大化け株をつかむための会社の業績予想の検証方法

会社の業績予想を検証する力が身に付くと、まだみんなが気づいていない絶好の投資チャンスに遭遇できる可能性が大きくなります。まさに大化け株をつかむことのできるチャンスが広がります。

この記事では業績予想の検証の仕方についてお伝えします。
経常利益、利益率、売上高の3点とも本当に期待通りに成長できるのか、自分なりの決断を下してみてください。

執筆者
DUKE。

DUKE。

成長株主体のテクノファンダメンタリスト。米国公認会計士。家庭では3児のイクメンパパ。2003年から株式投資をスタートし、2014年に累計利益が1億円を突破。

1.自分自身で業績予想の想定をすることが大切

株価は、半年~1年先の業績を織り込みに行きます。利益が増加すれば、通常、それに比例して株価も上昇します。

そこで、株価が大きく上昇するような会社に投資するためには、業績予想について、おおまかでも構わないので自分自身で検討し、自分自身の考え方を持つことが重要になります。

これは、自分が想定した業績予想に対して、実際に出てきた決算の数値が、自分の想定通りのものだったのかどうか、という考察ができるようになることが重要だからです。

自分なりの想定がなければ、軸がないので、株価の動きを見て、右往左往する状況に陥りやすくなります。下手なところで売ってしまったりという結果にも繋がりやすくなりますし、売るべき時に売らずに持ち続けてしまうという事態にもなる可能性が高まります。

また、想定を上回る決算が出た時に、いち早く買い増しするというアクションが取りづらくなります。

株式市場の参加者は、大切な資金を投じている訳ですから、みな同じように、業績について検討を加えているのです。

証券会社のアナリストがフォローしているような銘柄であれば、それが市場コンセンサス(市場参加者の業績予想の総意)になり、決算の結果が、そのコンセンサスを上回れば、通常は株価は上昇しますし、逆にコンセンサスを大幅に下回れば、株価が大幅下落することも起こります。

証券会社のアナリストがフォローしていないような時価総額の小さい銘柄であれば、会社四季報が特に重要となります。そのような小さな会社は、個人投資家が主に売買していることが多く、会社四季報を主要な投資判断材料としていることも多いからです。

証券会社のアナリストも、会社四季報も、どちらも会社が発表した業績予想を元にして、少々、上振れさせてみたり、下振れさせてみたりしますが、中には、独自に大幅に修正を加える銘柄もあります。

参考までに、会社が発表する業績予想は、通常は、「積み上げ方式」で作成されます。「積み上げ方式」とは、例えば、売上高を予想する場合は、売上単価と売上数量を製品ごとに計画します。売上原価も同様です。経費についても、給与、賞与、年金費用、社会保険料、固定資産税、広告費、交際費など費目ごとに細かく作成していきます。支払利息などの営業外損益についても、借入金と返済予定、新規借入れ予定、金利等の前提を置いて作成します。

これらの細かな数値の積み上げで、業績予想は出来上がっているため、社外のアナリストや記者が、独自に作成するのはほぼ無理なのです。従って、会社が発表した業績予想に、それぞれちょっと味付けをして、アナリスト予想や四季報予想が出来上がるのです。

2.会社の業績予想を正確に把握する

業績予想においては、まずは会社が発表したものを理解することが土台になります。

今回は例として、東芝(6502)という会社を取り上げたいと思います。

シュッピンは、2018年11月8日(月)に決算説明会資料(中期計画を含む)をリリースしています。これは、機関投資家向け決算説明に使用されたものですが、個人投資家も閲覧できるように会社のホームページでリリースされました。

それに先立ち、2018年11月8日(月)に2018年3月期の決算短信を発表しています。

 この時点での会社四季報を確認すると、以下のようなものでした。

左下の業績欄に注目します。

2019年3月期の会社の予想は、

売上高3兆6千億円、営業利益800億円でした。

2019年3月期の四季報の予想は、

売上高3兆6千億円、営業利益700億円でした。

そして、2018年11月8日(木)に発表された2018年3月期の決算短信は以下の通りです。
売上高1兆8千億円、営業利361億円

決算数値としては、大方予想できる内容でした。

 さて、問題は次期以降の予想です。2018年11月8日(木)にリリースされた全社変革計画には、中期経営計画が示されていました。

成長株投資の肝は、この中期計画を自分なりにどう判断するかという点にあります。つまり、会社の描く中期計画に乗るか乗らないかという選択をするということです。

 示された中期計画の数値を確認してみます。

3年後に
売上3.7兆円、ROS6%以上、ROE約10%

5年後の2023年には
売上高3.7兆円、ROS10%、ROE15%

にまで向上することを目標として掲げました。

これは株主からしたら大きな還元です。

さらには、自社株買いを発表し、発行株式数の約40%分を買い取ることを明言しました。これは市場に衝撃を与える内容です。

4.わからないことは会社に質問してクリアにする

そして、会社に質問をして疑問を解消すること。この姿勢は、毎四半期決算おこないます。これが、大化けする成長株を長期に渡って保有し続けることができる秘訣です。

 どれだけ会社のビジネスを理解しているか、どれだけ3年後の会社の姿をイメージできるか、そしてそれを信じることができるか(でも、欠点が見えなくなるくらい惚れちゃダメですよ!)。

