FXとは?|FXがはじめての人が知っておきたい知識まとめ
(更新 ) · 投資の教科書 FX事務局

この記事は2017年に公開したアーカイブ記事です。制度・数字・サービスの内容は当時のものです。記事内には広告(アフィリエイト)のリンクを含みます。
FX(=Foreign Exchange)は、「外国為替証拠金取引」といい、通貨ペアを売買し、買った価格と売った価格の差額で利益を得るための取引のことです。
このFXという言葉は聞いたことがあるけれど、
- FXについてもっと詳しく知りたい
- FXで稼げるようになりたい
という想いから、あなたはきっとこのページに来られたのだと思います。
この記事は、「FXを始めるために最低限必要な知識」が身に付くようにまとめたものです。FXの仕組みをはじめ、準備するもの、トレード前に知っておきたい知識、心構え、リスク、口座選びのポイント、取引手法など、初心者にもわかりやすいように一から丁寧に解説しています。
順番にお読みいただければ、FXの知識を、ゼロからトレードを始められるレベルまで一気に引き上げることができます。ぜひ、最後までお読み下さい。
目次
1.FXの基本|値動きの仕組み
最初に、FXとは何か?の基本を学びましょう。
1.1.FXとは
FXとは、「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)」といいます。略称で「外為(がいため)」と呼ばれることもあります。
簡単にいうと、FXは、 ドルやユーロなどの異なる通貨を売買する取引のことです。
例えば、「本日の外国為替市場のドル円は1ドル112円45銭で、前日と比べて10銭の円安で推移しています。」のようなニュースを耳にしたことがあると思います。
このように、今ならいくらで交換できます、という通貨の価格(交換レート)は常に変動しており、海外旅行によく行って両替する人や、海外の企業と取引をする企業にとっては、身近かもしれません。

FXトレードは、この価格の変動を利用して、次の2つのパターンによって利益を狙います。
- 「安く買って高く売る」
- 「高く売って安く買い戻す」

繰り返しになりますが、上図のように、FXは外貨を投資対象にして、交換(為替)レートが変動する仕組みを利用して差益(利益)を狙う取引です。
まずは、これを確実に押さえましょう。
なお、FXとは何か?の理解をさらに深めたい方は、次の記事も併せてお読み下さい。
≫ 株とFXの違い|あなたに本当に向いているのはどっち?
≫ FXの値動きの仕組み|通貨ペアと通貨量による損益計算をわかりやすく解説
それでは次に、どのような要因でレートが変動するのかを見ていきましょう。
1.2.レートが動く要因
FXに限らず、価格は「需給」で決まります。つまり、買いたい人(=需要)が多ければ上昇し、売りたい人(=供給)が多ければ下落します。人気のゲーム機が品薄の場合は、フリマサイトで定価以上で売られていても買われたりするのと同じことです。
では、FXの需給はどのような要因で決まるのかというと、大きく分けて次の2つあります。
- テクニカル (例)ローソク足、移動平均線、トレンドラインなど
- ファンダメンタルズ (例)金利、経済指標、要人発言など
そして、FXで利益をあげるコツは、上記のテクニカルとファンダメンタルを理解し、FX取引に参加している人の心理、つまり集団心理をなるべく正確に読み取ることです。
この後の内容でも解説しますし、次の記事でも解説しているので、まずはこのことを頭の中に入れておいて下さいね。
≫ FXの円高・円安を初心者にわかりやすく解説!為替変動の3つの要因とは
1.3.FXを始める流れ
では、どうやってFXを始めたらいいのか、ここでは”大まかな流れ”をつかみましょう。
実際にFXを売買するためには、FX口座を作る必要があります。FX口座は、銀行口座を作る感覚でできる上、FX会社に行かなくもネット(場合によっては郵送と併用)で簡単にできます。また、早くて2~3日もあれば口座開設できます。
次の画像で手順をご確認下さい。

