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突然ですが、皆さんはお金の心配はありますか?
私は専業主婦ですが、女性の社会進出が進んできている今の日本でも女性が1人で生活していくには、お金の不安がつきまといますよね。
「仕事以外にも安定した収入があれば、お金の心配をせずに、もっと好きなことにお金を使って人生を楽しめるのに。」
同じように考えている方に私がおすすめしたいのが、オプション投資です。
ウソのように思われるかもしれませんが、私はオプション投資を始めてから、そこから得られた収入だけで生活しています。
あまりにも上手い話に聞こえてしまうかもしれませんが、専業主婦である私がオプション投資を活用して、安定した収入を得ている具体的な方法をお伝えします。
ご紹介する方法はたった1つ、「継続的にプットオプションを売り続ける」ことだけです。
ぜひ、あなたもこの記事に書いてある通りに実践してみてください。私もここに書いてあることしか実践していません。
目次
私が実際に取り組んでいるのは、米国株オプションです。
その米国株オプションを使ってキャッシュを得て、それを毎月の生活費に充てるということをやっています。
そこで、参考のために 私がこの投資法を始めてから9ヶ月間で得られた実績をご紹介します。
真ん中の列の「取引」については後ほどご説明しますので、ここでは、1番右の列の「受け取りキャッシュ」を見てください。
約9ヶ月間の取引で、合計23,678ドル(約25万円)のキャッシュを受け取っています。
1ドル120円で計算すると、約284万円です。
日付 | 取引 | 受取キャッシュ(ドル) |
2015/12/4 | NQ(20JAN17)7.0P-1@3.45 | 345 |
2015/12/4 | WETF(20JAN17)15P-1@3.4 | 340 |
2015/12/10 | SLV(20JAN17)16.0P-2@3.9 | 780 |
2015/12/17 | SLV(20JAN17)15.0P-1@2.17 | 217 |
2015/12/10 | UNG(20JAN17)18.0P-1@3.2 | 320 |
2015/12/10 | USO(20JAN17)23.0P-1@3.1 | 310 |
2015/1/12 | CNAT(17JUL17)7.5P-1@2.6 | 260 |
2015/12/12 | FTR(20JAN17)7.0P-1@1.7 | 170 |
2015/12/16 | AGNC(20JAN17)22P-1@4.5 | 450 |
2015/12/16 | NLY(20JAN17)10.0P-2@1.46 | 292 |
2015/1/6 | CHKR(21AUG15)5.0P-1@1.4 | 140 |
2015/1/9 | SDRL(20JAN17)10.0P-1@3.3 | 330 |
2015/1/12 | WETF(20JAN17)17P-1@4.4 | 440 |
2015/1/13 | UNG(20JAN17)14P-1@2.61 | 260 |
2015/1/13 | CHKR(21AUG15)5.0P-2@1.35 | 270 |
2015/1/20 | USO(20JAN17)18P-1@3.51 | 351 |
2015/1/20 | BAC(20JAN17)15P-1@2.34 | 234 |
2015/1/28 | UCO(20JAN17)7.0P-1@2.6 | 260 |
2015/1/29 | UCO(20JAN17)5.0P-1@1.55 | 155 |
2015/2/3 | SHLD(20JAN17)33P-1@13.23 | 1,323 |
2015/2/3 | NLNK(20JAN17)40P-1@19.49 | 1,949 |
2015/2/13 | CHKR(21AUG15)7.5P-2@1.4 | 280 |
2015/2/19 | WPRT(20JAN17)5P-2@1.7 | 340 |
2015/2/23 | JDST(20JAN17)9P-2@5.7 | 1,140 |
2015/2/23 | TNA(20JAN17)54.52P-1@11.85 | 1,185 |
2015/2/27 | DUST(20JAN17)15P-1@7.45 | 745 |
2015/2/27 | NUGT(20JAN17)15P-1@7.00 | 745 |
2015/3/9 | BRZU(18SEP15)5.0P-2@1.3 | 260 |
2015/3/10 | CHKR(21AUG15)7.5P-2@2.03 | 406 |
2015/3/13 | WPRT(20JAN17)5P-2@2.15 | 430 |
2015/3/13 | BBEP(20JAN17)7P-2@2.73 | 546 |
