佐々木融の発言録
佐々木融「円は構造的に弱い、2025年は1ドル170円も」|PIVOT(2025年1月)
- だれが
- 佐々木融(ふくおかフィナンシャルグループ チーフ・ストラテジスト(日本銀行、JPモルガン・チェース銀行出身))
- いつ
- 2025年1月2日
- どこで
- PIVOT(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
PIVOTの「2025年超予測」で、佐々木氏は円が4年連続でほぼ最弱通貨になっているのは循環ではなく構造の問題だとし、実質金利のマイナスと対外直接投資による資金流出が続く限り円安は止まりにくいと述べました。2025年は150〜170円のレンジで、170円に届く可能性が高いとの見方です。
何を語ったか
- 主要10通貨の年間の騰落率で、円は2021年から4年連続でほぼ最下位、ドルは2024年に最強通貨だったと示しました。過去にこんなことは起きておらず、円は構造的に弱く、ドルは構造的に強くなっているとの見方です。
- 2024年はFRBが利下げし日銀が利上げしたのに、ドル円は10%以上円安になったとして、金利差でドル円を語るのは短期ではよいが長期では当てにならないと述べました。
- 円が弱い理由の1つ目は、インフレ率より金利が低い「実質金利の大幅マイナス」で、大幅なマイナスは日本だけになったと説明しました。人手不足で賃上げせざるを得ず、インフレ率は下がりにくいとしています。2つ目は企業の対外直接投資で、円安でもなお海外に投資が流れていると述べました。
- 米国の保護主義とIT産業の強さでドルも構造的に強いとし、2025年はドル円が10%ほど上がって170円に届くと見ていると述べました。レンジは150〜170円で、途中で大きく調整する場面もあるとしています。家計の資金が海外に逃げる「キャピタルフライト」が次に起きうる、とも指摘しました。
原文から
円は構造的に弱くなりドルは構造的に強くなってる
この発言の読み方
佐々木氏の主張の柱(実質金利のマイナスと対外直接投資)がまとまって語られた回です。170円の見立ては、米国経済の一人勝ちが続き、日銀が大きく利上げできないことが前提です。実際の2025年は関税ショックなどで円高に振れる場面もあり、本人も4月の回で時期の後ずれに触れています。個人へは、一度にではなく時間を分散して外貨を持つのがよいと述べています。
出典:PIVOT 公式チャンネル「【2025年超予測:ドル円】4年連続最弱通貨/170円到達も/金利差は中長期の相関はない/実質金利大幅マイナス/金利を上げない理由/国内投資が弱い/ドル高構造が続く/介入はやりづらい【佐々木融】」(2025年1月2日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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