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「空気をおカネに変える法」というのはちょっと興味を引くタイトルだと思います。いたずらに興味を持ってもらうためにこのようなタイトルを表示したわけではありません。そのような方法が現実に存在するということを知ってもらいたいと思いそれを掲げました。それは何かの比喩ではありません。言葉通りの意味です。
金融商品として知られている「オプション」に触れながら、「オプションを学習する必要はない。」
と述べました。「オプション」を知っている人が聞けば「何言ってんだ?!」となるでしょうが、「オプション」を知っている人に対しては、さらに踏み込んだ言い方が許されるなら、「オプションなんて忘れていい。」という話になります。
次第に話のパーツがつながり「そういうことだったのか?!」と理解されると思います。結論を急がずゆっくり進んでください。
冒頭に掲げたタイトルの話に戻ります。
「空気をおカネに変える法」は妙に聞こえるかもしれません。それは何かの喩えではありません。言葉通りの意味です。話が先に進むにつれて次第にそれが何を意味しているのか見えてくるでしょう。そして、その時に、ここで述べる内容の価値に気づいていただけると思います。さらに、皆さんも“空気をおカネに変える”技能を身に付けたいという衝動に駆られることでしょう。
「空気をおカネに変える法」の背景を簡単に述べます。
Louise Armstrong(ルイズ・アームストロング) 著”How to Turn Lemons into Money” (『レモンをお金にかえる法』)という子供向けに書かれた経済学の絵本があります。1977年にアメリカで出版されたその絵本は経済学の専門家の間でも評判だったそうです。
私が子供向けにマネー(お金)についてのストーリーを描いた絵本を出すならタイトルは“How to Turn Thin Air into Money”(『空気をお金に変える法』)にするだろうと思います。ただし、それの内容は「マネー論」(金融論や投資論)というより「数学や物理学を生かしてマネーという価値を生産する魔法」のような話です。
この中で述べる内容の目的は数学や物理学の概念を利用して数の構造から新しい価値(マネー)を作る方法を生活や事業に生かすことにあります。
実際に、「空気からおカネを作る。」という技術的なことに入る前に、背景をお話しする必要があります。その技術的な内容ゆえにそれの価値にいずれ気づかれるでしょう。それにすぐに飛びつく前に背景を知る必要があります。
”How To Turn Thin Air Into Money”(「空気をおカネに変える法」)について知るには「“マネー”とは何か。」について知る必要があります。“マネー”は本質的な意味において、私たちの財布の中にある紙幣や硬貨を意味しません。それらは有形のシンボルに過ぎません。
「オプション」がまさにそれです。オプションはマネーの本質と関係しています。だから、なのです。「オプションを学習する必要はない。」と述べたのは。
「オプションを学習する必要はない。」・・・・・というのは「“マネー”とは何か。」を知ることが「オプション」を知ることになるからです。結論的なことを先に述べると、「空気をおカネに変える法」として開発されたのが「オプション」なのです。
「オプション」という言葉は一度忘れて「デリバティブズ」(英語の”derivatives”;日本語では「金融派生商品」と訳されていますが、その訳語は本稿では用いません。それは誤解を招き本質にたどり着くのを妨げてしまう恐れがあるからです。)という言葉に置き換えます。
「デリバティブズ」について述べた以下の文章を繰り返し掲げます:
(過去述べたことを幾度か繰り返します。重要なので忘れずに思い出してほしいからです。)
『“デリバティブズ”は概念によって成り立っている空間におけるしくみです。そして、“マネー”が絡んでいるので「金融のしくみ」ということができます。“金融”という言葉は学問の世界では難しく定義されていますが、ごく簡単に、“マネー”(おカネ)が絡むあらゆることとして広く捉えるといいでしょう。日本語の「金融」という言葉は「おカネ(金)を融通する」という意味からきていると思われます。私は「おカネが流れること」やそのしくみと解釈しています。デリバティブの概念は、「数学でマネーを生み出す仕組み」です。
「数学でマネーを生み出す仕組み」―――これがまさに「空気をおカネに変える法」です。
具体的な例を挙げる前にもう少し遠回りさせてください。
以下はオプションを知っている方ならやっと「オプション」の話が出てきたと思われるでしょうが、数学からおカネが生み出される“からくり”を示すために掲げます。オプションを知らない人は「数学の概念からおカネが生み出される仕組み」(=空気をおカネに変える法)が世の中に存在するのだということ知りさえすればそれで十分です。
“ABC(APR/2021)20C−1 @5.00”。
これはオプション取引の内容を表示したものです。これは数式ではないのですが、数式として見なすことができます。数式とは左と右側を”=“で結び付けたものです。”@”の記号を数式の”=”のように見なすといいでしょう。
数・記号・符号によって“マネー”が生み出されたことを示唆しています。
その額が具体的に右側に表示されています。500ドルが生まれました。500ドルとの交換が
“ABC(APR/2021)20C−1”という式(条件)です。
これは米株式オプションを対象にしていますので、オプションの1単位(1枚)が100株に対応しているということを前提にしています。5.00は1単位あたり100倍の500ドルに相当します。
このようにしてみていくとオプション取引とは数、記号、及び数の符号等を用いて新たに“数”(“マネー”)を生み出す作業だということがわかると思います。その“マネー”は架空のものではありません。現実に存在するものです。キャッシュとして取引口座に振り込まれますし、さらに、銀行口座に移すことも可能です。
「500ドルとの交換が“ABC(APR/2021)20C−1”という式(条件)です。」と述べました。
そのような交換を表しているのが以下の図です。この図はとても大事なので何度も繰り返し掲げてきました。
これこそが「空気をおカネに変える法」(仕組み)なのです。
それはスワップ(英語の”swap”で「交換」という意味です。) と呼ばれる「魔法の箱」です。
ええ、「オプション」は忘れていただいて結構です。
そして、同時に、オプションに興味がありこれから学習してようと意欲を持っていた方に対して、そのような方の意欲を削ぐつもりはありませんが、
オプションを学習する必要はありません。
それに代わって、「空気をおカネに変える」上述の“からくり”について知りさらに理解を深める必要があります。
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