なお、この記事の後半で、取引を始めるために必要な金額、FX口座の選び方のポイントを解説するので、ここでは大まかな流れを把握するだけで大丈夫です。
なお、次の記事では、口座開設の手順を、実際のFX会社の画面を使ってわかりやすく説明しているので、参考にして下さい。
2.FXのメリット|レバレッジが最大の魅力
国内でFX取引をしている人は、約70万人いると言われています。では、なぜFXはここまで注目される投資なのでしょうか?
それは、FXには次の3つの大きなメリットがあるからです。
【FXの3つのメリット】
1. 少ない金額で始められる
2. 平日24時間いつでも取引できる
3. 投資対象選びの煩わしさが少ない
一つ一つ詳しく見ていきましょう。
2.1.少ない資金で始められる(レバレッジが効く)
FXは、口座に入っている資金の最大25倍の金額の取引ができます。そのため、少ない資金で始められます。
これを可能にしてるFX特有の仕組みが、「レバレッジ」です。レバレッジは「てこの原理」ともいい、シーソーのように「小さな力で大きなものを動かす」比喩として使われます。
例えば、1ドルが100円の場合、本来は、1万ドルを買うためには100万円が必要です。しかし、レバレッジ(25倍設定)を使うと、4万円(=100万円÷25倍)があれば1万ドル購入できます。

ただし、レバレッジをかける時は注意が必要です。それは、最大25倍の取引ができる反面、同じ分だけ損失を被る可能性もあることを理解することです。このレバレッジのリスクは非常に重要なので、後ほど改めて説明します。
ここでは最低限、FXで元手以上の取引ができる理由はレバレッジにある、ということを覚えておきましょう。
《注意!》
海外のFX会社の中には、レバレッジ500倍などでトレードできる口座もあります。ただし、一部には出金できないなどのトラブルが報告されていることから、投資の教科書では、金融庁の認可を受けた国内のFX口座をおすすめしています。
2.2.平日24時間いつでも取引できる
株式取引は平日の9時から15時まで(昼の11時30分から12時30分を除く)しか取引できませんが、FXは平日24時間取引できます※。
※実際の取引時間はFX会社によって若干異なり、ヒロセ通商の場合は、月曜日の7時から土曜日の朝6時までです。なお、サマータイム(3月の第2日曜日から11月の第1日曜日)適用時は、それぞれ1時間ずつ早まります。
そのため、FXは、会社員でも仕事から帰宅後の夜に副業でトレードすることもできます。また、盲点かもしれませんが、日本が月曜日から金曜日が祝日の場合でも海外市場は空いているので、FXは取引できます。
ただし、FXは平日24時間取引可能といっても、常に一定の取引量があるわけではなく、時間帯によって活発に取引されやすい時間帯があります。早朝や祝日は参加者が少なく、買いたいレートで買えなかったり、売りたいレートで売れなかったりする場合があるので、注意しましょう。
では、活発に取引されやすい時間はいつなのでしょうか?具体的には、次の3つの時間帯です。
- アジア(東京):日本時間の9時~12時
- ロンドン:日本時間の15時~18時
- ニューヨーク:日本時間の21~25時
次の世界地図でも確認しておきましょう。

