投資の教科書

井出真吾の発言録

井出真吾「7万2000円はバブルではないが前のめり、ガラスの水準」|テレ東BIZ(2026年8月)

動画:テレ東BIZ ダイジェスト(YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
井出真吾(ニッセイ基礎研究所 研究理事 チーフ株式ストラテジスト)
いつ
2026年8月18日
どこで
テレ東BIZ ダイジェスト(YouTube)(動画)
元の出演
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確認
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掲載日
2026/10/23

日本株暴落・リスク半導体・AI

テレ東BIZの「月曜マネーLIVE」で、井出氏は日本企業の業績はものすごく良く、今年度は2割以上の増益が見込まれるとして、7万2000円は決してバブルではないと述べました。一方で、来年度の増益まで先取りした前のめりな水準で、ちょっとした出来事に崩れやすい「ガラスの7万2000円」だと表現し、急落した場合は買いでいいとの考えを示しています。

何を語ったか

  • 決算発表が一巡した3月決算企業の純利益は、今年度20%以上増え、来年度も2桁の増益が見込まれており、見通しどおりなら7期連続の最高益になると説明しました。1か月前と比べて上方修正した企業が7割ほどあり、例年と比べても多いとしています。
  • 業績とPERの組み合わせでは、来年度の増益まで織り込めば7万2000円は標準の範囲に入り、バブルでも何でもないと述べました。ただ、まだ始まってもいない来年度の増益を今の時点で完全に織り込むのは前のめりで、ちょっとした出来事に脆い「ガラスの7万2000円」だと表現しています。年内に9万円まで行くとすれば、それはバブルで、長続きしないとの見方も示しました。
  • 株の益利回りから長期金利を引いた「イールドスプレッド」は、長期金利が30年ぶりの水準に上がったことでマイナス2%台まで下がっていると説明しました。過去にこの指標が最低水準まで下がったのは、令和のブラックマンデーやディープシーク・ショックの直前で、今もいつ何が起きてもおかしくない状態だとしています。
  • AI・半導体が主役であることは変わらないとしつつ、素材や自動車、銀行など金融も魅力的で、もう少し「全員野球」的な相場になるのではないかと述べました。日本のAI関連は製造装置や部材などの「つるはし銘柄」が多く、アメリカで急落があっても回復しやすいとしています。
  • アメリカの大型ハイテク株ばかりが上がる状態は2020年ごろから「おかしい」と言われてきたが、差は開き続けており、バブルでも異常でもなく構造の変化だと述べました。ショックが起きた場合の個人投資家の行動としては、基本は買いでいいと考えています。

原文から

ガラスの7万2000円って言ったらいいのかな

この発言の読み方

井出氏は「業績は強い」と「株価は前のめり」を同時に語り、その差を「ガラス」という言葉で表しました。業績が見通しどおり伸びれば、前のめりな株価にも後から中身が追いつきますが、その前に何かのきっかけで急落する可能性もある、という見方です。イールドスプレッドの低さは、すぐに下がるサインではなく「崩れやすさ」の目安として使われている点に注意して読む必要があります。

出典:テレ東BIZ ダイジェスト「日経平均7万2000円の条件と「脆弱」な相場の罠/暴落に備える「買い下がり」戦略と注目セクター【井出真吾/月曜マネーLIVE】」(2026年8月18日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

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