株式投資では最終的には勝つか負けるかの2つに別れます。もちろん勉強は必要ですが、それと同じくらい大切なことがあります。
それが「自分に合った証券会社を選ぶ」ということです。
専業投資家・兼業投資家の双方の立場を経験した私にとって、「どの証券会社の口座を使うか」は、
・利益を上げ続けられるか
・損失を被り続けるか
を大きく分けるものでした。
利益をとことん追求して証券会社を選ぶために、私が実際に使って「これだ!」と思える口座を特別に公開しています。
投資で稼ぐチカラがつくメディア
株式投資をはじめたいと思ってもどこの証券会社がいいのかわかりませんよね。 実は、面白いほど一つ一つに特徴があり、使い分けができてしまうのです。
この記事では、最強の証券口座を5つご紹介します!その中では、現役投資家2名が実際に使ってみてよかった点もご紹介しています。
目次
証券会社は、株式投資などの金融商品の取引サービスを提供する金融機関をいいます。証券会社によって様々なサービスが展開されています。証券会社の特徴やメリットを説明します。
基本的に国内株式の取引ができます。証券会社によっては、外国株の取引やIPO(新規上場)の株式購入に応募できるなど幅広いサービスがあります。
資産を運用して増やしていけることが最大のメリットです。
近年ではネット証券が主流になっているので、リアルタイムに入金が口座に反映されます。また、場所にとらわれずにスマホから手軽に取引ができるようになりました。
証券会社を選ぶときに注目してほしいことは以下の4つです。
これらを見て、自分に合った投資スタイルを考えることが、証券会社選びのコツといえるでしょう。
売買手数料は、一回あたりは小さくても、積もれば山となるので、意識してください。手数料で利益が圧迫されないようにするためには、手数料の安い証券会社で口座開設をするか、取引回数を極力減らすかのどちらかをする必要があります。
取引ツールの見やすさと使いやすさは、ストレスに直結します。ストレスが大きいと、冷静な判断がしづらくなります。取引環境を整えることは相場に向き合う上でとても大切なことなので、重視してください。
投資と一言でいっても、提供されている金融商品は様々です。証券会社は基本的に株式を売買できるサービスを提供していますが、その中でもIPO(新規上場)株を取り扱っていたり、投資信託や外国株など、その証券会社でないと取引ができないことがありますので、自分が何に投資をしたいのかハッキリさせた上で選んでみてください。
証券会社によっては、クレジットカードの利用などで貯まったポイントを投資に使うサービスなどもあります。証券会社によって提供するサービスが異なるので、気になる方はコチラも意識して口座選びをしてみてください。
それでは、上記4つを踏まえて、証券会社を見ていきましょう。
※IPOは2019年の実績。
楽天証券は初心者でもスマホでかんたんに投資ができるので1つ目の口座としておすすめしています。
SBI証券は売買手数料無料化に最も早く動き出した証券会社で、サービスが改善される傾向にあります。また、外国株やIPOなど様々な取引が可能な国内で数少ない万能型証券会社です。
ここからは、各証券会社のおすすめポイントを開設していきます。
現役投資家のタカシ氏とavexfreak氏のコメントも参考にしてみてください。
楽天証券は新規口座開設数業界No.1の大手ネット証券の一つです。
楽天のおすすめポイントは取引ツールが見やすい!使いやすい!多機能!であることです。
楽天証券の魅力は大きくわけて以下の3つです。
では、早速見ていきましょう。
楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は、一言でいうなら、見やすく多機能で操作性が優れています。
銘柄を発掘したいときは、テーマ別検索やチャート形状べつ検索を使うとまだ多くの投資家が気づいていない割安株を買うことができるかもしれません。
テーマ別検索は今話題のテーマを知ることができ、そのテーマに該当する銘柄がズラーっと並んでいます。
テーマ別検索(左)、チャート形状別検索(右)
チャート形状別検索は自分が探している形を「期間」や「出来高の大きさ」、「値動きの大きさ」などを指定して絞り込むことができます。凄いと思いませんか?
また、エクスプレス注文といってワンタッチで注文できる機能もあります。これは、デイトレードやスキャルピングするトレーダーに向いていますね。
エクスプレス注文の気配値表示(左)、チャート表示(右)
iSPEEDの凄い機能はこれだけではありません!
