投資の教科書

始めるには今はいい時期

· 増田 丞美

始めるには今はいい時期

この記事は2022年に公開したアーカイブ記事です。制度・数字・サービスの内容は当時のものです。

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5/18に米国の主要株価指数、ダウジョーンズ、S&P500、ナスダックが前日比4%またはそれ以上の大幅下落を見せました。2020年のコロナショック以来の大幅下落です。

私の姿勢は一貫して変わりません。長期を見据えて“強気”というかおカネを
“作る”チャンスに恵まれていると思っています。

プット売り

先日「プット売り」の話をしました。加えて、オプションを知らなくても実行できる方法を紹介しました。米国は、殊おカネに関する工学的(数学/物理学的)技術がとても発達しています。それは端的に言えばおカネを作る技術のことです。プットとは正しく現金のことで、その価値は長期的にゼロに向かって価値がなくなります。だから、“プット”を売るのです。

思えば、2008年のリーマンショックのときも、また、まだ記憶に鮮明に残っているコロナショックの時も「プット」売るのに躍起になっていました。その当時売った「プット」の価値はほとんどゼロまたはそれに近い水準に達しました。手元にはその時「プット」を売って手にした多額の現金が残りました。

妙な言い方に聞こえるかもしれませんが、私が株式マーケットの“暴落”を好むのはそのようなメカニズムが働いているからです。「今年は違う。」と思われているかもしれませんが同じです。マーケットのメカニズムはそれができた時から変わりませんでしたし、今も変わっていません。そして、今後も変わることはないでしょう。つまり、上記の戦略は永久に機能し続けるということです。

カバードコール

さて、今回紹介したいのは、「プット売り」に代わる「カバードコール」です。これは株式を買ってコールオプションを売りコールのプレミアム(現金)を獲得する方法です。オプションの知識がある人なら誰でも知っているにちがいないであろう手法です。そして、そのような人はきっとバカにするであろう素人じみた方法でプロならきっとやらないというちがいありません。

本当にそうでしょうか。「カバードコール」は、実のところ、「プット売り」と同じです。そして、現在のような株式マーケットが大幅に下落し低迷している時こそが実行すべき戦略でもあります。

さらに、私が紹介したいのは、「プット売り」と同じくオプションを知らない人でもできる方法です。株式の売買さえやったことがない人でも、いや、そういう人こそがやるべき現金獲得方法なのです。銀行にお金を預けておくならよほどこちらの方が得です。長期的にはリスクはないと歴史が語っています。そして、わずか数百ドルでもできるのです。

どうやるか?

ダウジョーンズ指数に連動しているETFを1株(最小単位)買います。300ドルちょっとで買えます。次に、ダウジョーンズのコールが株式に変わった証券を売ります。その証券の金額は上記300ドルの6分の1の50ドル程度です。それがコールにあたります。ダウジョーンズ指数がさらに下がったら。。。心配には及びません。300ドルがゼロになることはありません。そして、50ドルを既に手にしているのです。

毎週1回決済し、さらにもう一度組み直します。それを毎週継続していくとやがてお金が増え始めます。

始めるには今はいい時期なのです。

この記事を書いた人

増田 丞美

現在、WBP,LLC/Wish & Brains Partners代表(CEO)兼社長。
「オプション・キャッシュフロークラブ」主宰。
米国コロンビア大学を卒業後、野村証券(東京・ロンドン)、米国投資銀行モルガンスタンレー(ロンドン)などを経験。
現在、国内外の事業会社の経営の傍ら、日本において幅広い個人層にオプションの実践を指導している。
オプションに関する著書・訳著多数。

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