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株式投資を始めてみようと思っても、株の本質や、株価が動く仕組みを知っておかないと、何をチェックしたらいいのか分からず、売買の判断が曖昧になってしまいます。
この記事では、株とは何か?をはじめ、株価が動く要因を、初心者にもわかりやすく解説します。
最後まで読んで、株式投資を始める第一歩にしていただければと思います。
「株(株式)」とは、企業が事業活動を行うために、出資してもらった人に発行する証券のことです。企業の資金集めの方法には、銀行からの借り入れや社債などがありますが、株式もその一つです。
そして、株式を発行している企業を「株式会社」、企業に資金を投資して株式を保有している人を「株主」といいます。
株式会社は、原則として株主のものです。そのため、企業は定例で株主に自分たちの企業活動の経過を株主総会を開いて報告したり、決算書を発行したりします。
余談になりますが、株式会社が作られたのは大昔の話で、オランダが作った東インド会社まで遡ります(学生の頃、世界史で学んだ方も多いかもしれません)。
東インド会社は、世界を船旅により横断し、高価な品物(香辛料)を入手して戻って来ることを事業としていました。そして、投資家はその事業に出資して、無事に戻ってきた船から分け前をもらうというシステムになっていました。
会社側としては、多くの投資家から出資してもらうことで、安全かつ快適な船が作れるのです。しかし、船が途中で沈んでしまうと、出資金が戻ってこないばかりか、分け前ももらえません。
その点では、東インド会社に出資した投資家たちは、リスクを覚悟で未来に投資をしていたのです。この仕組みは、今でもほとんど変わっていません。
企業に投資した株主たちは、企業活動により利益が上がると、その利益に見合った配当金や値上がり益という形で分け前をもらいます。しかし、企業が破綻すると、その出資金の大部分が紙切れと化してしまいます。
つまり、株式投資は、大きく利益を得ることができる反面、最悪の場合には、出資金が戻ってこないことがあり得るわけです。
しかし、昔と今で大きく違う点は、企業の数が多くなったことです。株式を自由に売り買いできる証券取引所に上場している企業だけで、約3,700社もあります。
株式投資の醍醐味は、上場企業の中から未来のある企業を探し出して、株主の権利を受けながら、資産運用ができるところにあります。
それでは、株価はどうやって決まるのかというと、一言でいえば、買いたい人(=需要)と売りたい人(=供給)の需給で決まります。
ある会社の株がほしい投資家が多ければオークションのように株価は上がり、企業全体の価値も上がります。一方、売りたい投資家が多ければ株価は下がり、企業全体の価値も下がります。
そして、この需給、つまり、投資家が買おうか売ろうかを判断する基準には、大きく分けて次の2つがあります。
それぞれ解説します。
外部要因とは、企業とは直接関係ない要因のことです。例として、為替や金利、テロ、震災、感染症などがあり、企業の努力ではコントロールできないものをいいます。
内部要因とは、企業と直接関係のある要因のことです。例として、企業業績、新規事業、合併や買収などのイベント、粉飾決算などがあり、企業がコントロールできるものをいいます。
ただし、いくら業績が良い企業でも、外部要因が悪化すると、相場全体の下落に連れられて、売られてしまうことがあります。しかし、一時的に売られたとしても、中長期的には、適正な株価まで買われることが多いです。
つまり、外部要因と内部要因のどちらかだけを見ていてはダメで、両者のバランスが大切です。
なお、力強く上昇する銘柄を探すヒントは、新高値銘柄にあります。詳しくは、『成長株投資法とは|新高値に注目してテンバガー銘柄を探す方法』をご覧下さい。
投資家は、外部要因と内部要因から総合的に判断して、その企業の株価をいくらで売買しようかを考えて、チャートや板を見て、証券会社に注文を出します。
ちなみに、板とは、株を買いたい人の注文(右側)と株を売りたい人の注文(左側)の状況が一覧で分かるボードのことです。いくらで何株買って、いくらで何株売りたいという両者のニーズがマッチした株価で、注文が成立して現在の株価が決まります(=約定・約定)。
ネット証券から注文する場合、投資家は、この板を見て、売買しようとしている銘柄の株価の注文状況をチェックし、いくらで注文を出そうかを判断するケースが多いです。なお、板読みのコツは、『板読みとは|売買タイミングを正確に知る3つの技術』を参考にして下さい。
株価は、世界中の投資家の様々な思惑で決まります。
株式投資の勝率を上げるためには、株価チャートや板や企業業績などを手掛かりに、投資する人の心理を想像し、経済全体の大きなお金の流れをつかんで投資判断をすることが大切です。
焦らず、じっくり取り組みましょう。
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