FX口座の選び方|基本編

FXで意外と知られていないにも関わらず、勝つために非常に重要なことがあります。それが、口座の選び方です。

どのFX会社で口座を開くかは、今後のあなたの成功と失敗を左右するほど重要です。

そして、口座の選び方を間違っているという理由だけで、トレード成績をプラスにできないトレーダーは大勢います。口座によってトレード環境が大きく変わるFXでは、口座選びが非常に重要になります。また、口座選びの重要性をしっかりと伝えている書籍やサイトは、ほとんどないように思います。

そこで、この記事では、あなたがこれからFXで勝つために必要な口座の選び方の知識を、徹底的に解説します。非常に重要な内容なので、ぜひ最後までしっかりお読みいただけると幸いです。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

1.目標とトレードスタイルを明確にする

稼げるFX口座を選ぶためには、まず、自分自身の目標とトレードスタイルを決めておく必要があります。これは、何も精神論で言っているのではありません。現実問題として、これがないと、なぜ口座選びが重要なのかが理解できないのです。

しかし、FX初心者の方は、自分がどのトレードスタイルでいくのか、まだ決まっていないと思います。

そこで、私のおすすめは、あなた自身の目標から逆算したトレードスタイルを選ぶことです。最初に、それぞれのトレードスタイルの特徴についてお伝えするので、「あなた自身の目標を実現するにはどれが最適か」という視点でお読み下さい。

1.1 FXの3つのトレードスタイル

FXには、大きく分けて、次の3つのトレードスタイルがあります。

スキャルピング

秒単位の取引を1日数十回、多い時で100回程度行うスタイル。

1回のトレードで、数pipsから多くても10pips前後の利益を積み重ねる。

デイトレード

数時間単位の取引を、1日数回、多い時で10回程度行うスタイル。

1回のトレードで、20pips~100pipsの利益を狙う。

スイングトレード

数日以上、長い時で数ヶ月以上ポジションを持つスタイル。

1回のトレードで、100pips以上の利益を狙う。

そして、あなたが目指す目標によって、どのトレードスタイルを選ぶべきかが、だいたい決まります。1つずつ解説していきます。

1.1.1.売買して楽しみたいならスキャルピング

私の経験から結論をお伝えすると、上記3つのトレードスタイルの中で、トレードしていて最も楽しいのがスキャルピングです。また、1回の売買が短いため、どの時間帯でもすぐに参加でき、初心者が取り組みやすいです。もし、「早くトレードに慣れたい」なら、手始めにスキャルピングを始めると良いでしょう。

実際に、私はサラリーマン時代に、帰宅後の21時から26時までの5時間を、スキャルピングの時間に充てていました。

1.1.2.数万円から数十万の稼ぎが欲しいならデイトレード

デイトレードは、スキャルピングよりも売買回数は少なく、1回エントリーすると数時間ポジションを持つスタイルです。スキャルピングのように、画面に張り付く必要は無く、スマートフォンがあればトレードできるのも、デイトレードの特徴です。

また、スキャルピングは、ボラティリティが高い時でないと思うように利益を積み重ねられないのですが、デイトレードは、どんな相場でもトレードチャンスがあります。その点も、デイトレードを気に入っている理由の1つです。

1.1.3.長期に渡って年利数%で運用するならスイングトレード

スイングトレードは、1度ポジションを持ったら、数日~数週間かけて最大限の利益を追求するスタイルです。スキャルピングとは正反対のやり方で、売買回数はかなり少ないです。

細かい値動きは気にせず、1回の中長期トレンドで大きな利益を上げたい方に向いています。

ポジションを持つ時間が長いため、損益変動も大きくなります。そのため、相場が急変しても、ロスカットに引っ掛からない低レバレッジで行うと良いでしょう。安全な水準で、年利数パーセントで長期的に運用して、10年後、20年後のための資産を増やすというイメージですね。

いかがでしたでしょうか?あなたが目指すべきトレードスタイルは、明確になりましたか?あくまでも、あなたの目標から逆算して決めることが重要です。

2.トレードスタイルによるFX口座の選び方

3つのトレードスタイルを理解した上で、どのように選んだか良いのかを説明します。繰り返しになりますが、トレードスタイルによって口座選びの重要性は異なります。

2.1.スキャルピングはコストを徹底的に下げる必要がある

スキャルピングは、1日当たりのトレード回数がどうしても多くなります。そして、1回のトレードでは、少なくて1pipsから多くても10pips程度の小さな利益を狙うトレードスタイルです。私の場合でも、1回当たりの平均損益は1pips~5pips程度です。

5pipsの利益とは、1万通貨でトレードを行なった場合、500円の利益です。この時、スプレッドが、1.5pipsあるとします(=1銭×1万通貨=150円)。すると、儲けは、500円の利益から150円の費用を差し引いた350円になります。儲けが30%も減ってしまいますね。

さらに、当然、全てのトレードで勝つことはできません。負けトレードでも費用を払わなければなりません。もし、500円の負けだとしたら、さらに150円の費用がかかり、650円を失います。

1回の勝ちの平均の儲けが350円で、1回の負けの平均の損失が650円だとしたら、とても勝ち続けることはできません。

ただし、全く同じトレードルールでも、1回当たりのトレードの費用が安いケースでは、勝てるようになります(詳しくは、『スキャルピングで勝つための2つの大前提』を参考にしてください)。

