FXのニュースの活用方法|利益を上げるために必要な4つの手順

FXで利益を上げるためには、誰よりも早く多くのニュースを収集する必要があると思っていませんか?

特に、トレード経験が浅い方は、アナリストのように最新の経済ニュースからマーケットを分析する必要があるとお考えかもしれません。

しかし、ご安心下さい。FXで利益を上げるためには、ニュースに関しては、次の4つの手順を押さえておけば大丈夫です。

  1. ニュースを取捨選択する
  2. トレードスタイルによって必要な情報を取り入れる
  3. 経済指標をチェックする
  4. 相場が動いた要因をリアルタイムで知る

あなたがFXをする目的は、「利益を上げること」だけだと思います。いくらニュースを読んでも、トレードに活用できなければ意味がありません。

この記事を読んで、情報で溢れているマーケットの中から、あなたの利益につながる情報の収集の仕方を学びましょう。

執筆者
ぶせな

ぶせな

FXの専業トレーダー。認定テクニカルアナリスト。 本格的にFXを開始してから10年で1億6,500万円の利益を突破。著書に、『最強のFX 1分足スキャルピング』『最強のFX 15分足デイトレード』(共に、日本実業出版社)がある。ツイッターアカウントは、『@busena_fx』、ブログは『億トレーダーぶせなブログ』。

はじめに

トレーダーは、ニュースの取り入れ方により、1日の行動が変わってきます。別の言い方をすると、投資家としての1日のスケジュールは、ニュースによって決まります。そのため、不要なニュースはなるべく省き、あなたに必要なニュースだけを効率よく取り入れることが重要です。

もし、チャート分析等の”テクニカル派“か、政治経済情報等の”ファンダメンタル派“かと聞かれたら、私はテクニカル派のトレーダーです。しかし、ファンダメンタル(ニュース)を軽視することはありません。

この記事でお伝えするのは、私が15年以上のFXの経験を通して、最終的に辿り着いた情報収集法のノウハウです。

まず、第1章では、ニュースの全体像を知り、ニュースに対する抵抗をなくして下さい。そして、その中から、あなたに必要なことだけを取り入れるイメージでお読み下さい。取捨選択ができるようになると、全てのニュースをチェックする必要はなくなります。

その結果、ストレスがなくなり、私のように気楽に専業トレーダーとしてやっていくことも可能になります。最初は時間がかかっても大丈夫なので、着実にマスターしていきましょう。

1.ニュースを取捨選択する方法

FXに必要なニュースを得るには、どのようなツールがあるのでしょうか?

すぐに思いつくのは、次のような媒体だと思います。

  • 新聞
  • TVチャンネル(日経CNBC、BBCなど)
  • インターネット(ブルームバーグ、ロイター、日経など)
  • FX会社のニュース配信(ヒロセ通商、SBI FXトレードなど) 
  • ツイッター
  • アナリストレポートなど
  • リアルタイム情報配信

この他にも、スマホアプリやニュース系のメールマガジンなども入れれば、ニュースを知るための方法は多岐に渡ります。極端に言うと、どれを見ても構いませんし、どんなツールでも参考になります。

しかし、情報が多過ぎても、何を見ればいいのか迷ってしまいますよね。この章では、FXで利益をあげるために必要なニュースの取得方法を学びましょう。

1.1.FX会社のマーケット情報でチェックする方法

みなさんは、FX会社のホームページをじっくり見たことはありますか?

きっと、隅から隅まで見たことがある方は少ないと思います。実は、FX会社のホームページは、情報収集に非常に役に立ちます。なぜなら、トレードに役立つニュースを厳選して配信しているからです。まさに、「FXのことはFX会社に聞けばいい」ということです。

現在、個人投資家の口座開設を増やすために、FX会社は様々なサービスを提供しています。以前なら考えられなかったのですが、無料で上質なニュースを配信しているところがほとんどです。

