長期的な資産の増加を目指している方向けに増田丞美のメルマガを配信しています。米国株式マーケットの制度を利用するものの通常の株式投資ではありません。本メルマガでお届けする方法の利点は以下のとおりです。
・米国制度によって守られている。
・管理が比較的容易。
・長期的な収益。
詳細はこちらからご覧ください。
投資で稼ぐチカラがつくメディア
ひとことにオプションといっても、実は様々な種類があります。
このサイトで紹介している手法で主に使うのは「証券オプション」に分類される「株式オプション」と「ETFオプション」です。他にも「通貨先物オプション」や「金利先物オプション」といったものも存在しています。
なぜ、このサイトで紹介している手法では「株式オプション」と「ETFオプション」を使うかというと、これらのオプションは他の種類のオプションとくらべて個人投資家が利益をあげやすい仕組みとなっているからです。
ただ、その他のオプションの種類についても基本的な知識を知っておくことは今後のオプションの学習に役立つはずです。
そこで、今回は様々な種類のオプションを網羅的にご紹介します。
オプションの種類には、大きく分けて「証券オプション」と「先物オプション」があります。
そして、「証券オプション」はさらに「株式オプション」「ETFオプション」「指数オプション」に分類されます。
一方、「先物オプション」は「株価指数先物オプション」「通貨先物オプション」「国債先物オプション」「金利先物オプション」に分類されます。
株式オプションは個別株を原資産としたオプションです。つまり、権利の対象が個別の現物株式ということになります。
例えば、マイクロソフト社の株式を売る権利(プット・オプション)や買う権利(コールオプション)は株式オプションということになります。
この株式オプションは米国では数多くの銘柄が活発取引されており、流動性も高いのですが、日本ではほとんど取引されていません。「かぶオプ」という名称で一部の証券会社で取り扱っていますが、残念ながら参加者が少なく、ほとんど取引が成立していない状況です。
ETFオプションはETFを原資産としたオプションです。ちなみに、ETFとは、Exchange Traded Fundの略称で日本語では上場投資信託と訳されます。
このETFオプションも日本ではほとんど取引されていなのですが、米国では数多くの銘柄が取引されています。
有名なものとしては、S&P500指数に連動したSPDR S&P500(SPY)、北米以外の主要国の株価指数に連動したiシェアーズ MSCI EAFE (EFA)などがあります。また、商品価格連動型のETFといったものもあり、原油価格連動型ETF(USO)やゴールド価格連動型ETF(GLD)などがあります。さらに、特殊なETFとして、米金融産業セクター指数に連動しているDirexion Daily Financial Bull 3x ETF (FAS)といったものもあります。このETFはもとの指数に対して3倍の大きさで変動するように設計されており、レバレッジドETFと呼ばれています。
米国では、これらの数多くのETFを対象としたオプションが活発に取引されており、流動性の点でも問題はありません。
指数オプションは株価指数を対象としたオプションです。
日本で指数オプションといえば、日経225オプションが有名です。
米国では主なものに、S&P500指数オプション(SPX)、ダウ平均株価オプション(DJX)などがあります。また、VIXと呼ばれるボラティリティ指数を対象としたオプションも存在しています。
指数オプションも株価指数連動型ETFも株価指数を対象としていますが、売買単位や権利行使後の取引の方法に違いがあります。
権利行使後の取引方法についてみると、ETFオプションは権利行使後に現物株の受け渡しがされますが、指数オプションでは差金決済で行われます。差金決済とは現物株の受け渡しは行われず、満期日の株価指数と権利行使価格の差額で決済されることで、その時点で損益が確定します。
また、指数オプションは取引単位が大きく、個人投資家にとっては扱いにくいといえます。個人投資家は取引金額が少なくて済む株価指数ETFのオプションを取引するのがベターでしょう。
なお、差金決済の詳しい解説については、「差金決済とは|現物の決済にはないメリットを学ぶ」をご参照ください。
先物オプションは、株やETFなどの証券ではなく、先物を対象としたオプションです。
S&P500先物やNASDAQ100先物を対象としたオプションです。また、S&P500先物(SPX)やS&P500先物を小口にしたEミニS&P500先物(ES)オプションなどもあります。
この先物オプションについても取引単位が大きく、個人投資家にとっては取引しにくいという欠点があります。
通貨先物オプションは通貨先物を対象としたオプションです。
通貨先物には米ドル指数先物(DX)オプション、日本円先物(JPY)オプションなどがあります。
これらについても、取引単位が大きく個人投資家には扱いにくい面があります。
例えば、米ドル指数先物では1単位が指数の1000倍ですので、米ドル指数先物が95とすると95,000ドル相当のポジションになってしまいます。
通貨を対象としたオプションを取引したい場合は、代替手段として通貨を対象としたETFを利用すると良いと思います。
例えば通貨ETFには日本円を対象としたCurrencyShares Japanese Yen ETF (FXY)やユーロを対象としたCurrencyShares Euro ETF (FXE)などがあります。
これらのETFであれば、ETF100口がオプション1枚ですので、対象とする通貨にもよりますが、数千ドル程度のポジションですので、個人投資家でも十分コントロール可能なポジションといえるでしょう。
国債先物オプションは日本国債先物や米国債先物など、各国の国債の先物を対象としたオプションです。
