ハワード・マークスの発言録
ハワード・マークス「関税ショックの下げはバーゲンセール」|Bloomberg(2025年4月)
- だれが
- ハワード・マークス(Oaktree Capital Management 共同創業者・共同会長)
- いつ
- 2025年4月4日
- どこで
- Bloomberg Television(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
トランプ政権の関税発表で株価が急落した直後、ブルームバーグの番組でマークス氏は、関税を自分のキャリアで「おそらく最大の環境の変化」と表現しました。先のことは誰にも分からないとしつつ、値下がりは「売り出し中」なのだから、逃げるのではなく真剣に検討すべきだと述べています。
何を語ったか
- 自由貿易とグローバル化から、あらゆる方向に貿易を制限する仕組みへの移行は、自分のキャリアで見てきた中でおそらく最大の環境の変化だと述べました。第二次大戦後の80年は人類史上最良の経済の時代で、その大きな理由の一つが貿易の拡大だったとしています。
- 関税は誰かが払うコストで、国内生産を促しても多くのものは海外より高くつくので、グローバル化がインフレを抑えてきた効果は失われ、インフレは長引くだろうとの見方を示しました。
- S&P500の株価収益率(PER)は約19倍で、過去の平均16倍のときと同じ年10%のリターンは期待すべきではないと述べました。一方、社債などのクレジットは約束された利回りが見えるので、株より良い条件だとしています。
- 未来はスノードームを振ったようにかき乱されていて誰にも分からず、予想をするなら、その予想が当たる確率も見積もる必要があるが、今はその確率がかつてなく低いと述べました。
- それでも、値下がりは「売り出し中」と同じで、値下がりをリスクと考えて逃げるのではなく、真剣に検討すべきだと話しました。アメリカは今も投資先として一番だが、法の支配や予見可能性が弱まり、以前ほどの「一番」ではなくなったとも述べています。
原文から
It's just stuff going on sale. (訳)単に、ものが売り出し中になっているだけです。
この発言の読み方
マークス氏は「今が底だ」とは言っていません。下げが「行き過ぎか、足りないか」は誰にも分からないとしたうえで、値段が下がったものを避けるのは理屈に合わない、という考え方です。オークツリーは社債など「クレジット」の投資が中心の運用会社で、本人も自分の商売に近い話だと自覚して語っています。
出典:Bloomberg Television「Oaktree's Howard Marks on Credit Yields, Trump's Tariffs」(2025年4月4日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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