少額でも可能?デイトレードに必要な資金量とは

「株」と聞いたときに、未経験の方はきっと、「大きな資金がいるのでは?」「難しそう」と考えるでしょう。

しかし、ご安心ください。

デイトレードは、何度も取引を行い利益を積み上げていくため、資金量は少なくてもできるのです。ただし、少額でやる場合に気をつけなけばならない点もあります。本記事ではデイトレードの「必要な資金量」と「注意点」について詳しくお伝えしていきます。

最後までご覧になって、是非、投資ライフの一助にしてください。

執筆者
遠藤貴司

遠藤貴司

世界中の株式を運用する兼業投資家。高校在学中に起業し経営の道へ。在学中に株式投資を開始し証券アナリスト資格を学びながら独自の手法を生み出す。その後は専業投資家、財産構築アドバイザーとして活動。運用では日々数億円規模の取引を行い、数々の金融ショックから資産を守り膨張させる。投資手法は、割安な銘柄を買う「バリュー投資」と、マクロ経済と時代の変化に着目した「パラダイムシフト投資」。お金にまつわる講師も務める。空手と囲碁が得意。

1.少額でもデイトレードはできる

デイトレードを少額でやるといってもすべての銘柄を買えるわけではありません。また、安い株価のものを買えばいいというわけでもありません。取引をするときは、今後、利益を出せそうな銘柄や、あなたが相場の良し悪しの判断がしやすい銘柄を選ぶ必要があります。

それらについて、私の経験に基づいた解説をしていきます。

1.1. 代表はメガバンク株(銀行系)

注目を受けているにも関わらず、少ない資金でも購入しやすい銘柄はあります。例として、メガバンク株は、低位株やボロ株に比べて取引量も桁違いに大きいですし、国内外の金融情勢が変動するときは値動きが大きいですが、少ない資金で手に入れやすい銘柄の代表です。

このような値動きが出る銘柄はデイトレード向きです。下図をご覧ください。

みずほフィナンシャルグループは現在執筆時点で193.1円です。1株193.1円ですが、上図の売買単元を見ると「100」と書いてありますね。つまり、100株単位で買えるということです。

ということは、最低購入額は、

193.1 × 100 = 19,310円

となり、2万円弱で購入が可能ということがわかります。

このように、銀行系の株は、値動きが高い期間も多く、入手もしやすいため少額デイトレード向けといえます。もちろん、銀行系以外にも、適した銘柄は、いつも一定数は存在しますので、常にチャンスに目を光らせておきましょう。

そうすれば、いつだって稼げる機会はあるものです。

1.2. もっとおすすめはETF

もっとおすすめで、まさに初心者デイトレーダー向けと言えるのは、日経平均株価のような株価指数を証券化したETFです。中でも日経レバレッジETF(1570)は、仕組みとして日経平均の値動きの2倍で動くように作られており、東証の売買代金の中でも常に上位に入る人気のETFです。

私が初心者デイトレーダーにETFをおすすめする理由は、以下の2点です。

  • 少額でも取引ができる
  • 株価指数に連動する商品なので、経済全体を見て取引ができる

まずは、ETFは、誰でも買いやすいような価格になっています。上の日経レバレッジETFのように、売買単元が「1」の場合もあります。

もう一つの魅力は、ETFで稼ぐには経済全体(マクロ経済)を見て考える必要があることです。

為替や政治、経済ニュースを見ることで、日々勉強になります。沢山知識がついてくれば自然と成績にも結び付いてくるようになります。

極端な話ですが、マクロを知らずに個別株だけを取引していても、普通は勝てるようにはなりません(中にはほんの少数ですがそういう人もいますが…)。

1.3. 私がデイトレードを始めた頃…

実は、私が株のデイトレードを始めた時は相場状況は最悪でした。

リーマンショック後の超デフレの下、株式市場は低迷し、ギリシャでは財政破綻が報道され、為替もドル円が最低を記録するなど、悲観一色でした。さらに、翌年の2011年には、オリンパスの粉飾事件や、東日本大震災などで、悲観ムードはさらに深刻になっていました。

