マイク・ウィルソンの発言録
マイク・ウィルソン「次は“ローリング・リカバリー”。新高値は後半に」|Bloomberg(2025年3月)
- だれが
- マイク・ウィルソン(モルガン・スタンレー 最高投資責任者(CIO)兼チーフ米国株ストラテジスト)
- いつ
- 2025年3月20日
- どこで
- Bloomberg Television(YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
S&P500が見通しの下限5,500まで下がった2025年3月、ウィルソン氏はブルームバーグの番組で、関税や財政引き締めなど成長にマイナスの材料を相場が消化しているところだと述べました。調整が順番に進んだように、回復も分野ごとに順番に進む「ローリング・リカバリー」になるとの見方を示し、上半期の新高値は難しいが後半はありうると話しています。
何を語ったか
- 年初の楽観、FRBの利下げ停止、AI投資の持続性への疑問など、短期的に成長にマイナスの材料が重なり、S&P500は自分たちの見通しの下限である5,500に達したと説明しました。政府支出の削減による景気の弱さが経済全体に広がるかどうかで、5,500を割るかどうかが決まるという見方です。
- 前日のFRBの決定(保有資産の縮小ペースを落とした)を受け、成長が悪化すればFRBは素早く動くとの見方を示しました。
- 利益の上方修正の広がりや経済指標の上振れは第4四半期まで改善しないかもしれないが、株は先を読むので、それまで低迷し続けるとは限らないと述べました。調整が分野ごとに順番に進んだように、回復も順番に進むという見立てです。
- 上半期の新高値はおそらく難しいが、2026年を見すえる下半期には十分ありうると述べました。当面は値動きの荒い「トレーディングの相場」で、投資家は焦る必要はないと話しています。ドル安が海外売上の多い米企業の利益を助けるとも指摘しました。
原文から
This is going to be a rolling recovery is my best guess.(今回はローリング・リカバリー〔順番に進む回復〕になる、というのが私の見立てです)
この発言の読み方
関税の発表(4月2日)を前に相場が下げていた時期の発言です。ウィルソン氏は「下がったから買い」とは言わず、利益の上方修正が止まり再び上向くことを、本格的な上昇の条件に挙げています。この後、実際には4月に大きく下げてから急回復しました。彼の見通しを読むときは、株価の水準よりも「利益の修正の向き」に注目すると、考え方の筋が追いやすくなります。
出典:Bloomberg Television「Stocks Are in a 'Rolling Recovery,' Says Mike Wilson」(2025年3月20日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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