最近、米国株取引をスマホだけでできるようになりました!
他社でもPCサイトからしか取引できませんでしたが、これからは、スマホでかんたんにアップルやグーグルなどの有名企業に投資できてしまいます。以下が米国株個別銘柄のサマリー画面です。
米国株(個別銘柄)
実は、画面の構成が日本株と同じように見えますが、米国株は日本株と違った情報の表示になっています。
なんと米国個別株では貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)が全部見れてしまいます!
テスラの貸借対照表(左)と損益計算書(右)
翻訳しながら読むのは大変ですよね。
でももう安心です。楽天証券の「iSPEED」を使えば言語の壁を超えて投資判断を下せるようになります。ニュースも日本語ですし、アラート設定をしておけば通知できます。
もちろん米国株でも、競合比較や業績予想の情報も見れます。
テスラの競合比較(左)と業績予想(右)
この米国株取引ですが、一つだけデメリットがあります。それは株価チャートが15分ほどディレイ(遅延)することです。ただ、このデメリットは月額330円の利用料ですぐに解消できます。日本株よりも米国株に力を入れていきたいという人は是非試してみてください!
では楽天のPC取引ツールは一体どんな機能なのか知りたいですよね。
楽天証券には「マーケットスピード2」というPC取引ツールがあります。
実は…この「マーケットスピード2」は反則レベルの機能が搭載されています。順番に解説しますので、じっくり見てください。まずは取引画面です。
このマーケットスピード2は、2018年10月28日に18年ぶりに進化したもので、以前のマーケットスピードから全面リニューアルされました。
画面レイアウトの自由度は高く好きな位置に好きな機能を配置可能です。例えば上の取引画面だと、左にチャート、右に「武蔵」を配置しています。そこに損益画面やニュースなど追加配置することも可能です。
武蔵は、板上で直感的な操作で発注ができる機能です。以下の画像で説明します。
「武蔵」を使うメリットは、事前に設定した「100(株)」や「200(株)」をマウスで掴んで板上で離すだけで瞬時に発注ができてしまうところです。
私も専業トレーダー時代はスキャルピングやデイトレードでよく活用してました。値動きの激しい銘柄などをトレードする際には絶対に欠かせませんでした。
ちなみに、縦画面のPCモニターがあれば、スキャルピングなどもしやすいです。
参考記事:『デイトレードで勝てるパソコン環境はこれだ!おすすめBEST!』
もちろんチャートも一緒に表示できますので、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析をしながら板発注ができます。
マーケットスピード2のもう一つの魅力として、他の投資家に気づかれることなく注文を出すことができる「アイスバーグ注文」や「スナイパー注文」があります!
今まで証券会社などに所属する機関投資家にも対抗できるような自動売買機能が個人でも使えるようになるため、私も利用しています。
「マーケットスピード2」の詳しい機能を知りたい方は『楽天証券 独占取材 ~マーケットスピードⅡの最新機能を徹底深掘り~』をご覧ください。
このソフトは、口座開設した人だけが使えるので、これを機に、楽天証券の口座を作って利用してみてくださいね。
楽天証券では積立投資の一つに純金やプラチナといった商品が用意されています。
株式相場が悪いときなど、純金でコツコツ積み立てたい方にはおすすめです。
楽天証券の積立手数料は、業界でも最低水準です。以下をご覧ください。
月々の積立額 | 1,000円以上 3,000円未満 |
3,000円以上 10,000円未満 |
10,000円以上 30,000円未満 |
30,000円以上 50,000円未満 |
50,000円以上 |
---|---|---|---|---|---|
楽天証券 | 1.50% | ||||
SBI証券 | 2.00% | ||||
マネックス証券 | 2.50% | ||||
田中貴金属 | 取扱いなし | 2.50% | 2.00% | 1.50% | |
三菱マテリアル | 取扱いなし | 2.86% | 2.39% |
今なら、楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーンもやっています!口座開設後、エントリーして初めて純金積立をした人にもれなくプレゼントしています。ポイント額が変動する可能性があるので、お早めに!
