FXで専業になる前に現役の億トレーダーが伝えたい6つのこと

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FXの専業トレーダーというと、皆さまはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

プラスの面では、

  • 「何億円も稼いでいてお金持ち」
  • 「人生勝ち逃げして自由な時間を満喫している」

また、マイナスの面では、

  • 「収入が不安定で破産する可能性がある」
  • 「社会的地位が無くフリーターと変わらない」

というように様々な考え方があるでしょう。

FXは、短期間で驚くほどの収益を上げることもできる、夢がある投資です。1年で1,000万円、3年で5,000万円など、サラリーマンやOLの年収以上の利益を稼げる可能性を秘めています。勝てるようになれば、収入はどこまでも伸ばすこともできます。

皆さまの中には、いずれは本業を辞めて専業トレーダーに転身することを目標にしている方も多いのではないでしょうか。トレードの利益だけで生涯賃金を稼ぐことができれば魅力的ですよね。

この記事では、専業トレーダーになるメリットとデメリットを比較して、成功するために必要なことを6つお伝えします。準備から実践まで全てお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。 

1.専業トレーダーになって大きく変わった2つのこと

まず、私の自己紹介をさせていただきます。

私は、大学を卒業して普通の会社員として10年間働いた後にFX専業トレーダーになりました。現在、専業トレーダーになって7年経ちますが、月間の勝率は90%を超え、年間の損益では一度もマイナスになったことがありません(詳しくは、私のブログをご覧下さい)。

専業になって後悔したことはありません。私には会社員の経験もあり、専業と兼業の違いがよく分かるので、良い面も悪い面もよくわかります。1つずつ挙げると、次のようなものがあります。

良い面:とにかく自由でストレスが無い
悪い面:勝てなくなったらどうしようという不安

専業トレーダーである限り、上の2つ気持ちは頭の中から消えることはないでしょう。ここでは、この2つの側面について詳しくお伝えさせていただきます。

1.1. 悩みが消えてストレスが無い生活を手に入れた

私が会社員の時に一番ストレスを抱えていたことは、職場の人間関係です。私は、誰とでも上手にコミュニケーションが取れる人間ではなかったのかもしれません。毎日顔を合わせていくうちに苦手意識がどんどん強くなり、あと30年も人間関係で悩むのかと考えると大きなストレスを抱えていました。

このような事情もあったので、会社を辞めて専業トレーダーになってストレスから解放された瞬間の感覚は今でも忘れられません。上司や同僚の目を気にすることなく、全て自分で決断し、自分のためだけに生活することができます。くだらないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては重要なことでした。

専業トレーダーになってから始めたことは、一人旅で全都道府県を回ることです。行く先々で海や山を見て自然に触れ、原点を忘れないように必ず深呼吸をして心を落ち着かせます。特に、自然遺産や文化遺産を訪れると棒立ちして深呼吸し、過去のストレスを感じていたサラリーマン生活を思い出します。そして、ストレスから解放された今の生活に感謝する気持ちを再認識させられます。

人生の悩みは人それぞれ違うでしょうが、専業トレーダーとして毎月安定して勝てるようになると小さな悩みは解消されます。たとえば、満員電車に乗らずに済んだり、好きな時間にランチに行けるなど、日常の小さな喜びも多数あります。繰り返しになりますが、専業トレーダーになったことで私はストレスから解放され、心の状態が大きく変わりました。

1.2. 勝てなくなる不安が付きまとう

専業トレーダーを目指している方は多いと思いますが、勘違いしてほしくないことがあります。それは、専業トレーダーになることがゴールではないということです。

専業トレーダーになったら終わりではなく、ここからが本当のスタートになります。なぜならば、会社員からデイトレーダーという職種に転職しただけのようなものだからです。専業になった瞬間から、トレードで生涯賃金を稼がなくてはなりません。少なくとも、会社員の年収以上は稼ぎたいですよね。

もし、年収500万円で会社を辞めずに定年まであと20年働いたとしたら1億円稼ぐことになります。専業トレーダーに転身するなら、トレードでこの1億円以上は稼ぐことが目標となります。トレードで稼げる金額に上限はないとはいえ、果たして何億円も稼げるでしょうか?