2015/3/28 | TZA(20JAN17)10P-1@3.34 | 334 |
2015/3/28 | JDST(20JAN17)10P-1@6.3 | 630 |
2015/3/28 | JNUG(20JAN17)15P-1@8.5 | 850 |
2015/4/10 | CHKR(20NOV 15)7.5P-1@2.1 | 210 |
2015/4/10 | CLDN(18SEP15)15P-1@7.0 | 700 |
2015/6/16 | FTR(20JAN17) 10 P-1 | 530 |
2015/6/17 | IMMU(15JAN16) 4.5P-1 | 170 |
2015/6/18 | MNKD(20JAN17) 5.5P-1 | 268 |
2015/6/19 | NLY(20JAN17) 10P-1 | 180 |
2015/6/20 | ACHN(20JAN17) 8.0P-1 | 220 |
2015/6/21 | ARCP(20JAN17)8.0P-1 | 107 |
2015/6/22 | CSY(18DEC15)9.0P-1 | 110 |
2015/7/10 | VTL(18DEC15)20P-1@10.6 | 1,060 |
2015/7/10 | EXXI(20JAN17)2P-2@1.1 | 224 |
2015/7/15 | XOMA(20JAN17)4P-1@1.62 | 165 |
2015/7/15 | MNKD(20JAN17)5P-1@2.27 | 227 |
2015/7/17 | CHKR(19FEB16)7.5P-1@2.35 | 235 |
2015/7/17 | BEEP(20JAN17)4P-1@1.3 | 130 |
2015/7/17 | BIOC(18DEC15)5P-1@2.65 | 265 |
2015/7/23 | FTR(20JAN17)5P-1@1.2 | 120 |
2015/7/23 | CZR(8MAR16)5P-1@2.15 | 215 |
2015/7/23 | MNKD(20JAN17)5P-1@2.31 | 231 |
2015/8/7 | LINE(JAN17)3P-1@2.8 | 280 |
2015/8/11 | LINE(JAN17)3P-1@1.33 | 133 |
2015/8/19 | ESI(20JAN17)93.5P-1@1.77 | 177 |
2015/9/11 | MNKD(20JAN17)3.5P-2@3.3 | 330 |
2015/9/18 | FTR(20JAN17)5.5P-1@1.53 | 153 |
2015/9/9 | BTU(20JAN17)2.5P-1@1.51 | 151 |
合計 | 23,678 |
日付 取引 受取キャッシュ(ドル) 2015/12/4 NQ(20JAN17)7.0P-1@3.45 345 2015/12/4 WETF(20JAN17)15P-1@3.4 340 2015/12/10 SLV(20JAN17)16.0P-2@3.9 780 2015/12/17 SLV(20JAN17)15.0P-1@2.17 217 2015/12/10 UNG(20JAN17)18.0P-1@3.2 320 2015/12/10 USO(20JAN17)23.0P-1@3.1 310 2015/1/12 CNAT(17JUL17)7.5P-1@2.6 260 2015/12/12 FTR(20JAN17)7.0P-1@1.7 170 2015/12/16 AGNC(20JAN17)22P-1@4.5 450 2015/12/16 NLY(20JAN17)10.0P-2@1.46 292 2015/1/6 CHKR(21AUG15)5.0P-1@1.4 140 2015/1/9 SDRL(20JAN17)10.0P-1@3.3 330 2015/1/12 WETF(20JAN17)17P-1@4.4 440 2015/1/13 UNG(20JAN17)14P-1@2.61 260 2015/1/13 CHKR(21AUG15)5.0P-2@1.35 270 2015/1/20 USO(20JAN17)18P-1@3.51 351 2015/1/20 BAC(20JAN17)15P-1@2.34 234 2015/1/28 UCO(20JAN17)7.0P-1@2.6 260 2015/1/29 UCO(20JAN17)5.0P-1@1.55 155 2015/2/3 SHLD(20JAN17)33P-1@13.23 1,323 2015/2/3 NLNK(20JAN17)40P-1@19.49 1,949 2015/2/13 CHKR(21AUG15)7.5P-2@1.4 280 2015/2/19 WPRT(20JAN17)5P-2@1.7 