FXの両建てで利益を上げるたった1つの超重要な知識

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FXの両建てとは「買いと売りのポジションを同時に保有すること」です。

FXは株と違って、買いと売りを同じようにトレードすることができます。株では、空売りをすると余分な手数料を取られたり、空売りできない銘柄があったりなど、売りと買いでは少し異なります。

その点、FXは全く平等です。どの通貨ペアでも、ワンクリックで両建てすることができます。

しかし、FX業者の多くは両建てを推奨していません。両建てしても損益は変動しないし、ポジション管理スキルがない初心者では混乱しますし、そもそもスプレッドも2倍になるからです。そのため、私も、相場のことがまだ分かっていない方に両建てはオススメしません。

ただし、相場が分かって、「ここぞ!」という時が判断できるようになると話は別です。これから実例を踏まえて紹介させていただきますので、参考にしてください。

最初に、両建てのデメリットを紹介し、そのあとで正しい両建ての使い方を説明します。

1.両建ては注文方法の一つで手法ではない

両建てをやったことのある方なら、次のような経験があるかもしれません。

  • 両建てしてとりあえず損益をロックした。
  • 買いも売りも含み損でどうしていいか分からない。
  • 戦略はなく、とりあえず両建てして安心する。
  • あわよくば買いも売りも利益は出したい。
  • ヘッジのつもりで両建てした。
  • 両建て外しはあとで考えればいい 。

これらは、両建ての勘違いパターンで結果的に損をします。要するに、両建ての使い方を分かっておらず、意味もなく買いと売りを持っている状態といえます。

そもそも両建ては注文方法の一つであって、手法ではありません。

手法ではないので、両建てが上手だからといって利益が増えるわけではありません。まず、これを勘違いしないようにしましょう。注文方法を変えたところで、利益が出しやすくなるわけではありません。

それでは、次から両建てについて、さらに解説していきます。

1.1. 両建てはスプレッド(=取引コスト)が2倍になる

両建てに必要な証拠金や操作の仕方や設定などは、業者ごとに違いがあります。

そこで、使っている業者のHPを最初に読むことをおススメします。私が使っているヒロセ通商のホームページを見てみましょう。両建てについての説明があります。

ヒロセ

画像の一番下に、「当社では両建てを推奨いたしておりません。」と書いてありますね。

実は、ほとんどの業者にこのような注意書きがあります。理由は、買いと売りを無意味に持つことで、スプレッドが2倍かかるからです。両建てしても、損益変動がロックされ、いずれ買いと売りのポジションどちらも決済することになります。

結局、スプレッドコストが2倍かかり、経済的合理性に欠けることになります。特に海外では、両建てに対する概念が異なり、無意味だとする傾向が日本よりも高いです。

そういうわけで、業者の中には、最初から両建ての注文方法を設定していないところもあります。

1.2. 戦略なき両建ての心理的な損失は甚大

次に、心理的な損失を考えてみましょう。

実際のトレードで両建てすると、どのような心理的変化があるのか知っておいた方が良いです。実際のトレードでは投資心理が無意識に働きます。そのことを知って対処できるようになっていないと、不利な結果になります。

具体的にお伝えすると、初心者が戦略のない両建てをすると、高い確率で心理状態はパニックに陥ります。

その両建てが戦略通りで、含み益を一時的にロックしたものなら問題ありません。それは勝ちの両建てです。しかし、損切りしたくないからという理由で含み損のポジションを両建てした場合、メンタルは徐々に崩れていくでしょう。なぜかというと、「買いと売りのポジションを早くなんとかしなきゃ」という焦りから、ポジションを持っていること自体が強いストレスになるからです。

両建てポジションのホールド期間が長くなるほど、このパニックは大きくなります。

たとえば、含み損がどんどん拡大しているポジションを持っている時も、ストレスは大きいですよね。そのような時、まだ資金が枯渇していないとしても、メンタルが崩壊することは多々あります。

これと同じで、損失のポジションを両建てしていると、何かしら期待値の高い一手がないとポジションは外せないことになります。

  • 「ポジションを外したい!」
  • 「けどできない!」

文字ではなかなか表しきれませんが、このもどかしさは、尋常ではないプレッシャーとパニックに繋がります。

たとえば、買いの含み損ポジションだけを持っているなら、戻るまでお祈りさえしていればいいです。何も行動する必要はありません。しかし、両建てをしていると、買いか売りのポジションを上手に外して利益に変える行動を取らなければならないですね。

不利な状況から有利にできるスキルは持ち合わせていますか?