SBI証券は楽天証券と並ぶネット証券最大手の一つです。
小口の手数料無料化など、投資家に嬉しいサービスの改善を率先して行っています。
SBI証券の魅力は以下の4つです。
それでは、SBIならではの魅力について解説していきます。
SBI証券では、手数料が50万円まで無料というすばらしい制度があります。
PTSとは、日本証券業協会の定める規則にしたがって行われる東証などの取引所外の取引です。
SBI証券では、東証の取引時間である9時~15時以外の時間にPTSの取引ができます。
出所:SBI証券
特にナイトセッションは、17時~23時59分まで取引ができるので、会社勤めの方が、家に帰ってから取引をすることも可能です。
PTSは東証と比較すると、参加者が少ないため、材料に対して、東証よりも大きく反応することがあります。そのため、大引け後に好材料を発表した銘柄をPTSで売却すると、翌日東証で売るよりも高く売れることがあります。
市場が閉まった後に企業からサプライズニュースがあったときは、夜のうちにPTS取引でその銘柄を買い、翌日以降急騰したところで利益確定することができます。
SBI証券の取り扱い外国株は非常に多いです。取り扱い国は以下のとおりです。
日本株があまり良い相場でなくても、海外に目を向ければチャンスが沢山あります。日本株が上にも下にもいかずトレンドがハッキリしないときは、SBI証券を利用して海外株で収益を得ることもできます。
私も実際に米国・韓国・ロシア市場に投資しています。日本株の値動きがあまりよくない時は海外に目を向けるとチャンスがいっぱい眠っているので、外国株が豊富なSBI証券には感謝しています。
さて、SBI証券のIPO銘柄の取扱い銘柄数は、ネット証券の中で最も多いです。そんなSBI独自の強みを活かして「IPOチャレンジポイント」というポイントプログラムが用意されています。
「IPOチャレンジポイント」とは、IPOに申し込んで、抽選に外れたときに「1ポイント」もらえる制度です。IPOに申し込んで、抽選に外れる度にポイントが貯まっていきます。
この「IPOチャレンジポイント」を貯めると、IPOの抽選に申し込んだときに、「IPOチャレンジポイント」をたくさん使って申込みをした人から順番に配分されます。
ちなみに、SBI証券のIPOの配分は通常の抽選枠とIPOチャレンジポイントの枠に分かれています。
そのため、その銘柄の人気にもよりますが、IPOチャレンジポイントをある程度(200ポイント~400ポイント程度)貯めると、SBI証券が主幹事のIPO銘柄を確実にゲットすることができます。
私も、3年以上かけてIPOチャレンジポイントを280ポイント貯めて、エクスモーション(4394)のIPOを200株ゲットすることができました。
この時は、3340円の公募価格で200株ゲットした株を5970円で売却して、52万6000円の利益になりました。
IPOチャレンジポイントを使用して申込みをしても、当選しなかった場合、IPOチャレンジポイントはそのまま返却されます。そのため、IPOチャレンジポイントを貯め続けると、いつかはIPO銘柄を確実にゲットすることができます。
auカブコム証券は、auグループの強みを活かしたサービスや、手数料の差別化、独自のコンテンツが多数用意されています。たとえば、以下のようなものが目立っています。
それでは順番に説明しますね。
auカブコム証券では、auじぶん銀行の引き落とし設定(口座振替)設定をすることで、入出金が楽になる他、金利が10倍になります。
リアルタイム入金なら、買い時も逃さず利益を出しやすくなります。
auカブコム証券にはポイントプログラムも用意されています。
具体的には、auの投資信託の保有残高に応じて毎月au WALLETポイントを付与するという内容です。
そしてポイントの付与率は、以下のようになっています。
auの投資信託ポイントプログラムの対象商品 | auの通信契約あり | auの通信契約なし |
---|---|---|
auスマート・ベーシック(安定) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・ベーシック(安定成長) | 0.04% | 0.02% |
auスマート・プライム(成長) | 0.10% | 0.05% |
auスマート・プライム(高成長) | 0.10% | 0.05% |
カブコムの代用有価証券は、預けた株式や投資信託をFXの証拠金として利用できるサービスです。
掛け目の70%をFXの証拠金(担保)として利用できるので、お金を用意する必要がありません。
FXもできてしまうのが魅力ですね。
例えば、100万円分の株券保有の場合は以下のようになります。
株券 | 前営業日の最終価格(気配)の 70% |
投資信託 | 前営業日の基準価格の 70% |
実は、この代用有価証券は、auカブコム証券ならではのサービスとなっています。以下は主要ネット証券の担保対応状況の比較です。
auカブコム証券 | SBI証券 | 楽天証券 | 松井証券 | マネックス証券 | |||||
株式 | 投信 | 株式 | 投信 | 株式 | 投信 | 株式 | 投信 | 株式 | 投信 |
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auカブコム証券では、「プレミアム積立(プチ株)」を積立できるサービスを提供しています。
毎月積み立て金額を500円以上1円単位で指定して、その範囲内でプチ株を買付します。この買付手数料が0円になるということです!
