投資の教科書

愛宕伸康の発言録

愛宕伸康「イラン情勢でも日銀は即利上げではない」|トウシル(2026年3月)

動画:トウシル [楽天証券](YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
愛宕伸康(楽天証券経済研究所 所長 兼 チーフエコノミスト(日本銀行出身))
いつ
2026年3月4日
どこで
トウシル(楽天証券・YouTube)(動画)
元の出演
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確認
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掲載日
2026/10/23

金利・日銀暴落・リスク景気・インフレ

米国とイスラエルによるイラン攻撃と、ホルムズ海峡の封鎖発表でマーケットが荒れた直後の回です。愛宕氏は2003年のイラク戦争時の日銀の対応を参考に、市場が不安定になれば国債買い入れの減額を一時止めることもありうるとしたうえで、原油高にはすぐ利上げで応じるのではなく物価の基調への波及を見極めるだろうと述べました。

何を語ったか

  • 10年金利の水準は過去の動き(トレンド)に強く影響される一方、変化幅は前の期の変化とほぼ無関係で、新しいニュースで動くという統計の特徴を自身で検証して示しました。
  • 2003年のイラク戦争開戦は福井総裁の就任日と重なり、日銀は臨時会合で潤沢な資金供給を表明したと紹介しました。今回も市場が荒れ続ければ、正常化の一環で進めている国債買い入れの減額を一時停止することがあってもおかしくないとの見方を示しています。
  • 当時はデフレ懸念が強かったのに対し、今はインフレ懸念が強く、原油高がスタグフレーション(景気後退と物価高の同時進行)を招くリスクは格段に大きいと述べました。
  • 3月2日の日銀副総裁の講演を引き、供給ショックには段階を追って物価の基調への影響を見極めて動くのが原則だと説明しました。ただ日銀は1月の展望レポートで円安が物価の基調を押し上げるリスクに触れており、意外と早く上振れと判断して4月利上げの可能性が高まるかもしれないとも述べています。

原文から

もう即利上げということではない

この発言の読み方

有事のときに中央銀行が何を優先するか(まず市場の安定、物価は段階的に見極め)を、過去の例と日銀幹部の発言から整理した回です。愛宕氏は「4月利上げの可能性が高まる」とも述べていますが、これは原油高が物価の基調に及ぶと日銀が判断した場合の話です。実際の判断は原油相場と中東情勢しだいだと本人も強調しています。4〜6月は長期金利が上がりやすい傾向(アノマリー)があるとも指摘しています。

出典:トウシル [楽天証券]「イラン情勢悪化で日銀の利上げどうなる?~イラク戦争の経験と長期金利~(愛宕 伸康)【楽天証券 トウシル】」(2026年3月4日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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