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いざ株式投資を始めようとしても、最初はどうすれば勝てるようになるのか分からなくて、途方にくれたような気分になることでしょう。
そんな投資初心者の方にオススメなのが、「勝っている人を真似る」ことです。私は証券会社で7年間働いていたため、多くの稼いでいる人にお会いすることができました。その中で、勝てる人の手法をどんどん取り入れて、今も兼業投資家として投資しています。そして、今では投資歴は15年になりました。
この記事では、手法を真似るのにオススメの7つの個人投資家のブログを紹介します。
もちろん、全て、私が実際に参考にしているものです。そして、なるべく様々な手法をお伝えできるように、幅広く選びました。
この記事を読むことで、これから株式投資を始めようと思っている方は、自分に合いそうな手法を知ることができます。そして、すでに株式投資を行っている方は、実際に稼いでいる人の様々な考え方を知ることで投資のアイディアの引き出しが増え、今後の投資のヒントになるはずです。
ぜひ参考にして、最後までお読み下さい。
目次
割安株投資(バリュー株投資)は、簡単に言うと「同業他社と比べて株価が安い銘柄に投資する手法」です。そのような銘柄は、その企業の本来の価値から考えると低い株価がつけられているため、その価値が再評価された時に、本来あるべき株価まで上昇するというのが基本的な考え方です。
大きなくくりで言えば、米国の有名な投資家ウォーレン・バフェットも、その師であるベンジャミン・グレアムもバリュー株投資家です。
ベンジャミン・グレアムは『賢明なる投資家-割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法』というベストセラー本を出版しており、これは未だに多くの投資家から名著と評価されています。
このように、割安株投資は、投資の世界の王道的手法ですが、いつ再評価されて上昇するかが分かりにくいという欠点があります(詳しくは『割安株とは|基本的な投資法と注意点』をご覧下さい)。
そんな中で、ここで紹介する2つのブログは、一方は「企業が保有する資産」に、他方は「株主優待」に着目して、株価が再評価されるタイミングを分析しています。
2人とも億単位の利益をあげており、そこから吸収できる知識は数多くあります。
→ 『かぶ1000投資日記』
割安株投資の中でも、企業が保有している「資産(アセット)」に注目した投資法を「アセットバリュー株投資」と言います。イメージでいうと、「1万円札が入った財布を6千円で買って、4千円の得をする」ような手法です。
かぶ1000氏は、中学生の時から株式投資を始め、アセットバリュー投資で、現在まで約3億2千万円の資産を築いています。
特徴は、何と言っても、現在保有している銘柄を全て公開していることです。購入時は銘柄名を伏せていますが、後から公表して売買根拠を示してくれます。
遡って読むと、どういう視点で銘柄を選んでいるのかわかってきます。
実際に、2017年9月28日の保有銘柄を見てみると、保有している12銘柄全てが買値より上昇しています。また、アセットバリュー株投資において、企業の株価を判断する上で代表的な指標であるPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)をどのように見るのかなど、非常に大きなヒントとなります。
→ 『みきまるの優待バリュー株日誌』
株主優待銘柄を紹介しているブログは他にも沢山あります。しかし、株主優待と割安株を組み合わせた「優待バリュー株投資」の情報を発信しているのは、みきまる氏だけではないでしょうか。そのシンプルな手法と圧倒的な実績で、雑誌等の多くのメディアで、優待投資の師として頻繁に紹介されます。
みきまる氏が、株主優待のある割安株に注目している理由は2つあります。それが以下です。
また、みきまる氏は、銘柄選定の基準を具体的にルール化している点も注目です。上述の、バリュー株投資の考案者であるベンジャミン・グレアム氏のルールをより厳しくしています。
さらに、銘柄分析の記事を1つ書くために10時間以上かけ、その後も何回も書き直しをしているということで、銘柄選びの視点や根拠を学ぶだけでも非常に価値があるといえます。
成長株(グロース株)投資とは、「企業の利益の増加に比例して株価が上昇する」という株式投資の基本ともいえる投資手法です。例えば、山口県のまだ小さい洋服屋だったユニクロを運営するファーストリテイリング(9983)が、どんどん出店して大きくなるまで応援するといった具合です。
グロース株投資は、バリュー株投資と並んで、株式投資の王道手法なのです。
成長株投資で有名なのはCAN-SLIMという手法を確立し、ベストセラーの『オニールの成長株発掘法』を著したウィリアム・J・オニールでしょう。
オニールの手法は「最も一貫した最高の成績を上げた手法の一つ」として、今でも高い評価を得ています。
次の2つのブログは、今、私が一番参考にしている成長株投資に特化したものです。なぜなら、私は個人的な経験から、成長株のほうが割安株よりも、株価上昇のスピードが早くて上昇度合いも大きいため、投資資金を増やすために最適な方法だと考えているからです。
銘柄選びを間違わなければ、企業の利益の増加が株価の上昇を牽引してくれます。
→ 『エナフンさんの梨の木』
執筆者は、奥山月仁さん(ハンドルネーム)といいます。
奥山さんは、アメリカの伝説的ファンドマネージャーといわれたピーター・リンチ氏の手法が日本でも通用するかを試すため、100万円から株式投資を始めて数億円の資産を築きました。
投資手法は、成長株に割安株を組み合わせた「割安成長株投資」というものです。多くの人があまり見向きもしない業種の銘柄は割安に放置されやすい、という観点に、成長性を加味して銘柄選びをしているのが特徴です。
その観点から、とんかつ専門店「かつや」を運営するアークランドサービス(3085)に早くから注目するなど、身近な会社の株を買うことが多いので、初心者でも日常生活の中で銘柄探しができるヒントを得ることができます。
