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株価が大きく上昇し、株価がこれ以上の値上がりしない状態をストップ高といいます。
時々株価が10倍、20倍にもなるような爆上げ銘柄の話が話題になりますが、そのような銘柄には多かれ少なかれストップ高を経験している銘柄が多数あります。
そのため投資でおおきな利益を上げる手段の一つとしてストップ高になりそうな銘柄を探し出してあらかじめ保有するという手法が取られます。
もちろん、すでに保有している株式が運良くなんらかの事情でストップ高になれば非常にラッキーですが、実はもっていなくてもストップ高にすでになっている銘柄、もしくはなりそうな銘柄を探し出してタイミングよく保有することで、利益を上げることも可能です。
使い方を間違えずに成功すれば大きな値幅を取ることができます。まずはストップ高の基本を確認しておきましょう。
目次
株式の取引においては、1日の間で株価の制限を設けて過熱化した買い、もしくは売りをいったん落ち着かせようとします。その日の株価の値幅の上限まで買われることをストップ高といい、下限まで売られることをストップ安といいます。
たとえば、前日100円の終値で終了した銘柄があったならば、次の日の取引時間内におけるストップ高の値幅は50円になります。このストップ高になる値幅は現在の株価により異なりますので最初の段階で把握してしまいましょう。
下記は制限値幅表です。
とりあえずは10,000円未満の株価における制限値幅を把握しておけば問題はないでしょう。
さて、先ほどの例で150円まで株価が上昇して、さらにそれ以上株価が上がりそうだと見込まれれば、150円の買い注文や成り行き注文(いくらでもいいから買いたいという注文)が殺到しその日の取引を終えることがあります。
もちろん150円まで株価が上昇してストップ高をつけた後、そこから下落することもありますが、ストップ高をつける銘柄というのは様々な個人投資家により人気を集める爆上げ銘柄に変貌をとげることがあります。
特に時価総額の小さな銘柄はその傾向が顕著です。時価総額が小さいということはそれほど買われていないということであり多くの資金が集まると株価の上昇もそれだけ大きいものとなります。
一つストップ高状態の板の例を見てみましょう。下記の画面はストップ高が付きストップ高価格に張り付いている状態の注文板です。
上記の板は504円がその日の値幅制限である引け後の板です。
504円の右側に52000株の買い注文が集まっています。また、画面の上部分には成り行き注文が1507600株集まっています。取引時間が終わりに近づくにつれてストップ高価格でもよいから買いたいという注文が増えるのです。
このいくらでもよいから買いたいという注文が株価を大きく上昇させることがあります。いわゆる一時的な過熱感を持つということです。もちろん過熱感は一過性で終わる場合もありますが、そのまま終わらずに上昇した地点から下がらずゆっくりと株価を押し上げていくこともあります。
それでは、ストップ高の実例をみていきましょう。
ストップ高連発!そのパターンと実例
ストップ高とはその日の取引の上限いっぱいまで買われている人気状態ですが、実際にどのような動きになるのかを実例でみてみることにしましょう。
おおきく分けて上記3つのパターンが存在します。おなじストップ高でも状況によってその意味合いが変化します。
このパターンは取引時間中に値段がつかずに買い気配を切り上げてストップ高で終わるケースです。ストップ高として一番強い終わり方で次の日に引き続き上昇する可能性の高いストップ高となります。
チャート上では、ローソク足が一本の横棒のような形となります。非常に強い買い圧力がかかっている状態であり次の日も大きく株価が上昇する可能性があります。直近ストップ高で派手な動きをしたのは、ジーンズ大手のリーバイスです。
一時ストップ高6連発という大きな動きを見せました。途中の横棒時点では比例配分での購入以外の方法では買えません。最初から持っていた人はとても運が良い人ですね。
こちらのパターンは取引時間中に値段がつき、株価が右肩上がりに上昇してストップ高まで買われそのままストップ高の価格に買い注文が集まって終わるケースです。ここでも一つ例を見てみることにしましょう。銘柄コード3641パピレスという銘柄の日足チャートです。
赤い矢印のついた日が2のパターンにあたる日です。その前日は横棒で終わっているため結局引けまで値がつかない強いストップ高で終わっていますが、次の日も寄り付きから一直線でストップ高になるような動きをしています。