積立投資のメリットは、自動引落でできてしまうことです。
初心者でコツコツ積み立てていきたい方におすすめです。
さらにauカブコム証券では、フリーETFの手数料も現物なら100銘柄、信用取引は銘柄0円です!
フリーETFとは、個人投資家のETF取引活性化を目的に導入しているサービスです。フリーETFの選定は、auカブコム証券が定めた基準に従って銘柄を決めています。
そして、auカブコム証券の魅力の一つとして、個人投資家向け、企業IRセミナーも開催しています。個人投資家が気になるのはやはり企業情報ですよね。企業の生の声を伝えるために、企画されたものです。
過去に開催した企業IRセミナーの一例が以下です。
今後どんな企業がIRセミナーを行うのかワクワクしますね。
では、続いてさらに深く実践的なauカブコム証券の魅力にに迫っていきます。
auカブコム証券の第1のおすすめポイントは、使える自動売買の種類が多いことです。
auカブコム証券の自動売買を使うと、日中相場を見れない投資家でも安心して取引ができます。日中は仕事で相場が見れない兼業投資家には特におすすめです。
下の画像をご覧ください。
出所:auカブコム証券
これは、ネット証券大手5社の自動売買対応状況の一覧です。
auカブコム証券が、他社と比較して、多くの自動売買を取り扱っていることがわかります。
auカブコム証券の自動売買の注文を使うと、損失が拡大する前に売却できるなどリスク管理をしやすくなるので、相場をあまり見ることができない兼業投資家に特におすすめです。
ネット証券の他社にはあまりない注文方法でおすすめなのは、Uターン注文とW指値です。
Uターン注文は、買い注文が約定した場合、逆指値注文をあらかじめ入れることができるため、買った株式が急落して大損するという事態を防ぐことができます。
多くの投資家にとって難しいとされる「損切り」をしっかりできることが魅力であるといえるでしょう。
また、W指値は株価が上がったら利食い売り、下落したら損切りを同時にできるので、特に時間がない人が使える手法といえます。
実は、株価の値下がりリスクなしで、株主優待をもらう方法があります。
それは、企業が定めた株主優待の権利確定日の3営業日前の日(権利付最終日)に現物の株式を持つと同時に、信用取引で空売りをすることで実現します。
これを、優待取りのつなぎ売りといいます。以下図がその方法を表したものです。
出所:松井証券
この「優待取りつなぎ売り」を行う一番のリスクは、信用取引で空売りをしたことで発生することがある逆日歩です。
逆日歩というのは、信用取引で買いたい人よりも売りたい人が多くなり、空売りするための株式が不足したときに、機関投資家などから株を借りてくる際に支払う株のレンタル料(品貸料)のことです。
信用取引には、制度信用取引と一般信用取引がありますが、制度信用取引でつなぎ売りをすると、逆日歩が発生する可能性があります。
一方、一般信用取引でつなぎ売りをすると、逆日歩を支払う必要がありません。
auカブコム証券は、一般信用でつなぎ売りが可能な銘柄の数がずば抜けて多いです。
以下のグラフをご覧ください。
これは、一般信用取引の売り建て可能銘柄の数を比較したものです。
auカブコム証券の銘柄数がネット証券の中で断トツで多いことがわかります。
そのため、auカブコム証券は、一般信用取引でつなぎ売りをして株主優待を取得するためには、欠かせない存在となっています。
auカブコム証券の利点は、「自動売買の種類が多いこと」や「一般信用取引における取引銘柄数が多いこと」に留まりません。
24時間注文受付しているので、いつでも注文を出したい時に出せるところも大きい利点といえるでしょう。auカブコム証券以外のネット証券大手4社は、いずれも、株式の売買注文を受付していない時間があります。いかが注文を出せない時間帯です。
もっとも、auカブコム証券も、一般信用取引の新規売り注文だけは、19時から20時の間に注文を受け付けて抽選を行う制度になっているため、注文受付時間の制限があります。
