FXのスリッページを理解して勝つために必要な4つのコト

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FXで成功するためには、実はどこの業者で口座を開くかは非常に重要です。特に、スリッページとスプレッドを考慮することは絶対に欠かせません。

しかし、多くのFX初心者の方が、このような基本的なことを知らずに、適当に口座を開いてしまいます。FXは、細かい部分をどれだけ徹底できるかという積み重ねで成功するかどうかが決まるので、適当に口座を開いてしまうと、成功の要素を一つ満たしていないことになってしまいます。

それが取るに足らない要素なら良いのですが、実はスリッページは、FXの成否を分ける大きな要素です。そこで、このページでは、以下の4つをお伝えします。

  • スリッページとは何か
  • FX業者ごとのスリッページの違いと特徴
  • スリッページに関する二つの注意点
  • FXのルールを理解して正しく勝つことの重要性

どこの業者で口座を開くか迷っているなら、ぜひ真剣にお読みください。それだけの価値があることをお約束します。

1. スリッページとは

スリッページとは、注文した時点の価格と、異なる価格で注文が通ってしまう(=約定する)ことです。

例えば、ドル円が100.15円の時に買い注文を入れたとします。しかし、注文を入れてから、約定するまでのコンマ何秒の間に、価格が動いてしまい、100.16円で約定してしまいました。この0.01円(1銭)のズレをスリッページと言います。そして、スリッページが発生することを「スベる」または「スリップする」と言います。

スリッページ画像

この場合は、買い注文を入れて、それより高い価格で約定してしまったので、不利なスリップです。しかし、時には、有利なスリップもあります。例えば、100.15円で買い注文をして、100.14円で約定したようなケースですね(売り注文の場合は逆)。

しかし、体感としては、有利スリップは、不利スリップと比べるとほとんど発生しないように思います。

1.1. スリッページが発生する理由

スリッページが発生するのは、あなたが注文ボタンを押してから、その注文がFX業者のシステムに到達し、実際に約定するまでの、わずかな間に価格が動いてしまうからです。

FXは、日本だけでも何百万もの人が行なっており、みなが、パソコンやスマホで注文を出しています。そのため、FX業者のシステムには、常に大きな負荷がかかっているのです。その中で、各FX業者は、スリッページが発生しないように、システム増強に努めています。

しかし、システムの処理速度は、FX業者によって異なります。

ただし、スリッページが絶対に発生しないというのは、技術的に非常に難しいとお考えください。スリッページが発生するのは、ある意味、仕方がないものです。

1.2. スリッページは手数料と一緒

もしかしたら、ここまでで、「スリッページは少なからず発生するものなのだから、気にしていてもしょうがない」と思われた方もいるかもしれません。それは、とんでもない誤解です。スリッページを正しく理解していなければ、FXで勝つことは、とても難しくなります。

なぜなら、不利なスリッページは、あなたにとっては利益を圧迫する手数料と一緒だからです。

詳しく解説させて頂きますね。

例えば、ドル円のスプレッドが1.0銭(=0.01円)だったとします。この時、あなたは、100.11円の時に、買い注文を入れました。スプレッドが1.0銭なので、一回のトレードで1pips以上の利幅を稼がなければ、利益を得ることはできません。言い換えると、価格が100.12円以上の時に決済しなければいけないということです(詳しくは、『FXのスプレッドについて初心者に特に重要な3つの知識』をご覧ください)。

しかし、この時、同時にスリッページが発生して、100.11円で買い注文を出したのに、1銭上の100.12円で約定してしまったとします。

この時、もともとスプレッドで1銭発生していて、スリッページさらに1銭不利な価格で約定してしまったので、この場合、あなたがトレードで勝つには、2銭(=2pips)以上の利幅を取らなければ、負けになってしまいます。

スリッページ②

私の場合は、4万5千通貨を基本レートとしてトレードをしています(通貨量はあなたの証拠金額に応じて適切な値にしてください)。これは、2pipsだと900円ビハインドの状態でトレードをスタートしていることになります。さらに、これを多い日で100回程度、少ない日で10回程度行うので、1日で手数料だけで90,000円になります。

実際は、ドル円の場合は、スプレッド0.3銭(=0.3pips)でやっており、スリッページがほとんど発生しない業者で取引をしているので、100回トレードを行っても、実際に取引手数料として出ていく額は数千円程度です。

ただし、初心者で、このあたりの理解が足りずに、スプレッドが広く、スリッページが発生しやすい業者でトレードをしてしまう方もいます。つまり、スプレッドとスリッページをしっかりと理解していないと、気づかないうちに、不利な条件でトレードをしてしまうことになるのです。

これは、初心者が、FXで勝つことができない大きな理由の一つです。

スキャルピングやデイトレードは、小さな利益を積み重ねて、資産を大きく増やしていく手法です。そのため、勝てる可能性を広げるために、一回のトレードの費用(スプレッドとスリッページ)は極限まで小さくする必要があります。