それと同時に、トレードで損する場合もありますので、同じくらいの金額を減らす可能性もあることを常に考えなければなりません。この不安は、専業トレーダーになってから常に私の心に付きまとっています。ひとたび稼げなくなると、今の生活は全て崩れてしまいます。リスクとリターンは常に同じで、この不安を拭い去ることはできません。

先ほどもお伝えしましたが、専業トレーダーになることはスタート地点に立ったに過ぎません。少し勝てない時期が続くと、この不安が一気に襲ってきます。会社員の給与のような定期的な収入が無い状態は、想像していた以上に日々のプレッシャーになりました。例外なく、皆さまもそうなるとお考え下さい。

さらに、トレードは、昨日まで勝てたからといって、明日以降も勝てる保証はありません。私が専業になってからの7年間は、会社員の時と比べて年収では何倍にもなっていますが、将来もそれがずっと続く保証はどこにもありません。

トレードで1億円を稼げるとすごいと思うかもしれませんが、一生分の生活費を考慮すると、1億円では足りないことに気付きます。会社員で安定した収入がある1億円と、専業トレーダーのような不安定な職業での1億円を同じ感覚で扱ってはいけないでしょう。

2.専業のメリットとデメリットを受け入れる

次に、専業トレーダーのメリットとデメリットを具体的に考えてみましょう。

早く会社を辞めたい気持ちが先行しても、デメリットを考えずに勢いだけで専業トレーダーになることをしてはいけません。メリットとデメリットを何度も天秤にかけて、それでも気持ちがブレないようなら、専業トレーダーの道を選択してもいいのではないでしょうか。

2.1. メリット

まず、専業トレーダーのメリットを享受するには、大前提があります。それは、「勝ち続けること」です。トレードで勝ててこそ、専業トレーダーとしての生活が成立します。会社員のように、毎月安定した給料が入ってくることで生活ができるのとは対象的ですよね。

以下に専業トレーダーの主なメリットを挙げますが、勝ち続けることが前提です。

  • いくらでも稼げる土俵がある
  • 自分の時間が大幅に増える
  • 金銭的な余裕が生まれる
  • ノートパソコンが1台あればどこでも仕事ができる
  • 人間関係の悩みが一切無くなる
  • 満員電車や通勤の苦痛から解放される

これ以外にも、FXで得た利益を別の商品に投資するなどしてステップアップすることも可能です。とにかく、お金と時間に余裕ができますので、やりたかった事が実現できますし、趣味にも没頭できます。

生活に困らないくらいFXで稼いで早くリタイヤできれば、最高の人生だと思います。これを可能にしてくれるのがFXです。稼げる金額に上限がないのは本当に魅力的です。稼ぐことができれば、人生そのものが楽しくなります。

2.2. デメリット

次に、専業トレーダーの主なデメリットを挙げます。先ほどのメリットとよく比べて下さい。

  • 稼げなくなる不安とプレッシャーが大きい
  • 資産の変動が激しくなる
  • 社会的な地位が一切無くなる
  • 孤独感が強くなる
  • 損益変動によりメンタルの浮き沈みが激しくなる

専業になるということは、会社員の肩書を捨てて起業するようなものです。しかし、トレードで稼いで資産を増やせるようになれば余裕が生まれるので、このデメリットは次第に薄れていきます。

結局のところ、資産がどれ位あるかということが重要です。資産が順調に増えれば、先ほどお伝えしたメリットを享受できます。しかし、途中で大損して資産を大幅に減らしてしまうと、今お伝えしたデメリットが突然あなたの身に降りかかります。

継続して勝ち続けていれば、これらのデメリットを押しのけることができます。問題は、思うように勝てない時期にどう対処するかです。トレードスキルを上達させて、調子が悪い時でも耐えられる準備をしておきましょう。

逆に、このデメリットを受け入れられないなら、専業トレーダーになることに私は賛成できません。

2.3. 負けたら再就職すると割り切る

私は、35歳までに専業トレーダーとして成果が出なかったら、年齢的に再就職が可能なうちに定職に就くつもりでいました。なぜそう思ったのかというと、私には家族がいるので、資金が底を突く状況は絶対に避けなければならなかったからです。

そこで、最初に投資する運用資金を1,000万円と決め、これで負けたら35歳にならなくても再就職するつもりでした。資金については後述しますが、たとえ上手くいかなくて撤退したとしても、いくらかお金が残しておけば家族が路頭に迷うことはありません。最悪なのは、全財産を運用して無一文になることです。そうなれば、家庭も崩壊しかねません。それだけは避けるために、資金管理を徹底しました。

