長期的な資産の増加を目指している方向けに増田丞美のメルマガを配信しています。米国株式マーケットの制度を利用するものの通常の株式投資ではありません。本メルマガでお届けする方法の利点は以下のとおりです。
・米国制度によって守られている。
・管理が比較的容易。
・長期的な収益。
詳細はこちらからご覧ください。
投資で稼ぐチカラがつくメディア
あなたは、株式投資で銘柄を選ぶ時、何を基準に選んでいますか?
例えば、四季報で業績を調べる、株価チャートで値上がりしそうな銘柄を選ぶなど、様々な方法があります。ただ、東京証券取引所(東証)には3,500社以上の株式会社が上場していますので、その中からこれから上がる銘柄を選び出すことは、想像以上に大変なことなのです。
この記事では、ランキングから、これから上がりそうな銘柄を見つけ、信頼のおける情報源から銘柄を選択する方法をご紹介していきます。そして、結果的に利益に与るスキルを得ることができます。
最後まで読むことで、今後の株式投資の実践で役立てることができるので、じっくり読んで自分のものにしてください。
まずは株価ランキングの利用方法について解説していきます。
銘柄選びには、業績発表や新商品発表、合併などのニュースが役立ちます。しかし、ニュースはいつ発表されるか分からないものもありますし、株式市場でどの程度反応するかを、初心者の方が見極めることは困難なことです。
そこで、ニュースと異なり、定期的に仕入れることができる情報があります。毎日発表される、株式のランキングです。つまり、
ニュースをチェック→ 株価を確認から
動いている株をランキングで見つける→ ニュースを確認
というように、情報の取得方法を変えてランキングを利用するのです。
ランキングでは、ヤフーファイナンスがおすすめです。東証一部、東証二部、東証マザーズなど市場ごとにランキングを見ることが出来ますし、期間も当日、一週間、一ヶ月と選ぶことができます。
また、ランキングの種類も、値上がり率や年初来高値更新、出来高など二十種類あります。一例として、値上がり率ランキングを見てみましょう。以下の図をご覧ください。
出典:ヤフーファイナンス
このように、銘柄コードや市場、前日比、出来高などの情報が書かれています。銘柄コードをクリックすると、チャートや企業内容など詳細な情報を見ることができます。
私は主に次のランキングを参考にしています。
値上がり率ランキングとは、その日に値上がりした銘柄の前日比の上昇率を表しています。値上がり幅ではなく値上がり率なので、株価が低い銘柄が上位にくる傾向があります。
1,000円の株が50円上がっても5%ですが、100円の株が50円上がれば50%も値上がりしています。ですから、値上がり率ランキングでは後者の方が上に来やすいのです。
値下がり率ランキングは、その日に値下がりした銘柄の前日比の下落率を表しています。これも値上がり率ランキングと同様に、株価が低い銘柄の方が上位に来る傾向にあります。
ストップ高ランキングでは、値幅制限いっぱいに上昇した銘柄のランキングです。ストップ安ランキングは、制限値幅いっぱいに下落した銘柄のランキングです。
制限値幅とは、前日の終値からの値幅のことです。以下の図のようになっています。
出典:大和証券
例えば、前日の株価の終値が520円だった場合、制限値幅は100円なので、翌日の株価は620円から420円の範囲で動きます。そして、620円のことをストップ高、420円の事をストップ安と呼んでいるのです。
出来高ランキングは、出来高が多い順にランキングされています。出来高とは、期間中に成立した売買数量のことです。株式の場合は、一日、一週間など、ある一定期間内に売買が成立した株数を指します。出来高は、株価に先行すると言われ、市場の活性度を測るバロメーターとして使われています。
値上がり率や値下がり率同様、出来高ランキングも株価が低い銘柄が上位に来る傾向があります。 株価が安い銘柄の方が取引しやすいこと、そして発行済株式数が多い銘柄が多いので、市場に流通している株数が多いからです。
売買代金上位銘柄は、出来高よりも株式市場の人気をより表しています。売買代金とは、株式市場で売買が成立した金額で、株価に売買高をかけて算出されたものです。売買代金が大きいということは、取引が盛んである。売買代金が小さいということは、閑散としているということになります。
その他に、個人投資家の話題になっている銘柄を確認する方法として、ヤフーファイナンスのランキングには銘柄別投稿数があります。
出典:ヤフーファイナンス
一番右の掲示板のところをクリックすると、コメントを見ることができます。コメントの内容は信憑性が低いものの、どの銘柄に注目が集まっているのかを把握するのに、掲示板投稿数ランキングは役立ちます。