お祈りのみしている状況とは、違う辛さでしょう。このように、両建てに失敗すると、あなたのメンタルを徐々にむしばんでいくのです。

2. 私の両建ての使い方

両建ては注文方法の一つですので、手法というほどのものではありません。上述した通り、業者がおススメしていないこともあり、一切使わなくてもFXで勝てないことは絶対にありません。

ただ、上手に注文を出すことで利益を最大限に出しやすくなります。ここからは、私が最大限の利益を出すための、ちょっとしたテクニックとして捉えて頂ければ幸いです。

まず、両建ては、「押し目」と「戻し」で行うことが重要です。これが分かれば、「この上ない楽しさ」や「極限の喜び」を感じることができます。

詳しく見ていきましょう。

2.1. 戦略的な両建てで上昇も下降も根こそぎ取る

相場は一方向へ進むことはなく、必ず押し戻しがあります。

そこに合わせてタイミングよく両建てすることで、押し戻しの上昇と下降を、根こそぎ取ることができます。次の上昇トレンドを見てください。

1

このチャートには移動平均線を3本設定していますが、詳細は、「チャートの理解が抜群に深まる移動平均線の正しい見方と使い方全て」をご確認ください。

さて、上のチャートですが、もしAでロングしてBで利益確定できれば、かなりの利益ですね。ド底で入って天井で出ることになります。「そんなことができるのか?」と疑問に思われるでしょうが、チャート分析のスキルが上がればできるようになります。

これができるようになっているということは、、相場の波が読めるようになっていることを意味します。具体的には、上昇トレンドでは、上昇して反落し、また押し目をつけて上昇トレンドに回帰していく流れがあることが肌で分かっている状態です。

まずは、このレベルまで到達することが先決です。

そして、このような押し戻しの波が理解できたら、両建てを活用するようにします。そうすると、上昇と下落を根こそぎ利益にすることができます。

次のチャートは、先ほどと同じです。たとえば、Aの安値で買いポジションを持ったとします。

2

AとBが同じ値幅でN波動を描いていますので、この時点で上昇トレンドの継続を予測し、Cはまだホールドする判断、そしてDにきた時がポイントです。

なお、波動については『エリオット波動理論』でご確認ください。

2.2. トレンドの一時的な反転で両建てする

多くの方は、Dのポイントで利益を確定しようとするでしょう。

ただし、私はこうした場合に両建てをします。買いポジションを決済せずに、売りポジションを同時に持ちます。その後、Eで売りポジションだけを決済します。そうすると、買いポジションが残りますね。当初、底で買いポジションを持っていた状態に戻ったことになります。

そしてFにきた時に再度売りを持って両建てし、Gで売りを決済して買いポジションだけにし、Hで再度両建て、Iで売りポジションを決済します。この後、チャネルラインのIを下抜けたあと、上昇トレンドが終了と判断し、買いポジションを利益確定しても良いでしょう。

上昇トレンドは、上昇したあと押し目をつけるための反落をし、トレンド回帰していきます。

この反落の時に両建てをするのです。そうすることで、買いオンリーで長時間ホールドするよりも、売りの利益も得られるため、もの凄いpipsを稼ぐことができます。相場の仕組みが分かっていると、「一時的に反転するため含み益も一時的に減ることがある」と理解できます。

たとえ含み益が減っても、いずれトレンド回帰するので含み益は回復しますが、この「一時的に減る場面も利益にしてしまおう」という発想です。これが両建てのテクニックです。