これは、FXトレーダーにとっては本当に有り難いことです。

それでは、私がニュースをチェックするために実際に使っているFX会社3社のページを見てみましょう。共通するのは、3社とも「マーケット情報」があることです。

ヒロセ通商

ヒロセ通商のマーケット情報画面

ヒロセ通商の「マーケット情報画面」

 >> ヒロセ通商のマーケット情報を見る <<

SBI FXトレード

SBI FXトレードのマーケット情報画面

SBI FXトレードの「マーケット情報画面」

>> SBI FXトレードのマーケット情報を見る <<

みんなのFX

みんなのFXのマーケット情報画面

みんなのFXの「マーケット情報画面」

>> みんなのFXのマーケット情報を見る <<

正直な話、分厚いFXの解説本を読むよりも、1社のページを読み通すほうが、効率良く学べてとても参考になります。なぜなら、どの会社も、FXトレーダーに必要な情報だけを配信しているため、「FXに必要な情報ってこのようなものか!」という全体像を掴むことができるからです。

これだけでも、何を見ればよいのかが明確になります。ニュースに対する抵抗が無くなれば、だいぶ気が楽になりますね。

ちなみに、トレード経験が少ない方は、ヒロセ通商の「初めての方」がおすすめです。このページでは、「外国為替市場とは?」「円高・円安とは?」の基礎の基礎から始まり、実践で必要な知識を楽しく学ぶことができます。

ヒロセ通商の初めての方

ヒロセ通商の「初めての方」の画面

1.2.トレードスタイルによって必要なニュースは異なる

世界のどこかでニュースが発生したら、いち早く知りたいと思いますよね。実は、ニュースには2種類あり、次のように分けことをおすすめします。

  • ヘッドラインとして流れてくるニュース(リアルタイムで知る)
  • 自分でサイトにアクセスして知るニュース(事後的に知る)

前者は、FX口座のツールなどを利用するタイプです。ニュースの発生からあなたに届くまでのタイムラグ(時間差)がほぼ無く、リアルタイムで知ることができます。

一方、後者は、FX会社のページにあなたがアクセスし、気になった項目をクリックして読むタイプです。こちらは、タイムラグがある上、1日に何回もサイトを訪問する必要があります。したがって、1日に1回、週末に1回などアクセスし、まとめて情報収集する使い方が現実的です。

もしかしたら、前者のトレードしながらリアルタイムのニュースだけチェックしていれば大丈夫と思った方もいるかもしれませんが、実は両方必要です。

大切なのは、あなたのトレードスタイルによって必要なニュースは違うと知ることです。そのため、どちらに重点を置くかがポイントになります。ちなみに、トレードスタイルとは、主に次の3つの手法のことをいいます。

時間軸を、それぞれ短期・中期・長期の3つで考えると分かりやすいのですが、一概に完全に3つに絞れるわけではありません。大枠として、3つでお考え下さい(トレードスタイルによる情報収集の仕方は、2章で詳しく説明します)。

さて、自分のトレードスタイルに合わせてよく見るニュースがある程度決まったら、サイト毎に、「毎日見るもの」「週一で見るもの」などのように分けて、パソコンのお気に入りに登録しておくことをおすすめします。そうすれば、チェックし忘れることがありません。

私も実際に、パソコンには「FX」のフォルダがあり、その中に「ニュース」フォルダを作って管理しています。

1.3.トレードで勝つことが目的なら無料のニュースで充分

 ニュースは、無料よりも有料の方が良いと思うかもかもしれません。しかし、無料で充分です。

なぜなら、トレードで利益を上げることだけを考えたら、有料のニュースを契約する必要はないからです。厳しいことを言うかもしれませんが、有料ニュースを見なければ勝てないようでは、個人投資家がFXで勝てるはずありません。

世界情勢に精通したい、金融業界にもっと詳しくなりたいという方は、有料ニュースを契約してもいいでしょう。ポジションを取り、利益を出すことに直結しないかもしれませんが、お金を払ってでもニュースを見る目的があれば、ぜひ見て下さい。

また、あなたがニュースを分析して売買する完全なファンダメンタル派であれば、有料ニュースで質の良いものを見るのもいいかもしれません。

ただし、誰よりも早くニュースを知ってトレードできるなら話は別ですが、現実的にそれは無理です。はっきり言って、有料と無料でニュースの内容が変わることはありません。そのため、FXで利益を上げるだけを目的にするなら、無料で充分です。

余談になりますが、トレーダーどうしで情報収集の話題になると、ブルームバーグという情報配信会社の話がよく出ます。稼げるようになったらブルームバーグを使いたい、というトレーダーが多いのも事実で、憧れのツールではありますが、年間数百万の費用がかかるのがネックです。