負けたら、欲もプライドも関係ありません。割り切って、再就職する覚悟も必要です。

ちなみに、現在もこの考えは変わっていません。1,000万円負けたら、いったんFXから撤退するつもりで真剣に取り組んでいます。トレンドと同じで、勝ち続けて調子がいい時はそれを継続し、負け始めて調子が悪い時は躍起にならずに損切りする。

このように、資金管理を徹底すればお金は残ります。もちろん、大元の運用資金1,000万を失わないようにしています。1,000万円は残るという安心があれば、あとは思う存分リターンを伸ばすことに集中できます。

3.専業トレーダーになる時に必要な資金はいくらか

専業トレーダーになる時に、いくら位の資金がいいのか不安になる方も多いと思います。資金は多ければ多いほど有利で、1,000万円と1億円だとしたら、1億円のほうが当然有利です。ただし、年齢や家族構成、リスク許容度などに応じて異なり、これ位の資金があれば大丈夫だといえる金額を考える必要があります。

3.1. 私の事例

参考までにお伝えしますと、私が専業トレーダーになった時の資産は約5,000万円でした。30代前半の貯金で考えたら恵まれていたかもしれません。当時はサラリーマンの安定した収入があり、かつ副業のFXで稼いでいる状態でした。

しかし、5,000万円という金額は、専業トレーダーとしては決して多い資金ではありません。なぜならば、毎月の生活費は必ず発生する上、少し損失が膨らむと数年で無くなってしまう金額だからです。

3.2. トレード時間と利益は比例しない

上述したように、専業トレーダーになるということは、これまでの定期収入が一切無くなることを意味します。これからは、トレードの利益だけで生活していく必要があります。何とかなると甘く考えていると徐々に資産が減っていき、自分自身のメンタルが崩れていくことにもなりかねません。

会社員の時の年収が500万円だったとしたら、あと20年働けば1億円は稼げます。しかし、この1億円を捨ててまで専業トレーダーになる意味をもう一度考えて下さい。最低でも1億円稼がないと専業トレーダーになった意味がありません。厳しい現実をお伝えしますと、プレッシャーに耐え切れずに兼業トレーダーに戻る方も多いのも事実です。

専業トレーダーになれば、トレードができる時間が大幅に増えて利益も増えと思うかもしれませんが、トレード時間と利益は比例しません。むしろ、稼がなくてはならないというプレッシャーを抱えて1日中トレードしているので、精神疾患を患う方も多いです。専業になる以前となった後のギャップに耐えられず、思い詰めてしまうのでしょう。

3.3. 取れるリスクを考える

専業トレーダーになるために用意する資金は、あなたの環境により、たとえ1,000万円でも充分にも不足にもなります。

もし、20代前半の独身で親と同居していたら、贅沢しなければ生活費はほとんどかからないでしょう。たとえトレードで勝てない月があったとしても、すぐに資金が枯渇することはまずありません。万が一、1,000万円負けて資金がゼロになっても、まだ若いので仕事を探すことができます。

この場合、「たとえ負けてもまた働けばよい」と腹をくくっていれば、定期収入が無くてもプレッシャーにはなりません。つまり、リターンを得るためにいくらでもリスクを取ることが可能です。

一方、50歳の妻子持ちで住宅ローンがある場合、1,000万円の資金で専業トレーダーになるには少な過ぎるでしょう。もし負けたら、年齢的にも再就職は難しいのではないでしょうか。そうなれば、ローンの返済ができずに家族を路頭に迷わすことになりかねません。

このように、年齢や環境によって専業トレーダーになる時に必要な資金は全く異なります。最悪の場合を想定して、どこまでリスクが取れるのかをよく考えることが大切です。

3.4. 精神的な余裕を持ってトレードできる資金を用意する

たとえトレードで勝てない時期があったとしても、何年も生活できるだけの貯金はしておくべきです。今月勝てないと家計が火の車、という切羽詰まった状況では、専業トレーダーとしての成功は難しいでしょう。なぜならば、毎回負けられないトレードの連続になると、適切な利食いや損切りの判断ができないからです。

利益が出ていても、含み益がなくなる恐怖が邪魔をして、利益を伸ばすことができずにすぐに利食いしてしまうでしょう。逆に、含み損の場合は、損失を受け入れられずに戻るまでお祈りするようになります。そうなると、待っているのは一発大損です。

投資心理では、人間はこのような行動を取る確率が極めて高く、私も過去に大損した経験があります(詳しくは、FXで失敗して1000万円以上の大損をした事例と重要な教訓をお読み下さい)。

