投資の教科書

吉野貴晶の発言録

吉野貴晶「次期TOPIXは短期の痛みを伴っても長期では質が高まる」|マネクリ(2026年10月)

だれが
吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
いつ
2026年10月8日
どこで
マネクリ(マネックス証券)(記事)
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掲載日
2026/10/23

日本株長期投資・NISA

10月7日に東京証券取引所が次期TOPIXの新規追加35銘柄と移行措置683銘柄を公表したことを受けた連載記事で、吉野氏は事前のシミュレーションがおおむね的中したとし、約165兆円のTOPIX連動資金による需給の変化に注目すべきだと述べました。移行期間の1年程度は従来のTOPIXより成績が劣る可能性があるものの、長期的には市場代表性と投資可能性が高まり、日本株市場の活性化につながると期待しています。

何を語ったか

  • 次期TOPIXでは10月30日から、市場区分にかかわらず時価総額や流動性で銘柄を選ぶ新ルールが適用され、スタンダード市場やグロース市場の銘柄も組み入れられるようになると説明しました。今回は35銘柄が新規追加、683銘柄が将来除外される可能性のある移行措置銘柄となり、10月末の構成銘柄数は1,669銘柄、移行措置銘柄がすべて除外されれば986銘柄になる計算だと整理しています。
  • 9月2日付の連載で示した追加・移行措置の事前シミュレーションは、今回の公表結果とおおむね一致したと述べました。
  • TOPIXに連動する運用資産は約165兆円と試算され、構成銘柄の変更による需給への影響は無視できないとしつつ、実際の組み入れ比率を決める浮動株比率が公開されていないため、個別銘柄への資金流入・流出の規模を正確に見積もるには限界があると注意しました。
  • 新規追加銘柄は組み入れ前から買われやすく、除外銘柄は外れる前から売られやすいため、入れ替えの過程でTOPIXの成績に下押し圧力がかかる「痛み」があるとし、そのために移行措置銘柄は2028年にかけて四半期ごとに段階的に比率が引き下げられると説明しました。
  • 定期的な見直しで企業には収益力や企業価値の向上、流動性の改善が一段と求められるとし、短期的な需給の影響には注意しながらも、長期的にはTOPIXの質の向上と日本株市場の活性化に期待したいと述べました。

原文から

TOPIXの質の向上と、それを通じた日本株市場の活性化

この発言の読み方

TOPIXに連動する投資信託(NISAの積立でもよく使われます)を持っている人にも関係する話です。吉野氏は、入れ替えの過程では指数の成績が一時的に不利になりうることを率直に認めたうえで、長い目では「日本の株式市場をよりよく映す指数」になるという評価をしています。記事では新規追加銘柄の一覧も示されていますが、これは東証の公表内容の整理で、売買を勧めるものではありません。

出典:マネクリ「【日本株】2026年10月30日から次期TOPIXへ!新規追加35銘柄と株価への影響」(2026年10月8日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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