しかし、その分、最新のニュースを瞬時に見ることができ、チャート分析も多機能なのが特徴です。その上、ニュース配信も非常に早く、タイムラインが流れていく速度が圧倒的に速く、ついていけない程です。そのため、多くの情報をいち早く知りたい方には、重宝すると思います。

ブルームバーグ端末

ブルームバーグ端末

実は、私も兼業トレーダー時代にブルームバーグを5年ほど使っていたことがあります。といっても、自分で契約していたわけではなく、J-REIT(不動産投資信託)の運用の仕事をしていた時に、会社に置いてあった端末を使っていただけです。

正直、私はブルームバーグを使いこなすことはできず、情報量も莫大でさばけない程でした…。私の力量不足もあったのでしょうが、FXをするためには、ここまで必要ないと感じています。

FXだけでなく、株式や債券、商品、先物やオプションなど様々な商品を手掛けるトレーダーならブルームバーグは便利かもしれません。しかし、私たちのようなFXの個人投資家なら、無料のニュースで充分です。

2.トレードスタイルによる必要な情報の取り入れ方

1章でお伝えしたように、FXで利益を上げるには、必要最低限のニュースがあれば問題ありません。必要なニュースを効率良く知ることで、ストレスがかからないトレードが可能になります。

この章では、自分に必要なニュースの取り入れ方を学びましょう。

2.1.トレードスタイルの時間軸に合った情報を見分ける

繰り返しになりますが、トレードスタイルによって、必要な情報は異なります。そこで、最初にトレードスタイルを決めてしまいましょう。

具体的には、「スキャルピング(短期)」「デイトレード(中期)」「スイングトレード(長期)」の3つのスタイルのうち、あなたがどれにするか決まれば、ニュースを取り入れるための行動が絞られます。

トレードの時間軸に応じて、ニュースも同じように3つの部類に分けてみましょう。

例えば、スキャルピングに取り組むなら、短期的に相場へ影響するニュースを取り入れるようにするといったことです。また、スイングトレードで長めにポジションを持ちたいなら、長期的に影響するニュースを取り入れます。

その際のコツは、ポジションの保有時間とニュースが相場へ影響しそうな期間を同じように捉えることです。

私の場合、スキャルピングとデイトレードがメインなので、ポジションを翌日に持ち越すことは滅多にありません。そのため、気にするニュースも、短期的なものばかりです。半年先や1年先に影響しそうなニュースは読み流しをする程度で、全く気にしていません。

なぜなら、あるニュースから中長期的な戦略を立てることがないからです。その上、1日~1週間くらい影響しそうな短期的なニュースだけに意識していると、不要なニュースから色々と考えなくて済むので、ストレスになることもありません。

もし、「今週はこのニュースの動向に影響されそうだな」「相場に影響する経済指標の発表が今晩あるから、いったん決済しておこう」などのように、ニュースから1日の行動指針を立ることはありますが、エントリーやイグジットのタイミングは全て、テクニカル分析で根拠で決めます。

ただし、行動指針と言っても、マーケットが今注目している材料やニュースがあれば気にかける程度で、そこまで重要視していません。なぜなら、そのニュースがどの程度、どれ位の期間相場へ影響するのか、事前に分かるはずがないからです。

そのため、ニュースを見た時、「これは短期的には関係ない」「長期的にはトレンドの流れが変わるかもしれない」というフィルターをかけるくらいで良いでしょう。これをぜひ、あなたのトレード手法と照らし合わせて、6ヶ月は意識して続けてみて下さい。

最初は難しいかもしれませんが、継続してウォッチしていると、「このニュースはしばらく尾を引くかもしれない」「これは相場に影響しないな」などと取捨選択ができるようになり、マーケットを監視する目がだいぶ変わっていることに気付くはずです。

2.2.為替が動く要因なのか否かを見分ける

ニュースを読む上で、効率良く、そして理解度をグンと上げる方法があります。それは、目にしたニュースを、未来と過去のどちらかに選別することです。

  • 為替が動く要因なのか(未来)
  • 為替が動いた要因なのか(過去)

これができるようになると、ちょっと大袈裟かもしれませんが、そのニュースに対する処理速度が大幅にアップします。

未来と過去に分けるコツは、そのニュースが未来へ影響する、つまり、中長期的にトレンドを形成するような大きな材料なのか、それとも、短期トレンドを作っただけで終わった材料なのかを意識することです。