このように、FX取引が活況になる時間帯は、
①アジア(東京)→ ②ロンドン → ③ニューヨーク
と推移していきます。また、時間帯によって活発に取引されやすい通貨ペアも変わってきます。そのため、取引時間ごとの通貨ペアの値動きの特徴をよく把握して売買することが、FXで稼ぐコツの一つになります。
2.3.投資対象選びの煩わしさが少ない
FXは、株と比べて投資対象が少なく、何を売買するかを選ぶ煩わしさが少ないことも特徴です。
株の場合は、上場している約3,700社の中から上がる銘柄を業績などをチェックして探さなくてはいけません。一方、FXの場合は、 売買に向いてる通貨ペアは、米ドル/円をはじめとしたせいぜい十数通貨です。
そのため、FXなら、最適な売買の”タイミング”を図ることに注力できます。
では、どのような通貨ペアが売買に向いているのでしょうか?
初心者がトレードするには、メジャーな通貨の組み合わせがいいでしょう。メジャーな通貨とは、ドル、円、ユーロ、ポンド、豪ドルあたりです。これらを組み合わせた「米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドル」などです。トレードする通貨ペアは、だいたいこれで決まりなので、あとは利益を上げることに注力できますね。
3.FXのリスク|大損しないために知っておくこと
ここまでお読みいただき、FXはいい事ばかりだと思った方もいるかもしれません。
しかし、FXは投資である以上、当然、リスク(デメリット)も存在します。これをしっかり理解して始めないと、大切なお金を減らしてしまうことになりかねません。
ここでは、FXの3つの主なリスクと対策を解説していきます。
3.1.相場状況が変動するリスク
一般的に、投資で何年間も稼ぎ続けられる人は、10%もいないと言われています。しかし、FX会社の役員の方に聞いた話によると、1年間の成績では70%の人が勝っているということです。
1年だけ成績が良いのは、相場の流れに上手く乗れたり、大きく保有していた時にたまたま勝てた人も含まれるからです。このような人たちは、必ずしも実力で勝ったとは言い難いので、安定して勝ち続ける努力をしないと、数年後には市場から退場させられてしまうでしょう。
では、どうすればFXで勝ち続けられるのかというと、「様々な状況下で、期待値が高いルールを作り、それを毎日淡々と繰り返すこと」に尽きます。
ちなみに、期待値とは、一定の売買ルールを繰り返せばトータルではプラスになる考え方です。まずは、期待値が高いトレード手法を構築することに集中しましょう。
3.2.レバレッジ効果によるリスク
では、FXの最大のリスクは何かというと、レバレッジの分だけ、損失額も大きくなることです。
先ほどのメリットでお伝えした通り、FXは、レバレッジを効かせて少額で大きな利益を可能にする取引ですが、逆に大きな損失を被る可能性もあります。レバレッジとリスクは比例し、10万円稼げる可能性があるということは、10万円損する可能性があることを忘れてはいけません。
ただし、レバレッジは必ず25倍にしないといけないルールはありません。最近、FX会社のレバレッジは25倍で固定のところが多いですが、その場合は、口座に入れておく資金を少なくしたり、取引通貨量を抑えたりして、自分でレバレッジを調整する必要があります。
3.3.相場急変時の強制ロスカットのリスク
FXには、投資家が元手以上の損失を追わないように「強制ロスカット」という仕組みがあり、ある程度リスクは限定されます。ある程度と書いたのは、相場が急落(急騰)した時は強制ロスカットが間に合わずに、借金を背負ってしまうリスクもあるからです。
この「強制ロスカット」というFX特有の仕組みを理解する上で、「証拠金」と「マージンコール」について理解する必要があります。こちらの記事で、図と例を使ってわかりやすく解説しているので、特にこれからFXを始める人は必ず読んで、適切な資金管理ができるようになりましょう。
4.知っておきたい基礎知識|いくらからできるの?
FXを始めるにあたって覚える内容はたくさんありますが、ここでは、FX特有のものを中心に、これだけは知っておくべき知識を5つご紹介します。
4.1.値幅の単位pips(ピップス)
FXは、円だけでなく、ドルやユーロ、ポンドなどの様々な外国通貨を交換する取引なので、一概に「円」や「銭」で値幅を表せません。そのややこしさを解消し、値幅の単位を統一するために使われるのが、「pips(ピップス)」です。
米ドル円の場合、「1pips=0.01円=1銭」となり、小数第2位が1pipsです。まずはこの基本を覚えましょう。次のGMOクリック証券の実際の注文画面でご確認下さい。

また、何通貨取引してどれくらい動いたら何円の利益になるかの早見表や、米ドル円以外の通貨ペアのpipsの読み取り方のコツは、次の記事でわかりやすく書いています。初心者の方は必ずチェックしておきましょう。
4.2.主な通貨の特徴
次に、FXの投資対象である通貨の特徴を、世界で取引量が多い順にご紹介します。
《「通貨」と「通貨ペア」の違い》
FXは、単独の通貨(例えば米ドルだけ)をトレードするのではなく、2つの通貨ペア(例えば米ドル/円)を売ったり買ったりします。FXは、米ドルだけ、円だけで成り立つのではなく、USD/JPY(米ドル/円)という2つの組み合わせで初めて売買できます。
1位:米ドル(USD)