下図は、2017年1月11日の私のドル円のトレード履歴ですが、基本的には数千円単位の取引を何度も行って、それらの利益を積み重ねて、トータルで大きな利益にしていることがお分かり頂けると思います。

1月11日実績

繰り返しですが、FXでスピード感を持って資産を増やしていくには、どうしても取引回数が多くなります。そのため、一回一回の取引のコストは徹底的に下げることが重要なのです。

さらに、相場が急変した時は、ほんの一瞬のうちに大きく値が動くので、想像以上の大きさのスリッページが発生してしまいます。まずないですが、スリッページで20pipsなんてこともありうるので、経済指標発表や要人発言など、相場が急変しやすいタイミングでは、トレードを行わないことが必要です。

いずれにせよ、FXは、取引を繰り返して、利益を積み重ねることによって資産を築いていくものです。スリッページが度々発生してしまうようでは、利益が圧縮され、非常に大きなストレスになります。

そのため、FX口座を開く業者を選ぶ際には、スリッページが少ない業者を選ぶことが重要なのです。

2. スリッページが少ない業者を選ぶことが重要

なお、スリッページは業者によって異なります。なぜなら、その業者の取引システムの処理能力や、サーバーの充実度が違うからです。

結論から言うと、勝つためには、スリッページが少ない業者を選ばなければいけません。特に、ほんの数秒単位の超短時間でトレードを完結させて、小さな利幅をどんどん積み重ねていくスキャルピング(=最も早く資産を積み上げていけるトレードスタイル)では命綱です。

以下の表は、各業者のスリッページ発生率をまとめたものです。

  スリッページ発生率 不利スリップ発生率 備考
ヒロセ通商 13.9% 49.7% 指定スリッページ幅1.00銭での計測
JFX 6.9% 41.2% 指定スリッページ幅1.00銭での計測
SBI FXトレード 19% 42% 指定スリッページ幅1.00銭での計測
GMOクリック証券 非公開 非公開
トレイダーズ証券 非公開 非公開
DMM FX 非公開 非公開
外為どっとコム 非公開 非公開
YJFX!  非公開  非公開

表の中に「指定スリッページ幅」というのがありますが、FXトレードを行う時は、各業者とも取引ツールで、スリッページをどこまで許容するかを設定することができます。

ご覧のように、大半のFX業者は、スリッページ発生率や不利スリップの発生率は公表していないようです。

FX業者には、スリッページの発生状況を開示する義務はありません。また、2013年の8月に金融庁が規制するまでは、FX業者は、自社が利益を得るために、トレーダーの不利になるようなスリッページの設定にしていました。つまり、以前は、業者が有利で、トレーダーが不利になるという構図が露骨だったということですね。

その中で、ヒロセ通商JFXSBI FXトレードはスリッページの発生状況を開示しており、実際の使用感としても非常に良いので、私はメインとして使っています。

また、口座選びには、スリッページ以外にも考慮すべき点が沢山あります。『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい4社の徹底比較』でさらに詳しく解説していますので、こちらも必ず読んでおいて下さい。

3. スリッページに関する二つの注意点

ここまでで、あなたがこれからFXで勝つために必要なスリッページの知識はお伝えさせていただきました。最後に、誤解されがちな二つの注意点についてお伝えしておきます。

3.1. 約定率とスリッページ発生率は違う

なお、FX業者のサイト上では「約定力99.9%」などと書かれたりしていますが、それは単に出した注文が拒否されない率であって、厳密には、スリッページが発生しない確率を表したものではありませんので、誤解のないように注意してください。

スキャルピングやデイトレーダーにとって、重要なのは、約定率よりも、むしろスリッページ発生率だと私は考えています。

3.2. スイングトレードではスリッページ発生率の重要度は低い

スイングトレードは、数日から、長い時で数ヶ月、ポジションを保有し続けるトレードです。そのため、トレード1回当たりの期待利幅も、スキャルピングやデイトレードと比べて、非常に大きいです。

そのため、そこまで神経質にスプレッドや、スリッページを気にする必要はありません。

しかし、将来的にFXで勝ち続けらるようになったら、あなたもガンガン注文するようになるでしょう。資産を増やすスピードをさらに早めるために、例えば、スイングトレード以外に、スキャルピングも行うようになったりするものです。その時に、スリッページ発生率が弱いと、思ったように稼げませんし、非常なストレスになります。

そのため、あらかじめ、スキャルピングやデイトレードにも適した業者で口座を開いておくと良いでしょう。

4. ルールを正しく理解して勝ちやすい業者を選ぶこと

いかがだったでしょうか。

FX初心者の方は、スリッページに関する理解が足りていないばかりに、自分にとって不利な業者で取引を始める方が多いです。

そして、それは、初心者が勝てない大きな理由の一つです。FXの勝ち組トレーダーの中で、適当に口座を選んで勝てている人は、一人もいません。皆、勝つために必要なことを徹底的に調べて、少しでも有利な条件でトレードできるように、日々、妥協せずに取り組んでいます。

それが勝てるトレーダーになるための第一歩です。

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