トレードツールが充実しており、どれも見やすく使いやすい仕様になっています。これが目的で使い続ける人もいます。
それでは、いくつか代表的なものをご紹介しましょう。
取引ソフト「カブステーション」の使い勝手に定評があります。カブステーションでは自由自在にウィンドウの大きさを変えることができるため、2画面以上のモニターに対応したウィンドウの拡張ができます。
下の図がその例です。
また、チャートをマウスホイールで簡単に拡大縮小ができる点も優れています。私の場合は特にこの機能を多用しています。次がマウスホイールを使った利用例です。
また、発注画面は以下のようになってます。
3つの発注方法(2WAY注文・板発注・発注パネル)の中から自分の好きな発注方法を選択できます。2WAY注文では、最短1タップするだけで、スピーディーに発注することができます。
外出先でも素早く注文を出すことができるので便利です。
イメージ図
出所:auカブコム証券
登録した銘柄を最大18銘柄まで、ボード形式で株価を一覧表示でき、株価が自動更新される投資情報ツールです。
個人的には、18銘柄のチャートを一覧表示できる「カブボードチャート」の機能がお気に入りです。直近IPOの銘柄を登録しておいて、日足チャートを見て、どの銘柄が上場来高値を更新しそうな株価位置にあるかを確認するのに使っています。
auカブコム証券の良さは、モルガン・スタンレーのアナリストレポートを読むことができる点です。以下がそのページ例です。アナリストの個別株のレポートを読むことができます。
少しでも企業についての詳しい情報を見たい人はアナリストレポートを見ると知識が深まり、売買判断しやすくなるでしょう。もちろん、アナリストレポートだけで判断するのは危険なので、他にも情報を見ることが、正しい判断につながることを忘れないでくださいね。
次にご紹介する証券会社はマネックス証券です。
IPO取扱い件数が多く、1人1票の平等抽選という点がマネックス証券のおすすめポイントです。
下記の表は2015年~2017年のIPOの取扱い件数上位3社をまとめたものです。
IPO取扱い件数 | 2017 | 2016 | 2015 | |
1位 | SBI証券 | 86 | 76 | 82 |
2位 | SMBC日興証券 | 74 | 72 | 80 |
3位 | マネックス証券 | 49 | 46 | 52 |
マネックス証券はネット証券の中でIPOの取扱い件数3位となっており、IPOの獲得を目指すのであれば開設しておきたい証券会社です。
また、マネックス証券では、IPOの抽選が、申込数や資産にかかわらず公平な抽選方法なので、すべてのお客様の当選確率が同じになっています。
そのため、家族全員でマネックス証券の口座を開設して、IPOの抽選に申し込むと当たりやすくなります。
米国株の売買をする場合に、候補となるネット証券は、SBI証券、楽天証券とマネックス証券の3社になります。
売買手数料や為替手数料は3社で横並びですが、取扱い銘柄数はマネックスがずば抜けて多いです。
そのため、米国株の売買をするのであれば、マネックス証券の口座を開設することをおすすめします。
米国株の比較 | 売買手数料 | 為替手数料 | 取扱い銘柄数 |
マネックス証券 | 約定代金の 0.45% | 1米ドルあたり片道25銭 | 約3000銘柄 |
SBI証券 | 約定代金の 0.45% | 1米ドルあたり片道25銭 | 約1000銘柄 |
楽天証券 | 約定代金の 0.45% | 1米ドルあたり片道25銭 | 約1000銘柄 |
続いてご紹介する証券会社は松井証券です。松井証券は歴史ある証券会社でネット証券大手の一つです。
詳しく解説します。
SBI証券同様に、松井証券も動き出しました。なんと1日の約定代金50万円まで手数料が無料!しかも現物取引だけでなく信用取引にも適用されます!