一方チャートの半ばより少し向かって右側、ストップ高を付けた日の翌日に大陰線(大きな下げ)となっているのがわかるでしょうか。その後株価は一時的に低迷していましたが、今回は営業利益が83%以上プラスしたという業績上方修正の発表により株価が大きく買われることになりました。
このパターンも比較的強く、次の日も買いから始まる可能性が高いですが、1ほどの強さはなく場合によっては次の日にそれほど買われずに始まる、もしくは少し売られて始まるということがあります。ただ、値動きはしばらくのあいだは見ておくほうがよいでしょう。
2のパターンと同じように取引時間中に株価が買われてストップ高価格をつけますが、その後売られて結局ストップ高価格で終わらなかったパターンです。
1や2よりは買いの勢いが弱いですが、一度ストップ高をつけるほど買われていますので、次の日も上値を伸ばすような動きを見せることがあります。ただし、一度ストップ高をつけたあと、前日終値付近まで戻ってくるような強い売りがあった場合には、次の日はおおきく売られることがあります。
なぜならストップ高にいたるまでに多くの投資家がその株式を購入して高値で捕まったまま含み損を抱えた状態に耐え切れずに損切りをしてくることがあるからです。
このあたりは経験的な見極めが必要になるところです。ストップ高銘柄の動きは瞬時の判断が非常に大事でちょっとの遅れが命取りになることがありますので、十分注意して取引を行うようにしましょう。
ここまでストップ高に良くある例を提示してきましたが、実際にストップ高を利用して利益を上げるには次の3つの方法があります。
もうストップ高になっている銘柄で寄り付きそうもない銘柄に成り行き注文を入れて株を購入する方法です。ストップ高で売る投資家もいますので、その分の株式は抽選により成り行き買い注文を入れている投資家にあてられます。もちろん人気化している状態なので必ず当たるとは限りませんが、注文を入れること自体は無料なので手間を惜しまなければ、運よくストップ高銘柄をゲットすることができます。
ただ気を付けておきたいのは、ストップ高が2発目、3発目での入手は、次の日に売り気配から始まる可能性があります。株式は過熱しすぎると売られるものです。比例配分狙いで買いを入れるならストップ高1発目が一番安全です。
なおネット証券や大手証券よりも、中小証券を利用してストップ高銘柄に注文を入れると意外と高確率で取得できるというのは隠れた裏技です。これも覚えておくとよいですね。
ストップ高の実例でご紹介した2のパターンにおいて市場がそろそろ終わりそうになってくるとその銘柄がストップ高で終わるかどうかが雰囲気で感じ取れるようになってきます。
ストップ高を何度もつけているような場合には引け(取引時間終了)に向けて一気にストップ高張り付きとなりそのまま終わることがあります。少し高度な技ですが、ストップ高銘柄の動きに慣れたら試してみるのも良いでしょう。
ストップ高となった銘柄は人気状態の株式です。それこそ15%から20%ほど1日で上昇しているため、テクニカル分析でいえばほとんどの指標が「売り」の指示を出すはずです。
しかし実際にはその後何度も大幅上昇を繰り返すことが株式市場では多々あります。
この3つ目の手法は、ストップ高した後も引き続き大幅上昇をする上記のようなケースを見越して株式を買って利益を上げる手法です。リスク管理をとることは必須ですが、成功すれば大きな利益を獲得することが可能となります。
最後にストップ高銘柄を取引する際の注意点をご説明します。
ストップ高銘柄とは、ある意味で個人投資家の過熱感が最も高まっている状態の銘柄だといえます。悪材料によりパニック的な売りが集まっているのが、パニック的に買いが集まっているのがストップ高なのです。
つまりそのような投資家の注文には冷静さが欠けているといえます。
冷静さが欠けた注文が長いこと続きストップ高が数日間連発したりすると、一転して大口の売りが降ってくるようなときには途端にこれまでの買いがパニック的な売りに回ることがあります。こうなるとストップ高連発による上昇を消してしまうような値動きをすることもあります。
ストップ高銘柄を扱うときには、そのような危険もあることを十分認識したうえで取引をしていくことにしましょう。
ストップ高銘柄で利益を上げる方法を3つご紹介しました。
文章だけ読むと簡単に利益を得られると思ってしまうかもしれませんが、いざやってみると知識の他にも経験と徹底したリスク管理をとる姿勢が必要です。
ただ、辛抱強くストップ高銘柄の値動きを読むことでいずれ利益を得られるようになるはずですので、この記事を参考に相場をはってみてください。
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