トレーダーは、資金が少ないほどリスクを取って大きく稼ごうとします。元手が100万で毎月50万円稼ぐ場合と、元手が1億円で毎月50万円稼ぐ場合では、前者のほうがかなりリスクを取らなければなりません。50万円稼ぐために絶対に負けられないというプレッシャーがかかるほど、メンタルに悪影響を及ぼして無理なトレードをしてしまいがちです。

常にリラックスした状態で、あなたが決めたルール通りのトレードができる資金を用意することが重要です(運用資金の決め方は、『FXはいくらから始めるべきか?』も参考にして下さい)。

4.相場の変化に対応するスキルが必要になる

専業トレーダーになる決意をするということは、勝てる手法が構築できて、専業でも食べていける自信がある程度できたからだと思います。ここで注意していただきたいことは、「安定して勝ち続ける手法は存在しない」ということです。これについて、詳しくお伝えしていきます。

4.1. 1つの手法に固執すると危険なわけ

もしあなたが、1つの手法だけでこの先ずっと勝ち続けることができると考えているのなら、少し危険です。なぜならば、相場は変化するからです。

相場にはトレンドとレンジがありますが、同じトレンドは存在しません。値幅やボラティリティ(価格変動の度合い)は毎日違います。また、機関投資家の手口(注文の状況)、実需勢の変化、注目の通貨、ファンダメンタルや各国金融政策など、相場の変動要因は刻々と変わっています。

状況の変化に応じてテクニカル分析のやり方も違ってくるので、その都度対応する必要があります(為替の変動要因については、『FXの仕組み|為替レートを動かす二つの要因』をお読み下さい)。

トレードで勝ち始めたとしても、それはあなたのやり方が偶然その時の相場に合っていただけかもしれません。相場全体の値動きが変われば、そのルールが機能しなくなる可能性があります。そのため、「相場の変化に対応するスキル」が必要になります。

1つの方法で勝てるようになっただけで、「これでFXで勝てるようになった」と安心してしまう方がほとんどです。しかし、専業トレーダーになるためには勝てるルールがあるのは当たり前で、その後のことも考えておく必要があります。

専業トレーダーになった後は、相場の変化に日々対応して、手法を修正する必要があることを必ず覚えておいて下さい。1つの手法に固執していると、相場が変わった途端に勝てなくなります。

4.2. 基盤を作ったら相場に合わせた引き出しを作る

「勝ち続ける手法は存在しない」というと、全く異なる手法をいくつも持っていないとダメと思うかもしれません。しかし、全てを変えるということではなく、1つの基盤を作ったら、相場に合わせてエントリーからイグジットの「タイミング」を変えることをいいます。

手法を1つ構築したということは、戦略を立てる基盤ができているはずです。たとえば、私の手法の一つである逆張りスキャルピングは、チャートの設定は専業トレーダーになってからの7年間ずっと同じです。そのため、エントリーサインが出るタイミングはどんな相場でも同じです(私の手法については、『エンベロープのFXでの実戦的な使い方』を参考にして下さい)。

しかし、サインが出たからといって、むやみにエントリーしているわけではありません。その日の相場に合わせて、サインが出る前にエントリーすることもあれば、引き付けてエントリーを遅らせたり、見送ることもあります。チャート設定と手法が同じでも、「利益が取れるポイント」は毎回違うのです。

基盤となるルールさえ作ることができれば、あとは相場に合わせて戦略を立てる「引き出し」を増やしていけばいいのです。基盤があってこその手法です。そして、その基盤が強固なほど、どんな相場が訪れようと崩れません。

ただし、この基盤を作るためには相場の知識が必要です。知識があれば、このようなチャートパターンが出ると反転する、ローソク足のここを見るとスキャルピングができるなど、相場を予測するスキルが身に付きます。この知識が多ければ、最初に出来上がる基盤をより強固にすることができます(FXの知識につきましては、FX初心者が本気で稼ぐために絶対知るべき45の知識と手法』をお読み下さい)。

5.情報を受ける側から発信する側になる

専業トレーダーを目指すなら、情報を発信することをおすすめします。情報を受け取る側から、発信する側に回るのです。理由は、自分のためになるからです。

当然、発信する内容や方法は考えなければならず、抵抗を感じる方もいるでしょう。私も、今でこそこのように記事を執筆して情報を発信していますが、最初は抵抗を感じていました。自分の考えやトレード方法が不特定多数の投資家の目に触れることで、反論されたり叩かれたりするのではないかという不安があったからです。

