レオス・キャピタルワークス 創業者(ファウンダー)、HEVN STAGE 代表取締役会長(元「ひふみ」シリーズ運用責任者)
藤野英人の発言録|「日経平均10万円は危機感の話」インフレ時代の見通しを時系列で
立ち位置:長期強気(インフレ前提)発言の記録 12件最終更新 2026年10月23日
2003年にレオス・キャピタルワークスを創業し、投資信託「ひふみ」シリーズを長く運用してきた人物です。2026年6月に同社を離れ、アニメ制作会社を立ち上げました。「インフレは最低10年続き、日経平均は物価に連動して10万円に向かう」と繰り返す一方、それは投資する人としない人の格差が広がるという警告だとも強調しています。
利害について:2026年6月まで運用会社レオス・キャピタルワークスの社長で、投資信託「ひふみ」シリーズの運用責任者でした(同月に退任)。それまでの出演には自社ファンドの説明が含まれます。日経平均10万円をテーマにした著書も出しています
藤野氏は2026年6月まで運用会社の社長で、投資信託「ひふみ」の運用責任者でした。それまでの出演には自社のファンドや会社の説明が含まれます。現在は運用の現場を離れ、アニメ制作会社の会長を務めています。日経平均の水準や時期は本人の見立てで、約束された数字ではありません。
ひとことで言うと
「インフレは最低10年続く。日経平均10万円は、乗れなかった人には地獄になるという危機感の話」。2025年4月に「日経平均10万円は物価に連動して来る」と述べ(プレジデント)、2026年10月には「行くのは確実。2030年に届く確率は7割」とまで言っています(PIVOT)。同時に、投資の世界が「攻め」から「守り」に変わると繰り返しています。
一貫して言っていること
日本の物価は世界に追いつくまで上がる
2025年4月、サンフランシスコの牛丼が1500円で、世界との価格差が2.5〜3倍に開いていると指摘し、差は日本の物価が上がる形で縮むと述べました(2025年4月)。2026年2月には「インフレ時代は最低10年続く」と言い(TBS CROSS DIG)、9月には「株も物だから、物価が上がると株も上がる」と説明しています(プレジデント)。10万円説の根拠の7〜8割はこのインフレだとしています(PIVOT)。
10万円は楽観ではなく、格差への警告
インフレでは資産を持つ人の資産の値段が上がるので、投資した人としない人の差が大きく開くと繰り返しています(2025年4月)。2026年8月には、証券口座を持たない約1億人との差で「スーパー格差時代」になり社会が不安定になると警告しました(NewsPicks)。9月には、給料がインフレに勝てない中で「株を買うことは守りになるかもしれない」と述べています(THINKpod)。
下がっても市場にとどまり、慌てて売らない
2025年12月には「パニックになった時に売らない」ことが大事だと述べ(お金のまなびば!)、2026年3月の戦争による相場の荒れでも「怖くても市場にとどまり続ける」よう呼びかけました(ひふみ公式)。日経平均が5倍になっても資産が5倍になった人が少ないのは、途中で売ってしまうからだと指摘しています(TBS CROSS DIG)。
現金の比率を決めて、自分の規律で持つ
2026年7月、個人に一番勧めるのは「現金比率のディシプリン(規律)」だとし、資産の3割ほどを現金にして定期的に比率を戻すやり方を紹介しました(楽待)。9月にも、知識の少ない人は金融資産の3割ほどを現金にしておくと、下がったときに安心でき買い増しもできると話しています(プレジデント)。
AI・半導体は決めつけず、「重い経済」に目を向ける
2025年10月に「AIバブルは今スタートしたばかり」と述べ(日経CNBC)、2026年7月には半導体へのかたよりを「いびつ」でバブルの可能性が高いとしながら、ゼロにはできないという立場です(楽待)。2026年秋には、AIを支える電力・プラント・インフラなど「軽い経済から重い経済へ」の流れに注目していると話しています(THINKpod、PIVOT)。
見方の変化
| 時期 | 見方 |
|---|---|