日本でも日本国債先物オプションが取引されていますが、こちらも取引単位が大きく、個人投資家が取引するのには不向きです。
他方、米国でも米国債30年物(T-Bond)、米国債10年物(T-note10)、米国債5年物(T-note5)などの国債先物のオプションが取引されています。
米国債先物オプションの代替としてETFを利用する場合には、米国債を対象としたETFがあります。例えば、iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF(TLT)という米国債を対象としたETFがあり、このETFを対象としたオプションも取引されています。
金利先物オプションは将来の特定の日の金利を対象としたオプションです。
日本ではユーロ円3ヶ月金利先物オプションといった金融商品が取引されています。また、米国ではユーロドル先物オプション(GE)や30日フェデラルファンドレート先物オプション(ZQ)といったものが取引されています。
これらについては、個人投資家にはマイナーな商品なので、「こういったものがある」という程度の知識で足りるでしょう。
今回は市場で取引されている様々なオプションをご紹介しました。
日本ではオプションというと日経225オプションやTOPIXオプションが思い浮かぶと思います。しかし、これらの商品は取引単位が大きく、実は個人投資家にはハードルが高いです。また、米国市場でも様々なオプションが取引されていますが、同じように取引単位に難点があるものがあります。
そこで、みなさんにおすすめしたしたいのは米国株オプションと米国ETFオプションです。これらは比較的少額から取引できますし、差金決済ではないので権利行使があっても継続して次のポジションをとることができます。
ぜひ、米国株オプションを資産運用の手段として検討してみてください。
長期的な資産の増加を目指している方向けに増田丞美のメルマガを配信しています。米国株式マーケットの制度を利用するものの通常の株式投資ではありません。本メルマガでお届けする方法の利点は以下のとおりです。
・米国制度によって守られている。
・管理が比較的容易。
・長期的な収益。
詳細はこちらからご覧ください。
日経225オプションを始める前にこれだけは知っておきたい知識
日経225オプションとは、日経平均株価を対象とした株価指数オプションのことです。株価指数を対象としたオプションには、他にTOPIXやJPX日経インデックス400などもありますが、TOPIXやJPXのオプションについては個人投資家が取引する環境が限られている
アメリカのシカゴに、CBOEという取引所があります。CBOEは、正式名称を「Chicago Board Option Exchange」といい、日本語では「シカゴ・オプション取引所」と呼ばれています。 アメリカの代表的な取引所にニューヨーク証券取引所やナ
専業主婦がオプションで生活できるようになった たった1つの方法
突然ですが、皆さんはお金の心配はありますか? 私は専業主婦ですが、女性の社会進出が進んできている今の日本でも女性が1人で生活していくには、お金の不安がつきまといますよね。 「仕事以外にも安定した収入があれば、お金の心配をせずに、もっと好きなことにお金
「デルタヘッジ」とは、オプショントレードの手法の一種です。 株式投資やFXのトレードでは、価格の上昇や下落に応じて利益か損失のどちらかが発生します。しかし、オプションを使って、価格が上昇しても下落しても利益をあげられる方法があります。その一つがデルタヘッ
私が多忙な中で3ヶ月で160万円の利益を得られたオプション取引の具体的手法
都内で会社を経営をしている井上(仮名)と申します。私は会社経営のかたわら、個人の資産で投資をしています。 もともと、投資をすること自体が非常に好きで、繁忙期の多忙な中でも、隙間時間で投資について調べたり実践したりするのが苦ではないくらいです。 そのよう
3ヶ月で160万円の利益をあげたオプション取引の3つの具体的戦略
都内で会社を経営をしている井上(仮名)と申します。私は会社経営の傍ら、個人の資産で投資をしています。 元々、投資をすること自体が非常に好きで、多忙な日常の中でも、隙間時間で投資について調べたり実践したりするのは苦ではありません。 そのような人間なので、
オプション取引のボラティリティの特性を利用して利益をあげる方法
ボラティリティは、オプション取引をする上で必須の概念です。 なぜなら、オプション価格が決まる大切な要素の一つで、ボラティリティを理解することが、オプション取引の攻略につながるからです。 ボラティリティって何? インプライドボラティリティって何?
年利38%で資産を運用している私が初心者におすすめする米国ETF9選
ETFは、投資信託のように、特定の指数に連動するように設計された金融商品です。 投資信託を買って、ファンドマネージャーに運用を任せるのもいいかもしれません。 しかし、ETFのほうが取引所で自由に売買できる上、自分で収益率が高い銘柄を探してポートフォリオ
米国ETF・ETNによる資産運用で年間38%の利回りを安全に得る方法の全て
ETFやETNは非常に関心が高い投資商品です。私はちょっとしたきっかけで、米国のETF・ETNに興味を持ち実践するようになりました。結果、現在では年利換算で約38%の利益を得ることができています。 私は、以前は株式投資をしていたのですが、これは、その時に
ETNとは|ETFとの違いと6つのリスクを初心者にもわかりやすく解説
ETNとは、「Exchange Traded Note」の頭文字を取ったもので、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれます。 おそらく、ETF(Exchange Traded Funds=上場投資信託)のほうが有名で知っている方が多いと思います。