最初は難しいかもしれませんが、これも先ほどと同じように6ヶ月は続けることが大事です。

そうると、ニュースを未来と過去に選別し、あなたのトレードスタイルに合った取り入れ方ができるようになります。

なお、余談になりますが、為替が動く根本的な要因は絶対に知っておきましょう。なお、相場変動の要因については、FX会社のサイトで無料で学べます。1日もあれば、一通り目を通すことができるでしょう。

ここでは、2社のページを紹介します。どちらも、初心者が理解しやすいように工夫しています。

ヒロセ通商

ヒロセ通商で相場変動要因を学ぶページ

ヒロセ通商の画面

>> ヒロセ通商で為替が変動する要因を学ぶ <<

GMOクリック証券

GMOクリック証券で相場変動要因を学ぶページ

GMOクリック証券の画面

>> GMOクリック証券で為替が変動する要因を学ぶ <<

3.重要な経済指標の確認方法

その国の経済状況を表す経済指標の発表のニュースは、相場変動に大きな影響を与え、重要度が非常に高いです。

24時間のマーケットを、アジア・ヨーロッパ・ニューヨークの3市場に分けると、毎市場ごとに、どこかの国の経済指標が発表されます。つまり、ほぼ毎日、何かしらの経済指標があるということです。

正直、一つ一つの経済指標の意味は、さほど難しくはありせん。そのため、どんなものなのか目を通した上で実際の経済指標発表後の値動きを見れば、相場にどのような影響があるか何となく分かってくるはずです。

その上、経済指標の種類は限られており、注目度が高いものと低いものに分けられので、あまり構えなくて大丈夫です。ここでは、ヒロセ通商のサイトを見てみましょう。

ヒロセ通商

ヒロセ通商の経済指標の読み方のページ

ヒロセ通商の画面

>> ヒロセ通商で経済指標の読み方を学ぶ <<

3.1.発表時間が決まっていないイベントの確認方法

経済指標の発表は毎日あるので、1日のトレードを始める前に、発表スケジュールを確認する習慣をつけることをおすすめします。

例えば、ネットで「経済指標」と検索すれば、その日の指標を紹介しているサイトがたくさん出てきます。経済指標は発表時間が決まっているので、どのサイトでも構いません。

ただし、要人発言や会見など、時間が決まっていないイベントもあります。そのため、「日本時間の昼頃」「アメリカ時間の午後」などのように、未定だけど相場へインパクトがありそうなイベントは特に注意して下さい。

なお、時間が決まっていないイベントは、重要度が高くても、指標一覧に載せないサイトもあります。そうなると、あなたが知らなかったイベントで急に相場が動き、思わぬ損失が発生する心配がありますね。こんなことが毎日あったら、混乱してしまいますね。

ただし、この問題は、FX会社のツールのヘッドラインの「本日の予定」や「このあとのイベント」といった件名のニュースをチェックすることで解決します。

早速、ヒロセ通商の実際のヘッドラインニュースを見てみましょう。

※クリックすると拡大します

ヒロセ通商のヘッドラインニュース

ヒロセ通商の実際のヘッドラインニュース

このように、ヒロセ通商の場合は「本日の予定【発言・イベント】」といったタイトルで配信されるので、見逃さないようにチェックしておきましょう(詳細は4章で解説)。

なお、FX会社のサイトにログインするのが面倒な方は、経済指標が毎朝送信されるメールサービスを利用するのも選択肢の一つです。これなら、忘れることがありません。ちなみに、同様のサービスはいくつかありますが、私は、SBI FXトレードのメールを登録しています。

SBI FXトレードメール

SBI FXトレードのメール配信サービス

ただし、普段からメールを使うする習慣がない方は、先に紹介したFX会社にログインして確認する方法が良いでしょう。いずれにしても、あなたがトレードを始める時に、手間が掛からない方法を選択しましょう。

3.2.各国の政策金利の確認方法

次は、目先の損益に直結するものではありませんが、政策金利の確認方法です。ちなみに、政策金利とは、中央銀行が一般の銀行に貸し付ける金利のことで、景気の良し悪しによってこれを上下させ、通貨の量を調整する金融政策の一つです。具体的には、次のように調整します。

  • 景気の過熱時:「利上げ」をして、通貨の流通を抑えて過熱感を冷ます
  • 景気の悪化時:「利下げ」をして、通貨の流通量を増やす

この政策金利も重要な経済指標の一つで、相場へのインパクトも非常に大きいです。ただし、瞬間的なインパクトではなく、政策金利の違いによって、相場の中長期トレンドに大きな影響を与えます。

