投資の教科書

愛宕伸康の発言録

愛宕伸康「日経平均は名目GDPと連動してきたが、最近は上に行きすぎ」|トウシル(2026年6月)

動画:トウシル [楽天証券](YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
愛宕伸康(楽天証券経済研究所 所長 兼 チーフエコノミスト(日本銀行出身))
いつ
2026年6月10日
どこで
トウシル(楽天証券・YouTube)(動画)
元の出演
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確認
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掲載日
2026/10/23

日本株米国株暴落・リスク

日経平均が6月3日に6万8402円の高値をつけた後、約4000円調整した局面で、ふだん株の話をしない愛宕氏が株価水準を検証した回です。日経平均は名目GDPとほぼ連動してきたものの最近は大きく上振れしているとし、その理由として米ナスダックの影響と期待成長率の高まりを挙げました。1989年のバブルとは違うとしつつ、調整のリスクは意識しておくべきだと述べています。

何を語ったか

  • 調整のきっかけとして、米国の半導体関連のブロードコム株の急落に触れたうえで、米5月雇用統計が強く(非農業部門雇用者数17万人増)、FRBが利下げではなく利上げに向かうとの見方が強まったことを挙げました。自身もFRBは利下げしにくく、利上げになるのではないかと考えていると述べています。
  • 1994年以降の日経平均と名目GDPを並べると、両者は同じように動いてきたと説明しました。1〜3月期の名目GDP(約675兆円)と3月末の日経平均(約5万1000円)は整合的に見えるが、その後の株価の急騰で上に大きく離れたとしています。
  • 上振れの理由の1つ目は米国株の影響で、ナスダックと日経平均の相関は最近0.9を超えていると紹介しました。2つ目は、株価の理論モデル(配当割引モデル)で見ると、期待成長率がわずかに上がるだけで株価は大きく上がる計算になることだと説明しています。
  • 1989年のバブル期はPERが60〜70倍、PBRが4〜5倍だったのに対し、今はPER16〜18倍、PBR1.5〜2倍ぐらいで、同じ話をするのは無理があると述べました。そのうえで、長期の投資家は下がったら買うぐらいの落ち着いた見方でよく、短めの投資家は分散やヘッジを考える局面だとしています。

原文から

明らかにGDPよりも株価の方が上に行っちゃってる

この発言の読み方

「バブルか、実力どおりか」という議論に、名目GDPという物差しを当てた回です。愛宕氏は、インフレと実質成長で説明できるのは5万円台までで、それ以上は米国株の影響と成長期待の上乗せだと整理しました。期待は変わりやすいので、期待で説明できる部分は調整も起きやすい、という読み方ができます。売買を勧める内容ではなく、自分の投資期間に合わせてリスクを考えるよう促しています。

出典:トウシル [楽天証券]「“ちゃんと”連動していた日経平均株価と名目GDP。でも、最近の株価上昇は行き過ぎ?(愛宕 伸康)【楽天証券 トウシル】」(2026年6月10日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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