340 2015/2/23 JDST(20JAN17)9P-2@5.7 1,140 2015/2/23 TNA(20JAN17)54.52P-1@11.85 1,185 2015/2/27 DUST(20JAN17)15P-1@7.45 745 2015/2/27 NUGT(20JAN17)15P-1@7.00 745 2015/3/9 BRZU(18SEP15)5.0P-2@1.3 260 2015/3/10 CHKR(21AUG15)7.5P-2@2.03 406 2015/3/13 WPRT(20JAN17)5P-2@2.15 430 2015/3/13 BBEP(20JAN17)7P-2@2.73 546 2015/3/28 TZA(20JAN17)10P-1@3.34 334 2015/3/28 JDST(20JAN17)10P-1@6.3 630 2015/3/28 JNUG(20JAN17)15P-1@8.5 850 2015/4/10 CHKR(20NOV 15)7.5P-1@2.1 210 2015/4/10 CLDN(18SEP15)15P-1@7.0 700 2015/6/16 FTR(20JAN17) 10 P-1 530 2015/6/17 IMMU(15JAN16) 4.5P-1 170 2015/6/18 MNKD(20JAN17) 5.5P-1 268 2015/6/19 NLY(20JAN17) 10P-1 180 2015/6/20 ACHN(20JAN17) 8.0P-1 220 2015/6/21 ARCP(20JAN17)8.0P-1 107 2015/6/22 CSY(18DEC15)9.0P-1 110 2015/7/10 VTL(18DEC15)20P-1@10.6 1,060 2015/7/10 EXXI(20JAN17)2P-2@1.1 224 2015/7/15 XOMA(20JAN17)4P-1@1.62 165 2015/7/15 MNKD(20JAN17)5P-1@2.27 227 2015/7/17 CHKR(19FEB16)7.5P-1@2.35 235 2015/7/17 BEEP(20JAN17)4P-1@1.3 130 2015/7/17 BIOC(18DEC15)5P-1@2.65 265 2015/7/23 FTR(20JAN17)5P-1@1.2 120 2015/7/23 CZR(8MAR16)5P-1@2.15 215 2015/7/23 MNKD(20JAN17)5P-1@2.31 231 2015/8/7 LINE(JAN17)3P-1@2.8 280 2015/8/11 LINE(JAN17)3P-1@1.33 133 2015/8/19 ESI(20JAN17)93.5P-1@1.77 177 2015/9/11 MNKD(20JAN17)3.5P-2@3.3 330 2015/9/18 FTR(20JAN17)5.5P-1@1.53 153 2015/9/9 BTU(20JAN17)2.5P-1@1.51 151 合計 23,678
いかがでしょうか?
プットオプションを継続して売るだけで、このような収入を得ることができるんです。
一般に、オプション取引というと、安く買ったオプションを高く売ったり、逆に高く売ったオプションを安く買い戻したりして、利ざやを稼ぐようなものだと思います。
そういった意味では、私の取り組んでいる方法は、世間一般のオプション投資とは違います。
でも、ご自分で商売をしていたり、不動産投資をしている人ならすぐに仕組みが飲み込めると思います。
むしろ、株や先物、オプションなどでバリバリとトレードをしている人よりも、ご自分で会社経営などをやっている人のほうがピンと来るかもしれません。
今回は、この方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
オプションを勉強し始めてまずぶつかるのが、「そもそもオプションて何?」ということだと思います。
色々な説明の仕方があると思いますが、私はオプションというのは、簡単に言うと「売ったり買ったりする権利」だと理解しています。
例えば、「A株を10ドルで買う権利」はコールオプション、「A株を10ドルで売る権利」はプットオプションといった具合いです。
株というものは、日々値動きして上がったり下がったりするものですよね。
でも、この時に「A株を10ドルで売る権利」を持っていたら、安心して株を持っていることができます。
オプションは、そうした保険みたいな役割をオプションは果たしているんです。
「オプションを売るとお金をもらえる」ということに戻りますが、オプションの売り手は、そういった保険を売ることの見返りとして、お金を受け取ることができるんですね。
なので、私は自分では保険屋さんのような事業をしていると思っています。
