投資の教科書

吉野貴晶の発言録

吉野貴晶「割安株は財務の健康診断Fスコアで復活組を選ぶ」|マネックス(2026年10月)

動画:マネックスオンデマンド(YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
いつ
2026年10月2日
どこで
マネックスオンデマンド(YouTube)(動画)
元の出演
動画を見る
確認
字幕で確認
掲載日
2026/10/23

日本株金利・日銀長期投資・NISA

9月の定例セミナーで、吉野氏は金利が上がる局面では割安株投資が長期の観点でも有効になりやすいとし、ただ安いだけの銘柄ではなく、業績が悪く放置されていた状態から復活していく銘柄を選ぶ方法として「Fスコア」を紹介しました。財務の9項目のうち7項目以上を満たせば財務面で一定の安心感があるとし、割安株に限らず企業の健康診断として使えると述べています。

何を語ったか

  • 足元のように金利が上がる中では、割安株投資が長期投資の観点からも有効になりやすい状況だと述べました。
  • PBRが1倍を下回る銘柄は割安株と言われるが、業績が悪いために安いのは当然という銘柄もあるので、そこから将来復活していく銘柄を探す「復活Fスコア戦略」を紹介しました。Fスコアは2000年に米国の学者ピオトロスキーが考えた手法で、実際に機関投資家も投資信託の運用などで使っていると説明しています。
  • 条件をあまり厳しくせず、財務の9個の条件をそれぞれ満たすかを点数にする手法で、PBR0.8倍未満・Fスコア9点・時価総額1000億円以上(金融を除く)という条件で銘柄を絞った例を示しました。
  • 9項目のうち7項目以上をクリアすれば財務の観点から一定の安心感が持てるとし、割安株に限らず、自分が注目する銘柄の「健康診断」としてFスコアを使うことを勧めました。
  • 冒頭では、大株主の保有の仕方と株価の関係を検証し、筆頭株主に保有が集中した会社より、株主が分散している会社の方が株価のパフォーマンスがよかったと紹介しました。幅広い株主の意見が経営に届きやすいことが理由の一つだとしています。
  • 最後に、足元の株価チャートが過去のどの局面に似ているかをAIで探し、その後の値動きを参考にする株価予想の考え方にも触れました。

原文から

企業の健康診断として使っていく

この発言の読み方

「安い株を買う」投資は、安いなりの理由がある銘柄をつかむ失敗(いわゆるバリュートラップ)と隣り合わせです。吉野氏は、財務が改善しつつあるかを9つの項目で点検することで、その失敗を減らそうとしています。金利が上がると、将来の利益への期待で買われる成長株より、今の利益や資産に比べて安い割安株が見直されやすい、という前提に立った戦略です。紹介された条件や例は考え方の説明で、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。

出典:マネックスオンデマンド「【財務の健全性を測る指標「Fスコア」で探す割安株】吉野貴晶のデータで読み解く日本株セミナー|2026年9月18日(金)開催」(2026年10月2日公開)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

吉野貴晶の発言をすべて時系列で見る

「日本株」について、ほかのご意見番は