業績予想とは|大化け株を見つける方法
(更新 ) · 投資の教科書 株式事務局

この記事は2016年に公開したアーカイブ記事です。制度・数字・サービスの内容は当時のものです。
株価の上げ下げの主な要因は、企業の業績の変動です。
相場全体の動きによっては、一時的に株価の上下に影響を与えたりもしますが、長い目で見ると、企業業績の動きと株価の動きは連動しています。
業績の良い企業は、たとえ全体相場が低迷しても買われ、気付くと株価が数十倍になっていることもあるくらいです。それくらい株価の業績というのは、投資家にとって重要なものです。
そこで、この記事では、企業の業績予想を使って投資に役立てるコツを解説します。
目次
1.業績予想の基礎知識
業績予想には、大きく分けて次の2種類があります。
- 企業が出す独自の業績予想(会社予想)
- 東洋経済が出す業績予想
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1.1.企業が出す独自の業績予想(会社予想)
企業が出す会社予想は、自分たちが行う事業の進捗から近い将来の予想を出します。
この会社予想は、企業によって、強気の予想になったり、保守的な予想になったりと様々です。特徴は、昔ながらの製造業は保守的な予想を出し、比較的新しいIT業界は強気の予想を出す傾向があります。
1.2.東洋経済が出す業績予想
東洋経済社が出す業績予想(四季報予想とも言います)は、これは、会社四季報を作成している東洋経済社の記者たちが、独自の調査に基づいて、第三者的な立場から業績の予想を立てるというものです。
会社予想よりも客観的な予想となることが想定されるので、投資家から重視されています。
1.3.四季報で2つの業績予想を確認する方法
上の2種類の予想は、四季報では、下記の場所にそれぞれ掲載されています。

左下の業績欄に(予)と書いてある赤い枠が、四季報予想です。
そして、その下の(会)と書いてある青い枠が、会社予想です。
赤い枠(四季報予想)が青い枠(会社予想)を大きく上回っていると、東洋経済社が会社予想より強気の業績予想をしている、と判断できます。
覚えておきましょう。
2.業績予想から上がる株を見分ける二つの方法
業績予想には2種類あるとお伝えしましたが、投資で利益を上げるためには、これから上がる株を探す必要があります。
そして、本当に上がる株とは、全体相場が良い時も悪い時も、投資家によって買われて順調に高値を更新していく株式のことを指します。
言葉だけではわからないので、例を1つ挙げてみましょう。次の銘柄は、全体相場の下げとは関係なく、高値を更新したアイセイ薬局(3170)です。
いかがでしょう?
この時期は、日経平均が20%近く下げていたにもかかわらず、アイセイ薬局のように高値を更新する銘柄は見つかるものです。そして、このような銘柄を見つけるためには、やはり、業績を考慮して銘柄探しをする必要があります。
上記のような上がる銘柄を見つける方法には、次の2つがあります。
- 四季報予想で確認する
- 企業の業績上方修正で確認する
それぞれ解説していきます。
2.1.四季報予想で確認する
会社予想に比べて四季報予想の見通しが良い場合には、下の画像のように、四季報のページの欄外に、「会社比強気」、もしくは「強気のマーク(ニコニコマーク)」が付きます。
四季報で強気だとみなされた銘柄には、徐々に買いが入る傾向があります。そのため、四季報をいち早くゲットして、強気や大幅強気の銘柄をできるだけ数多く見つけておくという方法が、これから上がる銘柄を探す一つの有力な方法です。
ちなみに、四季報は、年間購読をすると発売日の前日に届くというメリットがあります。この特性を利用して、一晩で全ての銘柄をチェックして、四季報が本屋に並ぶ日の午前9時前に注文を入れる強者もいます。
1銘柄ずつ強気予想を拾っていくのはたいへん地道な作業ですが、投資に近道はありません。
一晩とはまで言わないにしても、このような地道な作業をした人のほうが、株式投資で成功する確率は高くなります。
2.2.企業の業績上方修正で確認する
今度は、会社が発表する業績修正に注目した方法です。
下記の銘柄は、本業が順調に伸びていたディップ(2379)の週足チャートです。

ディップは、アルバイトの「バイトル」を運営している人材会社です。求人需要の高まりから、本業も好調で、過去に何度も上方修正を繰り返して株価も上がり続けてきました。
特に、2014年と2015年は全体相場の動きが読みにくかったのですが、このような銘柄を探し出して買っていたら、大きな資産増加に結びついていたはずです。
では、このようなお宝銘柄をどうやって探し出すのかというと、次の2つがポイントです。
- 上方修正後の出来高の増加のチェック
- 新高値更新のチャート形状
ディップのような新高値を更新していく銘柄を見つけるためには、業績から判断するファンダメンタル分析に加えて、出来高などのテクニカル分析も重要になってきます。
特に出来高は、その会社が注目されていて人気の表れともいえるので、意識して見るようにしましょう。そして、新高値を更新した銘柄は、毎日チェックすることをおすすめします。
まとめ
四季報の業績予想や企業の業績予想をヒントにして投資をすると、好調な業績に裏打ちされて株価がグングン上昇していく銘柄を見つけることができます。このような成長株は、株価が暴落局面になっていても下値が限定的という強みもあります。
これからは、業績予想にも注目して、株式投資のアイディアの引き出しを増やして下さいね。
この記事を書いた人
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