2.3. 両建てでポジションを育てる感覚を養う

ここで、「両建てなどしないで、買いポジションを利益確定したらドテン売りすればいいじゃないか?」と思うかもしれません。ドテンとは、買いを決済すると同時に売りポジションを持つこと(もしくはその逆)です。

確かに、買いポジションの含み益が減るのが分かっていれば、あえて両建てせずにドテン(買いを決済して売りを持つ)し、また押し目ができたらドテン(売りを決済して買いを持つ)すればいいですからね。

ここで影響してくるのが、あなたの考え方やメンタルです。ここからは、「この上ない楽しさ」や「極限の喜び」を得るために、ポジションに思い入れを持つための考えとして捉えてください。ポジションを長くホールドするつもりでトレードするデイトレードやスイングトレードは、細かい売り買いはおススメではありません。長いホールドほど、「ポジションを育てる」「ポジションを作る」感覚が出てきます。

この感覚がまだない方は、「ポジションを作る」という捉え方をすると良いかもしれません。よく、ピラミッディングという建玉操作がありますが、これはポジションを長い時間かけて作り上げるという感覚でしょう。1回のエントリーだけでなく、どんどんポジションを増していきますからね。

そのトレードに対する思い入れも大きいでしょう。

ポジションがスクスクと育ち始め、含み益が出てくると喜びは大きいです。このポジション、すぐに決済したいでしょうか?育ててきた感覚があれば、すぐに決済したくありませんよね。しかし、ポジションを長く持てば、一時的に反転するポイントがやってきます。

一時的とはいえ、含み益が必ず減ります。

ここで両建てすれば、育てているポジションは決済せずに済みますね。一度手放してからまたエントリーすることと、最初から持っているポジションを育てていくのでは、喜びや思い入れは違います。

このように、ロングをホールドしたまま両建てのショートをすることには意味があります。上昇トレンドなら、買いポジションを育てながら押し目を作る場面では両建てのショートでも利益を上げる、これが最高のトレードといえるでしょう。

トレードを長く、そして楽しく続けるために、是非このレベルを目指してください。ポジションを育てる感覚は、とても楽しいです。

2.4. N波動を理解してこそ正しい両建てができる

買いも売りも根こそぎ利益にする両建てを可能にするかどうかを左右するのは、あなたの知識レベルです。どのような手法にせよ、トレードで大勝ちしたいなら、適切な知識を付けて土台を強固にすることは欠かせません。

両建てで根こそぎ利益にするまで到達するのが難しいかというと、そんなことはありません。重要なのは、N波動をよく知ることです。N波動とは、「トレンドは必ずN字を描く」という次のような相場の波です。

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N波動を理解すると、両建てする押し目と戻しのポイントや、両建てを外す場面など分かってきます。

N波動については、「エリオット波動理論」で説明していますので、お読みください。N波動を基本とした相場の波をしっかりと理解することで、両建てを活用したトレード戦略を適切に立てることができます。

まとめ

両建てがストレスなくできるようになったら、一人前だと考えてもいいでしょう。トレードで利益を出す喜びをこの上なく実感できます。

まず練習することです。両建てをしてどのような心理状態になるかを経験し、そこから自分に合ったポジションの取り方を決めてください。もしFXを長く続けるつもりなら、買いも売りも利益にしてポジションを育てる感覚を、是非身に付けてください。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを始めて8年で1億5千万円を突破。 一時的な利益ではなく、継続的に利益を上げ続けるためにリスク管理を徹底し、短期売買の「スキャルピング」と長めに保有する「デイトレード」の2つの手法を得意とする。

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busena


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コメント

  1. makoto より:

    ぶせな様
    お世話になります

    投資の教科書で勉強させていただいております
    定年退職後に始めたFXですがなかなか利益を出せずそろそろ撤退の時期かなと思ってた矢先に
    ぶせな様のブログにめぐりあえました

    丁寧で分りやすい文章や図表からは
    明確にFXを理解している事が伝わってきます
    これでもかと言う適切な解説は大変分りやすく納得と同時に自信へとつながりました

    お陰さまで明日への希望がわいてきました
    復活を目指し更にわが身として吸収していきたいと思います

    まずはお礼まで
    有難うございます

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