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株式市場には、資金を運用している投資家がたくさんいますが、その運用資金の量は千差万別です。そして、そのトップクラスの運用資金の量をほこるのが日本の年金基金(GPIF)です。
その資金量の大きさ、その取引手法ゆえにその動向は多くの投資家に注目されています。あなたがもし短期的な取引をするにしても長期的な取引をするにしても、GPIFの動向を知らずして投資は出来ません。
なぜなら、彼らは私たちの日本人の人生に大きく関わる一方で、相場を動かす存在でもあるからです。
このページでは、GPIFに関する基礎知識、運用スタイルと取引手法、トレードにどう活かしていくべきかをご説明していきます。
目次
GPIFとは、Goverment Pension Investment Fund の略で年金積立金管理運用機構独立行政法人の事をいいます。国民が納めた年金を大きな資金の塊にして、それを国内外の株式や債券などに投資をして、資産運用をしている主体のことです。
投資家の間でよく話として出るのは、相場を支える主体として「年金の買いが入る(GPIFが買う)」ということです。実際、株式市場ではGPIFと思われる主体が株を買うことで相場が動いたりしますが、それくらい大きな存在だということです。
なぜGPIFと思われるかというと同機関は売買のタイミングを公表していないため、私たちは急に相場が動いたとき、そう考えるのです。
このGPIFの基礎知識としてまず知っておいて欲しいことは次の2つです。
まず資金の規模ですが、世界最大の機関投資家ともいわれるほど大きな資金を扱っています。ちなみに2018年9月末時点での株式の運用金額は43兆円でした。この金額は、日本一の時価総額を誇るトヨタ自動車を丸ごと買収してもお釣りが沢山来るほどの大きさです。
それほどの資金が定期的に株式市場に流入してくると下落している相場は買い支えられますし、上げている相場はより上昇に弾みがつきます。2013年のアベノミクスがはじまってから年金基金は積極的に株式を購入しています。買い方が圧倒的に有利だったことは言うまでもありません。
次に、アセットアロケーションに関してですが、大きく分けて株式と債券、それぞれ国内外のもので運用しています。割合にすると国内債券25%、国内株式26%、外国債券15%、外国株式26%となっています。他にも短期資産というものがありますが、9%ほどです
出所:GPIF
つまり、半分近くを国内の債券で運用していることになります。こうしてみると、日本の株式の割合はそれほど多くないように思えるかもしれませんが、上手の最新の運用状況ハイライトをみると165兆円が運用されていますので、25%であっても43兆円が運用されることになります。この資金量は紛れもなく巨大な資金であり国内外の投資家にとって見逃せないものなのです。
GPIFの運用方針として、次の2つが大きく掲げられています。
この2つです。
長期的な観点とは、リスクとリターンを長期的な観点から定めていくということです。そもそも年金とは長期で給付をするものです。短期的に資産の多くが吹き飛んでしまうような運用ができないことは容易に想像がつきます。
また効率的かつ安全な投資運用というのは、資産を効率的に分散してリスクを小さくすることを指しています。一つのカゴに卵を盛るなという方針のもと、アセットアロケーションを考慮しています。
以上の2つの方針が重要です。
次に国内株式に関して言えば、次の2点を押さえておきましょう。
GPIFは銘柄を個別に選んで投資をしているのではなく、TOPIX(全体相場を表す指標の一つ)にあわせて株式を購入します。もちろんアクティブに利益を追求することもありますが、ほとんどがTOPIXをベンチマークとしてその動きに合わせた利益が出るように運用します。
また運用スタイルは長期投資です。買ったら暫く売りが出ない、一方通行の買いです。そのため、GPIFが動くときには、相場も大きく動きます。
次に、個人投資家がGPIFを考慮して投資をしていくにはどうしたら良いのかご説明します。
GPIFの資金が流入すると株価が上昇する、そしてその資金の大きさゆえに投資家みんなが注目していることはすでにお伝えした通りですが、ではどうやって利益をあげればよいのでしょうか。
大きく分けて次の2つの方法があります。
TOPIX買いとは、ある銘柄が新規にTOPIXに採用された場合に、TOPIXをベンチマークにして運用している主体がその銘柄を買い付けることをいいます。そして、その買いタイミングがあらかじめ判断しやすいことから、トレードにおける1つの手法として存在しています。詳しくは下記の記事を参考にしてください。
「株式市場に大きな影響を及ぼすインデックスファンドとは」(リンク)
GPIFもTOPIXをベンチマークとしている以上、その資金がTOPIX採用銘柄に流れ込むことが想像できます。このような投資手法はイベント投資といわれるもので、TOPIX採用以外にも日経平均の組み換えなどでも同じような手法を使用することが可能です。
アベノミクスが始まり株式市場は大きく上昇していますが、一本調子ではなく上げ下げを繰り返して上昇してきました。その途中の一時的な下げ局面では、GPIFの買いが市場を支えた場面がなんどもありました。バブル的な動きになっている時には、いわゆる押し目買いのような感覚で年金基金が株式市場に流入することがあります。実際に、下記チャート(日経225月足)では緑の矢印部分の上昇局面で何度も年金の押し目買いが確認されています。
また、リーマンショック直後の日経平均が8,000円を割れたところでは年金が逆張り的に株式を買っていたことは有名です。実際に、年金が買いを入れたといわれる7,000円代は非常に硬く、個別株を逆張りする絶好の好機となっていました(上記チャートの赤い矢印部分)。
上記の例は一例ですが、相場に合わせて買いをいれてくるGPIFの動きをフォローしておくことで個別の株式のトレードをする際にも役に立つことがあります。
ただし初めにもいいましたが、売買タイミングをリアルタイムで公表しているわけではないので、わたしたちはごっそり買われた時に感じ取る必要があるでしょう。それは日々相場と向き合うことで直感力を磨いていきましょう。
GPIFはこれまでお伝えしたようにTOPIXをベンチマークにしています。つまり、その運用成果はTOPIXの動きに連動するのです。そのため、TOPIXがガンガン高値を更新していくようなバブルの時には、TOPIXに連動するETF(株価指数連動型上場投資信託)に投資をしていくという手法もあります。いわばTOPIXを丸ごと買い付けているわけです。
この方法で利益を上げている投資家は一般には、アクティブ投資運用では投資家は勝つことができないという方針のもとでパッシブ運用を行っている投資家が多いです。一定の成果が出せているようですので、手法の1種として投資初心者にはオススメです。ただし、高値圏からの参入には十分注意したいところです。
GPIFについて少しでもご理解いただけましたか。
年金とは、私たち国民が義務として支払うことで形成された国家の資産です。その資産が株式市場を支える、上昇させることを考えると、たとえ投資をしていなくても間接的に国民はみな投資家だということがわかります。
GPIFの中で運用しているトレーダーはその道のスペシャリストなので買うタイミングも的確です。私たちは普段見えないGPIFのような大きな主体を意識しながら、日本の株式市場と向き合って投資していく必要があるでしょう。
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