つまり、取引回数が多く、小さな利幅を稼いでいくスキャルピングでは、費用を極限まで下げる必要があるのです。そのため、1トレード当たりの費用が安いFX会社で口座を選ぶことが、スキャルピングやデイトレードで勝てるトレーダーになるための第一条件になります。

2.2.デイトレとスイングトレードはコストは気にしない

一方、デイトレードとスイングトレードであれば、口座選びはそれほど重要ではありません。理由は、次の通りです。

  • 1回のトレードで大きな利幅を狙う
  • 利幅に対してスプレッドの割合が小さい

スキャルピングの場合、口座選びを間違えると、良いトレードルールを持っていても負けてしまいます。しかし、デイトレードやスイングトレードではそんなことはありません。もちろん、、1回当たりのトレードの費用が少ないほうが有利なのですが、影響は少ないので、気にする必要はないでしょう。

2.3.スキャルピングとデイトレ向きのFX口座を選ぶ

そうは言っても、これからFXを始めるという方は、トレードスタイルは固まっていないと思います。そんな時は、まず、スキャルピングに有利なFX口座を選ぶことが重要です。

なぜなら、スキャルピングに有利な条件を満たしている口座を選んでおけば、3つのトレードスタイルの全てを有利な条件で試すことができるからです。それでは、どのような基準で口座を選べばよいのでしょうか?

次から、説明させていただきます。

3.FX口座はスプレッドとスリッページのバランス

結局のところ、FX口座の選び方で最も重要なのは、スプレッドスリッページです。なぜなら、この2つがトレーダーであるあなたの口座から出ていくコストだからです。

取引ツールの使いやすさやチャートの見やすさが重要という方もいますが、現実としてかかるコストを第一に考えなければ、お金は減っていきます。FXで勝つことのみを目的にすれば、コスト以外の条件は二の次です。

スプレッドとスリッページの条件をクリアしていなければ、どれだけ取引ツールが優れていたとしても、意味はありません。そのため、

  • スプレッドが狭いFX会社
  • スリッページ発生率が低いFX会社

を選ぶことが、勝つための口座選びの鉄則です。
先にお伝えすると、これらを比較したうえでおススメできるFX口座は、次の2つの記事で詳しく説明しています。

FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較
初心者にもおすすめ!人気FX会社13口座を9つの項目で徹底比較

私が実際に使っている口座も紹介しているので、参考にしてください。

それでは、スプレッドとスリッページについて、具体的に解説します。

3.1.スプレッドが狭いFX口座を選ぶ

スプレッドは、簡単にいうと、1回当たりのトレードであなたがFX会社に支払わなければいけない実質的な手数料です。そのため、FXで勝つ可能性を限界まで上げるには、スプレッドが狭いFX会社を選ぶというのが鉄則です。

ただし、実際にトレードする時に、相場急変時などはスプレッドが広がることがあるので、FX会社のホームページに書かれているスプレッドを鵜呑みにするわけにはいきません。こればかりは、実際にトレードをしてみないと分かりません。

そのため、FXで勝つためには、自分が使うFX口座のスプレッドの広がり具合の特徴をよく掴んでおく必要があります。

3.2.スリッページ発生率が低いFX口座を選ぶ

スリッページは、取引ツール上で、あなたが発注した時の価格と違う価格で注文が通ってしまうことです。つまり、スリッページ発生率が低いと、あなたが発注した価格できちんと取引が通るのです。

ほとんどのFX会社は、スリッページ発生率や不利スリップの発生率を公表していません。そのため、これに関しても、正直なところ、自分で試してみなければ分かりません。

なお、サイトなどでは「約定率」の表記がありますが、約定率は注文が実際に通った率であり、スリッページの発生率ではないので、混同しないようにしましょう。

3.3.スプレッドとスリッページのバランスが良いFX口座を選ぶ

FXで勝つためには、スプレッドとスリッページの両方が優れているFX会社を選ぶ必要があります。スリッページが優れていても、スプレッドが非常に広がりやすい口座もあれば、その逆もあります。重要なのは、両方のバランスです。

例えば、スプレッドが100点で、スリッページが50点の口座は、合計150点ですね。また、スプレッドが80点、スリッページが80点の口座は、合計160点です。たった10点の差ですが、後者を選ぶほうがトータルでの取引コストは安くなります。

私は、メインにするFX口座を選ぶ際は、実際に使用感を試して、この点を徹底的に確認しています。

4.FXの成功は口座選びから始まる

あなたがFXで成功するかどうかは、口座選びの段階から決まるということがお分かりいただけたと思います。

私は、徹底的に一つ一つの口座を試してみて、そこからトレード成績を大きく改善することができました。そして、今では全てのFX口座の特徴を把握しているので、相場の局面に応じて、その口座の特徴を活かして利益をあげられるように、複数の口座を使い分けています。

今お使いのFX口座が、あなたのトレードスタイルに合っているかどうかを、ぜひ見直してみましょう。

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実際に使っているFX口座とは

当サイトでFXコンテンツを執筆いただいているぶせな氏のノウハウを実践するなら、ぜひ口座選びにもこだわってください。

ぶせな氏は「口座選びを適当にやっていて勝てるようになったトレーダーは見たことがない」と仰っています。ぶせな氏が利益を最大化するために実際に使っている口座は、『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較』で詳しく解説しています。また、最新のおすすめと人気の13社から選ぶ場合は、『初心者にもおすすめ!人気FX会社13口座を9つの項目で徹底比較』をご活用ください。

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