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私は、株式オプションで2015年は約300万円、2016年は約500万円ほどの利益を得ている50代の主婦です。
利益は年々増えていき、この記事を執筆した2017年7月28日時点で、約600万円の利益を得ることができています。
今年からは、米国ETNを活用した投資法に取り組むようになり、私のような投資経験が全くなかった50代の主婦でも、より少ない手間で、より精神的に安定して稼げるようになりました。
この記事では、現在の私の手法を包み隠さず公開しています。ぜひ、お役立て下さい。
まずは、私の2017年の取引実績を、米国株やETF・ETN取引で使っているインタラクティブ・ブローカーズ証券のアクティビティ・ステートメント(損益報告書)をご覧ください。右端の「合計」の欄が実現利益で、単位は米ドルです。
※画像をクリックすると拡大表示できます。
私は、2017年1月2日から記事執筆時の7月28日までの間に、合計で54,018.76ドル(約600万円)の利益を得ています(約1,500ドルの手数料除く)。
その中で、大きな収益源となっているのは、次の4つのETN(上場投資証券)です。
ちなみに、先ほどの損益報告書の一番下にXIVという銘柄があり、9,084.32ドル(約90万円)の損失になっていますが、これは、リスクヘッジのために保有している銘柄です。
それではここで、損益のイメージをつかんでいただくために、各ETNの取引履歴を全て公開させていただきます。
①VXX(約386万の利益)
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②VIXY(約166万の利益)
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③UVXY(約131万の利益)
※画像をクリックすると拡大表示できます。
④VIIX(約37万円の利益)
※画像をクリックすると拡大表示できます。
いかがでしたでしょうか?
次の章では、この投資手法のロジックを具体的に解説していきます。
私の米国ETN投資のやり方は非常にシンプルで、「下がり続けることが決まっている銘柄を売って、下がったところで買い戻す」だけです。
「下がり続けることが決まっている」銘柄があるというと信じられないかもしれません。しかし、米国ETNには、そのような銘柄がたくさんあるのです。
例①:VXXは10年で19,660.32ドルから12.79ドルに下落
例えば、次のVXXチャートは、このETNが開発された2009年6月22日から2017年6月までの10年間の価格の推移です。
最初に19,660.32ドルだった株価は、現在では、たったの12.79ドルになっています。
例②:UVXYは6年で48,540,000ドルから29.65ドルに下落
また、次のUVXYチャートは、このETNが開発された2011年10月4日から2017年6月までの7年間の価格の推移です。
最初に48,540,000ドルだった株価は、現在では、たったの29.65ドルになっています。
このように、下がり続けることが決まっているETN銘柄はまだまだ多数あるので、興味がある方は、少しずつ勉強してみてくださいね。
《補足》米国ETNの詳細な価格データの調べ方
米国ETNの実際の株価データは、アメリカの「YAHOO!FINANCE」で調べられます。サイトにアクセスしたら、検索窓に「VXX」や「UVXY」と入力してください。そして、「Historical Data」をクリックします。
その後、「Time Period」から期間「MAX」を選択し、右側の「Apply」という青いボタンをクリックすると、過去の株価データの四本値を表示できます。
さて、先ほど紹介したETNは、株のように「この時期にたまたま相場状況が悪くて値下がりが続いた」というものではありません。元々ゼロになるように設計されているのです。
どういうことかというと、先ほどのVXXやUVXYは、恐怖指数と呼ばれるVIX指数に連動するように設計されています。
VIX指数は、相場全体が平穏な時は大体10~20ポイントで推移していますが、戦争や金融ショックなどで市場が恐怖に包まれると、急上昇する特性があります。
実際に、VIX指数チャートを見てみましょう。
ご覧のように、ほとんどの期間で10~20ポイントの間に平穏に収まっていますが、たまに急上昇していることがわかると思います。
VIXが平穏な状態(=「コンタンゴ」)では、VXXやUVXYなどのVIX連動型ETNは、下がり続けるように設計されています。
逆に、VIXが急上昇して恐怖に包まれている不穏な状態(=「バックワーデーション」)では、VXXやUVXYも急騰する特性があります。しかし、 VIXには絶対の法則があり、恐怖が長引くことはありません。
人間に置き換えて考えてみましょう。
人間は、恐怖が長引くようにはできていません。いずれ、その恐怖に慣れてしまいます。例えば、遊園地のお化け屋敷に行くとします。1回目は怖いかもしれませんが、2回、3回と何度も同じお化け屋敷に行くと、刺激に慣れてしまって恐怖を感じなくなりますよね。
このように、以前は恐怖だったものが、恐怖ではなくなるのです。
VIX指数が「恐怖指数」と呼ばれる所以は、VIXは、ほとんどの場合、平穏な状態にあるからです。実際に2009年1月29日から2015年9月30日までの統計を次の円グラフで見てみると、平穏な状態が全期間の86.2%で、恐怖が高まっている状態は13.3%だけでした。
出所:『room5110「コンタンゴとバックワーデーション」』
そのため、相場が急落してVIX指数が上昇したタイミングでVXXやUVXYなどのVIX連動型ETNを売っておくと、ジリジリと価格が下がり続けます。その値動きの特性を利用するのが、私の米国ETN投資の本質です。
最初のうちは、相場が下げ止まらずにVIX指数が上昇して、VIX連動型ETNを売った価格以上に上昇して含み損に状態になり、怖い思いをすると思います。しかし、次の章で解説するリスクヘッジをしっかり行い、売買回数を重ねると、感覚がつかめて慣れてきます。
ただし、どんな投資方法にも、必ずリスクがあります。
私の米国ETN投資の一番のリスクは、証拠金不足になって、証券会社によって強制決済されることです。相場が急落するとVIX指数は跳ね上がり、VIXに連動した銘柄も跳ね上がるので、それに耐えられるだけの資金を入れておく必要があります。
通常の急落であれば、口座内に十分な資金を入れておけば、強制決済されることはあまりないでしょう。ただし、何十年かに一度の暴落が起きた場合は、証拠金が不足してしまう可能性があります。
実際に、リーマンショック級の大恐慌が起きたら、次のチャートのように、VXX(青色)の価格は、通常時の4倍以上に跳ね上がります。
出所:『VIXを通して振り返る歴史的暴落ーリーマンショックの1年前にVXXを買っていたら』
このようなリーマンショック級の暴落は数十年に一度だと思いますが、このデータから判断すると、VXXの場合は4倍以上の証拠金を用意しておくと、ひとまず安心だと考えます。
なお、証拠金を潤沢にする以外のリスクヘッジの方法については、『リスクヘッジの方法を米国ETF・ETN投資から学ぶ』で解説しているので、参考にして下さい。
いかがでしたでしょうか?
私も最初は右も左もわからない状態で、おっかなびっくり取引していたのですが、今では余計な感情を入れることなく、まるでいつも家事でやっている皿洗いのように取引して、利益を着実に積み上げることができています。
そして、息子夫婦にもアメリカのETFやオプションの魅力を伝えたところ、今では私よりも熱心に取り組んでいるほどです。
VIXやオプションは怖いというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、私の場合は、緻密に計算してシミュレーションをし、リスクヘッジも徹底した上で実践しています。
万人におすすめできる手法ではないかもしれませんが、興味をお持ちの方は、取り組んでみていただければと思います。この記事が、少しでも誰かの投資の成功のきっかけとなればと願っています。
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