PBRを用いて本来の企業価値より安い銘柄を発掘する方法

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PBR(Price Book-value Ratio=株価純資産倍率)は、その企業の株が割安かどうかを判断するために用いる指標です。

これは、PER同様、企業価値を図るためのメジャーな指標の一つとして金融業界では多用されます。

本記事では、PBRの特徴と株式投資への有用性についてお伝えしていきます。

是非最後まで読んで、あなたの投資に役立ててください。

PBRとは

さて、さっそくですがPBRは以下の計算式で求めることができます。

また、PBRは「1倍」を基準に割安であるかどうかを判断します。

例えば、A社のPBRが0.8倍だったとします。それは、A社の純資産の大きさに対して低く株価が評価されていることを意味します。

続いて、B社のPBRが10倍だったとします。その場合、B社の株価は、資産に対して大きく評価されているので、割高の可能性が出てきます。

PBRを見るときの注意点

前章では、PBRは1倍を基準に割安か割高かを判断できるをお伝えしました。

しかし、ご注意ください。

株式市場で評価される株価は、投資家の企業に対する期待度を強く反映したものであるため、株主は将来を見据えています。

そのため、ビジネスモデルや業績などに対する期待度に注目することで、PBRの値の裏付けを知ることができます

それでは、以下で解説していきますね。

PBRが1倍未満の場合

PBRが「1」を下回っていたとしても、業績が悪かった場合は割安と評価されないこともあります。

その場合、以下の理由でPBRが低い状態であることが考えられます。

つまり、業績が悪くなったことで、投資家が資金を引き上げ、株価が下落し、その結果、低PBRになった可能性があるということです。

PBRが1倍以上の場合

一方で、PBRが「1」を大きく超えた数字であったとしても、業績が良くて将来に期待が集まっていれば割高だといえないこともあります。

その場合、以下の理由でPBRが高い状態であることが考えられます。

つまり、業績が優れており、その結果、多くの投資家が買い、株価は上昇し、株価が分子にあるためPBRも高い可能性があるということです。

PBRが高すぎる場合は、ちょっとしたネガティブな材料(ニュース、業績は悪くないが決算でアナリストの期待を超えなかった場合など)で急落につながることもありますので注意しましょう。

PBRをどう使うべきか

ここまでPBRの求め方と企業の価値評価についてお伝えしました。

ここからは、株式投資をする際に、「PBRをどう使うべきか」について解説をしていきますね。

PERは、業種によって数値の高さに傾向があるため、1倍を基準にするというのは、あくまで目安であり、機械的に判断するものではありません。

業種別の統計データは日本取引所(東京証券取引所)から定期的に公開されています。「規模別・業種別PER・PBR(連結・単体)一覧」で見られますので確認しておきましょうね。

たとえば、金融・証券などは1を下回り、他の業種に比べてもPBRは比較的低いです。

以下は三菱UFJ銀行の例です。

ここでは三菱UFJフィナンシャルGを例に解説しますが、銀行は一般的に急成長するところはめったに見れません。

何よりも、膨大な資産を保有しているため、純資産も必然的に高くなり、PBRも高くなります(はじめに紹介した計算式を思い出してくださいね)。

他方でIT業界は資産に対する対する投資家の期待が集まりやすく、PBRは比較的高くなる傾向にあります。

以下はウォンテッドリーの例です。

ウォンテッドリーは、「ビジネスSNS」というSNSサービスを利用した求人サイトを運営している企業です。サイト運営で経営を成り立たせているため、他社に比べ資産をそれほど持たなくても会社を伸ばしていける強みがあります。

これは、IT企業の強みでもあると同時に、PBRの高さの背景を理解しておく必要があるでしょう。

以上のように、業種別のPBRの統計値を知ることで、個別企業のPBRの値と比較して、割高(割安)を判断することができます。

その他に、

  • 「業績に見合っているのか」
  • 「なぜここまで期待されているのか」

を知ることも大切です。気になる企業が見つかったら商品・サービスを徹底して調べてみましょう!

こうしたことを踏まえて、割安とわかった場合、投資のタイミングがとても大切です。

取引する場合、

  • 株価の上昇を確認したとき
  • 株価の下落傾向がチャートに表れているとき

がチャンスになることが多いです。

後者の「株価の下落傾向がチャートに表れているとき」に買う方法は逆張りといい、難易度が高いため、慣れない方、リスクを取りづらい方は「株価の上昇を確認したとき」に初動ですぐに買える準備をしておくと良いでしょう

まとめ

みなさん、いかがでしたか?

業績にこれから期待できるような企業でもPBRが低い(期待が集まっていない)企業も中にはあります。

PBRに焦点を絞って銘柄を探してみるとお宝銘柄を発掘できるかもしれません。是非使ってみてくださいね!

投資の教科書では、PBRの他に企業の株価の割安度をはかるPERについて記事を書いています。

参考:『PERを活用して本当に割安な株を見つける3つの方法

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