株式市場が引けた後(15時以降)でもPTSで株式を取引することができます。PTSとは、Proprietary Trading Systemの略で、投資家が証券取引所を経由せずに株式などを売買できる「私設取引システム」のことです。
モーニングスターの PTS ランキングでは、 SBI ジャパンネクスト証券株式会社が運営する「ジャパンネクスト PTS」 の株式ランキングが表示されています。
PTSは日中も取引されていますが、出来高が少ないので、夜間取引のランキングを確認するようにしましょう。夜間取引は 17:00~23:59で取引可能です。以下の図をご覧ください。
出典:モーニングスター
PTSランキングでは、以下の4つが確認できます。
実際に取引しないでも、PTSでのランキングをチェックすることは、翌日どの銘柄が注目されるかがわかるので大切です。
PTSに関しての詳細は、以下の記事を参考にしてください。
続いて、ランキングから銘柄の材料(ニュース)の調べ方をご案内します。
株式市場が開いてすぐに売買できるデイトレーダーは、ニュースに反応して素早く売買を行うことができます。しかし日中仕事などで忙しい、もしくは中長期で株式投資を行う個人投資家はどうすればいいのでしょうか。
それは、引けてからでも情報を詳しく分析することです。1日の値動きはどうだったのか、明日以降も注目されるような材料なのか。
そして、ニュースがでた銘柄だけでなく、関連銘柄の動きはどうなのかという所まで調べるのです。そのためには、テーマ株をまとめておくことをおすすめします。テーマ株の詳細は後ほどご紹介します。
ランキングでは上位10銘柄程度を意識して、気になった銘柄は次のような情報源で調べるようにしています。
それぞれ詳しく見て行きましょう。
出典:日本経済新聞
プロの投資家のみならず、一般投資家でも株を取引している人の多くは、日本経済新聞を読んでいます。特に一面に掲載された記事は、株価に大きな影響を与えます。 ランキングで株価が大きく動いていたり、出来高や売買代金が増えていたりした時に、日経の記事が元ですと投資家から信頼性が高いと判断されます。
なお、楽天証券に口座を開くと日本経済新聞の記事を読むことができます。月々4,200円(電子版)が無料になりますし、日経テレコンで過去の記事がキーワードで検索(例えば「米中間選挙」など)できるので便利です。
適時開示とは、「公正な株価の形成及び投資者保護を目的とする、証券取引所に上場した会社が義務付けられている投資判断に重要な影響を与える会社情報の開示」と定義されています。
これだけだと難しいので、以下で詳しく解説していきますね。
金融商品取引法では、法定開示と呼ばれる「有価証券報告書」、「四半期報告書」といった書類の提出が義務付けられているものの、日々状況が変わるマーケットにおいて法定開示のみを投資判断とするのは不十分と考えられ、速報性のある適時開示が行われています。
投資判断に重要な影響を与える会社情報とは、以下のようなものがあります。
これらの内容は、適時開示情報サービス(TDnet)で詳しく見ることができます。
出典:TDnet
銘柄を詳しく検索したい場合は、以下のようにします。
出典:TDnet
赤で囲まれた検索ボタン(適時情報開示検索)をクリックすると以下のようなウィンドウが開きます。
出典:TDnet
キーワード検索(赤の囲み)で、証券コード、会社名などを入力すると
出典:TDnet
このように適時情報が表示されます。過去一ヶ月分の情報が検索できます。
この日は、VOYAGE(3688)がサイバー・コミュニケーションとの経営統合を発表(赤枠)しました。それにより、翌日の株価は以下のチャートのように、ストップ高になりました。
出典:SBI証券
このように、株価に大きな影響を与える情報を確認できることが分かります。
適時開示情報は重要な情報なので、他のサイトでも見ることができます。
日本経済新聞 適時開示ランキング
日本経済新聞では、どの適時開示情報が読まれているのかランキング形式で掲載しています。掲載は、上位200銘柄。直近1時間以内のアクセス数をもとに計算しています。以下の図をご覧ください。
出典:日本経済新聞
このようにランキング形式で見ることによって、どの銘柄が注目されているのかがわかるので、参考にしてみてください。
出典:株探
株探は、決算に関する情報が充実しています。決算や開示情報から、翌日の株価の好材料、悪材料がまとめられていたり、テーマ株のおすすめ銘柄が掲載されていたりします。