特にオリンパスは「監理銘柄」指定といって、粉飾決算が発覚したことで下手すれば上場廃止になりそうな状況にまでなっていました。しかし、私は、「オリンパスは世界トップシェアで最先端の内視鏡技術を持つ企業なので訴訟費用が増えたとしても利益は出し続けるだろう」ということと、「多くの投資家が悲観しているときこそ安く買えるチャンスだ」と判断しました。

そんな理由から、そのような銘柄を買い始めました。以下は当時のオリンパスの月足チャートです。

特に2011年下半期からは、値動きが荒く、日々値動きが激しかったです。そのため、多くのデイトレーダーが注目していました(デイトレードは、株価が低く、値動きが激しい銘柄で行うのが適しているということを思い出してください)。

当時、私がデイトレード(中長期銘柄も混ざっていますが)していたものです。以下がそのときのものです。

こうした事例を見ると、「そういう特別なときだから稼げたんだろう」「今は通用しないだろう」と思われるかもしれません。そんなことはありません。ハッキリ言うと今の方が、取引量が多く、参加者が多いので、値動きももっと激しいです。そのために、小さなチャンスがいくらでも転がっています。

デイトレードは、いつだってチャンスにあふれています。

ただし、当たり前のことですが、チャンスを掴むためには、どういう状況であっても勉強や経験を積み重ねていくことが必要です。わたしも、日々のニュースや需給に揺らされるため、わからないなりに経済学の勉強をしながらトレードをしていました。

勉強すれば、あなたも必ずチャンスに気づけるようになっていきますので、応援しています。

2.デイトレは手数料を考慮すべし

さて、資金量が少なくても、どういう状況の時でも、デイトレードはいつもチャンスに溢れているとわかりましたね。

そこでデイトレで稼ぐために、絶対考えるべきことをお伝えします。それは「手数料」です。私も、1日に100件以上取引を繰り返した時期がありましたが、その際には、様々な証券会社を試し、手数料も意識しました

以下は私がデイトレードを行い、1日に取引を繰り返していた頃の注文件数と約定件数です。

少額からのデイトレードで本気で稼ぐなら、これぐらいの取引をやることもあると思います。

だからこそ、手数料が大事です。

2.1.デイトレ手数料プラン(現物)

各証券会社はデイトレーダー向けの手数料を用意しています。主にネット証券です。ネット証券には、1日あたりの総額に対して手数料が決まっているプランがあります。

私がよく使う楽天証券と、SBI証券では、以下のような手数料体系を提示しています。以下でご説明します。

現物取引は、「買い」で取引を始めて「売り」で取引を終えます。

しかし、コツコツ利益を積み上げていくデイトレードを考えると、「売り」から始めて「買い」で取引を終える信用取引を行うとより利益を追求できます。

2.2.デイトレ手数料プラン(信用)