為替市場で最も影響力を持つ基軸通貨(キー・カレンシー)。国際的な商取引の決済に多く使用されており、取引している人数が圧倒的に多いのが特徴です。
ドルの値動きはどの時間帯でも注目され、売買量も多いので、ドル絡みの通貨ペア(ドルストレート)は不安定な値動きが少なく、米ドルは初心者におすすめの通貨です。
2位:ユーロ(EUR)
欧州単一通貨であるユーロは、米ドルに次ぐ第二の基軸通貨とも言われ、米ドルと反対の値動きをしやすい特徴があります。
そのため、EUR/USD(ユーロ/米ドル)をトレードする時は、ドルとユーロのどちらが買われている(売られている)かに着目するといいでしょう。仮に、ユーロ買い/ドル売りが顕著だと、EUR/USD(ユーロ/米ドル)が大きく上昇し、値動きも激しくなります。
また、基軸通貨のドルと比較しながらトレードすると、通貨の特徴を捉えやすくなります。ユーロ圏は、数多くの国で形成されていることから、様々な価格変動の要因があります。ユーロ圏が関わる政治、経済情勢のニュースは必ずチェックしておきましょう。
3位:日本円(JPY)
日本人に最も馴染みが深い通貨で、米ドルとの関連性が深いのが特徴です。通貨ペアの呼び値も「円」なので、価格変動の感覚が分かりやすく、馴染みやすいです。
売買感覚をつかむのも比較的簡単で、初心者がFXを始める時におすすめの通貨です。しかし、簡単に勝てることとイコールではないので、勘違いしないようにしましょう。
特に、ユーロ/円やポンド/円などのクロス円は、ドルストレートの米ドル/円と仕組みが違います。そのため、通貨ペアの仕組みを理解してからトレードする必要があります(詳細は後述)。
アベノミクス初期の頃は、日銀総裁の会見で円が乱高下し、日本の金融政策が世界に大きな影響を与えていました。しかし、現在は以前ほどの影響力はありません。
4位:英ポンド(GBP)
イギリスの通貨。ドルやユーロと比べて流通量が少ないので、ひとたびポンドが注目されて売買が激しくなると、ものすごい値幅が出るのが特徴です。
米ドル/円の2倍以上の値幅が出る日も多く、大きな利益が期待できる反面、ポジションが逆行すると、思わぬ損失が出るので注意が必要です。FXに慣れ、価格変動の大きさを許容できるレベルになってからトレードの対象にすると、効率よく利益を上げることも可能な通貨です。
5位:豪ドル(AUD)
オーストラリアの通貨。資源国通貨の代表格で、高金利通貨でも知られます。最大の貿易相手である、中国の景気動向に値動きが左右されやすい傾向があります。
オーストラリアと中国の経済指標は、日本時間の午前中に集約されているため、豪ドルが動くのはこの時間が多いです。そのため、午前中にFXをするなら、豪ドルの動向はチェックしておきましょう。
(要注意)トルコリラ(TRY)

高金利通貨で有名な通貨で、スワップポイント狙いで保有する人が多いのが特徴です。ただし、スワップ狙いはリスクも高いので、注意が必要です。
スワップ目的の場合、口座内の資金に余裕がないと、強制ロスカットになる場合があります。2018年8月には、22円だったトルコ/円が、10日間で15円台まで暴落しました。このように、スワップ目的で長期保有するなら、暴落があることも覚悟して投資判断する必要があります。
以上が、主な通貨の特徴です。繰り返しになりますが、実際のトレードは、これらの通貨を2つ組み合わせた「通貨ペア」の売買になります。組み合わせによっては、値動きのクセが顕著に異なるので、稼ぎやすい通貨ペアと難しい通貨ペアが出てきます。
4.3.手法に応じたおすすめ通貨ペア一覧
ここでは、トレーダーのスキルや手法に応じて、どんな通貨ペアが合っているのかの目安を一覧表にまとめました。次の表をご覧下さい。

