愛宕伸康の発言録
愛宕伸康「日銀は10月見送り、円安が進めば12月利上げの確率高い」|トウシル(2025年10月)
- だれが
- 愛宕伸康(楽天証券経済研究所 所長 兼 チーフエコノミスト(日本銀行出身))
- いつ
- 2025年10月31日
- どこで
- トウシル(楽天証券・YouTube)(動画)
- 元の出演
- 動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
日銀が10月の金融政策決定会合で利上げを見送ったことを受け、愛宕氏は高市新政権の所信表明演説を読み解きました。名目成長で債務の比率を下げる方針はインフレの継続を前提にしており、インフレリスクと長期金利の上昇に注意が必要だと述べ、円安が進めば12月利上げの確率は高いとの見方を示しました。
何を語ったか
- 日銀法第4条(政府との連絡・意思疎通)に触れ、新政権の発足直後で外交日程も多く、十分な意思疎通ができなかったことが現状維持の背景にあったのではないかとの見方を示しました。
- 高市首相の所信表明演説にある「成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑える」方針について、2023年以降の名目GDPの伸び(平均4.3%)は、実質の伸び0.9%とGDPデフレーター3.4%に分けられると説明しました。実質の伸びは潜在成長率(1%弱)に縛られるため、名目の高い伸びを保つにはインフレが続く必要があると述べています。
- 物価高対策の多くは需要を増やす方向の政策で、かえってインフレを長引かせかねないと指摘し、長期金利は下がるより上がる方向を見ておいた方がよいと述べました。
- 為替は1ドル154円台で、過去の利上げ時と近い水準だと説明しました。155円、160円と円安が進めば12月利上げの確率は非常に高くなるとし、ふつうに考えれば1月が視野だが、為替しだいで12月もありうるとの見方です。
原文から
12月利上げを見ていただいた方がいいな
この発言の読み方
愛宕氏は「為替そのものを理由に日銀は動かないが、実態として円安は効いている」という立場をくり返しています。この回の12月利上げの見立ては、政権との意思疎通が図られることと、円安が進むことが前提です。円安が落ち着けば時期は後ろにずれる、という条件つきで読むのが大切です。財政拡張がインフレを通じて金利を押し上げるという筋道は、この後の回でも中心になります。
出典:トウシル [楽天証券]「日銀、10月は利上げ見送り~高市新政権との付き合い方~ (愛宕伸康)【楽天証券 トウシル】」(2025年10月31日)
このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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