株を持っている人の「この価格より下がったら、その損失分を穴埋めしたい」というニーズに応えて、プットオプションを売ってあげることで収益をあげているといったふうに考えています。
もちろん、売ったプットオプションの株が下がると含み損になることはありますが、銘柄を選んだり、分散することで全体として資産が減らないようにしながら実践しています。
次に、オプション投資を始めるにあたって、最低限理解しておくべきことをお話します。
先ほど、オプションは「売ったり買ったりする権利」と説明しましたが、オプションはこの「売る」と「買う」で2つに分けることができます。
オプション取引は、先ほどのプットオプションとコールオプションをそれぞれ売り買いすることで、次の4つのパターンに分けることができます。
これだけみると、「??」という感じだと思います。
このうち、私の投資で必要なのは4番ですので、これだけ押さえてください。
これについては、後ほど詳しくご説明します。
次に、オプション取引を実践するために、理解してべき約束事をお話します。
オプションは「売る」権利と「買う」権利でしたが、これに加えてオプションでは「いくらで売ったり買ったりするのか」ということを選ぶ必要があります。
例えば、アメリカに「コストコ」という会社の株があります。日本にもコストコのお店がいくつかあるので、利用している方もいるかもしれませんね。
このコストコの株は、この記事を書いている時点で151ドルくらいで取引されています。
ちなみに、コストコはアメリカでは社名をCostco Wholesale Corporationと言うらしいのですが、Yahoo!ファイナンスで見ると、会社名の横の所に(COST)と書いてあります。
これは、ティッカーシンボルといって、日本の証券コードのようなものですので、覚えておいてくださいね。
さて、このコストコ株を持っているとして、その株価が値下がりした場合の保険をかけたいとします。
例えば、150ドル以下になっても損しないようにしたいと考えていた場合、保険として権利行使価格150ドルのプットオプションを買っておくという方法があります。
権利行使価格150ドルのプットオプションを持っていることによって、コストコの株価がもし130ドルに値下がりしたとしても、プットオプション(売る権利)を使うことによって、150ドルで売ることができます。
つまり、権利行使価格というのは、売ったり買ったりする時の価格を一体いくらにするのかというものです。
権利行使価格100ドルなら、その権利を行使した時にコストコ株を必ず100ドルで売ることができます。
権利行使価格が50ドルなら、50ドルで売れるといった具合いです。
権利行使期日というのは、その権利はいつまで行使できるかというものです。
例えば、権利行使日が2018年1月15日なら、その日までであればそのプットオプションを使うことができます。
2018年1月15日を過ぎてしまうと、プットオプションは消滅してしまって使うことができなくなってしまいます。
言い換えると、権利行使期日は権利の賞味期限のようなものですね。
最後は、オプション価格です。オプションという権利は、それ自体に値段がついていて、市場で取引されています。
例えば、先ほどのコストコの例で見てみると、コストコを150ドルで売る権利で権利行使期日が、2018年1月19日のものは15ドルで取引されていました。
この権利を買っておくことで、2018年1月19日までにコストコの株価がどんなに下がっていようとも、必ず150ドルで売れることになります。
以上、オプション取引の3つの約束事ということで、「権利行使価格」「権利行使期日」「オプション価格」をご説明しました。
この3つがあれば、取引しようとしている権利がどんなものかを表すことができます。
また、コストコの例を挙げると、「コストコ株を2018年1月19日までに150ドルで売る権利を15ドルで買う」といったように、オプション取引で必要な条件を指定することができます。ちなみに、この例を記号で表すと、下記のようになります。
COST(2018/1/19)150P-1@15.00
COSTというのはコストコのティッカーシンボルで、対象とする銘柄がコストコ株であることを表しています。そして、カッコの中の日付は権利行使期日、「150」というのは権利行使価格が150ドルであるということ、そして、「P」というのはプットオプションを表しています。
これがコールオプションだと、「P」ではなく「C」となりますので、併せて覚えておいてくださいね。
そして「-1」というのは、「売り」か「買い」かを表すもので、「+1」だと「買い」、「-1」だと「売り」になります。
最後に「@15.00」というのは、そのオプションの価格がコストコ株1株あたり15ドルということです。
この書き方は、オプション取引を表現するのにとても便利なので、覚えておきましょう。