初心者におすすめの通貨ペアは、やはり米ドル/円です。なぜなら、どのトレードスタイルにも向いている上、円絡みなので、損益の計算がしやすいからです。
また、日中に仕事をしている兼業トレーダーの方は、21時~25時に稼ぎやすい通貨ペアを選択することをおすすめします。例えば、スキャルピングをメインにするなら、ドルストレートでは米ドル/円やユーロ/米ドル、クロス円ではユーロ/円が適しています。
一方、21時~25時にデイトレードやスイングトレードをする場合は、主要通貨ペアを選びましょう。ただし、ボラティリティ(価格変動の度合い)低いほうが損益変動が少ないので、その点も考慮する必要があります。
また、リスクを取って高いリターンを求めるなら、ポンド系の通貨ペアも選択肢の一つです。
重要なことは、色々な通貨ペアを試してみることです。そうすることで、この通貨ペアはトレードしやすい、トレードルールが作るのが難しそうといった具合に、取捨選択できるようになります。それが結果的に、トレードルールの構築に繋がります。
4.4.通貨単位
FXの通貨は、元々、最低10,000通貨からの取引が基本で、「1枚=1万通貨」といいます。しかし、最近では1,000通貨から取引できるFX会社が増え、マネーパートナーズは100通貨、SBI FXトレードは1通貨から取引できます。
どのFX会社が何通貨から取引できるかは、次の表でご確認下さい。なお、「初回入金額」とは、最低取引単位に応じた証拠金ではなく、必ず最初に入金が必要な金額です。また、「最初の入金額の目安」については、次の項で説明します。
| FX会社 | 最低取引単位 | 初回入金額 | 最初の入金額の目安 |
| SBI FXトレード | 1通貨 | 0円 | 40~50円 |
| マネーパートナーズ | 100通貨 | 0円 | 4,000~5,000円 |
| ヒロセ通商 | 1,000通貨 | 10,000円 | 40,000~50,000円 |
| JFX | 1,000通貨 | 10,000円 | 40,000~50,000円 |
| トレイダーズ証券 | 1,000通貨 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| 外為どっとコム | 1,000通貨 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| YJFX! | 1,000通貨 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| FXプライムby GMO | 1,000通貨 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| GMOクリック証券 | 10,000通貨 | 0円 | 400,000~500,000円 |
| DMM FX | 10,000通貨 | 0円 | 400,000~500,000円 |
| FX会社 | 最低 取引 単位 |
初回 入金 |
最初の 入金額 の目安 |
| SBI FXトレード | 1 | 0円 | 40~50円 |
| マネーパートナーズ | 100 | 0円 | 4,000~5,000円 |
| ヒロセ通商 | 1,000 | 10,000円 | 40,000~50,000円 |
| JFX | 1,000 | 10,000円 | 40,000~50,000円 |
| トレイダーズ証券 | 1,000 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| 外為どっとコム | 1,000 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| YJFX! | 1,000 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| FXプライムby GMO | 1,000 | 0円 | 40,000~50,000円 |
| GMOクリック証券 | 10,000 | 0円 | 400,000~500,000円 |
| DMM FX | 10,000 | 0円 | 400,000~500,000円 |
4.5.必要な資金
では、FXはいくらから始められるのでしょうか?
極端な話、最低取引単位が1通貨のSBI FXトレードの場合、証拠金を5円入金すればドル円を1通貨取引できます。ちなみに、この5円(正確には約4.5円)という金額は、2021年10月時点のドル円の証拠金で計算したものです。
ただし、基本的には、自分が取引する通貨量の最低10倍以上は入金しておきましょう。なぜなら、相場が急変した時に証拠金が足りないと、強制ロスカットに引っ掛かってしまう可能性があるからです。
そうならないように、最低取引単位が1,000通貨のFX会社は4~5万円、10,000通貨のFX会社は40~50万円を入金しておくと安心です。上の表で改めて確認して下さいね。少ない通貨量から始めて、慣れてきたら徐々に増やしていくのでも遅くありません。
5.FXの口座選びのポイント|勝負は始まっている!
FXを始めるために必要な資金の目安がわかったら、いよいよ取引する口座を選びましょう。
実は、FXの初心者の多くは、口座選びにあまり時間をかけずに、適当な気持ちで開設してしまいます。しかし、トレードで稼ぐことを目的にすると、特に次の2つを意識する必要があります。
- スプレッド
- スリッページ
この2つがトレードする度に発生するFXの実質的なコストになり、スキャルピングのような超短期売買をしようと考えている方は特に意識する必要があります。なぜなら、この2つのコストをなるべく最小にすることが利益につながるからです。そして、FX会社によっても異なるからです。
次から具体的に解説しますので、しっかり理解して、他のトレーダーより優位に立ちましょう。
5.1.スプレッド
「スプレッド」は、通貨ペア毎の「買値と売値の差」です。これだけだと、意味が分からないですね。スプレッドは、単刀直入に言うと、1回のトレード毎に支払う必要がある実質的な手数料です。反対に、FX会社にとっては利益になります。
次の画像は、実際の注文画面です。

右側(ASK)の112.219円が今すぐ買えるレートで、左側(BID)の112.216円が今すぐ売れるレートです。そして、真ん中に小さく表示されている0.3銭が、スプレッドです。
5.2.スリッページ
「スリッページ」は、注文ボタンを押してから、注文が通るまでの間に価格が変わってしまうことです。よく「注文がスベる」と言いますが、スリッページのことを指します。
イメージとしては、次のような感じです。