例えば、金利が高いとその国の通貨が買われ、金利が低いとその国の通貨が売られやすくなるといった具合です。

詳しくは、こちらの外為どっとコムのページでも解説されているので、参考にして下さい。同社は、「相場の読み方」の一番最初のページでこの金融政策を紹介しており、重要な位置付けとして捉えていることが分かります。

では、各国の政策金利を、今後はこちらの外為どっとコムのページで確認しておきましょう。

外為どっとコムの主要各国政策金利表

主要各国の政策金利

ご覧のように、日本はマイナス金利で、スワップ運用狙いのトレーダーに人気のトルコリラの金利(下から4番目)が非常に高いことが分かります。

このように、あなたが普段から売買する通貨の金利は頭に入れておいて下さいね。具体的には、ドル円なら日本とアメリカの金利、ユーロドルやポンド円なら欧州や英国といった感じです。

3.3.経済指標後のテクニカル分析から相場予測する事例

どの経済指標も数字で発表されますが、数字単体を見ていても、相場にどう影響するか分かりません。そのため、+1%や+2%といった数値の良し悪しは、そこまで考えなくて良いでしょう。

重要なのは、経済指標の予測と結果が大きく乖離した時です。このような時に相場が急変します。なぜなら、予想外の数字が発表されると、慌てて現在のポジションを決済したり、新規にポジションを持つトレーダーもいるからです。

ちなみに、経済指標の予測は、シンクタンクや証券会社などの大手機関が行います。各社のアナリストが様々な数字を分析して予測数字を出しますが、各社で多少のズレが生じ、実際に発表される数字と大きく乖離することは珍しくはありません。

そのため、各社の予測を参考して事前にポジションを取り、経済指標をまたぐのはおすすめしません。なぜなら、予測と実際の数字との乖離を瞬時に考え、その乖離が上昇と下降のどちらの圧力になるのかまで考えることが重要だからです。

しかし、上昇と下降のどちらのインパクトのほうが強いかを判断するのも難しく、中期的には上昇でも、短期的に暴落することもあります。そのため、何度かは上手くいったとしても、経済指標が与える影響を判断してトレードする方法だけで利益を上げ続けることは難しいでしょう。

一時的ではなく、相場で稼ぎ続ける秘訣は、難しいことをするのではなく、ストレスがかからないトレードをすることです。

ちなみに私は、指標発表後のテクニカルを見るようにしています。例えば、指標をきっかけに次のような相場になると、テクニカル的な意味が見出せます。

これはほんの一例ですが、節目となるネックラインで反転や反落やブレイクがあると、その後のテクニカルがより機能しやすくなります。つまり、経済指標発表後は、テクニカル分析を使ったトレードがしやすくなります。

ネックラインの見極めができれば、かなり優位性のあるトレードが可能になります。言葉だけでは分かりにくいと思うので、事例を使って解説します。

ご紹介するのは、2015年12月に、FRB(連邦準備理事会)が9年半ぶりに利上げをした時です。2008年のリーマンショック以降の初めての利上げだったので、相場へのインパクトが注目されました。実際、このイベントをきっかけにして、相場の流れが大きく変わった印象があります。

次のチャートは、2015年12月の利上げ発表前後のドル円の日足チャートです。

FRBの利上げ前後のドル円の日足チャート

黄色い矢印の先が、利上げをした日です。この日は長い上ヒゲになり、レジスタンスラインでぴったり止められました。

この日の相場をテクニカル的に解説すると、「強烈なインパクトがある経済指標でさえレジスタンスラインを上抜けできない」ということになります。実際、翌日からジリジリと下げ始め、半年で2,500pipsも下落しました。

この場合、利上げ発表日のたった1つのレジスタンスラインですが、みんなが注目している経済指標と重なった時に機能したテクニカル分析ほど、今後の相場に影響を与えやすくなります。

覚えておきましょう。

4.相場が大きく動いた要因をリアルタイムで知る方法

ここでは、初心者がどのようなニュースをチェックすべきかをお伝えします。

リアルタイムのニュース配信を見る方法は、ヘッドラインで流れてくるニュースをリアルタイムで読み流すだけなので、とても簡単です。ほとんどのFX会社がリアルタイムのニュースを配信をしています。

