投資の教科書

木野内栄治の発言録

木野内栄治「8月の底は本物ではない、AIは最大半年の調整」|PIVOT(2026年8月)

動画:PIVOT 公式チャンネル(YouTube公式)。再生ボタンを押すと、このページで再生されます。
だれが
木野内栄治(大和証券 チーフテクニカルアナリスト(テーマリサーチ担当))
いつ
2026年8月18日
どこで
PIVOT(YouTube)(動画)
元の出演
動画を見る
確認
字幕で確認
掲載日
2026/10/23

半導体・AI為替・円金利・日銀

月2回に増えたPIVOTの番組の初回で、木野内氏は8月の先物・オプションの清算の週の反発は本格的な底ではなく、底入れは10月初めか年末になりそうだとの見方を示しました。メモリー各社の決算やAIサーバーの出荷から、NVIDIAの新製品の立ち上がりの遅れでAI関連の景気が最大半年ほど鈍る可能性があるとしつつ、AI相場そのものは長期で心配していないと述べています。

何を語ったか

  • 8月の清算の週から株価は反発したものの、オプションのヘッジが大きく積み上がっていなかったことや、騰落レシオが十分に下がっていないことから、本格的な底ではないと述べました。TOPIXの連騰が8日で止まったことも、戻りが限られるサインだとしています。
  • AIの相場は長期では全く心配していないとし、過去の大きなイノベーションの相場は20年ほど続いたこと、日米の設備投資の即時償却が2030年ごろまで続くこと、2027年はアメリカの大統領選挙の前年であることを理由に挙げました。
  • 一方、アメリカでは夏に若年層の失業率が悪化しており、AIがホワイトカラーの仕事を置き換える動きがすでに始まっていると指摘しました。家賃の改定が進む夏以降はアメリカの物価が落ち着くとし、財務長官が長期金利を下げようと動き始めているとの見方を示しています。
  • アメリカの政策金利が下がると日本株は下がりやすいという関係や、2回目の為替介入、熊本の地震に伴う資金の国内への戻しなどから、円高が進むリスクがあると述べました。円高の場面では食品や小売が強くなりやすく、日銀の利上げと量的引き締めは銀行株には良くても日本株全体には良くないとしています。
  • メモリー各社の決算で予想に届かない数字が出たこと、日本の電子部品の生産統計の落ち込み、台湾のAIサーバー大手の出荷の伸び悩みから、NVIDIAの新製品「ルービン」の出荷が遅れているとみて、データセンター関連の輸出にも波及しかねないと述べました。最大で年末までの半年ほどの調整を考えておけばよく、底は中間選挙の1か月ほど前の10月初めか、クレジットの問題が出れば年末になるとしています。

原文から

最大半年の調整で考えていいかなとは思ってます

この発言の読み方

木野内氏は、決算発表だけでなく政府の生産統計や台湾企業の月次売上まで細かく追い、AIの需要そのものではなく「新製品への切り替えに伴う谷」が起きていると読みました。本人はこれを毎回起きることとしつつ、今はデータセンター投資が世界の景気を支えているため、いつもより影響が大きいと見ています。新製品の量産が順調に立ち上がったと分かれば、調整は早く終わる可能性があります。

出典:PIVOT 公式チャンネル「【日本株はさらに下がる?】木野内栄治の最新相場解説/底打ちは10月or年末/相場の悪材料:FRB利下げ・日銀利上げ・円高/NVIDIA新製品発売で業績が悪化/来年は日経平均9万円超【マーケット超分析】」(2026年8月18日)

このページは、出演・発言の内容を投資の教科書が要約したものです。正確な言い回しは元の動画・記事でご確認ください。引用は内容を示すのに必要な短い範囲にとどめています。発言の記録であり、特定の銘柄や商品の売買をおすすめするものではありません。

木野内栄治の発言をすべて時系列で見る

「半導体・AI」について、ほかのご意見番は