スリッページは、厳密には手数料でありませんが、トレーダーには結果的にコストになります。そして、このスリッページも、FX会社によって異なります。
5.3.おすすめFX口座
FXの口座選びのポイントは、スプレッドとスリッページの2つの実質的なコストを意識することだとお分かりいただけたと思います。
その他にも、約定スピードやサーバーの信用性などの比較項目はたくさんありますが、口座選びで一番大切なことは、自分に合った口座を選ぶことです。自分に合った口座とは、トレードスタイルに合っているとか、ツールが使いやすいとか、株式投資と同じ会社で取引したいなどです。
そのため、1つの口座で充分という人もいれば、複数の口座を相場状況に応じて使い分けているトレーダーもいます。
自分に合った口座というのは、トレードと真剣に向き合っていくうちに、「こういう手法ならあそこが有利だ」「この局面ならここが一番スプレッドが狭い」「これくらいの通貨量だったらあそこがスベらない」という具合に、何かしら気付いてくるようになります。
次の記事では、稼いでいるトレーダーが使っているおすすめのFX口座を6社紹介しています。どこで口座開設したらいいか迷っている方は、その口座の特徴を把握することから始めましょう。
≫ FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい6社の徹底比較
6.FXの注文方法|最初にマスターすべき3種類
口座を作って入金すると、注文ができるようになります。FXの注文方法はたくさんありますが、まずは次の3つの基本的なものからマスターしましょう。
- 成行注文(なりゆきちゅうもん)
- 指値注文(さしねちゅうもん)
- 逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
この3つができるようになると、他の注文方法はこの組み合わせであることが多いので、一気に注文の選択肢が増えます。
次から、3つの注文方法の特徴と発注方法を実際の注文画面を使って説明するので、しっかり付いてきて下さいね。思ったより簡単にできることがわかるはずです。
6.1.成行注文
成行注文とは、レートや時間を指定せず、今の水準で売買する注文方法です。とくかく約定を最優先したい場合に使います。
次の実際の注文画面で、成行注文の出し方を確認しておきましょう。

6.2.指値注文
指値注文とは、レートを指定して売買する注文方法です。例えば、現在のドル円のレートが110円の時に、
- 今よりも安い値段109円(円高ドル安)になったら買いたい
- 今よりも高い値段111円(円安ドル高)になったら売りたい
という場合は、指値注文を使います。指定したレートに達すると約定します。 次の注文画面で、指値注文方法の出し方を確認しておきましょう。

6.3.逆指値注文
レートを指定し、指定レートを超えると成行注文が発動する注文方法です。例えば、現在のドル円のレートが110円の時に、
- 今よりも高い値段111円(円安ドル高)になったら買いたい
- 今よりも安い値段109円(円高ドル安)になったら売りたい
という場合は、逆指値注文を使います。普通の指値注文との違いがわからないという方は、逆指値注文は、「今すぐ買うのは嫌だけど、今より高いレートになったら初めて買える注文」とだけ覚えておきましょう。
また、次の注文画面で、逆指値注文の出し方を確認しておきましょう。

