投資の教科書

井出真吾の発言録

井出真吾「イラン情勢は3つのシナリオ、鍵はホルムズ海峡」|日経CNBC(2026年3月)

動画:日経CNBC 公式チャンネル(YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
井出真吾(ニッセイ基礎研究所 研究理事 チーフ株式ストラテジスト)
いつ
2026年3月22日
どこで
日経CNBC(YouTube)(動画)
元の出演
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確認
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掲載日
2026/10/23

日本株暴落・リスク金・資源

イラン情勢で株価が大きく揺れていた日経CNBCの番組で、井出氏はマーケットにとって一番大事なのはホルムズ海峡を船が安全に通れるかどうかだとし、短期収束・長期化・中東全面戦争の3つのシナリオごとに、業績の見通しと日経平均の居どころを示しました。最悪のシナリオで大きく下がった場合は、長期の投資家にとっては買い時だと述べています。

何を語ったか

  • 日経平均が5万5000円台を回復したこの日の相場について、トランプ大統領が国際的に孤立し始め、中間選挙を控えて早めの停戦に持ち込むのではないかという期待が出たのかもしれないと述べました。それでも2月末の最高値からは半値戻しにすぎず、年金など長期の機関投資家はまだ本格的に買い戻していないとの見方です。
  • シナリオ1は、ホルムズ海峡のエネルギー供給が1〜2か月以内に正常に戻る、もしくは向かう場合です。新年度の純利益は市場予想で17%台の増益が見込まれており、15%程度の増益なら日経平均は5万5000円、その後の上方修正次第で5万8000円回復も見えてくると説明しました。
  • シナリオ2は、半年ほど長引いて中間選挙の前までずれ込む場合で、なんとか2桁の増益を確保できるとしても、日経平均は中央値で5万円、4万6000〜5万3000円が落ち着きどころになると示しました。
  • シナリオ3の中東全面戦争は、サウジアラビアなどが石油に頼らない経済を目指して観光に力を入れていることから、可能性は限りなくゼロに近いと述べました。そのうえで、原油が150ドル前後の状態が続いて2桁の減益になり、PERが13倍まで下がれば3万5000円という計算も示しています。
  • もし最悪の水準まで市場心理が冷え込んだら、長期の投資家にとってはいずれ業績が回復するので、一旦買ってみるという意識でいいと述べました。足元ではイラン情勢で物価対策が先になり、高市政権の成長戦略への期待が後ろ倒しになったとも指摘しています。

原文から

1番肝心なのは僕はホルムズ海峡を船が安全に通れるかどうか

この発言の読み方

不確かな情勢のなかで、井出氏は「どうなるか」を当てにいくのではなく、シナリオごとに業績と株価の目安を並べて、どこまでが説明のつく範囲かを示しました。数字はいずれも「この条件なら」という計算で、情勢次第ですぐに前提が変わると本人も強調しています。ニュースを見るときは、海峡の通行と原油価格がどのシナリオに近いかを確かめると、自分で株価の居どころを考えやすくなります。

出典:日経CNBC 公式チャンネル「【イラン情勢が描く「3つの株価シナリオ」│井出 真吾氏】①短期収束②長期化③中東全面戦争――市場が想定する分岐点/短期収束期待と長期化懸念の行き来が相場を不安定に/原油価格次第で変わる株価レンジ」(2026年3月22日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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