ハワード・マークスの発言録
ハワード・マークス「楽観が優勢。利下げする理由は見当たらない」|Barron'sのYouTube動画より(2026年6月)
おことわり:このページは、Barron'sがYouTubeで公開している動画をもとに、ハワード・マークス氏が動画の中で語っている内容を投資の教科書がまとめたものです。ハワード・マークス氏への取材や寄稿ではなく、ご本人・出演先の媒体とは関係ありません。出典の動画はこのページに記しています。正確な発言は元の動画でご確認ください。
- だれが
- ハワード・マークス(Oaktree Capital Management 共同創業者・共同会長)
- いつ
- 2026年6月12日
- どこで
- Barron's(YouTube)(動画)
- 出典
- YouTubeで元の動画を見る
- 確認
- 字幕で確認
- 掲載日
- 2026/10/23
米バロンズの番組で、オークツリーの親会社ブルックフィールドのブルース・フラット氏と出演したマークス氏は、2022年10月ごろから相場では楽観が優勢で、何をするにも「楽観が弱まった時にどう備えるか」を考えておくべきだと述べました。経済は好調で刺激は要らないとし、利下げする理由は見当たらないとの考えを示しています。
何を語ったか
- 2〜4年先の株式市場を考えるうえで一番大事な指標は、相場が楽観と悲観のどちらに動かされているかだと述べました。楽観が優勢な時は本来の価値に比べて値段が高くなり、その後のリターンは平均より低くなりやすいとしています。
- 2022年10月1日ごろから楽観が優勢で、その間にS&P500は2倍以上になったと指摘し、大型の新規上場が出てくるのも楽観の表れだと述べました。そのうえで「楽観が弱まった時にどう備えるか」を常に頭に置くべきだとしています。
- 信用市場は2009年3月の底から17年近く好調が続き、借りやすく、恐れや疑いが薄れて審査も甘くなりがちだと述べ、だからこそ顧客のために高い基準を守る必要があると話しました。
- FRB議長に何をすべきか指図するつもりはないとしたうえで、経済は好調で刺激は必要なく、インフレの再燃を許したくないので、利下げより利上げの理由の方があると述べました。
- AIへの不安からソフトウェア企業への融資が心配されている点については、心配が広がっているだけで実際の経営難は急増しておらず、悲観は行き過ぎだろうとの見方を示しました。金利が下がり続けた時代は借金を使った投資が報われたが、これからは妥当な値段で買い、事業の価値を高める「持ち主の考え方」が重視されるとしています。
原文から
I don't see any reason to cut rates. (訳)利下げする理由は見当たりません。
この発言の読み方
マークス氏は相場の下落を予想しているのではなく、「今は楽観が優勢な時期」と空気を測り、備えを忘れないよう求めています。利下げに否定的なのは、好調な経済にさらに刺激を与えるとインフレが再び強まりかねないという考えからです。オークツリーは社債や融資の投資が中心の運用会社で、信用市場についての発言はその立場を踏まえて読む必要があります。
背景
対談相手のブルース・フラット氏の発言は、この記事には含めていません。
出典:Barron's「Catching Up With Power Investors Howard Marks and Bruce Flatt | At Barron's」(2026年6月12日)
このページは、YouTubeで公開されている動画の中での発言を、投資の教科書が要約したものです。ご本人への取材や寄稿ではありません。正確な言い回しは元の動画でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。
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