1日の約定代金合計金額 | 手数料(税抜) |
---|---|
50万円まで | 0円 |
100万円まで | 1,000円 |
200万円まで | 2,000円 |
100万円増えるごとに1,000円加算 | |
1億円超 | 100,000円(上限) |
松井証券は過去にも手数料無料化など、投資家還元を手数料面で進めてきました。取引回数が多い投資家なら使うとお得です!
日本経済新聞社グループの金融情報サービス企業であるQUICK社が提供している「QUICKリサーチネット」というサービスがあります。
「QUICKリサーチネット」を条件なしで無料で利用できる証券会社は松井証券だけです。
アナリストが業績予想を行う「詳細レポート」、「要点レポート」、「IPOマーケット情報」、「IPO要点レポート」など1日に10件程度の新着レポートを全て無料で読むことができます。
松井証券を使うべき理由として「アクティビスト追跡ツール」の存在があります。
このツールは、ミンカブ・ジ・インフォノイド社が提供する、アクティビストといった機関投資家の投資動向をチャート上でチェックできてしまう情報ツールです。
【アクティビストとは】
投資先企業の経営陣に対して企業価値向上を目的とした提案を積極的に行い、株価上昇や株主還元策の拡大を通じてリターンを狙う投資家です。
アクティビストが金融庁に提出する大量保有報告書や、空売り残高を把握することで早めの利益確定、損切りができるようになります。
【大量保有報告書とは】
日本の上場企業の株式について、新たに発行済株式総数の5%超を取得した場合に、提出が義務づけられているものです。提出された大量保有報告書をチェックすることで、機関投資家や大口投資家の動向を把握できます。
【空売り残高情報とは】
空売り残高割合が発行済株式総数の0.5%以上のもので、取引所が公表している情報です。大口の空売りが行われている銘柄を把握することができるため、売却や売り仕掛けの判断材料になります。
このツールでは、大量保有報告書と空売り残高情報をチャート上でチェックできます。以下がその画像です。
▽マークがアクティビストが動いた位置です。
個人投資家にとっては、投資資金が潤沢なアクティビストをはじめとする大口投資家の投資先企業を把握することによって、更なる買い付けに伴う株価の上昇や、企業価値向上に伴う株価の上昇を予測し、利益を狙うことが可能になります。
大口が動くと値動きが荒くなるので意識する必要があります。そのような情報をチャート上に反映できるのは松井証券だけです。
松井証券では、キャッシュバックキャンペーンがあります。他の証券会社がポイント還元キャンペーンを開催していますが、松井証券は現金還元です。
対象銘柄一覧はコチラ
松井証券は顧客対応も素晴らしいと評判が良いので、ぜひ一度使ってみてください。
SMBC日興証券は、IPOの主幹事実績が多いため、IPO投資をしたい方が持つべき証券口座です。日本を代表する巨大証券会社の一つなので、その魅力をご紹介します。
SMBC日興証券は、2009年の5月1日に米国のシティグループが三井住友フィナンシャルグループに日興コーディアル証券および日興シティグループ証券の一部を売却することで合意されました。
そして、同年の10月1日に三井住友銀行の子会社「日興コーディアル証券分割準備株式会社」が、日興コーディアル証券から全事業と日興シティグループ証券等から一部事業とを分割承継し、商号を「日興コーディアル証券株式会社」に変更しました。
その後、2011年4月1日に「日興コーディアル証券株式会社」から現在のSMBC日興証券株式会社に商号を変更しています。証券総合口座数が287万口座、イージートレード(インターネット取引の口座)は214万口座あります。
下の表をご覧ください。これは、SMBC日興証券が引受となった件数と割合、主幹事となった件数と割合を表したものです。
年度 | IPOの銘柄数 | 引受の件数 | 引受の割合 | 主幹事の件数 | 主幹事の割合 |
2005年 | 158 | 97 | 61.4% | 24 | 15.2% |
2006年 | 188 | 108 | 57.4% | 22 | 11.7% |
2007年 | 121 | 34 | 28.1% | 8 | 6.6% |
2008年 | 49 | 24 | 49.0% | 3 | 6.1% |