 株価の調整時、株価が長く保ちあいを続けている時でもホールドできる。時間を味方につけ、3か月株価が動かなくても、会社の成長は年2~30%していると考え、ホールドを継続できるのです。その後、株価は決算発表などで上昇することが多いものです。

 会社のビジネスを理解するとは、主に以下のポイントです。

  • 何が会社の高成長ドライバーになっているのか
  • なぜ収益性が高いのか
  • なぜ持続できるのか
  • それはどのくらい確実なのか、そして、何が起きたらストーリーが引っくり返るリスク要因なのか

 繰り返しになりますが、投資家が考えるべき事は、利益はどれだけあるのか(収益性)、それはいつまで続くのか(持続性)、そして、それはどれほど確かなのか(確実性)の3つです。これらが、株価に最も影響を及ぼす要素なのです。

 保有株の会社は、是非、株主総会に出てみて下さい。株主でなければ、個人投資家向け会社説明会に出るのもいいでしょう。特に、時価総額の小さい会社ほど、経営者の人を見ることが重要になってくる。会社の成長、会社の将来の姿は、その経営者の器で決まります。会社のIR動画や、IR動画サイト(以下)なども参照しながら、会社の質を見極めましょう。

ブリッジサロン 

ストックボイス 

IR Times 

大和インベスター・リレーションズ 

 繰り返しになりますが、成長株投資の肝は、この中期計画を自分なりにどう判断するかという点にあります。決算の実績を見て、中期計画を見て会社の将来性を考察する。会社の描く中期計画に乗るか乗らないかという選択をするのです。

 また、中期計画を発表しない会社も多々あります。その場合は、代わりに投資家が参考にするのは会社四季報の独自予想です。今期の予想は、会社から発表されたものがあります。しかし、来期予想はどこにもありません。

 中小型株に分類される成長株は、アナリストがフォローすることも少ないため、個人投資家が圧倒的に見ている会社四季報の独自予想が大きな影響力を持っているのです。中小型の成長株投資では、会社四季報の来期予想に乗るか乗らないかという選択をすることになります。それまでの決算実績などを参考にし、決算説明資料などを読みながら、自身で決断することになります。

 このようなことを何度か繰り返していくと、だんだんと自分なりに、「この会社予想は保守的ではないだろうか?もうちょっと実際は上振れするのではないだろうか?」などと考察できるようになってきます。

 「この会社予想はいくらなんでも楽観的すぎない?過去も業績を下方修正してるし、もう少し会社の言う予想を下振れさせて見ておいた方が良さそうだ」などと自分なりの予想をたてられるようになってきます。

 実際に下方修正の常習犯である会社はあります。通常はどちらかというと保守的な会社予想を出す傾向があります。

 「この四季報の独自予想は、なぜ会社予想よりもこんなに利益が上乗せされているのだろう?何か知らないファクターがあるに違いない。」ともう少し調べることもできるようになってきます。

 そのレベルまで来れば、投資家として階段を一つ上ったことになります。かなり効率的に、決算関係の資料を読めているようになっているはずです。ビッグチェンジの兆しを見つけたり、臭いを嗅ぎ分ける精度も上がってきているはずです。

 自分で業績を予想したって当たるわけがない、プロのアナリストが予想したって当たらないのだから。そういう意見があるのは承知しています。

 しかし、「自分で数字を判断できる、ということが極めて大事」なのです。なぜなら、市場参加者はみな、数字を見て売買しているから。数字が判断できなければ、羅針盤の壊れた船のようなものです。何度もいいますが、株価はファンダメンタル(業績)に連動します。従って、その業績を判断できなければ、投資の核となるものがありません。

 自分の核が無いと、実際に株を売買していないわけのわからない株式評論家の意見に右往左往したり、自分よりも大してその株を知らない友人の意見に惑わされてしまいます。最悪はヤフー掲示板などで赤の他人の意見(その人が高く売りつけたいのか、それとも安く買いたいのかもわからないのに!)を鵜呑みにしてしまうことも。

 数字が判断できなければ、発表された決算が良いのか悪いのか、それとも期待通りでサプライズのないものなのか、が判断できないのです。どっちを向いて走るべきかもわからず、迷子になる可能性が高いのです。

 ウィリアム・オニールは言っています。「株式市場には、素早い投資家と敗者の二種類しか存在しない。」と。成長株投資家にとって、これは肝に銘じておくべき言葉です。株式投資は、自分の売買サインが出たら、素早く行動を起こす。これが他人よりも一歩先んじることにつながります。儲けをより多くし、損失から自分を守ってくれるのです。

 また、これは不思議なことなのですが、自分で数字が判断できるようになってくると、他人には見えないものが見える時があるのです。他の投資家が見逃しているもの、まだ気づいていないものに気付くことができるようになってきます。

まとめ

会社の業績予想を検証する力をつけることが大切です。

「この会社が発表した内容は、どう考えても物凄い将来性がある。しかし、株価はなぜかあまり反応していない。なぜだろう?ひょっとしてまだみんな気づいていないのだろうか?だとしたら、絶好の投資チャンスかもしれない!」

そういう場面に遭遇するチャンスが本当に出てくるのです。その時こそが、まさに大化け株をつかむチャンスかもしれないのです。

 今回の記事を参考にして経常利益、利益率、売上高の3点とも本当に期待通りに成長できるのか、自分なりの決断を下してください。

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