しかし、慣れてくればそれほど手間が掛からなくなり、情報を発信することで得られたメリットのほうがはるかに大きくなりました。

ここでは、情報を発信するメリットについて詳しくお伝えしていきます。

5.1. 自分の無知を知ることで謙虚に学べる

自ら情報を発信するようになって最初に分かったことは、自分の無知さです。そこからいかにして学ぶかが大切だとわかりました。

私は当時、FXの全てを知っているわけではないですが、ある程度の自信はありました。しかし、その自信はことごとく打ち砕かれました。今思えば、最初に無知さを知ったからこそ、謙虚になれたのだと思います。もし、「自分はすごい」「このまま何億円も稼げる」と調子に乗っていたら、どこかで大損して退場していたでしょう。

たとえば、トレンドラインを使わない人は多いでしょう。なぜ使わないのか聞いた時、「使ったことがない」「利益を出す使い方が分からない」「信用できない」という返答があったらどうでしょうか?結局、トレンドラインについて無知なだけですね。

トレンドラインを知らなくても、勝てるやり方は無数にあります。しかし、無知を認識して謙虚に学ぼうとする姿勢があるからこそ、どんなやり方でも勝てるようになるのだと思います。無知を正当化していると、トレードに限らず、どんな事に対しても傲慢な態度になってしまいます。

このような傲慢な態度は、トレードを学ぶ姿勢とはいえません。先ほど、専業トレーダーである限りは学び続ける必要があることをお伝えしましたが、自ら情報を発信することで謙虚さを維持することにも繋がります。

5.2. 情報をアウトプットすることで根拠を考える

専業トレーダーになるまでの過程で、莫大な知識や経験をインプットしてきたと思います。しかし、専業トレーダーになってもインプットは欠かせません。それ加えて、アウトプットも必要になります。ここでのアウトプットは、トレードでアウトプットすることではなく、情報を発信するアウトプットのことです。

何かを伝えようと思ったら、情報をアウトプットをすることでその「根拠」を考えるようになります。あなた自身が心底理解できていないことを、書いたり話すことはできませんよね。伝えるためには、その内容を整理してまとめる必要があります。

もし、エントリーした理由を聞かれて根拠を明確に答えられなければ、相場観でトレードしていることになります。これでは、一時的に勝てたとしても、相場観だけで何十年も勝ち続けることはできないでしょう。

5.3. 自分の手法を公開することで得られるメリット

私は最初、自分のブログで損益や感想を自分のために残すことからスタートして、徐々に情報をアウトプットしていきました。そして、今ではこの「投資の教科書」でトレードスタイルごとに手法を構築するために必要な知識を公開しています。それぞれの手法については、次の記事を参考にして下さい。

自分の手法を公開することに抵抗がある方もいるでしょう。もし、小型株のように少しの売買で株価が変動してして自分に不利になる恐れがあるならば、公開することに抵抗があるかもしれません。

しかし、為替市場は1日約500兆円も売買されている世界一巨大なマーケットです。たった1人の個人投資家が注文したところで、マーケットへのインパクトはありません。

手法を公開することのメリットは、自分のためでもあります。

たとえば、あなたの手法を真似した人がいて、その人だけが勝って自分が負けていると、自分に何が足りないのかその人から学ぶことができることです。完全に同じ手法ということはなく、その人はあなたの手法を基にして知識や経験をプラスしているはずなので、それがわかれば今度は自分が不調から抜け出すヒントになるかもしれません。

5.4. 手法そのものは利益を生まない

勝てる手法を知ることさえできれば勝てるようになると思うかもしれませんが、それは違います。

勝てる手法があっても、それを的確に実行するスキルが無ければ利益に変えることはできません。なぜここでエントリーすると期待値が高いのか、なぜここで損切りするかなど、理解しているからこそ自信を持って繰り返し実行できるのです。手法そのものからは利益は生まれず、利益を出すスキルが伴って始めて利益が生まれるのです。

これをわかりやすく説明するために、マジックの例を挙げます。

マジックのタネを明かしたところで、他の人が簡単には真似できないのと同じです。もし実演できるマジックの種類が1つしかなく、簡単に真似されて仕事がなくなるのだとしたら、それは大したマジックのスキルではなかったことになります。逆に、タネを明かすことで、他のマジックを考えたり、もっと難しいマジックに挑戦しようという意欲が沸いてスキルが上達してくるのだと思います。