もちろん、信用取引のためのプランもあります。実際、デイトレーダーの多くが、信用取引を活用することで利益を上手に積み上げています。

それが以下です。

SBI証券は、手数料の安さで優れており、1日の約定金額合計が増えれば増えるほど他社に比べお得になります。そのため、多くのトレーダーから重宝されています。

楽天証券は、PC用の取引アプリケーションがとても使いやすく、私の場合、「武蔵」という取引ツールでデイトレードを行ってきました。

武蔵はPCのみですが、スピード感をもって取引ができます。

事前に100株や200株の注文ボタンを用意してあるため、それをマウスで掴んで、板上の注文したい価格で離すだけで発注ができる優れものです。

出所:楽天証券

手数料を重視するか、注文のしやすさを重視するかは、実際に双方の証券会社で注文を試して決めてください。きっと自分に合った証券会社が分かってきますよ。

また、信用取引を行うためには、信用取引口座の開設が必要です。

それには、最低30万円を証券会社の口座に預け入れていなければなりません。ご注意下さい。

3.投資額が少ない場合の注意点

資金量が少ない場合、やはり大きく勝ちたいと思うと思います。ただしデイトレードで注意してほしいことがあります。

それは以下の3点です。

  • 損切りのルールを作ること
  • 値動きの激しい銘柄に気を付けること
  • スプレッドの大きさに気を付けること

これらはどれも意識してほしいことなので、順番にご説明をしますのでついてきてください。

3.1.損切りルールを作ろう

まず、「損切り」についてお話します。

損切りは、1日で取引を終えるデイトレードの場合は、自分が買った価格から何パーセント下落したら反対売買をして損失を確定させるかを決めることが重要です。

なぜなら、デイトレーダーが投資で負けるときは「コツコツドカン」という、コツコツ利益を積み上げて、そこかでドカンと急落して負けてしまうことがとても多いからです。

そのため、損切りだけは徹底してください!

損切りについては、別の記事でじっくりと解説してありますので、理解を深めたい方は、是非読んで活用してみてください。

(参考:確実に損切りができるようになるために知っておいてほしいこと

3.2.激しい値動きに気を付けよう

2つ目の「過度に激しい値動きの銘柄」についてですが、デイトレードをしていると、どうしても大きな利益を追求しがちになるため、値動きがとても激しい銘柄を買うトレーダーもいます。

値動きが激しい=リスクが大きいということになるので、「この銘柄は、どの程度のリスクの大きさであるか」を意識してトレード対象を考えてください。

値動きの大きな急上昇銘柄も、そのまま上がり続けることなどありません。その後に暴落が待ち受けているため、常に上昇は初動に乗るように心がけてください。

3.3.スプレッドに気を付けよう

スプレッドは売買するときの追加手数料ととらえることができます。

では、スプレッドとはいったいどういうものなのでしょうか。

実際の板画面でご説明します。以下をご覧ください。

これはFFRIの注文が見れる板です。FFRIは、日本では珍しい標的型のサイバー攻撃対策に特化したセキュリティソフトウェアを提供している会社です。

水色で示している部分がスプレッドです。

上図の場合、2,740円で買いたい人がいたとしたら、2,740円で売りたい人がいないと売買が成立しません。

しかしながら、売り注文の最も安い価格は2,747円と、7円高いところにあります。そのため、成行買いで直ぐに売買を成立させる場合は、今の株価より高い値で買わなければなりません。

そのことから、スプレッドを「手数料」と認識するトレーダーが多いのです。

このようなスプレッドができる状況は、大きく分けて、

  • 注目度が低いとき
  • 過度に値動きが激しいとき

の2つが考えられます。

前者は、そもそも注文数が少ないので、スプレッドが生じやすいです。後者は、過度に値動きが激しく、人の手で注文が追いつかないときです。

また、スプレッドが大きく開いているときに多くの人が経験する失敗があります。それは、なかなか取引が進まず、我慢できず不利な価格で売買を成立することです。

もし、スプレッドが大きく開いていて、現在価格より不利な価格で成行売買をする場合は、今は上昇のトレンドなのか、下落のトレンドなのかをしっかり見極めてから行ってくださいね。

4.まとめ

デイトレードで重要なのは「気づき」です。

日々、株式ニュースを見ることでこれから上がりそうな銘柄に気づけますし、値上がりの初動に乗るチャンスも増えます。

信用取引も活用すれば、上昇の初動で買い、上がったところで売り。下落の初動で空売り(信用売り)、下がったところで買戻しをすることで往復分稼ぐことができます。

まずは、現物取引で値動きをしっかり読めるように試行錯誤してみてください

私も投資を始めた頃は損失を被ることもありました。しかし、少額でもコツコツ増やしていくことを意識し、損切りを徹底すれば負けない投資が可能になります。

負けない投資とは、損切りが多くてもきちんと利益を確定させることで実現できます。

この記事を最後まで読んでいただいたあなたも、資金量、そしてリスクのコントロールをすることによって成功に近づくことができますので、日々勉強をしてみてください。

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busena


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