ブログが2017年7月以降更新されていないのが気になりますが、それ以前は頻繁に更新されており、銘柄解説というより、割安成長株を論理的にわかりやすく解説しています。
また、奥山さんのノウハウを体系的に学びたい方は、初心者向けの同著の電子書籍『世界一やさしい株の本』もありますので、ぜひ併せてお読み下さい。
→ 『サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。』
弌億貯男(におくためお)さんという会社員が2003年から元手250万円で株式投資を始め、2020年に2億円達成を目指すまでの奮闘記です。2017年10月時点で約1.4億円稼いでおり、どんな視点で銘柄選びをしているのかを特に参考にしています。
2017年は、チャームケア(6062)という近畿中心の老人ホームの会社や、京進(4735)という京都府と滋賀県が地盤の学習塾の会社への投資で数百万円から数千万円の利益を出しており、地方の隠れた銘柄を発掘するのが得意のようです。
2003年からの単月と月次損益を全て公開しており、年間ベースでは負けたことがなく、安定して利益をあげ続けている点がすごいです。
また、銘柄選び売買の根拠を包み隠さず公開しているので、遡って読んでいくと非常に参考になります。
イベント投資とは、例えば、指数組み入れなど、「どうしてもこの日に株を買う必要がある」株式市場の特性を利用して投資する手法です。
→『ダントツ投資研究所』
夕凪氏は、スターバックス株(すでに上場廃止)の株主優待に注目した手法を切り口にして独自のイベント投資法を築き上げた方です(詳しくは、同著『スタバ株は1月に買え!10万円で始めるイベント投資入門』をお読み下さい)。
ブログは最近は「夕凪通信」しか更新されていませんが、過去にアップされた「投資戦略」では独自の視点で考案した戦略を検証しており、読むだけでイベント投資で注目すべきポイントが見えてきます。
夕凪氏のブログの豊富な情報の中で、私が特に参考にしている情報を3つご紹介します。
・投資部門別売買状況
売買代金シェアが高い外国人投資家は、日本株の動向に大きく影響を与えます。外国人が前週の日本株を買い越したのか売り越したかをチェックすることで、相場全体の方向性をつかむヒントになります。
・月末のTOPIXリバランス売買の結果とチャート
東証1部に昇格することが決まった銘柄は、TOPIXに連動させるために翌月末に機械的に買われるイベントが発生します。イベント最終日の主な銘柄のチャートを残してくれているので、次回も同じイベントが発生する際の値動きの予測に役立ちます。
・人気株主優待銘柄の逆日歩発生状況
株主優待タダ取り戦略を行う場合、過去にいくらの逆日歩(空売りの追加手数料)が発生したかを調べて、高いものは空売りを避けるなどの対策をすると余計なコストを支払わなくて済みます(参考:「株式投資の両建てとは|同じ銘柄を買いと売り同時にトレードする方法」)。過去の人気株主優待の逆日歩の発生状況をまとめてくれているので、この戦略を行う場合はこのブログで事前にチェックすると良いでしょう。
→ 『21世紀投資』
v-com2氏は、自身が働いてる会社でも財務分析の仕事をしており、投資する会社の財務諸表の分析能力がズバ抜けて優れています。
これから東証1部に昇格しそうな銘柄を予め買っておく手法を得意としており、昇格が発表された後に売却した値上がり益も含めて、これまで1億円以上の資産を築いています。東証1部に昇格するにはいくつかの条件があり、今どのような会社に注目しているかがこのブログを読むことでわかります。
その他にも、株主優待に注目した投資も行っています、例えば、2017年は個別トレーニングジムで有名なRIZAPグループ(2928)が赤字企業を次々と買収し、買収したグループ企業が株主優待の創設を発表して人気化て株価が上昇する流れに乗って、数百万円の利益をあげています。
正直私は、v-com2氏の手法を実践していませんが、理にかなった手法で有効性を感じていますので、このブログや、著書『昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ!』『最強のファンダメンタル株式投資法』も読んで勉強しており、将来的には収益の柱の一つにしたいと考えています。
IPOは「新規公開」といい、株券を証券取引所に上場させて自由に売買できるようすることです。このIPO投資だけで安定した利益をあげている投資家もおり、上場後の値動きのクセを利用した様々な戦略が存在します。
→ 『黒澤ファンド』
新規上場が承認された銘柄は同日15時過ぎに日本証券取引所のホームページに公開されるのですが、その銘柄の分析結果をいち早く分析してお届けしているのがこのブログです。
17時過ぎには情報がアップされ、事業内容、公開される株式数、業績の動向、株主構成に至るまで詳細な情報が網羅されています。
私は、どこの証券会社から公募株の申込みをしたら当選しやすいかの戦略を立て、獲得できたらどれくらいの値上がり益が見込めそうかを予想するために活用しています。
いかがでしたでしょうか?参考にしてみたい手法のブログはありましたか?
これから株式投資を始めようと思っている方は、自己流で始めるのではなく、まずは成功している人の手法を真似することから始めるほうが効率が良く、余計な損失もしなくて済むはずです。将来的には、それを自分なりにアレンジして、同じ手法で繰り返し売買することが安定して利益をあげるコツです。
人によって、投資経験や投資金額、投資に費やせる時間、さらには目標利益額も違います。単純に、一番儲かっている人の手法だからという理由で真似をするのではなく、自分が苦にならずに楽しく続けられそうな手法を焦らずに見つけて下さい。
その際、与えられた情報を全て鵜呑みにするのではなく、自分で納得したものを取捨選択して投資判断する”考える力”を身に付けることが大切です。
今回の内容が、皆さまに株式投資に興味を持って売買してみようと思うきっかけになっていただけたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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