ランキングで気になる銘柄を株探で検索すると、「サプライズ決算」や「明日の好悪材料」などの詳細な情報がでてくるので、翌日の取引の判断に役立ちます。決算速報は以下の図のようになっています。
出典:株探
このように、全市場、市場一部、市場2部、新興市場と市場ごとに分けて銘柄の決算速報を見ることができます。ほぼリアルタイムで出てくるので、決算の確認に役立ちます。
トップページから下に進むと、過去三日間の人気テーマと人気のニュースが出てきます。現在どんなテーマやニュースが注目されているのかを知ることができます。テーマやニュースの詳細を見ると関連銘柄が掲載されているので、どの銘柄に注目して取引すればいいのかが分かるようになります。
出典:株探
株式投資には四季報が欠かせませんが、紙の四季報は年4回しか発売されないため、記載情報が最新でない場合もあります。四季報オンラインなら毎日情報が更新されるので、常に最新の情報を入手することができます。
出典:四季報オンライン
四季報オンラインの便利なところは、四季報情報とチャート、そして関連ニュースが一目で見れることです 。四季報オンラインなら、企業を多角的に分析することができるので、短期トレードや長期トレードなど、様々なトレード手法で役立ちます。
無料でも多くのコンテンツを見ることができますが、ベーシックプラン(月額1,080円)を利用すると様々な情報を得ることができます。例えば、以下のようなことができるようになります。
見出し検索では、以下のような検索ができるようになっています。
出典:四季報オンライン
「連続最高益」の企業を調べたい場合や、「連続増配」を行っている企業を調べたい時などは、この検索機能を使うと便利です 。
例えば、配当を目的に株式投資を行う場合に、「連続増配」を行っている企業であれば、今後も配当が増える可能性がありますし、その中でもさらに「最高益」など企業業績が好調であれば、株価の値上がり益も狙うことができます。
編集部厳選の四季報先取り銘柄は、記者が入稿した原稿を編集部が「驚きの予想」というものを四季報発売前に、数銘柄ずつ先行配信する連載です。これにより、四季報発売日前にいち早く上方修正銘柄などをつかむことができるので、有料会員のメリットといえるでしょう。以下のような形で掲載されます。
出典:四季報オンライン
連載記事の中には無料で見れるものもありますが、以下の図のように赤枠で囲まれた記事は、有料プランに申し込まないと見ることができません。こういった有料記事は個別銘柄に関して書かれてることが多く、投資の際の参考になります。
出典:四季報オンライン
会社四季報では、会社が発表する業績予想以外に、四季報の記者が独自予想を出しているのも特徴です。企業が業績予想を修正した場合、四季報の記者は改めて内容を見直し、独自予想に変更があれば、業績予想更新銘柄の項目にまとめて掲載されます。
これも有料プランで見ることができ、好業績の銘柄を見つけることが可能になります。
出典:四季報オンライン
デイトレードなど、短期トレーダーにとってはスピードが大切なので、サイトで情報を確認してから取引するのは難しいと思います。そんな時はツイッターが便利です。
私が参考にしているツイッターを3つご紹介します。
まずは、最速ツイートの岡三マンはチェックするようにしましょう。適時開示情報の内容や決算なども素早く知らせてくれるとともに、日経平均株価やドル円などが大きく動いてる時も、いち早く知らせてくれるので、相場の動向を読むのに役立ちます。
投資家の間で話題になっている銘柄やツイートなどを紹介してくれます。どの銘柄に関心が向かっているのか、何のニュースが注目されているのかがわかります。
ただ、詳細な情報は書かれていないので、これまでご案内した日本経済新聞や株探などで調べるようにすると、どのような株価材料が投資家の間で話題になるのか判断できるようになります。
個別銘柄の材料を詳細に書いてくれています。「明日のデイトレード銘柄」として注目銘柄も書かれています。内容は、好決算や新商品発表など材料がでた銘柄が多いので、翌日上昇する可能性が高く、取引の参考になります。
ランキングで動いている銘柄を見つけた時、同じテーマで動く株を把握しておくと、複数の銘柄を仕掛けることができます。同じテーマの株なら値動きが似ていることが多いからです。
例えば、人工知能や5G、サイバーセキュリティなど様々なテーマがあります。最初から全て覚えるのは難しいものの、ランキングでチェックしながら銘柄を確認し、値動きをつかむようにしましょう。以下にテーマ株を把握するためのサイトを3つご紹介します。
出典:株探
先ほどもご紹介しましたが、株探はランキング形式でテーマがまとめられているので便利です。市場でどのテーマが注目かというのが一目でわかるようになっています。