7.相場分析|値動きを読み取るために必須の2つの方法
注文方法が理解できても、何を判断基準にして売買すればよいのか分かりませんよね。
レートが動く要因には、テクニカルとファンダメンタルの2つの要因があると「1.2.FXのレートが動く仕組み」でお伝えしましたが、ここではもう少し詳しく説明していきます。
7.1.テクニカル分析
結論から言うと、FXでは、ファンダメンタル分析も重要ですが、テクニカル分析のほうが重視されます。ちなみに、テクニカル分析はチャート分析ともいい、簡単にいうと、過去の値動きの傾向を分析して今後の値動きを予測する方法です。
では、なぜFXではテクニカル分析のほうが重要なのでしょうか?
その理由は、為替市場は規模が非常に大きくて参加者が多く、大勢が同じチャートを見て、同じ情報を基に同じようなタイミングで売買すると、実際にその方向に動く傾向があるからです。
つまり、テクニカル分析を極めることが、FXで成功を収めるカギを握ります。
テクニカル指標には様々なものがあり、どれを使えばベストというものはありません。いくつか組み合わせて総合的に判断したり、トレード手法によって使い分けている人がほとんどです。
そのため、どのようなテクニカル指標があって、どのような特性があるのかをひと通り知っておくと、あなたのトレードの選択肢を増やしてくれます。
《MT4チャートについて》
FXのテクニカル分析を行うチャートには、
・FX会社独自のツールを使う
・MT4チャートを使う
の選択肢があります。MT4は、ロシアのメタクオーツ社が提供しているFX専用のチャートで、表示できるテクニカル指標が豊富、カスタマイズ性に優れているなどの特徴があります。国内にもダウンロードできるFX会社がいくつかあります。
《MT4チャートについて》
FXのテクニカル分析を行うためのチャートには、
・FX会社独自のツールを使う
・MT4チャートを使う
の選択肢があります。MT4は、ロシアのメタクオーツ社が提供しているFX専用のチャートで、表示できるテクニカル指標が豊富、カスタマイズ性に優れているなどの特徴があります。国内にもダウンロードできるFX会社がいくつかあります。
7.2.ファンダメンタル分析
ファンダメンタルズとは、様々な経済活動の状況を主に数字で表した基礎的な要因のことをいい「経済の基礎的条件」と訳されます。例えば、FXの世界では、各国の金利や、米国の雇用統計、要人発言などがこれに当たります。
ファンダメンタル分析というと、これらの数値を分析して数か月後の為替レートを予測する分析だと思われるかもしれませんが、FXで利益を稼ぐことを目的とすると異なります。
具体的には、指標が発表された瞬間にレートが大きく動く特性を利用してトレードしたり、逆に、指標発表時はリスクが大きいから何もしないという判断に使われることが多いです。
そのため、トレードをする前に、その日の何時に経済指標が発表されて、どれくらいインパクトがありそうかを把握しておくことが重要になってきます。
なお、ヒロセ通商のこちらのページでは、各国の代表的な経済指標の解説が充実していて便利です。また、SBI FXトレードのこちらのページでは、発表の日時と重要度が星印で表されているので、迷うことがありません。
ファンダメンタルは、テクニカルより重要度は低いですが、どうしてあの時間に相場が急変したのだろう?と疑問に思わないように、次の記事で最低限の知識は押さえておきましょう。
≫ FXのファンダメンタル分析とは|初心者が必ずチェックすべき6つの情報
8.トレード手法|代表的な3つの手法
それでは最後に、FXにはどんなトレードスタイルがあるかをご紹介します。
トレード手法は、決済までの時間によって、次の表のように大まかに3つに分けられます。なお、決済までの時間や目標利幅はトレーダーによって異なるので、ここではイメージをつかむための参考としてご覧下さい。
| トレード手法 | 決済までの時間 | 目標利幅 | 適した相場例 |
| スキャルピング | 数秒~数分 | 2~10pips | 値幅が大きい(ボラティリティが高い)時 |
| デイトレード | 数十分~数時間 | 5~50pips | 期待値が高いチャートパターンが出た時 |
| スイングトレード | 数日~数ヶ月 | 数十~数百pips | トレンド相場になった時 |
| トレード 手法 |
決済まで の時間 |
目標 利幅 |
適した 相場例 |
| スキャルピング | 数秒~ 数分 |
2~ 10pips |
値幅が大きい時 (ボラティリティが高い) |
| デイトレード | 数十分~ 数時間 |
5~ 50pips |
期待値が高いチャート パターンが出た時 |
| スイングトレード | 数日~ 数ヶ月 |
数十~ 数百pips |
トレンド相場になった時 |
ここで大切なのは、どの手法が一番儲かるのかという視点ではなく、
- ご自身の生活スタイル
- トレード経験
- 資金量や性格
に合った手法を見つけることです。しかし、ゼロから手法を構築するのはハードルが高いです。そのため、その手法で実績をあげているトレーダーの真似をすることから始めると、スキルアップまでの時間を大幅に短縮することができます。
3つの手法の特徴を具体的に見ていきましょう。
8.1.スキャルピング
スキャルピングの特徴
スキャルピングは、保有時間が数秒から数分の超短期トレードのことです。1回のトレードで狙う値幅は小さいですが、1日に数十回、相場が乱高下して値幅が大きい日は数百回トレードし、売買を繰り返してコツコツと利益を積み上げます。