時系列でどんどんニュースが流れていきますので、気になるニュースがあればクリックして、本文を読みます。特に、相場が動いた要因をまとめたニュースは、必ず読むようにしましょう。

実は、このニュース配信は、FX会社が文章を書いて配信しているのではありません。FX会社がニュース配信会社と契約してお金を払ってニュースを購入し、そのニュースを、自社のユーザーに無料で流しているのです。

しかし、どこのニュース配信会社のニュースを流すかはFX会社の自由で、それによって、1日に配信されるニュースの数も異なります( 大体1日に500件以上のニュースが配信されます)。

ちなみに、主要なニュース配信会社には、次のようなところがあります。

  • ダウ・ジョーンズ
  • ロイター
  • Klug
  • FX Wave
  • Market Win24
  • GI24
  • フィスコ

ちなみに、私のメイン口座のヒロセ通商では、「ダウ・ジョーンズ」「FX Wave」「klug」の3社を採用しており、おすすめです。

なぜなら、アジアタイム・ヨーロッパタイム・ニューヨークタイムが終わる毎に、相場状況のまとめが配信されるからです。それに加えて、ストップロス情報も配信されます(詳細は後述)。

そのため、ヒロセ通商のヘッドラインニュースを見ていれば、情報弱者になることもなく、日々のトレードには充分と言えるでしょう。

ちなみに、リアルタイムでニュースを見れない方は、例えば夜にトレードを始める前などにチャートを見て、大きく動いていたら、なぜ動いたのかのニュースを遡って調べると良いでしょう。

そして、動いた要因のニュースをウォッチし続ければ、6カ月もすれば、相場が動く仕組みが分かるようになるはずです。

初心者の方は、このように事後的に相場が動いた要因をチェックするだけでも、値が動くパターンや、通貨ペアごとの特徴を把握できるようになり、FXそのものに慣れていきます。

(参考)ストップロス情報とは

最後に、ストップロス情報について解説します。ストップロス情報をチェックしておくと、相場の先行きを読むヒントになります。

ちなみに、ストップロスとは、「ここの価格になったら損切りの注文を執行しますよ」という予約注文のことです。そして、ストップロス情報とは、「いくらの価格でどれくらいのストップロスの予約注文が溜まっていますよ」というデータのことです。

このストップロス情報は、ヒロセ通商のヘッドラインニュースでも流れていきます。

ヒロセ通商のストップロス情報

なお、補足になりますが、このストップロス情報のデータは機関投資家の予約注文を集計したもので、個人投資家のものではありません。

なぜ機関投資家だけなのかというと、機関投資家は個人とは比較にならないほど大量の枚数をトレードするので、相場に大きな影響を与えるからです。そのため、もし機関投資家の予約注文が執行されると、相場が大きく動いて価格が飛ぶこともあります。

そして、このストップロス注文が置かれている価格は、売買の攻防があるテクニカル的な節目(サポートやレジスタンス)であることが多いので、事前にニュースでチェックしていれば、その価格帯に水平ラインを引いたりアラームをセットするなどして、準備をすることができます。

つまり、大口のストップロス注文がどの価格で出されているのかを知っているのと知らないのとでは、大きな差があるということになります。

なお、全ての通貨ペアのストップロス情報が流れているわけではなく、ヒロセ通商の場合は、次の7通貨ペアです。

  • 米ドル/円
  • ユーロ/米ドル
  • ユーロ/円
  • ポンド/米ドル
  • ポンド/円
  • 豪ドル/米ドル
  • 豪ドル/円

ご覧のように、主要な通貨ペアは網羅しています。このストップロス情報は、希少価値の高さから、有料で提供している情報機関もあるくらいです。余裕が出てきたら、ぜひチェックしてみて下さい。

まとめ

この記事では、FXで利益をあげるためのニュースの活用方法についてお伝えしました。

ニュースを収集する目的は、「トレードで利益を上げること」です。それを達成するために、必要な情報を見極める方法を身に付けましょう。そのためには、事後的でも構わないので、ニュースを読み、相場が変動した要因を調べることが重要です。これを、6カ月は続けて下さい。

そして、トレードスタイルを決めることと並行して、自分なりのニュースの取り入れ方を決めていきましょう。ルーティンができれば、効率よく情報収集ができるようになります。

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