投資の教科書

吉野貴晶の発言録

吉野貴晶「戦闘が夏前に終われば年末5万9000円台、長引けば5万5000円台」|マネックスオンデマンドのYouTube動画より(2026年3月)

おことわり:このページは、マネックスオンデマンドがYouTubeで公開している動画をもとに、吉野貴晶氏が動画で語っている内容を投資の教科書がまとめたものです。吉野貴晶氏への取材や寄稿ではなく、ご本人・出演先の媒体とは関係ありません。出典はこのページに記しています。正確な発言は元の動画・記事でご確認ください。

動画:マネックスオンデマンド(YouTube公式)。押すとこのページで再生されます。

米国とイスラエルによるイラン攻撃で株価が大きく揺れていた3月の定例セミナーで、吉野氏は米国が関わった過去の中東での軍事行動を検証し、攻撃が続く間は株価が上がりにくいが、短期で終われば年末にかけて上がる傾向があると述べました。理論株価から、夏前に終わるメインシナリオで年末5万9000円台、長引くサブシナリオで5万5000円台という試算を示しています。

だれが
吉野貴晶(マネックス証券 チーフ・マーケット・アナリスト(2025年9月から。前職はニッセイアセットマネジメント 投資工学開発センター長))
いつ
2026年3月19日
どこで
マネックスオンデマンド(YouTube)(動画)
出典
YouTubeで元の動画を見る
確認
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掲載日
2026/10/23

日本株暴落・リスク高配当・株主還元

何を語ったか

  • 米国が関わった中東での軍事行動として、1991年の湾岸戦争、2003年のイラク戦争(約42日)、2011年のリビア空爆(約7か月半)を取り上げ、湾岸戦争を除けば攻撃の期間中は日経平均が下がっていたと説明しました。開始から10か月後で見ると、短期で終わった2つは上昇、長引いたリビアは上がっていなかったとしています。
  • 米国は11月の中間選挙を控えて長期化を避けたく、イランも孤立して政権の維持が課題になるため、核開発の放棄が落としどころになり、夏前(5月ごろ)に終わるのがメインシナリオだとの見方を示しました。
  • 自身のPBROEモデル(ROEとPBRの関係から理論株価を出す方法)で、市場が2年先の業績まで織り込むなら年末の日経平均は5万9000円台、長期化して1年先までしか織り込まないなら5万5000円台になると試算しました。ただし米中間選挙の前は株価が上がりにくい傾向があるとしています。
  • 東京の桜の開花が早い年(3月19日まで)の4月の日経平均は1990年以降の7回の平均で4.2%上がり、遅い年は平均2.3%下がったという検証を紹介し、暖かい春は消費を通じて景気に良いと説明しました。
  • 10年国債の利回りが東証プライムの平均配当利回りを上回ったが、そうした局面でも配当利回り4%以上の銘柄は市場平均を上回ってきたとし、配当利回りと、自社株買いも含めた「総還元利回り」を組み合わせて長期で選ぶ方法を紹介しました。

原文から

理論株価に注目というところだと思っています

この発言の読み方

吉野氏は、先の読めない出来事でも「過去の似た局面でどうなったか」を整理し、理論株価という物差しで落ち着きどころを示しています。メインシナリオの前提は戦闘が夏前に終わることで、長引けば5万5000円台に下がるという条件付きの見通しです。過去の例はわずか3つで、毎回同じになるとは限らない点も押さえておく必要があります。

出典:マネックスオンデマンド「【イラン攻撃と株価の行方は?】16年連続No.1クオンツアナリストが語る日本株市場|2026年3月13日(金)開催」(2026年3月19日)

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