| 2025年4月上旬 | トランプ関税の急落の朝に「100年ぐらい経験のないことが起きている」「リーマン・ショックより大きな衝撃」と強く警戒。日経平均は本来3万円前後で止まるはずだが、パニックなら2万円台もありうると述べた(ReHacQ) |
| 2025年4月下旬 | 「日経平均は物価に連動して10万円ぐらいまで上がる」。ただし危機感の話だと強調(プレジデント) |
| 2025年10〜12月 | 「AIバブルは始まったばかり」。2026年の日経平均は4万〜6万円の幅を見ておくべきとした(日経CNBC、お金のまなびば!) |
| 2026年2月 | 「今から8年以内に10万円」「インフレは最低10年続く」(TBS CROSS DIG) |
| 2026年6月 | レオス・キャピタルワークスを退任し、運用の現場を離れる |
| 2026年7月 | 「原則強気」。10万円は1〜3年で来てもおかしくないと、この回だけ時期を早めに語った(楽待) |
| 2026年9〜10月 | 「2030〜32年に8〜9割の確率」「早ければ2030年、遅くても2033年」「2030年に7割、2035年までにほぼ確実」(プレジデント、THINKpod、PIVOT) |
2025年4月の急落時だけは強い警戒を示しましたが、それ以降は「インフレが続くので長期では10万円」という見方で一貫しています。時期の言い方には回によって幅があり、最近は確率で語るようになっています。
読むときの注意
- 2026年6月までは運用会社の社長で、投資信託「ひふみ」の運用責任者でした。それまでの出演、とくにレオスの公式チャンネルの回には、自社ファンドや会社の説明が含まれます。
- 2026年6月以降は運用の現場を離れ、アニメ制作会社HEVN STAGEの会長を務めています。日経平均10万円をテーマにした著書も出しており、出演の多くはその紹介を兼ねています。
- 個別の銘柄名が出る回もありますが、多くは考え方の例として触れたもので、本人が保有を明言したものではありません。
はじめての人が受け取れること
- 物価が上がる時代には、現金だけで持っていても資産の価値は目減りしうる、という見方があることを知っておく
- 相場が大きく下がったときに慌てて売らないよう、現金をどのくらい残すかを先に自分で決めておく、という考え方がある
- 「日経平均10万円」のような数字は、インフレが続くという前提つきの見立てで、時期にも幅があることを踏まえて読む
藤野英人の発言の時系列
動画・記事の日付の新しいものから順に並べています。
2026年
2026年10月5日・PIVOT 公式チャンネル(YouTube)
藤野英人「日経平均7万円台はまだ序章」10万円は2030年に7割|PIVOT(2026年10月)PIVOTの「マネースキルセット」に出演した回です。藤野氏は、日経平均10万円に「行くのは確実」で、2030年に届く確率は7割、2035年までにはほぼ確実だと述べました。根拠の7〜8割はデフレからインフレへの転換だとし、AIを支える電力・プラント・インフラなど「重い経済」に注目していると話しています。
2026年9月30日・THINKpod /シンクポッド(YouTube)
藤野英人「株を買うことは守りになる」軽い経済から重い経済へ|THINKpod(2026年9月)講談社のビジネス番組の前編です。藤野氏は、給料がインフレに勝てない中で株を買うことは「攻め」から「守り」になるかもしれないと述べ、日経平均10万円は早ければ2030年、遅くとも2033年ぐらいとの見方を示しました。AIやロボットでデフレになるというイーロン・マスク氏の主張には、時間軸が違うと反論しています。
2026年9月16日・プレジデント 公式チャンネル(YouTube)
藤野英人「現金3割で、焦って売らない」10万円は2030〜32年に|プレジデント(2026年9月)2026年9月9日に収録された、プレジデント編集長との対談の前編です。藤野氏は、知識の少ない個人は金融資産の3割ほどを現金にしておくとよいと勧め、日経平均10万円は2030〜32年の間に8〜9割の確率で来ると述べました。投資で成功する人は、どこかで売るのを我慢しているとも話しています。
