FXの手数料について学ぶ|実質コストはスプレッド分

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FXの手数料は、株式の売買を行う証券会社のように取引金額◯◯万円まではいくら、のような形では決まっていません。

この記事を読むことで、これからFXを始めようと思っている方は、FX取引にはコストがほとんどかからないことがおわかりいただけます。また、すでにFXトレードをしている方は、現在使っているFX会社を再考するきっかけにもなります。

ぜひ、最後までお読み下さい。

1.FXの手数料について

まず最初にお伝えしたいことは、基本的に、FXには売買手数料というものはありません。中には、取引の条件に応じて、例えば1,000通貨の売買の場合は30~100円の手数料を取る会社もありますが、ごく少数です。

では、FX会社はどこで利益を得ているのでしょうか?

そこで重要になってくるのが、「スプレッド」というものです。このスプレッドを理解することで、FXの注文の仕方や、口座を選ぶ際のポイントもわかってきます。順番に説明していきます。

2.FXの実質的なコストはスプレッド分

2.1.スプレッドとは

スプレッドとは、簡単にいうと「買値と売値の差」のことです。次の画像は、ヒロセ通商の注文画面です。

ヒロセ注文画面

この場合、右側のレート112.219円で買ってすぐに同じ価格で売ろうとしても売れません。左側のレート112.216円で売ることになります。

つまり、買った瞬間に0.3銭(0.003円)の損失が発生することになります。0.3銭値上がりして初めて損益がゼロになり、利益を出すためには0.3銭を超える値上がりが必要になります。

実は、この0.3銭がFX会社の利益となります。つまり、トレーダーが最初から負担するコストがFX会社の取り分になります。

FX会社は、112.219円で買い注文を受け付け、それより安い112.216円で売り注文を受け付けているので、112.219円-112.216円=0.3銭(0.003円)が儲けとなります(スプレッドについては、『FXのスプレッドについて初心者に特に重要な3つの知識』をお読み下さい)。

たったこれだけの手数料でFX会社は経営が成り立つのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、為替市場は規模が非常に大きく、日本の年間国家予算100兆円の5倍の500兆円が1日で取引されているということから、薄利多売のビジネスで成り立っているといえます。

2.2.手数料の計算式

トレーダーの立場からすると、FXにかかるコストは、「売買手数料+スプレッド」ということになります。しかし、既にお伝えしたように、売買手数料を徴収しているFX会社はほとんどなく、無視して構わないので、実質的にはスプレッド分がコストになります。

言い換えると、このスプレッドをなるべく少なくすることが、FXトレードで利益を残すコツの一つになってきます。 

ちなみに、米ドル/円のスプレッドが0.3銭のFX会社で10,000通貨を取引すると、0.3銭×10,000通貨=3,000銭=30円のスプレッド分がFX会社に支払うコストになります。

2.3.スプレッド比較表

スプレッドは、FX会社によって異なります。

単純にスプレッドが狭い会社がベストということはなく、「スリッページ」や「注文が通りやすいか」、「システムの安定性」などの項目で総合的に判断して、複数のFX会社を状況に応じて使い分けているトレーダーが多いです(スリッページについては、『FXのスリッページを理解して勝つために必要な4つのコト』をお読み下さい)。

次の表は、主なFX会社のスプレッド比較表(全て原則固定)です。

皆さまの投資スタイルに合ったFX会社が見つかるはずです。

  米ドル/
ユーロ/
ポンド/
豪ドル/
ユーロ/
米ドル
GMOクリック証券 0.3 0.5 1.0 0.7 0.4
ヒロセ通商 0.3 0.5 1.3 0.7 0.4
JFX 0.3 0.5 1.3 0.7 0.4
SBI FXトレード 0.27 0.39 0.89 0.59 0.29
トレイダーズ証券 0.3 0.4 0.9 0.6 0.3
外為どっとコム 0.3 0.5 1.0 0.7 0.4

ご覧のように、米ドル/円のスプレッドが狭ければ他の通貨もそれに比例して狭い傾向にあります。

スプレッドは、買って売るまでの期間が1週間以上の中長期投資家にはあまり気にする必要がないコストかもしれません。しかし、1日で何十回、何百回も取引を行うスキャルピングを行う方は、スプレッドが0.1銭でも狭いFX会社を選んでコストを最小にすることが利益の最大化に貢献します。

まとめ

FXの手数料は、実質スプレッド分だけということがおわかりいただけたと思います。そのスプレッドも、外貨預金と比べても非常に安く、FX取引には多くのメリットがあります(詳しくは、『外貨預金とFXを比較するならどちらが良いか?』をお読み下さい)。

この投資の教科書でFXの記事を数多く執筆しているぶせな氏も、複数のFX会社で口座を開いて局面に応じて上手く使い分けています。

各FX会社の特徴をつかんで、自分の手法に合った口座で取引をすることがFXトレードで成功するための第一歩です(詳しくは、 『FX口座のおすすめ|初心者に絶対知ってほしい4社の徹底比較』の中で説明していますので、併せてお読み下さい)。

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