投資の教科書

吉野貴晶の発言録

吉野貴晶「2026年の日経平均は高値5万4000円、安値4万9000円」|マネクリ(2025年12月)

だれが
吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
いつ
2025年12月3日
どこで
マネクリ(マネックス証券)(記事)
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掲載日
2026/10/23

日本株長期投資・NISA

連載「吉野貴晶のマーケットクオンツ分析」で、吉野氏はROE(自己資本利益率)とPBR(株価純資産倍率)の関係から理論株価を算出する自身の「PBROEモデル」を使い、2026年の日経平均の想定高値を5万4000円、想定安値を4万9000円と予想しました。年初が安値、年末が高値という上昇トレンドの想定です。

何を語ったか

  • 2014年の「伊藤レポート」で企業が最低限目指すべきとされたROE8%は、日経平均全体を見るうえでも重要な「分岐点」だと述べました。2025年11月末の日経平均の予想ROEは8.86%で、ROEが8%を超える局面で株価の上昇基調が鮮明になり、8%を下回った局面は株価が調整・横ばいになりやすかったと説明しています。
  • ROEが高い企業ほどPBRが高く評価されるという関係を回帰分析で求めると、ROEが1%上がるとPBRは約0.38倍高まるという関係が読み取れるとし、これを「PBROEモデル」と呼んでいます(2004年6月〜2025年11月のデータ、決定係数0.87)。
  • 来年度(2026年度)の2ケタ増益を前提に予想ROEを9.49%とすると、理論PBRは1.57倍で日経平均は4万9,805円となり、年初の水準として年間安値の4万9,000円程度を想定しました。
  • 年末にかけて市場は2027年度の業績を織り込み始め、8%の増益を前提にすると予想ROEは9.62%、理論PBRは1.61倍で日経平均は5万4,731円となるとし、年末の高値として5万4,000円を想定しました。

原文から

年末高値として5万4,000円を想定します

この発言の読み方

これが吉野氏の2026年の出発点の数字です。ROE(企業がどれだけ効率よく稼ぐか)から妥当なPBRを計算する方法で、企業の稼ぐ力が上がれば株価の妥当な水準も上がる、という考え方に立っています。前提は2026年度の2ケタ増益と、その後の増益の継続です。吉野氏はこの後、2026年2月の衆院選のあとに、市場がさらに先の業績まで織り込むとして年末5万9000円台の試算を示しました。同じモデルでも「何年先の業績を織り込むか」で答えが変わる点が、読むときのポイントです。

出典:マネクリ「【日本株】2026年の日経平均はどこまで上がるか?ROE×PBRで読み解く理論株価レンジ」(2025年12月3日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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