2026年8月28日・NewsPicks /ニューズピックス(YouTube)
藤野英人「投資しない1億人が社会不安を生む」|NewsPicks(2026年8月)イェスパー・コール氏の番組「Market Jam」の短縮版です。藤野氏は、日経平均10万円は強気というより「インフレ」の話だとし、証券口座を持たない約1億人との差で「スーパー格差時代」になると警告しました。銘柄選びは社長で9割決まるとして、見るべきところも具体的に挙げています。
2026年7月9日・楽待 RAKUMACHI(YouTube)
藤野英人「現金比率のディシプリンを決めるのが一番」|楽待(2026年7月)レオス・キャピタルワークスを離れた後、「個人投資家」として出演した回です。藤野氏は「原則強気」で、日経平均10万円は1〜3年で来てもおかしくないとしつつ、半導体へのかたよりは「いびつ」でバブルの可能性が高いと述べました。個人には、現金の比率を決めて守ることを一番に勧めています。
2026年5月29日・レオス・キャピタルワークス【投資信託「ひふみ」公式】(YouTube)
藤野英人「1つ始めたら2つやめるルールを」高市内閣への注文|ひふみ公式(2026年5月)ラジオ番組(2026年5月25日放送)の配信で、テーマは高市内閣です。藤野氏は、内閣の人気が続く理由を「刷新感」と見たうえで、規制改革をもっと進め、「1つ始めたら2つやめる」くらいのルールで無駄な支出を減らしてほしいと注文しました。日経平均10万円の見方も改めて説明しています。
2026年3月19日・レオス・キャピタルワークス【投資信託「ひふみ」公式】(YouTube)
藤野英人「怖くても市場にとどまり続ける」大荒れ相場のふるまい方|ひふみ公式(2026年3月)アメリカとイランの軍事衝突で市場が荒れた2026年3月のラジオ番組(3月16日放送)の配信です。藤野氏は、戦争が長引くと市場が確信すれば2〜3割下がってもおかしくないとしつつ、怖くても市場にとどまり続けること、悲観にも楽観にも振れすぎないことが大事だと述べました。
2026年2月27日・TBS CROSS DIG with Bloomberg(YouTube)
藤野英人「インフレ時代は最低10年続く」|TBS CROSS DIG with Bloomberg(2026年2月)2026年2月の総選挙の後に収録された1対1のインタビューです。藤野氏は、インフレは最低10年続くとし、2年前の著書で書いた「10年後に日経平均10万円」の見立てから、今から8年以内に10万円になるだろうと述べました。途中で売らずに市場にとどまることの大切さも強調しています。
2025年
2025年12月19日・お金のまなびば!(YouTube)
藤野英人「2026年の日経平均は4万〜6万円の幅で」|お金のまなびば!(2025年12月)レオス・キャピタルワークスのチャンネルで、年末に生配信した2026年の見通しの回です。藤野氏は、2026年の日経平均は5万円を挟んで上下1万円の幅を見ておくべきだとし、パニックになったときに売らないことが大事だと述べました。円安が続く理由や、日中関係のリスクにも触れています。
2025年10月18日・日経CNBC 公式チャンネル(YouTube)
藤野英人「AIバブルは今スタートしたばかり」|日経CNBC(2025年10月)当時の運用会社SBIレオスひふみの上場廃止と、グループの運用会社の統合が発表された直後の出演です。藤野氏は統合の狙いを説明したうえで、AIバブルは「スタートしたばかり」の入り口だとの見方を示し、自社ファンドで大型株を増やしていると話しました。
2025年4月23日・プレジデント 公式チャンネル(YouTube)
藤野英人「日経平均10万円は危機感の話」インフレと格差|プレジデント(2025年4月)2025年3月に収録された、プレジデント編集長との対談です。藤野氏は、日本の物価は世界との差が縮むまで上がり、日経平均も物価に連動して10万円ぐらいまで上がると述べました。同時に、それは楽観論ではなく、投資した人としない人の格差が広がるという危機感の話だと強調しました。
