少ない資金で実行できるオプション取引の例
· 増田 丞美

この記事は2021年に公開したアーカイブ記事です。制度・数字・サービスの内容は当時のものです。
今回、この記事で紹介するオプションは日本ではできません。
しかし、日本からでも米国のマーケットにアクセスすることができます。
オプションからは非常に魅力的な収入を取得できるのでオプションを利用しない手はありません。
米国のオプション取引の例
以下のグラフは私が好きな銘柄の今年の変化の推移を示したものです。一定の水準の間の往来変動が続いています。

このような銘柄のオプションを利用して大きな収入を獲得することができます。
取引の例を掲げます。
直近の株価は90ドル前後です。
オプションを利用して以下の取引をしました。
90Put −1 @27.00
これは「権利行使価格90ドルのプットを1単位売り2700ドルを取得した。」ことを意味しています。
これは何を意味しているのかというと、「ある銘柄の株式100株を1株あたり90ドルで売る権利」を売り、その代金として2700ドルを受け取った、ということです。
この2700ドルはとても魅力的です。
2700ドルと受け取ったということに対して何かをしなければならないのでしょう。
それはプットの買い手が株式を売りたいと申し出たときに株式を1株あたり90ドルで買わなければならいということです。そのための資金があれば十分です。
1株あたり90ドルの株式を100株買うには9000ドル必要です。しかし、先にすでに2700ドル受け取っているので6300ドル用意すれば十分です。さらに、マージン口座を利用すればその半分で株式を購入できるので3150ドル口座にあれば上記の取引ができます。
3150ドルを用意し上記の取引を行い2700ドルの現金収入を得るのはとても魅力的に見えます。
このような取引をするのにオプションを詳しく学習する必要はありません。
株式をより安く購入する方法としてプットの利用法を知れば十分です。
少ない資金で実行できるオプション取引の例
もっと少ない資金で実行できるものはないでしょうか。
以下のグラフをご覧ください。これも今年年初から直近までの株価の推移を示したものです。

取引の例を掲げます。
直近の株価は45ドル前後です。
オプションを利用して以下の取引をしました。
45Put −1 @16.00
これは「権利行使価格45ドルのプットを1単位売り1600ドルを取得した。」ことを意味しています。
これは何を意味しているのかというと、「ある銘柄の株式100株を1株あたり45ドルで売る権利」を売り、その代金として1600ドルを受け取った、ということです。
この1600ドルはとても魅力的です。
1600ドルと受け取ったということに対して何かをしなければならないのでしょう。それはプットの買い手が株式を売りたいと申し出たときに株式を1株あたり45ドルで買わなければならいということです。そのための資金があれば十分です。
1株あたり45ドルの株式を100株買うには4500ドル必要です。しかし、先にすでに1600ドル受け取っているので2900ドル用意すれば十分です。さらに、マージン口座を利用すればその半分で株式を購入できるので1450ドル口座にあれば上記の取引ができます。
1450ドルを用意し上記の取引を行い1600ドルの現金収入を得るのはとても魅力的に見えます。
この記事を書いた人
増田 丞美
現在、WBP,LLC/Wish & Brains Partners代表(CEO)兼社長。
「オプション・キャッシュフロークラブ」主宰。
米国コロンビア大学を卒業後、野村証券(東京・ロンドン)、米国投資銀行モルガンスタンレー(ロンドン)などを経験。
現在、国内外の事業会社の経営の傍ら、日本において幅広い個人層にオプションの実践を指導している。
オプションに関する著書・訳著多数。



