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最近の株式市場の特徴として、東証一部よりも東証二部やマザーズの銘柄といった値動きの軽快な銘柄を取引しようという流れが大変盛り上がってきています。
東証一部の大柄な銘柄で利益を得ようとすると、すでにたくさんの投資家により購入された株式だったり、機関投資家が参戦する株式だったりと多くの障壁があります。
しかし、東証二部の小柄な銘柄であれば大量の資金を扱う機関投資家が参戦できなかったり、まだ多くの投資家に目をつけられていない銘柄がうまっていたりと、特に短期の個人投資家にとって旨味があるのです。
このページでは、東証二部について基本的な知識をお伝えしたのち、短期投資で大きく利益を取るための方法をお伝えしていきます。
目次
短期投資とは、デイトレードやスイングトレードのような数時間から数日という短い期間で株を売買して利益を生み出そうとする取引をいいます。この短期投資においては、東証二部市場に上場している銘柄のほうが、東証一部に上場している銘柄よりも取引に向いていると言えます。
その理由はたった一つ、銘柄の値動きの軽さにあります。
値動きが軽いということは大きな値幅が出るための最重要条件であり、短期で大きな値幅取りを狙う短期投資には必須の条件だと言えます。
東証一部だと値動きの幅もそれほど大きくはなく、機関投資家や証券ディーラーなどのプロの資金も流入してくるため個人投資家の値幅取りには障害が多く存在すると言えます。
一方で東証二部であれば流動性がそれほど高くなく、時価総額も小さな銘柄が多いためふとした理由で大きく株価も動き始め10%近い値幅がでることも頻繁にあります。時価総額の小ささは値動きの軽さに大きな影響を与えますが、ここで下記東証二部銘柄のある日の時価総額ランキングを確認してみましょう(下記画像)
時価総額ランキングトップ20だけを抜き出してみても、一番大きなものが2700億円、20番目が420億円という時価総額です。これだけ時価総額が小さい と、東証2部銘柄になんらかのサプライズ的ニュースが伝えられると、一気に時価総額が2倍、3倍になるまで買われたりすることがあるのです。
ちなみに証券ディーラーなどは個人の短期投資家と同じようにデイトレ・スイングを行いますが、その資金力の大きさからどうしても東証二部より東証一部の売買 高や時価総額の大きな銘柄を取引せざるを得ないという事情があります。彼らのような短期投資のプロとたたかうことを避けるという意味合いでも、時価総額の小さな、流動性の低い銘柄は短期で売買をする個人投資家に向いているといえます。
さて東証二部の動意付いた銘柄の値動きをいくつか確認してみましょう。まずはセーラー万年筆という銘柄です。下記のチャートは2015年5月末から10月までの5ヶ月間の株価の値動きです。
この期間においては日経平均は大きく下落することはあっても、大きく上昇することはありませんでした。
それにもかかわらず、セーラー万年筆は40円から一時80円まで上昇していることがわかります。つまりこの短期間で株価が2倍になっているということです。これはもし40万円投資をしていたら最高で80万円になっていたということであり、短期で値幅を取るには大変効率的な方法といえます。
この時は残念ながらその後株価は下落してしまいましたが、このような短期急騰とも言える上昇がより長い期間続くこともあるのです。
もう一つ例を見てみましょう。
少し前になりますが派手に上昇をしたアルデプロの例です。2014年1月からの動きに注目です。
1月はまだ37円だった株式が、その後株価を上昇させて3ヶ月かけて400円付近まで上昇しました。この時は先ほどご紹介したセーラー万年筆よりも長い期間をかけて株価を上げたのでした。
短期投資をする上で、値幅をとって大きく利益を上げたいのであればこのような銘柄を扱うことは避けて通れません。
時価総額が小さく流動性も低い銘柄は一度火がつくと一気に株価が大きく上昇するのです。もちろん板がスカスカで短期での売買に向いていない株式も多く存在しますので、最低でも上記で紹介した銘柄の時価総額や出来高、板の厚さを持つ銘柄を手がけるのが良いでしょう。
株価の大幅上昇を捉えるためには、次の手順をとることが大事です。
以下順に解説していきましょう。
株価が何倍にもなる株式には、必ず最初の上げ(急騰)があります。この最初の上げがその後の何日、何ヶ月も続く株価上昇の波を作る出すきっかけとなるのです。
株価の大幅上昇を捉えるためには、この初動を見逃さないことが大事で、すでに何倍にもなってから手を出し始めては遅いということになります。
初動とも言える値動きを見逃さないコツは常に株式ランキングで大幅に上昇した銘柄がないかどうかをチェックすること。出来高もそれまでよりも明らかに大きく増加したかどうかをチェックするようにしてください(大抵は出来高も大きく増加しています。)
ひとつやり方の例を出してみましょう。下記のサイトからヤフーファイナンスの株式ランキングをチェックします。
トップ画面に入ったのちに、下記の場所を「東証2部」に指定します。
(引用元:ヤフーファイナンス)
次に画面向かって左側にある下記の場所を出来高にしてします。
(引用元:ヤフーファイナンス)
このように指定した後、検索を行うとその日の人気化してる銘柄が1画面に50銘柄ほど出てきます。
(引用元:ヤフーファイナンス)
その後チャートを一つずつ確認最近の動きを探っていくことになります。
何も原因がないのに株価が大きく上がり始めることがあります。それは仕手とよばれ一時的に資金が流入することで見せかけの上昇をつくっている状態のことをいいます。
この仕手に巻き込まれて高値で株を買ってしまうと、その後一気に株価が上昇を始める前の状態まで急落し、買値まで当分戻らないことも起こります。下記のチャートは一過性の大幅上昇が時々起こるようですが、いつも1日で上げが終わってしまうようです。
高値で捕まってしまうと、逃げられなくなってしまうので買いは慎重な姿勢を保って行っていくとよいでしょう。
株価が急に上昇し始めたときにはその原因を探るようにしましょう。株価大幅上昇には業績の大幅上方修正や新規事業の展開などなんらかのきっかけがあることが多いからです。
上昇銘柄の関連ニュースはヤフーの銘柄情報でチェック(下記の赤枠の場所)することができますので必ず目を通すようにしましょう。
大幅上昇の途上にある銘柄は大きなボラティリティ(値幅)で波を作りながら株価を上げていきます。どうしても高い位置で株を買ってしまうことが避けられない状態なのも事実ですが、どうせなら波の下で買いたいものです。その際に役立つのが「押し目」とよばれる考え方です。
押し目は上昇の流れにある銘柄の一時的な下落を狙い株を買う手法です。
テクニカル分析とよばれる投資分析において押し目買いは、以下の3つの目安を使うのが一般的です。
上記の目安を考慮に入れて上昇途上の株式が下落したタイミングで購入をすれば、適当に株を買うよりも成功率は高まります。
参考記事)上げ相場における絶好の押し目買いポイントの見抜き方
短期投資で利益をあげるにはどのような銘柄を手がけるかかが重要になります。この記事でご紹介した東証二部銘柄はきっかけがあれば、一気に値動きもおおきくなり短期投資に適した銘柄となることが多くおすすめの銘柄群だといえるでしょう。記事後半であげた3つの注意点を意識して利益を上げるための一つの方法としていただけると幸いです。
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