2025年4月7日・ReHacQ−リハック−【公式】(YouTube)
藤野英人「経験で語る人の話が役に立たない」トランプ関税ショック|ReHacQ(2025年4月)トランプ関税で日経平均が急落した2025年4月7日の朝に、後藤達也氏と緊急で収録した回です。藤野氏は、今回は「100年ぐらい経験のないようなこと」が起きているとして、過去30年の「下がっても我慢すれば戻る」という経験が通用しないかもしれないと警告しました。
テーマ別に見る
日本株10件
- 2026年10月5日藤野英人「日経平均7万円台はまだ序章」10万円は2030年に7割|PIVOT(2026年10月)
- 2026年9月30日藤野英人「株を買うことは守りになる」軽い経済から重い経済へ|THINKpod(2026年9月)
- 2026年9月16日藤野英人「現金3割で、焦って売らない」10万円は2030〜32年に|プレジデント(2026年9月)
- 2026年8月28日藤野英人「投資しない1億人が社会不安を生む」|NewsPicks(2026年8月)
- 2026年7月9日藤野英人「現金比率のディシプリンを決めるのが一番」|楽待(2026年7月)
- 2026年5月29日藤野英人「1つ始めたら2つやめるルールを」高市内閣への注文|ひふみ公式(2026年5月)
- 2026年2月27日藤野英人「インフレ時代は最低10年続く」|TBS CROSS DIG with Bloomberg(2026年2月)
- 2025年12月19日藤野英人「2026年の日経平均は4万〜6万円の幅で」|お金のまなびば!(2025年12月)
- 2025年10月18日藤野英人「AIバブルは今スタートしたばかり」|日経CNBC(2025年10月)
- 2025年4月23日藤野英人「日経平均10万円は危機感の話」インフレと格差|プレジデント(2025年4月)
景気・インフレ6件
- 2026年10月5日藤野英人「日経平均7万円台はまだ序章」10万円は2030年に7割|PIVOT(2026年10月)
- 2026年9月30日藤野英人「株を買うことは守りになる」軽い経済から重い経済へ|THINKpod(2026年9月)
- 2026年9月16日藤野英人「現金3割で、焦って売らない」10万円は2030〜32年に|プレジデント(2026年9月)
- 2026年5月29日藤野英人「1つ始めたら2つやめるルールを」高市内閣への注文|ひふみ公式(2026年5月)
- 2026年2月27日藤野英人「インフレ時代は最低10年続く」|TBS CROSS DIG with Bloomberg(2026年2月)
- 2025年4月23日藤野英人「日経平均10万円は危機感の話」インフレと格差|プレジデント(2025年4月)
長期投資・NISA6件
- 2026年9月30日藤野英人「株を買うことは守りになる」軽い経済から重い経済へ|THINKpod(2026年9月)
- 2026年9月16日藤野英人「現金3割で、焦って売らない」10万円は2030〜32年に|プレジデント(2026年9月)
- 2026年7月9日藤野英人「現金比率のディシプリンを決めるのが一番」|楽待(2026年7月)
- 2026年2月27日藤野英人「インフレ時代は最低10年続く」|TBS CROSS DIG with Bloomberg(2026年2月)
- 2025年4月23日藤野英人「日経平均10万円は危機感の話」インフレと格差|プレジデント(2025年4月)
- 2025年4月7日藤野英人「経験で語る人の話が役に立たない」トランプ関税ショック|ReHacQ(2025年4月)
半導体・AI4件
政治・政策4件
暴落・リスク2件
為替・円1件
ここに載せているのは、著名な専門家が公開の場(YouTubeの公式チャンネル・記事など)で話した内容の記録と要約です。投資の教科書が特定の銘柄や商品をおすすめするものではありません。見通しは話した時点のもので、外れることもあります。