ハワード・マークスの発言録
ハワード・マークス「関税の行方は誰にも分からない。それでも決める」|オークツリーのメモ(2025年4月)
- だれが
- ハワード・マークス(Oaktree Capital Management 共同創業者・共同会長)
- いつ
- 2025年4月9日
- どこで
- Oaktree Capital(メモ)(記事)
- 元の出演
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- 確認
- 記事で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
関税発表後の急落を受けて公開したメモ「Nobody Knows (Yet Again)」で、マークス氏は今回の事態を2008年の金融危機になぞらえ、頼れる事実も前例もないと述べました。確信を行動の条件にすると何もできなくなるとし、「何もしない」ことも一つの行動だとして、急落時こそ割安なものを探すべきだと書いています。
何を語ったか
- 2008年のリーマン・ブラザーズ破綻後に書いた「Nobody Knows」、2020年のコロナ禍の「Nobody Knows II」に続く題で、今回の関税ショックでは過去80年の世界貿易の常識が覆され、経済への影響はまったく予測できないと述べました。
- 大規模な貿易戦争は現代に例がないので、この問題の専門家はいないとし、予想をするならその予想が当たる確率も考える必要があるが、今は普段よりさらに当たりにくいと書いています。
- 確信を行動の前提にすると身動きが取れなくなるので、確信がないまま決めなければならないとし、ポートフォリオを変えないという判断も、変える判断と同じくらい厳しく吟味すべきだと述べました。
- 関税で期待される効果のうち、貿易赤字の解消などは難しいとし、悪い影響はすぐに出る一方、良い効果は何年もの調整を経て長期でしか出ないだろうとの見方を示しました。
- オークツリーの扱う市場では利回りの上乗せ幅が大きく広がり、有利な投資機会が増えているとし、2008年のメモの結びを引用して「割安なものを探す時だ」と締めくくっています。
原文から
But we also have to bear in mind that deciding not to act isn’t the opposite of acting; it’s an act in itself. (訳)ただし、行動しないと決めることは行動の反対ではなく、それ自体が一つの行動だと心に留めておく必要があります。
この発言の読み方
マークス氏は「下がったから買え」と言っているのではなく、「分からないから何もしない」も一つの賭けになると指摘しています。先が見えない時にこそ、何もしないことを含めて、すべての選択肢を同じ基準で比べるという考え方です。はじめての人は、急落の時に「様子見」を選ぶなら、それも自分の判断だと意識しておくとよいでしょう。
背景
メモはオークツリーの公式サイトで公開されている投資家向けの文章です。長文のため、このページでは要点だけをまとめています。
出典:Oaktree Capital「Nobody Knows (Yet Again)」(2025年4月9日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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