出典:みんなの株式
みんなの株式では、テーマギャラリーから銘柄を探すことができます。電池関連や人工知能、次世代技術など見やすい形でまとめられているので、こちらも検索するのに便利です。
出典:Kabutie
カブ知恵でも、話題のテーマ株ベスト5が出ているなど、注目のテーマが分かります。人気のあるテーマ株は大きく上昇することがあるので、関連銘柄をチェックしておきましょう。カブ知恵独自の目線で選定されていて参考にしてみてください。
今回はランキングで注目する銘柄を見つけ、その材料(情報)を見つける方法をご案内してきました。初心者の方は、まずは次のような方法で取引する銘柄を見つけるようにしましょう。
ランキングで銘柄を見つける→情報源を確認する
このようにして動く銘柄を覚えたら、情報源から動く銘柄を徐々に予想できるようになります。ランキングに出てくる前に株を買うことができれば、さらに大きな利益を狙うことも可能になります。この記事が株式投資の参考になれば幸いです。
長期的な資産の増加を目指している方向けに増田丞美のメルマガを配信しています。米国株式マーケットの制度を利用するものの通常の株式投資ではありません。本メルマガでお届けする方法の利点は以下のとおりです。
・米国制度によって守られている。
・管理が比較的容易。
・長期的な収益。
詳細はこちらからご覧ください。
こんにちは。 株式投資でツイッターを活用するとき、 誰をフォローしていいかわからない 有益な情報とそうでないものの判断がつかない 利益に繋がる情報を効率的に収集したい という悩みを持たれているのではないでしょうか。 この記事は、あなたが
株式投資のプロが教える!初心者が押さえておくべきサイト32選
いざ株式投資を始めようとしても、 どこで情報を取得したらいいのか分からない 情報があり過ぎて何をチェックしたらいいのか分からない もっと効率的に情報を収集したい という悩みを持たれている方も多いのではないでしょうか? この記事では、そのよ
分散投資で大失敗しないための方法|伝統4資産ポートフォリオを解説
分散投資とは、投資金額を分散していくつかの金融商品に投資する手法です。一つの金融商品に投資するよりも、リスクを軽減させることができます。 この記事では、スプレッドシート( ExcelやGoogleスプレッド)で分散投資の分析手法である「相関係数」を計算す
投資歴15年の私が教える株の初心者が最初に押さえておくべきブログ7つ
いざ株式投資を始めようとしても、最初はどうすれば勝てるようになるのか分からなくて、途方にくれたような気分になることでしょう。 そんな投資初心者の方にオススメなのが、「勝っている人を真似る」ことです。私は証券会社で7年間働いていたため、多くの稼いでいる人に
「デイトレードを始めたいけれど、何をすればいいのかわからない!」「デイトレードで勝つための秘訣を知りたい!」 そう考える方のためにデイトレードに関する情報をまとめました。 デイトレにとって重要な証券会社選び、取引のための簡単な知識、必ず厳守するべきルー
「低位株」とは、株価が低い銘柄のことです。 低位株には、業績や財務内容が良好であるのにもかかわらず、知名度がないばかりに安値で放置されている企業が少なからずあります。 少ない資金で始められるので、初心者でとりあえず株式投資を始めたいという方にも適してい
あなたは、株式投資で銘柄を選ぶ時、何を基準に選んでいますか? 例えば、四季報で業績を調べる、株価チャートで値上がりしそうな銘柄を選ぶなど、様々な方法があります。ただ、東京証券取引所(東証)には3,500社以上の株式会社が上場していますので、その中からこれ
信用残高を読むことでこれから上がる株・下がる株を判別するための方法
株価の上下を予測するために重要なのは、その株を欲しいと思っている人がどれくらいいるか、そしていらないと思っている人がどれくらいいるかを推し量る技術を身につけることです。 しかし、株価予測をする際にそれ以外にも重要なことがあります。それはその株式を保有して
「株の勉強は何から始めればいいの?」と迷う初心者の方も多いと思います。確かに学習範囲が広いので、最初からすべてを理解することは難しいでしょう。 私はディーラー時代を含め、投資歴は20年になります。ITバブルやリーマンショック、アベノミクスなど様々な相場環
株を「買う」「買わない」「売る」「売らない」を判断するのは難しいですよね。 おそらく、多くの方はその会社の株価が「割安」か「割高」を見ているのではないでしょうか? この記事では、皆様の判断基準の一つになり、算数が苦手な方でもすぐにできる、目標株価の計算