5.5. ブログなどのSNSを活用する

私が最初に情報の公開を始めたのは、専業トレーダーになった2年目に始めたブログです。日々の損益とトレードの感想を記録することで、自分が何を思ってトレードしたのかを残すつもりでスタートしました。長く続けるためのコツは、最初から人に見てもらうつもりで書くと大変なので、最初は自分だけの日記として書くのもいいと思います。

ブログより手軽に始められるのがツイッターです。最近は、投資家の間でブログよりもツイッターのほうが人気です。手軽さならツイッターが一番でしょうが、思い付いたらすぐにツイートできてしまうため、よく考えてツイートする必要があります。

ブログやツイッターで情報を発信する際の注意点はありますが、炎上するリスクを恐れていては何もできません。媒体は何でもいいので、まずは情報を発信することから始めましょう。そして、情報を発信し始めたら、止めずに継続することが大切です。一時的に止めたり再開したりを繰り返しているようでは、気分任せになって質が伴いません。

勝っている時は頻繁に発信し、負けが続くと音信不通になる人もいますが、これでは意味がありません。勝っている姿を自慢しているに過ぎず、発信する内容が無いからそうなるのでしょう。そうではなくて、メンタルが辛い時こそ正直に発信することが大事です。

発信することで、考えていることを整理したり勝てない理由を冷静に分析するなど、何か気付きを得ることができます。ここが、勝ち続ける人とそうでない人の差です。自分のスキルアップのために情報発信をするという本来の目的を忘れてはいけません。

6.まず今の環境で勝てるようになることを考える

実績がないまま専業トレーダーになることはおすすめしません。専業になってトレード時間が増えれば勝てるだろうという考え方は危険で、今の環境で勝てなければ専業になっても勝てません。

今勝てない原因を、時間が無い、本気を出していないから、手法が悪いなどと理由をつけて正当化していませんか?本当に忙しすぎて時間が無いなら、そもそもFXをやるべきではありません。FXに真剣に取り組めるように、まずは働き方を変えることも考える必要があります。

まとめ

専業トレーダーは、一言でいうと「勝てば天国、負ければ地獄」です。決して決断を急がず、リスクとリターンを熟考した上で決めて下さい。専業トレーダーになる決断が早過ぎると、後々問題を引き起こしかねません。この記事を繰り返しお読みいただき、専業トレーダーになると生活がどう変わるのか、メリットとデメリットをよく比較して今のうちに考えておきましょう。

専業トレーダーになる前にリスクを把握して、それにしっかり準備するのか否かで、専業になった時のスタートが大きく変わります。適切なプロセスを経れば、成功する確率は高くなります。普通の会社員だった私でさえ、専業トレーダーで生計を立てることができているので、あなたにもできるはずです。

まずは、何かしらの行動をすることが成功への第一歩です。帰宅後は1時間チャートを見る、寝る前にFXの本を読むなど、負担にならない小さなことから始めて下さい。

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ぶせな

ぶせな

専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 2009年に本格的にFXをスタート。累計利益は、3年目で5千万円、5年目で1億円、10年目の2018年には1億6千万円を突破。 一時的な利益ではなく、継続的に利益を上げ続けるためにリスク管理を徹底し、短期売買の「スキャルピング」と長めに保有する「デイトレード」の2つの手法を得意とする。

無料動画:FXで8年間で平均利回り163%を達成して、1億5000万円の資産を築いているトレード手法の全て

busena当サイト『投資の教科書』でFXの記事を執筆しているぶせな氏は、過去8年で1億5,000万円以上の利益を得ています。


もちろん運で勝ってきたのではありません。「勝ち続ける」ということを真剣に追求されてきた結果です。そのことは、過去96ヶ月のうち93ヶ月で黒字を記録していることからも確かな事実です。


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特に、株式投資やオプションで成果を上げるために十分な資金がなく、FXに活路を見出したい方や、すでにFXは始めているが勝てるようになるまでの道筋が見えない方は、どこよりも役立つ本物のノウハウや経験を得ることができます。


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ぶせな氏は「口座選びを適当にやっていて勝てるようになったトレーダーは見たことがない」と仰っています。まずは、『FX口座の選び方|完全版』を読んで、その理由をしっかりと理解して頂ければと思います。ぶせな氏が利益を最大化するために実際に使っている口座は、『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい4社の徹底比較』で詳しく解説させていただいております。

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