ここまで理解していただいたところで、先ほど出てきた「4.プットオプションを売る」についてご説明します。
「売る権利」を売るというのは、プットオプションを買った人が「権利を行使するので、約束通りコストコの株を150ドルで買い取ってください。」といった時に、約束通りコストコ株を買い取る義務を負うということです。
つまり、プットオプションを売った人は、その他対価としてプレミアムという権利料をもらえる代わりに、売った相手がプットオプションの権利を行使した時には、約束通りの値段で株を買い取らなくてはならないということです。
言い換えると、権利料を貰う代わりに、株の買い取り保証をしているということです。
こうしたことから、冒頭で私の投資方法は「保険屋さんのような事業」と説明したのです。
ここからは、私がオプション投資で実際にやっていることをご紹介します。
この投資法では、米国株のオプションを取引するための証券口座が必要です。
現状では、日本の証券会社で米国株オプションを取り扱っているところはなく、海外の証券口座を開設する必要があります。
日本で口座を開くことができる数少ない証券会社のうち、おすすめなのは「インタラクティブ・ブローカーズ証券(IB証券)」です。
IB証券はアメリカの大手のオンライン証券ですが、日本にも支店があり、口座開設も日本語でできるので安心です。
私も、IB証券で口座を開いてオプション投資をしています。
次に銘柄選択ですが、アメリカのヤフ-ファイナンスで探しています。
具体的な手順ですが、まず「finance.yahoo.com」にアクセスして、画面左のメニューの中に「Market Data」という項目があるので、これをクリックします。
すると、そのすぐ横にメニューが表示されますので、「Stocks」をクリックします。
すると、画面中央に「Market Movers」とあって、その中に「Most Actives」という項目があります。
ここには取引高の多い銘柄が載っており、この中から変動率が高いものを探していきます。
例えば、Most Activeのリストの2番目に「WTW」という銘柄が出てきています。
変動率を見ると、+105.01%と大きく変動している銘柄だとわかります。
実際にオプションの価格を見てみると、2017年1月20日が期限で権利行使価格が13ドルのプットオプションが、4.4ドルで取引されていることがわかります。
こうして、変動率が高い銘柄を1つずつ確認していき、プレミアムをたくさん受け取れる銘柄を選択していきます。
このような銘柄は、ネット関連や医薬品、エネルギー関連のセクターに多いので、これらのセクターの銘柄が狙い目です。
私が実践している投資法では、プットオプションが権利行使された場合には、その株をそのまま購入して保有することを前提としています。
そのため、権利行使された場合に購入できるだけの資金を準備しておく必要があります。
この時のリザーブ資金(証拠金のようなもの)の計算方法は、次のようになります。
リザーブ資金=対象銘柄の株価×100-受け取りプレミアム
実際の銘柄の例で見てみましょう。
アメリカに、NQ mobileという携帯電話関連の会社があります。この銘柄の株価は、この記事を書いている時点で3.75ドルです。
そして、この銘柄を100株購入するのに必要な資金は、3.75×100株=375ドルです。
なぜ100株としているのかというと、米国株オプションの最低取引単位が100株だからです。
次に、この銘柄のプットオプションの価格を確認すると、2017年1月20日が期限で権利行使価格3.5ドルのプットオプションが、1.07ドルで売られていました。
そこで、このプットオプションの受け取りプレミアムである1.07×100=107ドルを先ほどの購入金額から差し引きます。
先ほど、米国株オプションの最低取引単位は100株と言いましたが、受け取りプレミアムについても、1株あたりの金額に100をかける必要がありますので、注意してください。
すると、350ドル-107ドル=243ドルになりますので、リザーブ資金として243ドルを準備しておけば良いということになります。
次に、実際にプットオプションを売ります。
この時選ぶのは、現在の株価に一番近い権利行使価格で、期日が最も長いものを売ります。
なぜこのような選び方をするかというと、期間が長いほどより多くのプレミアムを得ることができるからです。
そして、プットオプションの売り注文を出す際には、指値で注文するようにします。
これは、銘柄によっては売注文と買注文が離れているため、不利な価格で約定してしまうのを防ぐためです。
例えば、先ほどのNQを例に説明すると、取引ツールで売り注文が1.1ドル、買い注文が1.01ドルで提示されている場合には、その中間の1.05ドルで売り指値注文を出すようにします。
プットオプションを売ると、プレミアムを受け取ることができます。
