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リターン(見返りの収益)を求めて手持ちの資金を投入することを「投資」と呼ぶなら、これからお話しする内容は“投資”に関わることです。しかし、それは一般に広く理解されている「株式投資」のような“投資”とは違います。
一般の「株式投資」は将来株価が上がると予想される銘柄の株式を買う、あるは投資対象の企業の価値が高くなるのを期待して当該企業の株式を買う、さらに、投資対象の企業が払う配当を得ることを期待して株式を買うといった行為を言います。これはごく一般に広く理解されているものです。
私がこれから述べようとしているものは「株式投資」について述べた上述のいかなる行為とも異なるものです。
第一に、個別の企業が発行する株式(「個別銘柄」と呼ばれるか株式)を対象にしません。
第二に、株式を買いません。
「何をするか」・・・・・簡単に言えば、資産を増やすことを求めて「ある取引」を継続して長期にわたって行います。
上記について踏み込んで述べる前にマネーのからくりについてお話ししたいと思います。
まず、銀行の歴史から。マネーについて知るには銀行について理解す必要があります。
現在のような形態の銀行が誕生したのは、17世紀ごろのヨーロッパにおいてだったと言われています。当時のヨーロッパでは貿易の拡大によって商業取引が盛んになり金(ゴールド)が決済に使われそれを大量に保有する商人が多く出てきました。大量の金を保有するのは危険なのである特定の人たちに預けることになったのです。今日でいう「預金」に相当するものです。そして、その“特定の人たち”とは「ゴールドスミス」と呼ばれる金細工商でした。彼らは金庫を所有していたのです。
そして、「ゴールドスミス」は自分たちに金を預ける顧客に「預かり証」を発行しました。
ゴールドスミスたちはある面白い事実に気づきました。それは、金を預けて預かり証を受け取る人は多くいるものの、預かり証を持参して金を引き出す人がほとんどいないという事実でした。彼らはその事実を利用することにしたのです。つまり、架空の預かり証を発行して人に貸し付けて利息を稼ぐことを始めたのです。
今日の銀行業務は多岐にわりそして複雑化しています。しかし、銀行業務の本質は銀行業の形態ができたときから変わっていません。
仕組み的には全く同じことだと言えます。
銀行は一般の人たちや企業からキャッシュを預かり、預かったキャッシュの量以上に貸し出しを行っています。米国では中小規模の銀行で預金の20倍もの貸し出しが許されています。また、大手銀行では40倍とも言われています。
銀行はまさに空気からおカネを生み出しているのです。
今日における銀行を通じて行われている送金やクレジットカードやデビットカードあるいは電子マネーの決済を思い浮かべてみてください。あるは、ネットバンキングを思い浮かべてください。
私たちは今日の世の中で、多くの場合、実際に紙幣や硬貨に触れることなくキャッシュを表す数字だけが移動してバンキングが行なわれていることに気づくと思います。
私たちは「おカネとは何か」といったテーマについて一度は真剣に考えてみるべきだろうと思います。おカネといえば私たちが日常生活で使う紙幣やコインのことで、それはあまりにもあたり前すぎでそのようなテーマについて考えることはほとんどないのではないかと思われます。金融マーケットに参加しているプロでさえ「おカネとは何か」など改まって考えるようなことはないかもしれません。また、おカネ(money)と通貨(currency)が異なることを理解している人は案外多くないように思います。しかし、それはとても重要なテーマであろうと思います。哲学としてではなく実践上の切実な問題として、です。
比較的最近の歴史に触れます。
1971年に何が起きたか思い出せるでしょうか。当時の米大統領はリチャード・ニクソン氏でした。ニクソン米大統領は同年米国が金本位制(gold standard system)から離脱することを決定しました。これは金(ゴールド)の裏付けなし政府かいくらでも好きなだけ紙幣を印刷したりコインを製造したりすることができるようになったことを意味します。同時にそれまでに本物のおカネだったものが単なる政府の借用書に変わったのです。つまり、金融のルールがそれ以前と比べて一変したということです。
それ以降の世界経済の発展は信用の拡張によるものだったと言われています。 米国は日本が日本円紙幣を印刷する以上にドル紙幣を印刷してきました。 興味深いことに、米国では、日本同様に、紙幣の印刷が金利の上昇につながることなくむしろ金利は下がり続けています。
以上の歴史から興味深く感じられるのは、おカネの正体らしきものが見えることです。政府が好きなだけ紙幣を印刷することができる、という点です。「紙幣を印刷する」とは「おカネを作る」ことと同義です。
「おカネを作る」というのは実に簡単なことのように思えてきたのです。
FRBとは米連邦準備制度理事会のことです。 連邦準備銀行もFRB(Federal Reserve Bank)ですが、連邦準備制度理事会では、公定歩合・支払準備率・公開市場操作などの金融政策 を行います。 FRBは日本の日本銀行と同様、アメリカの中央銀行に相当する機関 です。
以上は一般に目にする(耳にする)FRBについての説明の内容です。
これは非常にトリッキーです。
Federal Reserve Bankは実は民間銀行なのです。
政府銀行ではないのです。
だから、本来「連邦準備銀行」と訳されるべきではなく、固有名詞の「フェデラルリザーブバンク」と呼ばれるべき銀行です。
さらに、中央銀行の機能について重要なことを知っておく必要があります。
それは紙幣を印刷する権限です。それは「通貨発行権」と呼ばれる強力な権限です。その権限によっておカネを自由に作ることが許されています。
「投資」に参加するならF R Bについて知ることは必須の条件です。なぜなら、世界の金融に最も大きな影響力を持ってきるからです。
「政府が好きなだけ紙幣を印刷することができる」ということに着目したいと思います。
「紙幣を印刷する」とは「おカネを作る」ことです。ある経済学者は中央銀行の機能について
“create money”(おカネをつくる)という言葉を用いています。
私は以上の話から「おカネを作る」というのは実に簡単なことのように思えてきたのです。
もちろん、個人が政府のように紙幣を印刷しておカネを作ることはできません。
以下は私のお気に入りの話の一つです。
私は政府がおカネを作るように私たちもおカネを作れないかと以下の子供の話のようなことをイメージしています。もちろん、私たちは合法的におカネを作らなければならないのはいうまでもありません。
「儲ける」という意味で英語では“make money”という。この言葉(英語)についてちょっと考えてみよう。”make money”の“money”は”make”の目的語で「お金を作る」という意味だ。
これに関してちょっと興味深い話がRobert T. Kiyosaki著“Rich Dad, Poor Dad: What The Rich Teach Their Kids About Money”に述べられている。The Rich Dadが2人の子供に「お金を作る」ための方法を学ばなければならないと説き、その子供たちは言葉通り金属を加工してお金を作ろうとする話が出てくる。このくだりを読めば誰もが思わず吹き出してしまうであろう。
だが、The Rich Dadは真面目にこのように語っている。そのように物理的にお金を作ることは政府にだけ許されることで一版人がやれば違法だが、“make money” (=お金を稼ぐこと)はそれに似ている。つまり、「お金を稼ぐ」ということは、上述のように子供が金属を加工して物理的にお金を作ろうとした行為に似ているというのだ。
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