2009年 | 19 | 9 | 47.4% | 0 | 0.0% |
2010年 | 22 | 15 | 68.2% | 0 | 0.0% |
2011年 | 36 | 31 | 86.1% | 4 | 11.1% |
2012年 | 46 | 33 | 71.7% | 4 | 8.7% |
2013年 | 54 | 43 | 79.6% | 9 | 16.7% |
2014年 | 77 | 60 | 77.9% | 9 | 11.7% |
2015年 | 92 | 80 | 87.0% | 27 | 29.3% |
2016年 | 83 | 73 | 88.0% | 16 | 19.3% |
2017年 | 86 | 72 | 83.7% | 13 | 15.1% |
2007年~2008年は米国でサブプライムローンの問題やリーマンショックなどが起こり、相場が低迷したためIPOの数も減ってしまいました。その関係で引受の割合が減りましたが、それ以外の年では引受の件数が非常に多く、2005年~2017年の平均は68%となっています。
一方、主幹事についても年間で見ると結構な数の主幹事を行っています。特に近年は二桁を超えており、主幹事実績が多いということは、それだけSMBC日興証券でIPOの獲得できるチャンスが増えることになります。
手数料はネット証券と比べ高めですが、IPOの主幹事実績がダントツなので、IPOの応募で沢山当選したい人は口座を持っておくと良いでしょう。
DMM.com証券は、手数料が安く、常に進化するネット証券です。
DMM.com証券は、手数料が業界最安値です。
特に注目できるのは、なんと米国株の取引手数料が0円ということです!
【1約定ごとの手数料(国内株式現物)】
約定代金 | 手数料 |
---|---|
~5万円以下 | 50円 (税込55円) |
~10万円以下 | 80円 (税込88円) |
~20万円以下 | 97円 (税込106円) |
~50万円以下 | 180円 (税込198円) |
~100万円以下 | 340円 (税込374円) |
~150万円以下 | 400円 (税込440円) |
~300万円以下 | 600円 (税込660円) |
300万円超 | 800円 (税込880円) |
※NISA・ジュニアNISAは取引手数料(国内株式)が無料です。
【信用取引手数料(国内株式)】
1約定ごとの手数料(一般コース)
約定金額 | 手数料 |
---|---|
~300万円以下 | 80円(税込88円) |
300万円超 | 0円 |
1約定ごとの手数料(VIPコース)
約定金額 | 手数料 |
---|---|
金額にかかわらず | 0円 |
デイトレ信用の場合、当日中に返済されない建玉は、翌営業日に強制決済します。
手数料は、1約定につき3,000円(税込3,300円)です。
DMM.com証券は、取り扱いの米国株を定期的に追加しています。
これは米国株にはアップルやグーグルなど有名な銘柄が多く、しかも中長期的に上昇し続けています。それだけでなく、上場したばかりの銘柄など次々と取り扱い銘柄が増えているので、米国株取引がしたい方におすすめです。
DMM.com証券のツールは複数用意されています。初心者から中級者以上の方まで自分に合ったものを利用できるのが嬉しいですよね。
提供されている取引ツールは以下の6つです。
それでは、順番に解説していきますね。
DMM株 取引アプリは、初心者にもやさしく設計されたスマホアプリです。
このアプリでは以下の2つのモードがあります。
DMM株 取引アプリ(かんたんモード)
かんたんモードは、複雑な操作が一切必要としません。「注目されているテーマ」や「人気のテーマ」を選ぶだけで関連銘柄の一覧からかんたんに取引銘柄を選べます。
はじめての株式投資で、ニュースを見ても何を買ったらいいかわからない方におすすめです。
DMM株 取引アプリ(ノーマルモード)
次に、ノーマルモードは、板情報や四季報情報、アナリストによる株価分析情報、テクニカルチャートなど、様々な分析ツールをスマホ1つでできるモードです。
銘柄も最大2000銘柄まで登録でき、チャート画面からワンタップで注文が可能なので、ある程度株式取引に慣れてきた人におすすめです。
上記で紹介した2つのモードはいつでも切り替えができます!