このプレミアムはリザーブ資金の一部として充てておき、口座内のリザーブ資金は権利行使期日まで使わずに取っておきます。
あとは、権利行使期日が来るまで放置します。
権利行使期日に株価が権利行使価格を下回っている場合、その株式を権利行使価格で買い取る必要があります。
買い取った株式は、そのまま保有して配当をもらいます。
その後、買い取り価格以上になれば売却しても構いません。
また、株式を保有しながらカバードコールという方法でキャッシュを得ることもできます。
このカバードコールは、株式を保有しながらプレミアムを受け取り続ける方法で、ちょうど不動産を保有しながら家賃収入を受け取り続けるのと同じような方法です。
一般のオプション投資では、権利行使されると「負け」といった捉え方をされるようですが、そんなことはありません。
権利行使されることでリザーブ資金という資産が株式という資産に変わっただけなので、その資産を保有しながら配当をもらったり、カバードコールでキャッシュを得ることができます。
以上の手順を繰り返してキャッシュを積み重ねていくのが、私のオプション取引の手法です。
この投資法を実践するにあたっての注意点は、1つの銘柄に集中せずに銘柄を幅広く分散することです。
その理由は、1つの銘柄に集中してしまうと、仮にその銘柄が大きく下落した場合や倒産した場合に大きな損失を出してしまうからです。
ボラティリティが高く魅力的な銘柄だからといって、1つの銘柄に資金を集中させずに幅広く分散しましょう。
適切に銘柄分散を行っていれば、仮に1つの銘柄に何かあっても他の銘柄のプレミアム収入で十分にカバーすることができます。
いかがでしたでしょうか?
私の投資法は、驚くほどシンプルだということがわかっていただけたと思います。
私は、この投資法に出会うまでは今後のお金のことが心配でしたが、今では収入の心配が全くなくなりました。
なぜなら、オプションからいつでもお金を作ることができるという自信が付いたからです。
この投資法を行うのに特別な才能や技術は必要ありませんので、皆さんも、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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日経225オプションを始める前にこれだけは知っておきたい知識
日経225オプションとは、日経平均株価を対象とした株価指数オプションのことです。株価指数を対象としたオプションには、他にTOPIXやJPX日経インデックス400などもありますが、TOPIXやJPXのオプションについては個人投資家が取引する環境が限られている
3ヶ月で160万円の利益をあげたオプション取引の3つの具体的戦略
都内で会社を経営をしている井上(仮名)と申します。私は会社経営の傍ら、個人の資産で投資をしています。 元々、投資をすること自体が非常に好きで、多忙な日常の中でも、隙間時間で投資について調べたり実践したりするのは苦ではありません。 そのような人間なので、
「デルタヘッジ」とは、オプショントレードの手法の一種です。 株式投資やFXのトレードでは、価格の上昇や下落に応じて利益か損失のどちらかが発生します。しかし、オプションを使って、価格が上昇しても下落しても利益をあげられる方法があります。その一つがデルタヘッ
私が多忙な中で3ヶ月で160万円の利益を得られたオプション取引の具体的手法
都内で会社を経営をしている井上(仮名)と申します。私は会社経営のかたわら、個人の資産で投資をしています。 もともと、投資をすること自体が非常に好きで、繁忙期の多忙な中でも、隙間時間で投資について調べたり実践したりするのが苦ではないくらいです。 そのよう
オプション取引のボラティリティの特性を利用して利益をあげる方法
ボラティリティは、オプション取引をする上で必須の概念です。 なぜなら、オプション価格が決まる大切な要素の一つで、ボラティリティを理解することが、オプション取引の攻略につながるからです。 ボラティリティって何? インプライドボラティリティって何?
専業主婦がオプションで生活できるようになった たった1つの方法
突然ですが、皆さんはお金の心配はありますか? 私は専業主婦ですが、女性の社会進出が進んできている今の日本でも女性が1人で生活していくには、お金の不安がつきまといますよね。 「仕事以外にも安定した収入があれば、お金の心配をせずに、もっと好きなことにお金
ETNとは|ETFとの違いと6つのリスクを初心者にもわかりやすく解説
ETNとは、「Exchange Traded Note」の頭文字を取ったもので、「上場投資証券」または「指標連動証券」と呼ばれます。 おそらく、ETF(Exchange Traded Funds=上場投資信託)のほうが有名で知っている方が多いと思います。