スキャルピングのメリット
スキャルピングのメリットは、損切りをしっかり行えば、1回のトレードで大損することは少ないことです。また、トレードしていない時はポジションを持たないため、精神的なプレッシャーは少なくなります。
さらに、極端にボラティリティが低い時期以外は毎日取引チャンスがあり、日中に仕事をしている会社員でも、帰宅後の21時から25時などと時間を決めてトレードすることも可能です。
スキャルピングのデメリット
スキャルピングのデメリットは、パソコンの前に数時間張り付いていなければならず、体力と気力が必要なところです。また、トレード回数が増えるとスプレッド分のコストがかさむので、それ以上に稼げないと利益になりません。
8.2.デイトレード
デイトレードの特徴
デイトレードは、保有時間が数十分から数時間の短期トレードのことで、基本的にはその日のうちに決済します。1回のトレードで大きな利幅を稼ぐことも可能なので、効率良く利益を上げられます。
デイトレードのメリット
デイトレードのメリットは、パソコンでチャート分析ができれば、外出先の空き時間や電車の中からスマートフォンやタブレットからでも注文が出せることです。そのため、どんな生活スタイルの方でも実践できます。
デイトレードのデメリット
デイトレードのデメリットは、保有時間が長いため、仕事中など目を離している時に何か大きなニュースが出て相場が急変した場合に対応できないことです。
ただし、その場合は、逆指値注文を設定して自動的に損切りができるようにしておくことで、予め決めた値幅や金額以上の損失を防ぐことができます。
8.3.スイングトレード
スイングトレードの特徴
スイングトレードは、1回ポジションを持ったら、数日から数週間、長い時は数カ月保有する手法です。上手くトレンドに乗れれば、1回のトレードでデイトレード以上に大きな利幅を稼ぐことも可能です。
スイングトレードのメリット
スイングトレードのメリットは、デイトレードと同様、パソコンに張り付く必要がないことです。そのため、サラリーマンなど日々まとまった時間が取れない方にも向いています。
また、数十から数百pipsの値幅を取りにいくことが多く、3つのトレードスタイルの中で最も効率良く稼ぐことも可能です。
スイングトレードのデメリット
スイングトレードのデメリットは、大きな利幅を目指す反面、損切り幅も大きくなってしまうことです。保有期間が長くなるほど将来の予測がしにくくなるため、資金管理や損切りを徹底して行う必要があります。
(参考)スワップ取引
FXには、為替差益(=キャピタルゲイン)を狙いにいく手法以外にも、保有しているとスワップポイントという金利が自動的に入ってくる「スワップ取引」があります。
最後に、スワップ取引の仕組みを簡単に説明しておきます。
まず、スワップとは、2国間の通貨の金利差のことをいいます。通貨ペアを売買するFXでは、金利が高い通貨を買って低い通貨を売ることで、スワップポイントが得られます。
では、どれくらいのスワップポイントがもらえるのかというと、高金利通貨ペアで人気の「トルコリラ円」の場合、10万通貨(証拠金は約13万円)を保有していると、1日あたり450円が毎日入ってきます(2020年10月時点のヒロセ通商の場合)。
一見すると、毎日のランチ代くらい簡単に稼げそうですが、リスクも存在することを忘れてはいけません。スワップ運用の最大のリスクは、買った通貨ペアが暴落して、今まで得たスワップポイント以上の損失が出ることです。コツコツ稼いだものを一気に損したら、本末転倒ですよね。リスクを理解した上で、取り組みましょう。
9.FXのデモトレード|本番と同じ環境で練習する方法
FX会社の中には、架空のお金を使って、本番と同じ環境で取引の練習ができる「デモトレード」を用意しているところもあります。これを使うと、自己資金がゼロでもFXを体験できます。
このデモトレードを活用すると、次のようなメリットがあります。
- 色々な注文方法が試せる
- 通貨ペアごとの値動きのクセがつかめる
- 新しいトレード手法を試せる
ただし、デモトレードは自分のお金ではないため、本気度や緊張感に欠ける上、含み損や含み益になった時の感情や精神状態までは体感できません。そのため、なるべく自分のお金で練習することが大事です。
まとめ:まず始めてみることが大事!
この記事では、初心者がFXを始める時にこれだけは知っておきたい知識を、凝縮してお伝えしました。
全て習得していただければ、FXを始める準備は整ったと自信を持って言っていいでしょう。あとは、早い段階で実際にトレードしてみることが何よりも大事です。
その際、一から自分で手法を構築するのではなく、実績のあるトレーダーの手法の真似することから始めることがポイントです。それをベースにして、細かいルールを自分に合ったものにアレンジしていくことで、自分のオリジナルの手法を構築することができます。
これが、トレードスキルを効率良くアップさせるコツです。この記事を何度も繰り返し読んで、今後のFXトレードに活かして下さい。あなたのFXでの成功を、心より願っています。
この記事を書いた人
投資の教科書 FX事務局
投資の教科書FX事務局では、FXで稼ぐ力を身につけるために必要な基本的な知識をはじめ、おすすめFX口座の特徴などを初心者にもわかりやすくお伝えしています。





