ハワード・マークスの発言録
ハワード・マークス「楽観派が相場を支配している。少し慎重に」|Bloomberg(2026年9月)
- だれが
- ハワード・マークス(Oaktree Capital Management 共同創業者・共同会長)
- いつ
- 2026年9月20日
- どこで
- Bloomberg Television(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
カタール経済フォーラムの会場でブルームバーグの番組に出演したマークス氏は、2022年10月ごろから相場は楽観派に支配され、悪いニュースが軽く流されていると述べました。AIへの熱狂は明らかだが、それが「根拠のない」ものかは誰にも言えないとし、不確かさを認めたうえで投資の形や金額を決めるべきだと話しています。
何を語ったか
- 中央銀行の発信は少ない方がよいとし、FRBが何をするか分からない方が、人々は自分のポートフォリオや事業を打たれ強くするので社会全体の安全が増すと述べました。ふだんは経済に任せ、熱すぎるか冷たすぎる時だけ動く中央銀行を好むと話しています。
- 2022年10月1日ごろからS&P500は2倍以上になり、相場は楽観派に支配されてきたと述べました。楽観派が支配すると、株価は本来の価値に比べて高くなりがちなので、少し慎重になる時期だとしています。
- 楽観の理由として、先進国で一番好調なアメリカ経済、「ほかに選択肢がない」という買い、AIへの興奮、そして2009年3月以来本当に悪い時期がなかったことを挙げました。楽観派は和解の話には喜び、それが破談になっても落ち込まないと指摘しています。
- AIによる雇用への影響については、自分にできることはないと認め、考えすぎないようにしていると話しました。政府には対策を考える作業部会がないとし、AIが人の仕事を代わりにするなら、税金も代わりに払うのかと問いかけています。
- AIだけで事業をする会社は利益の見通しを立てにくく、本来の価値を見積もるのが難しいと述べました。不確かさがあることは投資しない理由にはならないが、それを認めて、どの形で・どれだけ賭けるかに反映させるべきだとしています。
原文から
When the optimists rule prices tend to be high relative to intrinsic value. (訳)楽観派が支配していると、株価は本来の価値に比べて高くなりがちです。
この発言の読み方
マークス氏は相場の天井を予想しているのではなく、「今は楽観に傾いている」と相場の空気を測っています。そのうえで勧めているのは、売り払うことではなく、少し守りを入れることや、何にどれだけ賭けるかを慎重に決めることです。強気の専門家の見方と並べて読むと、同じ相場でも見え方が違うことが分かります。
出典:Bloomberg Television「Howard Marks Flags Uncertainty in AI Investing」(2026年9月20日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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