では、次にPC版のツールを見てみましょう。
「DMM株 PRO+」は、PC取引ツールの中でも高機能なソフトです。
そのため、チャートのテクニカル分析から、ニュース、注文画面、板など様々な情報をPC画面に一度に映し出すことができるところが使うメリットです。
トレード画面は板発注もできます。以下がその注文画面です。
板発注ならワンクリックでも発注できるので、チャンスを逃しません。
また、「DMM株 PRO+」では、スピード注文ができます。
スピード注文では、見やすい画面で直感的な売買ができます。以下をご覧ください。
どちらの注文画面を使うかは好みなので、お好きな方を選んで使ってみてください!
そして、「DMM株 PRO+」なら比較チャートを使って分析することができます。以下がその画像です。
この機能を使えば、個別銘柄や指標、業種別指数を組み合わせて表示することができます。
ちなみに、このツールはPCへのダウンロード、インストールが必要です。windowsOSでもmacOSでも使えるのでご安心ください。
では、次にご紹介するのは、ソフトをインストールしたくない方へおすすめするツールです。
DMM株 STANDARDは、ソフトをインストールしなくてもいつでもどこでもノートPCからアクセスできます。もちろんネットカフェからでもアクセスできます。
見やすく非常にシンプルな設計になっているので、余計な情報がありません。以下をご覧ください。
テーマで分類された銘柄リストは投資家としては助かりますよね。しかも写真で表示されているので、テーマの特徴が想像しやすいです。
「DMM株 PRO」は、「DMM株 PRO+」の前から存在するPC取引ツールです。こちらは、現在ではあまり使用されておらず、多くのPCユーザーがDMM株 PRO+へ移行しています。
では、最後にチャート分析に特化したツールをご紹介しましょう。
「DMM株 プレミアチャート」は、23種類のテクニカル指標、6種類のチャートタイプ、3種類の分析ツール、8種類の描画ツールを搭載しています。
チャートも誰でもかんたんですが、初めての方は試行錯誤しながらいじっていくことが大事です!色も設定できるので、自分なりのチャート画面にカスタマイズをしてみてください!
株式投資では最終的には勝つか負けるかの2つに別れます。もちろん勉強は必要ですが、それと同じくらい大切なことがあります。
それが「自分に合った証券会社を選ぶ」ということです。
専業投資家・兼業投資家の双方の立場を経験した私にとって、「どの証券会社の口座を使うか」は、
・利益を上げ続けられるか
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を大きく分けるものでした。
利益をとことん追求して証券会社を選ぶために、私が実際に使って「これだ!」と思える口座を特別に公開しています。
楽天証券 楠 雄治社長 独占インタビュー ~マーケットスピードⅡにかける想い~
2018年10月28日、楽天証券が話題の新トレーディングツール「マーケットスピードⅡ」をリリースしました。 それを記念して、『マーケットスピードⅡ特集』を掲載します!第一弾はなんと、楽天証券代表取締役社長、楠 雄治様への投資の教科書による独占インタビュー
株式投資をはじめたいと思ってもどこの証券会社がいいのかわかりませんよね。 実は、面白いほど一つ一つに特徴があり、使い分けができてしまうのです。 この記事では、最強の証券口座を5つご紹介します!その中では、現役投資家2名が実際に使ってみてよかった点もご紹介
LINEスマート投資「ワンコイン投資」の評判|おまかせで積立投資
LINEスマート投資の「ワンコイン投資」は、毎週積み立てた資産で投資ができるLINEとFOLIOの投資サービスです。 結論からいえば、「ワンコイン投資」は目的がある人におすすめです! 本記事では、LINEスマート投資の「ワンコイン投資」について徹底的に
楽天証券 独占取材 ~マーケットスピードⅡの最新機能を徹底深掘り~
楽天証券「マーケットスピードⅡ」リリース記念 特集第二弾は、ツール開発に深く携わった楽天証券 株式・デリバティブ事業本部の長谷川様に独占インタビューを行いました。 特集第一弾:楽天証券 楠 雄治社長 独占インタビュー ~マーケットスピードⅡにかける想い