をつみたてNISAで運用すれば、毎月330ポイントを受け取ることができます。そして、もし500ポイントをフルに受け取りたい場合は、残り17,000円分を、通常の特定口座か一般口座で積立投資をすれば、170ポイントがもらえます。

私の場合、楽天証券のつみたてNISA口座で、先ほどのeMAXIS Slimシリーズの「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」というファンドを毎月33,000円積み立てています。

そして、つみたてNISAとは別に、同じファンドを、特定口座で17,000円と、前月に付与された楽天スーパーポイントで500円積み立てています。つまり、50,500円分をeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)で毎月積み立てていることになります。

この「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、次の円グラフのように、8つの商品を12.5%ずつ均等に組み入れており、常に市場平均のど真ん中の成績を狙いにいく特徴があります。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の構成割合

つまり、リスクを均等に分散しているので、株式比率100%で運用して上昇の波に乗れた時の高い利回りは望めませんが、相場が暴落した時でも、下落率をある程度抑えることができます。

そのため、「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」は、精神的ストレスが少なく、究極のバランス型投資信託といえる点が気に入っています。

ただし、リート(不動産投資信託)も25%組み込まれており、不動産市況がパフォーマンスに左右される傾向があるようなので、留意しておく必要があります。

まとめると、どのファンドを選ぶかはその人次第ですが、楽天証券のつみたてNISA口座で非課税の恩恵を受けながら、楽天カード決済で1%分のポイントを受け取る方法は、個人的にはとてもおすすめです。

毎月の差は僅かかもしれませんが、10年や20年といった長期でみると、大きなパフォーマンスの差となって現れてくるはずです。

>> 楽天証券のホームページを見る<< 

3.毎日積み立てるなら「マネックス証券」

iDeCoやつみたてNISAの口座とは別に、通常の特定口座や一般口座で毎日積み立てをしたい人におすすめなのが、マネックス証券の「毎日つみたて」です。

先ほどの楽天証券のつみたてNISA口座では、証券口座からの引き落としの場合は、購入タイミングは「毎月」か「毎日」を選べるのですが、楽天カード決済では、毎月1日と固定されています。

ちなみに、5大ネット証券で、つみたてNISAではない通常の積立投資で「毎日」が選択できるのは、SBI証券松井証券とこのマネックス証券(楽天証券とカブドットコム証券は未対応)の3社です。

「毎月」決まった日に積み立てるより、「毎日」積み立てるほうが、ドルコスト平均法の時間分散の効果がより期待できます。

ただし、私がマネックス証券で毎日積み立てをする狙いは、時間分散ではなく、IPO(新規公開株)の獲得の確率を少しでもアップさせるためです。

どういうことかというと、マネックス証券のIPOの配分の割り当ては「完全抽選制」で、口座内の金額や落とした手数料に関係ないとされていますが、多少は有利になるのでは?という期待を抱いて、毎日積み立てをします。

しかし、購入するファンドは何でもいいわけではありません。

2020年は、原油(WTI原油先物)価格が60ドルから20ドルまで急落したことから、「原油について詳しく知らないけど、どこかのタイミングで戻るだろう」と予測して、4月から、次の取引履歴のように、「UBS原油先物ファンド」という投資信託を毎日500円ずつ積み立てています。

マネックス証券の履歴

ちなみに、WTI原油先物の1年間の値動きを表したチャートが、以下の画像です。

WTI原油先物の日足チャート

WTI原油先物の日足チャート

出所:楽天証券

私は、急落した20~30ドルのタイミングで、「ここから下がるより上がる確率のほうが高いのではないか?けど、わからない。」と思って、一括で買わず、毎日積み立てを開始しました。

2020年5月2日時点では、さらに下落して若干の含み損の状態ですが、むしろ、毎日安く多くの口数を買えているので、原油価格が回復する時には利益になるだろうと予想しています。

このように、積立投資は、価格の上げ下げを正確に予測できなくても、「ざっくりとした根拠」があれば気楽に始められるのもメリットの一つです。

なお、最後に補足しておきますが、マネックス証券での毎日積み立ては、私がIPOの公募獲得狙いのために選びました。もし、IPO投資をやらないのあれば、他社でもサービスに大きな違いはありません。参考までに。

>> マネックス証券のホームページを見る << 

4.仮想通貨なら「コインチェック」

仮想通貨(正確には暗号資産)にも、積立投資ができるサービスがあります。それが、マネックス証券の傘下になったコインチェックが2019年に始めた「Coincheckつみたて」です。

このCoincheckつみたてで買えるのはビットコインだけで、購入タイミングは「毎日」か「月1回」のどちらかです。また、最低購入金額は、10,000円からです。

正直、私は仮想通貨については勉強不足で、売買タイミングが全く読めません。しかし、2017年の仮想通貨バブルのように、いつかまた急騰するのではないかとは思っているので、次の画像のように、毎月15,000円ずつ積み立てています。

コインチェックのつみたて履歴

私のコインチェックの積み立て履歴

ただし、Coincheckつみたてには欠点があります。それは、現在の評価損益がわからないという点です。

カスタマーサポートに問い合わせたら、「この度お客様よりお問い合わせいただいた内容は、貴重なご意見として承り、今後のサービス向上のための参考とさせていただきます。」とだけ回答がありました。

そのため、チャートと照らし合わせながら、大体いくら位で買ってるから、今は儲かっているか損しているかを把握することしかできません。

しかし、積み立て投資は長期運用が前提で、毎日含み損益をチェックすることには意味がないと考えているので、サービスが改善されるまで気長に待とうと思います。

仮想通貨は難しそうだけど、興味があって少額から始めてみたいという方にはおすすめです。

>> コインチェックのホームページを見る << 

【番外編】FXなら「SBI FXトレード」

最後に、番外編として、FX(外国為替証拠金取引)で唯一、積立投資のサービスを提供している、SBI FXトレードの「積立FX」を紹介します(私はまだ実践していません)。

この積立FXで購入できる通貨は、次のメジャーな9通貨ペアです。

積立FXで買える通貨ペア一覧

そして、通常、国内のFX会社のレバレッジは最大25倍なのですが、積立FXでは、レバレッジは「1倍」「2倍」「3倍」の中からしか選べません。また、購入頻度も、「毎営業日」「毎週水曜日」「毎月26日」の中から選びます。

ただし、積立FXは、通常のFXトレードよりスプレッド(FXの手数料のこと)が約6~30倍高くなるので、注意が必要です。詳しくは、『積立FXでコツコツ投資する方法』で解説しているので、興味がある方はご覧ください。

>> SBI FXトレードのホームページを見る << 

まとめ

この記事では、積立投資でおすすめの証券会社をお伝えしました。

最後に、整理しておきます。

これが絶対ではありませんが、複数の証券会社で迷った場合は、参考にしていただければと思います。そして、この内容が、あなたの将来の資産形成のきっかになれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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また、iDeCo(イデコ)やつみたてNISAを活用して、老後2,000万円問題を解消するきっかけとなる証券会社は、『積立投資でオススメの証券会社~元証券マンが使っている4社』で紹介しています。

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